2005年5月アーカイブ

南国系浅草

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浅草というと、つい「別格」という文字を思い浮かべてしまいますが、この通りは「格別」が適切かな?という感じです。
ここは初音小路(谷中にもありますね)と呼ばれる通りです。この日は、陽射しの強い夏日でした。が、この通りは上空が藤棚になっていて、強い陽射しが遮られています。歩いていると汗ばんでくるほどの日でしたが、このトンネルに入ると、ヒンヤリとした空気が汗ばんだ肌に心地よく、藤棚を通して差す光も涼しげで、とても良い気持ちです。しかも、なんとなく、南の島にあるローカル専門のモールなどを想わせます。
両側ともに軒を連ねているのは飲み屋さんばかりで(と思う)、昼間は休業状態。人通りもなくがら〜んとしています。それも涼しさを増しているのでしょうが、この環境を遊ばせておくのはちょっと勿体ない話です。ここにカフェでもあったら、確実に椅子に腰を下ろし、しばらく休んでいたのは間違いありません。

【場所】台東区浅草2丁目あたりです。

銀座のベロタクシー

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昨日、一瞬、銀座へ。4丁目の交差点に、こんな人力のチャリタクシーが停まって客待ちをしていました。時間がなく、詳しいことは聞けませんでしたが、この周辺を2台が流しているそうです。最近、人力車は結構目にしますが、この自転車を改造したようなタクシーは初めて見ました。前から見るとこんな感じです。
これ、Velotaxi (ベロタクシー)という代物で、ネットで調べてみると、1997年にベルリンで誕生し、日本では2002年に京都で初めて走行を開始した、とあります。愛・地球博会場でも使用されているとか…。すでにいろんなメーカーが製作してるんですね。これけっこう楽しい感じですね。ひとつ物知りになりました(^^;

■Velotaxi Japan サイト:http://www.velotaxi.jp/rahmen.php

【場所】中央区銀座4丁目です。

早朝の仲見世

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今日も昨日に引き続き、早朝の浅草の風景です。なにしろ、早朝7時頃に浅草に居るなんてことは、滅多にないことです。この際「撮れる所はとりあえず撮っておけ」とばかりに、江戸消防記念会の動きを気にしながらも、できるだけあちこちにカメラを向けてきました。これもそのうちの1枚で、写真に付加されているExif情報によれば、午前7時35分に撮ったものです。
まだ両側の店舗は開店しておらず、シャッターが下りていました。シャッターには、浅草の行事や日本の風物をモチーフにしたイラストが描かれています[写真1][写真2]。これは東山魁夷さんの監修によるものだそうです。これも、店舗が開店すると見られませんからね。
しかし、何と言っても、ここで目を惹くのは、直線で伸びる道とその上に通された照明用のフレームです。このフレームの存在には賛否あるでしょうが、このお陰で遠近感が強調され、仲見世が無限につづいているような錯覚を起こさせます。しかも、なんとなくSF的な感覚で…。ここを見ても、やはり、浅草って異空間ですね。

【場所】台東区浅草2丁目あたりです。

早朝の花やしき

浅草には、これまでに何度が行ったことがありましたが、早朝に訪れたことはありませんでした。ところが、先日の江戸消防記念会の行事は、集合が午前8時前後です。その行事を最初から見届けようと思えば、その前に浅草に居なくてはいけません。ということで、この日、僕は朝7時10分頃には浅草に到着していました。
その頃は、さすがに鳶の姿もまばらで、観音裏の広場でテントの設営作業などが仕上げ段階に入ったところでした。その設営にあたっている人に聞くと、最終的に消防記念会の面々が雷門前に集合するのが8時半から9時頃になるだろうということです。
そこで、折角こんなに朝早く浅草に居るのだから、周辺の様子も見てみようと思い、花やしきの方に向かって歩いてみました。すると、ここが浅草か?と思うほど人気がなく、通りは閑散としています。そうでなくても広い道幅がますます広く感じられ、交差点などは広場のように感じられます。周囲を見回すと、普段見慣れない形の建物や構造物が並び、全く違う世界に踏み込んだような気がしてきます。またはゴーストタウンにでも居るような…。
それでも、2、3分にひとりくらいの人通りがあります。しかし、犬を散歩させている人以外は、どうしてこの時間にここを歩いているのか、微妙に想像もつきません。ここは物事の次元が違います。不思議な町ですね。

