旧東片町の中澤装芸

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この建物は、東大農学部前から白山上交差点へと向かう国道17号線[旧中山道]沿いに建っています。国道17号などと言うと、さぞ広い道路のように聞こえますが、実際には、片側1車線のごく普通の町中を通っている道です。そして、この道が、学者町である西片町と商人職人の町である旧東片町[向ヶ丘]をくっきりと色分けしています。実際に歩いてみると、かなり均一化が進んではいますが、その名残はいまでも十分に感じられます。この建物も、その違いを感じさせる一例と言ってよいでしょう。元々看板建築だったものを、補修の際にトタン板で全体を覆ってしまったようです[また、両側から確認しても、オリジナルの屋根のうえをまたぐようにして、もうひとつ屋根をかぶせたようにも見えます]。そばで見ると、かなり大きなトタンの塊で、結構な迫力があります。それだけでも目を引くのですが、そこに、すっきりとしたちょっと古風なイメージの看板が掲げられています。これが実に気になるアクセントになっています。もしかすると、これがなかったら写真を撮らなかったかもしれません。そこには「大工業 中澤装芸」と書かれています。なるほどね、この古い建物がくっきりとした輪郭を保って今日までもっている理由は、ここにお住まいの方の職業にあるのかもしれませんね。

【場所】文京区向ヶ丘1丁目あたりです。
【余談】世の中み〜んな「工務店」の看板を掲げるなか、堂々と「大工業」ってところがすっかり気に入っちゃいました。さすが東片町かな?と...。

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ルネ・マグリット !!  昼と夜が同時に写し出されたような作品ですね。 この時刻狙い撃ち。

>いのうえsan
コメントをありがとうございます。なんだか、いのうえさんは、僕が見えていな所を発見してくださいますね。
そうか〜、そういう発想のしかた・見かたも引き出しに入れておきます。



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