海を望む丘のうえで

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黄波戸は、海辺から小高い山の中腹にかけて家が点在する村で、その中腹、村としては一番高い位置に、山陰本線の駅があります。本線とはいっても単線です。電車も1時間に上り下り各1本が停まるだけの鄙びた無人の駅です。
その駅の正面にこの建物がたっています。倉庫のようですが、古く、もう傾いています。表面の板は、潮風と雨に晒され、太陽に焼かれ、相当に経年変化が進んでいます。しかし都会のそれとは違い、すすけていません。黒ずむのではなく、かぎりなく白に近づいていっているようです。この写真を撮っているときには気づかなかったのですが、こうして写真にして見ると、小屋に打ちつけられた板や傍らの老木、ちょっとした丘になった草地などの表情、そしてそれらの色調が、なぜか日本の田舎らしく見えません。僕には、アメリカの画家アンドリュー・ワイエスが、海を望む丘のうえで描いた風景に重なって見えるのですが…。

【場所】山口県大津郡日置町あたりです。

コメント(2)

下から見上げるアングルいいですね。 小屋の中にはワイエス自身が生前隠していた 秘蔵の絵がたくさんあったりして・・・  それと単線の挿入写真も素敵ですね。 一人旅したくなりました。

>いのうえsan
コメントをありがとうございます。
見上げたアングルのせいで、小屋の傾きがかなり矯正されてしまいました(^^; 確か、ヘルガを描いた絵の大半は、彼の死後発見されたんですよね?



ninepeace.jpg




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