【場所】台東区浅草2丁目あたりです。

浅草新風景

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浅草観音で行われた消防殉職者慰霊祭を観た後に、最近の浅草はどうなっているのかと思い、田原町まで歩いてみました。この辺りを歩くのも、もう十数年ぶりのことですが、相変わらず濃い町でした。こんなに強いアク感じさせる町というのは他に知りません。古くからの庶民の芸能や歓楽の町という伝統が、町のつくりや人の気風のなかに、根強く生ているのを感じます。これには一種の感銘を受けます。この町は違います。
しかし、そんな古い町にも、新風は吹きはじめていました。古びた飲食店の並ぶ路地に、突然に、外壁を派手な黄色に塗った建物が現れました。浅草ですから、これが表通りであれば別に驚くことでもありません。が、これは田原町との間あたりの裏通りです。やはり「ええっ」と思わされまれます。そして、もっと驚いたのは、その手前に見えるANEJO(アネホ)というお店の存在でした。これはどう考えても原宿や代官山といった感覚のお店です。周囲からは浮き上がった存在に感じます。若いご主人に話しを聞くと、去年の10月に、3階建ての古屋を2階に改装し、衣料雑貨店兼カフェバーとしてオープンしたのだそうです。ところが、しばらくここの椅子に腰を下ろし、店の奥から流れてくるジャンゴ・ラインハルトのギターの音色を聴きながら、浅草の裏通りを眺めていると、なんだか不思議な感覚に陥ります。ここは決して浮いてなんかいないんですね。平日の午後、この辺りは人通りも少なく、静かなものです。お天気が良かったせいもあるでしょうが、避暑地にでも居るような、良い気分になってきます。街中でオープンカーを走らせると意外に気分が良いのにも似て…。しかし、まさか浅草で、こんな新風に吹かれようとは思いもしませんでした。

【場所】台東区浅草2丁目あたりです。

今日、浅草観音裏の広場で、江戸消防記念会主催・消防庁後援による消防殉職者慰霊祭が執り行われました。
午前8時過ぎから、東京の十区に分けられた消防記念会が、トラックに纏と梯子をのせ、浅草雷門前から真っ直ぐ伸びる通りの両側に続々と集結を始めます。両側の歩道は約100mに渡り、纏と伴纏を着た男達に埋めつくされ、偶然に通りかかった外国人観光客ばかりでなく、日本人の観光客、通勤途中の人達までが、眼を丸くして眺めています。そりゃそうです。普段滅多に目にしない正装の鳶が何百人と集結しているわけですから...。
午前10時をまわった頃、雷門前のガードレールが取り外され、江戸火消一番組を先頭に移動を始めます。このときは、歩道ではなく、交差点の真ん中を通って雷門をくぐります。早朝はがらーんとしていた仲見世も、この頃になると店舗がシャッターを上げ、観光客の姿も普段通りに増えています。その人混みをかき分け、組頭・副組頭を先頭に、梯子、纏がつづきます。三番組が雷門をくぐった頃には、もう仲見世が途切れるところまで、伴纏と纏で埋めつくされています。そして、仲見世をなかほどまで進むと、木遣りが唄われはじめ、纏がまわり、馬簾がバシバシと音をたてながら舞いはじめます。これは壮観です。
そして十番組までが、次々と観音裏の広場に集結し、設営されたテントを取り囲みます。慰霊祭の始まりです。消防庁音楽隊の吹奏の後、関係者の挨拶などがあり、それが終わると、笙の音が響き、神主によるお祓いが行われます(この間は特にどうと言うこともなし)。そして、つぎは纏持ちの出番です。十組が二手に分かれ、纏をまわしながら浅草寺の正面階段を上ぼり、脇の階段から下りて元の広場に戻ります。そして、いよいよ慰霊祭のハイライト、梯子乗りが始まります[写真1][写真2]。各組から若衆3人ほどが技を競います。十本もの梯子が立てられているというのに、江戸消防記念会の身内の集まり、といった性格が濃く、あまり知られていない催しだからでしょうか、見物人は、決して多いとは言えず、技を決めても「盛大な拍手とかけ声」とはいかないところが、ちょっと気の毒ではありましたが、ま、それは部外者の感覚なのかもしれません。そして最後は手締め。そしてお開きです。
ま、ざっと、こういった行事なのですが、木遣りに先導され、馬簾を振りなが回る纏、そして伴纏姿の男達。その場に居合わせるだけで、なんだか意気に感じます。今日はお天気にも恵まれたせいもあり、気持ちが清々としました。この行事は毎年5月25日に行われるそうです。すぐにでも、来年のカレンダーに印をつけておき、一度はこの場に居合わせてみてはいかがでしょう。良いものですよ。

