淡路町の赤ひげ歯科

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医院というものは、通常、一見しただけでそれと分かる。が、この淡路町にある歯科医院は、うっかりするとそれと気づかずに通りすぎてしまう。通りかかった時は、もう暗かったせいもあって「随分と沢山の鉢を並べたしもた屋だな」としか思わなかった。なにしろ町屋の定番・モルタル仕上げの看板建築。歯科医院だなんて想像もできなかった。題材としては完全に僕好みなので、立ち止まり、レンズを向けようとして初めて歯科医院であることが分かった。よく見れば、ガラスの裏側から堀越歯科と金文字で書かれている。渋い。古いガラスを通して見えるツバの広い帽子も味があり興味を引く。この歯科医師、きっと高齢の頑固一徹者で、家族からは「うちの変わり者」と呼ばれているに違いない。でも、そんな性格だから治療に手抜きはない。患者さんからの信頼は厚く、遠方から電車を乗り継いでわざわざやって来る人もありそうだ。それにしても、この大きな帽子は誰がかぶるのだろう。老医師が、軒先に並べた鉢の手入れするときにでもかぶるのだろうか。そして、堀越歯科の文字を紙で隠していた跡があるのはどういうことなんだろう。休診の知らせでも貼ってあったのだろうか...。

【場所】千代田区神田淡路町2丁目あたりです。
【参照】当サイト内の関連記事「大横丁の看板建築」です。

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masaさん、こんにちは。「masaさんの『神田の古老家屋』(2007年04月07日)からやってきました、wakkykenです」・・・、思わず、こんな書き出したになってしまいました〜(^^;;。以前も書かせていただいたことの繰り返しになりますが、 この時期は、どちらかというと「ご近所とその周辺地域」を中心に散策されていて、初期の文体も違います。ひさしぶりに初期のエントリーを拝見させていただき、たった2年半前にもかかわらず、なんだか歴史を感じてしまって・・・ジ〜ンとしています(僕がジ〜ンとしてドウスル!、なんですけど・・・)。

>wakkykenさん
こんにちわ。約2年後からタイムマシンでお越しいただき、ありがとうございます。昔のエントリーって、こうして後日、自分で読むと、気恥ずかしいものがありますね。
この頃は、まだ街の物撮りって感じが強かったですね。その後、wakkykenさんとやり取りさせていただくようになり、徐々に、興味の中心が、物から空間へと移っていったように感じています。ほんとに、お陰様で…という気分です。
ところで、こちらの歯科医院ですが、後日、女医さんであるご主人とお話させていただいたことを思い出します。

後日、女医さんであるご主人とお話させていただいたことを思い出します>masaさん。ということは、女・赤髭だったわけですね〜。ツバの広い帽子も、夏の外出用だったのかな。

>wakkykenさん
そうなんです。女性赤髭でした。我が家に隣接していた歯科学校のご卒業だそうです。そして、その方ご自身も仰ってました。「私の診療は赤髭スタイルよ」と…。帽子は、夏の水やりの際などにかぶる…と仰ってました。ご高齢でしたが、すごくシッカリしていらしゃいましたよ。その後どうなさっているのか?と思いますね〜。



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