ワイエスな萩

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実は昨日まで山口県に滞在していた。そして雨の萩を訪ねた。城下町全体がしっとりとした静寂につつまれ、なんとも言えない情緒に溢れていた。いたる所に土塀や板塀がめぐらされ時代劇のセットさながらだ。それらは保存の対象であり、記念館などになっているところもあるが、普通に人が生活しているところも多い。これがすごい。「明治維新なんてほんの数年前のことさ」といった感じさえしてくる。写真を撮ったこの家だが、「廃屋か?」と思って近づいてみると、ガラス窓の向こう側に洗濯物が干してあったのには驚いた。唐突にアンドリュー・ワイエスの画を想った。

【余談】僕はアンドリュー・ワイエス(Andrew Wyeth)というアメリカの画家が好きで、彼の作品(2本マストの帆船の絵)のコロタイプ複製を部屋にかけている。彼は経年変化の美しさをとても大切にする人で、作風はまるで日本の墨絵の手法で描いたかのように渋い。見ていると気分が落ち着いてくる。

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いつもながら、日常的風景からの切り取りが見事ですね。ややもすれば見落としてしまうような何気ない風景の一角を水彩画の淡いタッチで写されていらしゃいますね。

余談ながら、Andrew Wyethという画家のことは今回初めて知りました。どんな作風か気になって早速インターネットで検索したところ、「なるほど・・・・・」と合点がいきました。この画家の作品をもっと見てみたいと思って検索を続けていましたら、ナント驚いたことに、私の住んでいる町の市立美術館で「アンドリュー・ワイエス水彩画展」が開催されているではありませんか。こんどの日曜日が最終日となっているではありませんか。明日にでも早速見に行こうと思います。Andrew Wyeth のことをお書きくださっていてホントによかったです。新しい発見です。ありがとうございました。

うわっ「アンドリュー・ワイエス水彩画展」ですか〜。私も見たいですね〜。余談ですが、アンドリューの父も有名な挿絵家でしたし、息子もいまや有名な画家(黒革ジャンに黒サングラスのロッカーを油絵具で描いたのなんか、私もかなり好きです)。この人達は血統で描いているようなところがありますね。ワイエス展をご覧になりましたら、また、感想などお聞かせください。
ご訪問ありがとうございました。

「Andrew Wyeth水彩画展」、行ってきました。閉館30分前に滑り込みで入館、でも半時間でもゆっくりと見れました。閉館まぎわで人が少なかったのでヨカッタです。グラデーションが見事というほかありません。光と影の描写が抜群、写真のような水彩画とでも申しましょうか。「風景の切り取り」が写真に通じるものがあると強く感じました。それにしても、ほんとうに陰の描写にリアリズムとリリシズムが満ち溢れていました。残念ながら、「帆船」の絵は展示されていませんでしたが・・・。

ワイエス展の感想をありがとうございます。FrameDustさんがおっしゃっているように、僕も、ワイエスの画に、写真のレンズを通したような印象を受けます。なんだか画が写真的ですよね。変な言い方ですが…。

ワタシの撮る駄写真のフレームは文字どおり埃(ホコリ=Dust) まみれ (^^; ですが、ワイエスの水彩画は、ニューイングランドという土地柄か清楚な感じを受けます。

今日は家人の所要で、ホコリをまきあげて「ワイエスな日帰りドライヴ」で播州平野の奥まった所、但馬山地の麓まで行ってきました。その行程を絵日記風に仕上げてみました。ご覧ください。
http://page.freett.com/framedust/higaeridrive/Wyeth%20Driving%20Day.htm

FrameDustさん
ウェッブ形式でのご報告ありがとうございますm(--)m
様子がよ〜くわかりました。ワイエスの画ですが、一番左側のは初めて見ました。すごく良いですね〜。もしやこのワイエス展、他の場所に移動するのでしょうか?
あ、東京では、大丸デパートでハーブ・リッツ展をやっていたはず。かわりにこれでも観に行ってきます(^^;

先日、ワイエス的という所感をコメントさせていただきました。ぼんやりと拝見していましたら、こちらにもワイエスの事が書いてあったのですね。
こちらの風景がワイエスを彷彿とさせるというコメント、意外でした。私の中ではワイエスは、枯れた草、もしくは漆喰のような画面×錆(びた物達)といったイメージだったものですから
ワイエスの作品はいわゆるアメリカ的な感じがせず(この表現正しいのか謎ですが…)、好きです。
静謐でいて、何かを感じさせるような画画に、masaさんとの作品に共通するものを感じます。(あと錆の具合とかでしょうか)

>flat-wellさん
こんばんわ。こんな昔のエントリーまでご覧いただくとは思いませんでした。いまになって読んでみますと、自分で書いておきながら、赤面する部分があります。おっしゃいますように、ワイエスの画は、こんなに青々とした緑などとは無縁ですよね。このときは、風化した板壁と瓦に、ワイエスの匂いを感じたのだと思います。ワイエス、特にアンドリューの画は、仰いますように静謐で、どちらかと言うと淡泊で、日本人の感覚に受け入れられやすい面があるように思います。画と写真の違いはありますが、やはり感覚的なところで、影響は受けているような気がします。



ninepeace.jpg




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