注:<続きを読む>をクリックすると、十組の伴纏の写真が現れます。ファイルは軽くしてあります。

西荻薔薇景

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西荻窪を歩いていて気がついたことですが、あまり軒下園芸を目にしません。ま、当たり前のことかもしれませんが…。その代わり、久しぶりに生け垣を見せてもらいました。
密集し住空間が限られた下町とは異なり、畑や雑木林を、はなから住宅地として造成した町ですから、両者に違いがあるのは当然です。
僕も昔は多摩地区に住んでいましたから、生け垣なんて当たり前。特にどうとも感じませんでした。しかし、都心での生活が長くなり、歩くところもビル街か長屋路地という生活をつづけていると、緑の生け垣がつづく風景というものが、意外なほど新鮮に感じられるものです。
そして、もうひとつ「おっ」と思ったのが、この西荻には、薔薇の愛好家が多いのかな?ということでした。生け垣に薔薇という家もいくつか目にしましたし、店先に薔薇というのも目にしました。薔薇を専門にしているような園芸店まで目にしました。そこで、今日は、西荻で見つけた薔薇景色をアップします。
左の写真は、お店の造りつけプランターから生えている薔薇です。花の色が渋く、周囲も無彩色で、ちょっと侘び寂びな薔薇の世界。下の鉢植えも花物が少なく、このアレンジャーはかなりの達人とお見受けしました。右の写真はこじんまりしたテナントビルの入口ですが、壁面に這い繁ったアイビーを背景に、華やかに咲いた薔薇が、白熱灯の光でわずかに萌えています。そしてこの控え目な花の量のせいでしょうか、何とも言えない可憐さを感じさせました。
薔薇は、ややもすると、つけ過ぎた香水のように暑苦しく感じることがあるのですが、この2つの例は涼しげで、好感が持てました。しかし、そう感じるのは、日本人の感覚なんでしょうね。

【場所】杉並区西荻窪あたりです。

また、西荻窪に行ってきました。お目当ては南口の飲屋街にあるハンサム食堂。その夕方から夜の雰囲気を見たいと思っていたからです。
しかし、到着したのが遅く、空もどんより。あやしい感じです。が、とりあえず準備中の飲屋街を歩きはじめました。昼間訪れたときとは違い、所々、お店の扉が開いています。そして、ポツポツと看板の明かりが点きはじめています。ハンサム食堂でも、表に看板が出され、若いご店主が準備の真っ最中。たずねると営業開始は6時からとのこと。で、しばらく写真を撮りながら時間をつぶし、6時ちょっと過ぎに舞い戻ってみました。こんどはOK。
ちょっと考えて青色の椅子に腰を降ろし、鶏肉のスープを注文。店内の写真を撮りながらスープが出来あがるのを待ちます。と、それが出来上がる前に、どかどかっと男性の常連客が入ってきました。ロックミュージシャンを目指しているような若い男2人と40代半ばに見える背の高い個性的な男の3人です。店内は5-6人で満席ですから、当然のように相席状態。僕の前には、背の高い男が腰を降ろしました。その男は、ビールを注文し、ひとりで黙って飲みはじめ、時折、他の2人の若い男や店主と言葉を交わしています。
なんとなく、僕ひとりがよそ者です。が、「こりゃ場違いかな?」と思い始めた頃、その男が「こんちわ。ここ、初めてですか?」と僕に話しかけてくれました。それから他愛もない会話が始まりました。が、他愛もない話から、その話しぶりから、その男が、風波のなかを駆け抜けた経験の持ち主であることが分かります。若い頃はさぞクセの強い男だったに違いありません。それが、歳とともにアクが抜け、強い個性に変わったという風貌です。だからこその優しい笑顔の持ち主でもありました。足を地につけて、自然体で生きているのが伝わってきます。
気がつくと、外は本降りの雨。目の前のコンクリートが濡れて光っています。ビールを飲み終えた男は、「止みそうもないな〜。これから仕事なので」と言い残し、雨のなかに消えて行きました。
いったい彼は誰だったのでしょうか? また、西荻に行く用事ができてしまいました。

【場所】杉並区西荻南あたりです。



西荻窪を歩いていると、理由は知りませんが、とにかく質屋さんが多いのに気づきます。そして、骨董屋さんや古書店、中古レコード店なども多いことに…。その辺りでは、なんとなく、ひと時代前のお茶の水や神保町の、表通りから1、2本裏に入った通りを歩いているような雰囲気を感じました。
左の写真はある骨董屋さんのウインドウです。蕎麦猪口や湯飲み、グラスなどを得意にしているようで、それらがずらりと並んだところは、なかなか壮観でした。
中央の写真は、着物の古着や和風小物を扱うお店の店先を撮ったものです。商品に、やや狙った感がありますが、ま、グリーンのカルマンギアに免じて許そう(^^;という感じです。後で思ったのですが、このカルマンギア、買ってくればよかったな〜などと…。
右の写真に写っている帽子は、古いものではなく、このお店で製作されているものです。こちらはかなり素敵なお店で、店内にはこういった素材の帽子が多数展示してあります。1点2万円以上ということでしたが、その価値はあるように思います。ここは新品でも懐古です(^^;

【場所】杉並区西荻窪あたりです。

西荻亜細亜景

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ここは、西荻窪駅南口のすぐそばにある飲屋街です。全体が、かなり古そうなバラックの集合体です。さほど広くはない場所にお店が密集しているため、ごちゃごちゃとしていて、アジアな雰囲気が色濃く漂っています。
ここでは、戎(えびす)という焼き鳥屋さんと、このハンサム食堂というお店の二大勢力の戦い(^^;になっているようで、この2店が、その一画のあちこちに看板を出していました。
焼き鳥屋さんのほうは、どこにでもあるタイプで、お店は煤けて暗色一色。あまり目に面白くは映りません (きっと安くて美味しいのでしょう)。が、このタイレストランであるハンサム食堂のほうは、いかにも南の国という色彩と図柄が氾濫していて、見ていて面白く、一度はここで食べてみたい気にもさせられます。
西荻というと、古風な喫茶店や古書店などの存在は想像できていましたが、まさか、こんなアジアに出会おうとは思ってもいませんでした。しかし、こうもアジアになるには、なるだけの理由があろうと思うのですが…。

【場所】杉並区西荻窪あたりです。

西荻残日景

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西荻窪の駅から青梅街道方向に歩いて行くと、当然のことながら、徐々に住宅が増えていきます。が、その多くは、新建材でに建て替えられています。しかし、注意して歩いていると、その建物の間にぽつりぽつりと古い建物が残っているのに気づきます。ひと時代前の生き残りが…。
左の建物は、地蔵坂と呼ばれる通りの交番近くにたっていました。遠くから見たときは「古書店だ」と思ったのですが、近づいてみると、なんとクリーニング店のようです。では、この本棚はいったいどういうことなんでしょう? そして右上方に突き出た部分は何?[物干しか?] このときは、荻窪へ移動する時間が迫っていたため、お店に立ち寄ることはできませんでした。したがって、その理由は謎のままです。またいずれ…ですね。
右の写真は、そのクリーニング店よりも、もうすこし駅寄りの位置にありました。西荻では、神田辺りで目にする銅板葺きの看板建築は全く見られませんでした。あってもモルタル仕上げだったりと…。そんななか、この建物は、いかにも看板建築という感じがして、思わず写真を撮ってきました。でも、表面は波形トタン仕上げです。これが当初からトタン板仕上げなのか?後日建物をトタン板で覆ったものなのか? それは不明ですし、地味ではありますが、西荻で感じた下町の匂いです。きっと震災後の建物でしょうが、日本橋の蔵造り、神田から本郷辺りの出桁造りと銅板葺き看板建築と見てくると、やはり造りは簡素で、当時の都心[府心or市心?]との距離感と落差というものを感じさせました。

【場所】杉並区西荻窪あたりです。

西荻原風景

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「とりあえずのエントリー」はやめよう、と思っていたのに、その連発になっています。今日のエントリーは、昨夜、M類栖さんとコメント欄でやり取りしたことからアップすることにした、やや私信的なエントリーです。
この農家(写っている建物は納屋だと思います)は、西荻窪駅と青梅街道の中間あたりにありました。静かな住宅街のど真ん中です。この手前は、砂利を敷いた駐車場になっていましたが、いかにも、この農家の地所を、相続のために切り離したという感じでした。この左隣りには大正十五年に竣工したことを刻んだ立派な蔵も残っていて、昔の栄えた農家であることをうかがわせました。
ここは、この辺りの原風景(定義曖昧です)かな?と思いながら写真に撮っていました。中央線が開通するまでは、この辺りにはこうした農家が点在していたのではないかと想像しますが、中央線の発達がそうした存在を許さなくなったのでしょうね。

【場所】杉並区西荻窪あたりです。

西荻原景

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今日も「とりあえずエントリー」です。申し訳ありません。
西荻窪というところは、新旧・文化・ちょっぴり猥雑と、様々な要素が混じり合い、若者でなくても滞在できる独特な文化圏を形成している所という印象がありますが、今日の写真は、西荻窪という町が以前から持っていた表情というのは、こんなものではないか?と思った場所で撮ったものです。
左の写真は、駅前の飲屋街(と言っても、かなり亜細亜なワクワクする雰囲気になってます)の裏手で撮ったものです。右の写真は、駅からちょっと離れた、住宅街に入る直前に残っていた昭和の中頃を想わせる家です。
きっとこの界隈では、こうした風景が長い間見られたのではないだろうか?と思うのですが…。

【場所】杉並区西荻窪あたりです。


エエ〜イッと、とりあえずのエントリーしちゃいます。ここは西荻窪にあるPOTという名の喫茶室。こちらで珈琲をいただくと、心が温まります。詳しくは、カークさんのブログ Dragon Tips にアップされることを期待して…。[期待通り、アップされました!]

【場所】杉並区西荻北3-22-17です。

この場所は、以前にもちょっと触れたことのある、東大コミュニケーションセンターという、東大オリジナルグッズ [なんと、和光・東大ダブルネームの財布などという恐山グッズもあり(^^;] などを販売するショップ周辺です。
左側の白熱灯の点いているところがそのショップです。そのショップのすこし向こうから、僕の立ち位置のすこし後方までが、ウッドデッキになっていて、大樹のまわりなどには造りつけのベンチも用意され、そこで休息をとれるようになっています。飲み物の自動販売機なども、目立たないように配慮して設置されています。およそ従来の東大のイメージとはかけ離れた雰囲気ですが、これも大学の運営が独立採算になったからなんでしょうね。
ま、理由はともあれ、こんな気持ちの良い場所って、都心では、例え大きな公園のなかでも、滅多に出会えるものではありません。大切に利用させていただきましょう。でも、これから夏にかけては蚊取り線香が必要かも?ですね(^^;
夕暮れ時をこうして写真にしてみると、なんだか、ここがビーチにあって、右のイチョウの木のあたりには、パブリックのシャワーがあったりしたら良いのに、と想わせるような風景です。

【場所】文京区本郷東京大学です。



目が覚めるなり、神田明神のお祭りが気になります。ソワソワ。ま、とにかく落ち着きません。でも、昼過ぎになると急に雲行きが怪しくなり、突然雷鳴とともにザーザーと雨が降り始めました。これで諦めがつきました。「神田明神のお祭りは来年もあるし」と。しかし、その雷鳴も雨もあっという間にあがり、今度はきれいな太陽の光がサンサンです。またもソワソワ。で、ついに堪えきれず、カメラ抱えて家を出ました。
すでに夕方の暗くなりかけた頃でしたから、お祭りの様子はほんの一部しか見られませんでしたが、神田明神に着いたとたんに、江戸神社の御輿の宮入です。これは千貫御輿と呼ばれているようで、さすがに大きいです。そして人出もさすがに天下祭りの名に恥じません。すごい。もう写真を撮ろうにも、人の波に飲み込まれ、その波に押し流されるしかありません。
見回すと、祭りを撮り慣れたカメラマンも多く、その人達は脚立を立てる場所を確保し、機材面でも準備万端という感じで、人の波のうえから御輿を狙っています。祭りの進行も頭に入っている感じです。これじゃかないっこありません。ですが、次々と御輿が宮入してきます。
そこで、定番ショットは諦め、ワッショイの声から遠ざかりました。すると、神社の裏手では、宮入を終えた江戸神社の大きな御輿を蔵に入れる作業が行なわれていました。これが、御輿が大きく重いだけに大変。足場板を蔵のなかまで通し、そのうえにコロを置き、そのコロのうえに御輿を降ろし、ゆっくりと押していきます。が、蔵はそう大きく造られてはいないので、大人十数人がかりでも大変な作業です。左の写真は、その作業を仕切っていた頭の手が千貫御輿を支えているところです。なんだか、こういう組み合わせにはシビレます。
右2点の写真は、最後に宮入した甘酒で有名な天野屋さんの御輿が蔵に戻るときの様子です。このときは、なぜか運良く、御輿の近くに寄ることができました。

■神田明神のホームページです。
神田祭ブログなんてものができてました。さすがにブログの時代(^^;

【場所】千代田区外神田2丁目あたりです。

冷夏の予感

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春だというのに、なんだかこのところ肌寒い日がつづきます。クリーニングに出すつもりだったやや厚手のジャケットを引っ張り出してくる始末。でも、一昨日もお話した通り、デパートやブティックのショーウインドウはもうすっかり夏。涼しげなブルーやグリーン、派手なピンクが跳びはねています。しかし、外はこのうすら寒さ。薄着はしたものの、寒いのか、手をぐっと握りしめ、肩をつぼめて歩く姿もチラホラ。これじゃ涼しげなディスプレイも効果なし。この写真は、プランタン銀座のディスプレイを窓越しに撮ったものですが、薄暗くて寒そ〜な感じですよね。ガラスに映る銀座の柳もうらめしそう。上方に写り込んだ白熱灯の暖色にほっとする感じ。
ところで、右の写真がオードリーというのはすぐに分かるのだけど、左の犬を連れたホットパンツ姿の女性は、いったい誰? [頭部拡大図]

【場所】中央区銀座2丁目あたりです。
【追記】自己レスみたいなもんですが、左の女性は、若き日のブリジット・バルドーですね。

昨夜、漂泊のブロガーさんから「これからFestival Expressを観る。明日が最終日」というメールが飛び込みました。これはどうあっても観ておかなくては機会を失うと思い、今日、やっと観に行ってきました。

映画の粗筋は、70年の米国ロックシーンを代表するバンドが列車に乗って、各地でコンサートを演りながら、カナダを東から西へ横断するというもの。スクリーンに列車が疾走するシーンで映画は始まり、のっけからグレイトフルデッドのケーシージョーンズ。ここでもうヤラれてしまいます。なにしろ貴重なのは、列車のなかでのジャムセッション。こういうプライベート度の高い録音・録画というのは、そう目や耳にすることができません。ガルシアがマーティン1本でトラディショナルソングを唄ってるとこなんて、もう信じられない映像。若くして亡くなったピグペン[ひと頃、ジャニスの恋人]がマウスハープを吹いてる姿のカッコイイこと。ピッグが動いてる映像を見るのも初めて。これは涙です。ザ・バンドの重厚なサウンドも曲をまるまる映像付きで聴けたし、言うことありません。が、いちばん衝撃的なのは、やはりジャニスの歌う姿。自由奔放で荒々しそうなんだけど、実に歌を大切に歌ってるのに感動、感動。記録映像なのに生きてる。彼女の歌は、彼女の魂の絞り汁ですね。これからも大切に聴かなくちゃ。

レイトショーでの上映のため、映画が終わるともう11時。外に出ると、街はさぞガラーンとしているのだろうな、と思いきや、さにあらず。そういえば、今日は金曜の夜でした。けっこうな人の流れ。飲食店の明かりがある辺りには人だかりさえ出来ています。
夜11時頃の銀座なんてもう随分歩いていませんでした。それじゃ、ま、ちと社会見学とばかり、しばらくウロウロ。例によってです(^^; すると、これも例によってか? いつの間にか狭い所、狭い所へと足が向かいます。で、ついにこんな狭い所まで入って行ってしまいました。くら〜い人生(^^;

【場所】中央区銀座2丁目あたりです。
【追記】Festival Express についてはloveminus0さんのコーヒーをもう1杯にもエントリーがあります。DVDは入手可能なんですね。でもリージョン1。

有楽町駅前で

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夕方、所用があり、銀座へ。曇り空で肌寒いが、ショーウィンドウはどこも、もう夏。涼しげな色が氾濫している。
有楽町の駅前を通りかかると、再開発のための取り壊し作業が進んでいた。とりあえず記録しておこうとカメラを構えたところへ、トコトコと赤いフィアット500が登場。ガラリと風景が変わる。
明日は、なんとか「フェスティバル・エクスプレス」を観に行かなくちゃ…。

【場所】千代田区有楽町2丁目あたりです。

昨日のエントリーにも書いた通り、祖師谷でバクテーズという仲間の集まりがありました。集合時間は午後の6時でしたが、祖師谷に行くのは、おそらく初めてでしたので、すこし早めに家を出ました。すると、そういう時に限って乗り換えなどがスムーズにいき、集合時間より1時間ちかく前に祖師谷大蔵の駅に着いてしまいました。
そこで、祖師谷と言えば「とんねるず木梨さんの木梨サイクル!」。もしや?と思い、商店街を歩いてみました。が、歩けどもそれらしき自転車屋さんは見えてきません。あれ〜?方向が逆だったかな?と思いはじめ、来た道を戻りはじめました。そして、再び駅が視界に入りはじめた頃です。ふと左手に路地を発見。両側に看板が並び、奥はトンネル状態で薄暗〜な感じ。なんとなく谷中の初音小路を思わせます。ま、とんねるずもトンネルも同じようなもんだ(^^;というので、足を踏み入れてみました。
小田急線は複々線化の工事が行われたようで祖師谷大蔵駅はすっかり新しくなっていましたが、この飲食店街は、昔のままと思われる姿で残っていました。郊外の駅付近によく見かけるパターンの飲屋街ですね。
このときは、開店準備に入る直前だったようで、ほとんどのお店のドアに鍵がかった状態でしたが、僕がウロウロしている間にも、お店の関係者らしき人がひとりふたりと増えていき、ドアの鍵が開けられたり、お店から路地入口の郵便受けに新聞や郵便物を取りに行ったりと、少しずつ活気づいていくのが感じられました。
左の写真は、テント越しの太陽の光に照らし出された飲食店街のなかです。右の写真は、駅前を通る道から路地に入ると正面に見える飲食店街入口です。

【場所】世田谷区祖師谷1丁目あたりです。
【余談】sugareeさん発見の「だす」なるメニューを持つ居酒屋さんがあったのは、このトンネルのなかです。しかし「だす」っていったい何でしょう?

今日は、久々にバクテーズが集合しました。メンバーはじゃらん堂さんKokiさんカークさんsugareeさん、セガワさん、そして今日から参加してくださったうし日記さん、それに僕の7人。場所は祖師谷です。最寄駅は小田急線の祖師谷大蔵。駅を出て、ウルトラマン商店街を右(北)の方向にしばらく歩き、途中(スーパーセイフーの角)で左折して住宅街に入ります。そこからはもう二三分なんですが、「ほんとにこんな所にお店があるの?」と心配になってくる頃に、左側に大きな字で「馬来西亜マレー」と書いた看板が見えてきます。しかし、よくもまあこんな場所に、って感じです。どうやら、アジア料理にハマった (いや、取り憑かれた) ご主人が、ご自宅の部屋か車庫を改装してお店にしてしまったようです(実際には分かりませんよ)。でも、それが功を奏してます。店内は静かですし、実に家庭的なんですね〜。料理ひとつお願いするにしても、ご主人とお話をしたり説明を聞きながら、のんびりと決めていきます。要は、こちらのお宅にお邪魔して、アジアンフードをごちそうになり、そのお礼を「お支払い」というかたちでするって感じでしょうか。料理も、ひとつひとつに気持ちがこもっているのがわかります。味に暖かみを感じました。とにかく美味しかった〜。ここは、ウチからはちょっと遠いんですが、また行きたくなりました。というか、行っちゃいますね。
ところで肝心の料理ですが、それについては他のバクテーズの方々がアップされるハズですから、そちらをご参照ください(^^;

■sugareeさんのリポートがアップされました。文章もウマー(^^;です。
■うし日記さんのリポートがアップされました。チリパディな(^^;記事です。
■カークさんの店内イメージフォト&中央線界隈な(^^;リポートがアップされました。
■じゃらん堂さん、Kokiさんには、ともに機材トラブルがあった模様です(^^;
■じゃらん堂さんのリポートがアップされました。PCが直ってよかった(^^;

【追記】2006/05/11に馬来西亜マレーさんに行ってきましたが、左写真の看板は取り外されていました(この場所に新築の家が建ったため)。
【場所】世田谷区祖師谷4丁目あたりです。
【追記】馬来西亜マレーさんのホームページです。

東大構内を歩こう(3)

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今日は、braryさんが推薦してくださった「東京大学本郷キャンパス案内」が手元にあります。その帯に「東京大学に入る方法は、さしあたって三つある。ひとつめは就職、ふたつめは入学、三つめは単に足を踏み入れるだけでよいから受験の必要がない」とあります。僕は、その三つ目に相当します(^^; そして、その三つめに、ある秘訣を加えるとすれば、それは「東京大学の近所に住む」ことです(^^; 僕の場合、東大まで、歩いて10分もかからない所に住んでいます。なのに、これまで、東大構内にはめったに足を踏み入れたことがありませんでした。が、先日、ふと思い立って構内を歩いてみたのですが、「なぜこれまでここを散歩しなかったのだろう?」と不思議になるほど気持ちの良い環境でした。いずれ大学はどこかに移転していただき、自然はそのままに残し、いまある建物をアパートに改修し、構内をひとつの街にしてしまう運動でも起こしたくなるほどです(^^;
ちょっと脱線しましたが、というわけで、東大構内は、今後、僕の地の利を生かした散歩道として、このブログに頻繁に登場することになりそうです。が、上記のように、僕は東大構内のことを何も知りません。だから歩く。そういうスタンスです。ですから、まちがっても案内などということはできません。東大を、どちらかと言うと、教育・研究の場としてではなく、街として、森として、遺跡として、遊び場として、そんな眼で見てみようと思っています。
で、今日のエントリーは、綜合図書館とその前の広場の写真です。この図書館の左右には楠の大樹がそびえています。その右側の楠の陰から撮ったのが今日の写真です。

【場所】文京区本郷東京大学です。
【余談】上記の本の帯に「東京大学を歩こう」とあります。なんだかこのエントリーのタイトルと似てます(^^; でも、こちらは、あくまで「構内」ですからね。

丸の内で夢の内

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" ちょっとひと休み "

この写真は、まだ寒かった頃に撮ったものです。丸ビルで人と待ち合わせているときに、多少時間があり、1階をぶらぶらと歩いていました。すると、やはり人待ちの男の子がブルーンバーグ店内のソファに座って眠りこけていました。その姿がガラスの仕切りを通してよく見えます。そして、そのガラスの仕切りには白い文字でBloombergと書かれていました。この前景はそのOOなんです。ですから、本当は、このタイトルは「丸の内の丸の内で夢の内」なんですね(^^;

ところで、昨年の今日、このブログに初エントリーをアップしました (URLを少数の友人に告知したのは21日ですが…)。そして丸一年が経過しました。更新ができない場所に居た日を除き、毎日更新することができました。が、振り返ると、更新のための更新もあり、我ながら「面白くない!」というエントリーが多々あります。そこで、これを機会に、僕も、時々「ちょっとひと休み」しようかと思っています。
このブログのURLをクリックしてくださった方々、暖かい目で見てくださった方々、改めて御礼いたします。そして、これからもよろしくお願いいたします。

【場所】千代田区丸の内2丁目あたりです。

今日は東大散歩の第二弾です。ここは言わずと知れた三四郎池です。夏目漱石が「三四郎」を書いて以来、そう呼ばれていますが、そもそもこの池は、加賀藩邸の庭園(育徳園)の池で、心字池と呼ばれていたものだそうです。そういえば、育徳園心字池と記した石碑がありました。
今日の午後、息抜きに、ぶらりとここを訪れたのですが、池を取り囲む新緑の匂いと、うっすらと残る昨夜の雨の匂いとが入り混じり、森林浴というよりも、ハーブの効いた低温サウナ(^^;にでも居るようで、空気がガサつかずにスッと肺のなかに吸い込まれる感じです。よく見れば、池のなかにはコイやカメが棲息し、そのうえをカモがのんびりと泳ぎまわり、池に張り出した枝にはカラスや得体の知れない大きな鳥などがとまっています。とても静かです。ここはかなりの楽園ですね〜。けっこう立ち去りがたいものがありました。
この写真の真ん中に立っている女性も、しばらくの間、大きな飛び石のうえに腰をおろし、携帯でコイの写真を撮ったり[ブロガーかな?]、じっと空を見上げたりしていました。どうやら、今日の三四郎池に、僕と同じような気持ちの良さを感じていたようです。

【場所】文京区本郷東京大学です。

ワンコとにらめっこ

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この写真も、先日、根津神社のつつじ祭りに行ったときに撮ったものです。
先日エントリーした桐谷さんの屋台?に並べられた葉書を見ようと、そちらに近づくと、僕の前で、やはり葉書を見ていた人の脚の間から、突然、この犬が飛び出してきました。が、リードで引かれているため、これ以上は飛び出せません。これは面白いと思い、すぐにカメラを向けたのですが、彼としては、この状況が面白くないらしく、なんとか脱走しようと必死です。
この写真で見るかぎり、おとなしくじっとしているように見えますが、決してそんなことはありません。立ち上がったかと思うと、次には右や左に駆け出そうとしたり、かと思うと飼い主の脚の向こう側に戻ったりで...。どうにも退屈で仕方がないようです。ま、飼い主さんのほうも、この犬クンの性格が十分に分かっているらしく、そちらもその程度では動じず、相変わらずのんびりと葉書などを見たり、桐谷さんとお話したりしています。
そのうち、この犬クンも観念したのか、一瞬、難しそうな顔に「ね、これだよ」という表情を浮かべて僕のほうを見てくれました。するとその直後、飼い主さんのお許しが出ました。彼は、飼い主を引っ張りながら、一目散に、やはり散歩していた犬に向かって突進して行ってしまいました。
と、なんのことはない、ワンコの性格まで撮るのは難しいというお話でした(^^; オソマツでした〜。

【場所】文京区根津1丁目あたりです。

都心の木陰で

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世間はゴールデンウィークとやらですが、僕はそれどころではなく、散歩すらままならない状態がつづいています。「見てろよ〜、みんなが会社に通いはじめたら、その前を暇そうな顔して歩いてやる〜っ(^^;」って思いながら、じっとパソコンの画面とにらめっこです。
で、今日は、午後になって、ちょっとばかり、近所のラクーアという遊園地+ショッピングモールのような所へ買い物に行ってきました。え?何を買いに行ったかですって? 答えは「どらえもんのDVD」です(^^; はい、ここラクーアには新星堂が入っているんです。
しかし、さすがに連休中です。隣りの東京ドームでは横浜対巨人戦が行われている時間で、大勢の人がドームのほうに吸収されているにもかかわらず、園内は人、人、人。ラクーアはウチの庭(^^;みたなもんですが、こんなに混んでるラクーアはあまり記憶にありません。暑苦しいったらありません。
が、園内には木が植えられていて、その下に板張りのスペースがあり、そこには、入園者が休息できるように、椅子とテーブルが並べられています。今日は、夏のように暑い日でしたが、この木陰に入ると、空気が乾いていたせいもあって、涼しく、なかなか快適です。
ところで、木に妙な花が咲いているのにお気づきになりましたか? これは、ゴールデンウィークに突入する前に、人の手で一個一個取り付けたものなんです。要は造花です。これ、園内のほとんどの木に取り付けてあります。まあ、よくやったものです。が、これ、なんだか、労多くして...って感じで、僕はあまり感心しませんね〜。ほんと、作業にあたった方、ご苦労さまって感じではありますが...。なんだかね〜。

【場所】文京区春日1丁目あたりです。

気になる暖簾

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「根津を歩いてみたい」という友人と一緒に散歩をするとしたら、「ここは外せない」と思う場所がいくつかあります。ここは確実にそこに含まれる場所、サイタ質店の前です。
この建物は、震災[1923年]にも耐えたということですから、確実に大正年間またはそれ以前の建物ということになります。隣りには、重厚な蔵があり、質店としての歴史を感じさせます。事実、サイタ質店さんは、家系をさかのぼれる限りの昔から、代々質店を営んでいらしたようです。
いくら根津に古い建物が残っているとはいえ、今や、これほど古く凝った建物は、そうはありません。この前を通りかかると、誰もが目を奪われてしまいます。このときもそうでした。この店の側面にカメラを向けていた僕の横を、誰かが早足ですり抜けて行きました。目を向けると、外国人の青年です。
これは間違いなく質店の前で立ち止るに違いない、と思っていると、意外にもすっと通り過ぎてしまいます。あれ?です。が、即座に後ずさりするように、こちらに戻ってきます。そうだよな、と妙に納得していると、今度は、興味深そうに暖簾に手をやり、物珍しそうになかをのぞき込んだりしています。よほどここが気になる様子です。なかなか立ち去る様子がありません。
こうしてみると、暖簾って、なかを隠すことによって、なかへの興味を呼び起こす効果があるんですかね? なんだか話が脱線しそうになってきましたが...(^^;

【場所】文京区根津2丁目あたりです。

今日は更新できないかも?などと言っておきながら、習慣とは恐ろしい(^^;もので、なんとなく、これを済ませないと落ち着かず、結局、今日も更新です。
僕は、これまで、根津神社のつつじ祭りには行ったことがありませんでした。そこで、一昨日、どんなものなのか、急ぎ足で見てきました。
神社に着いたのが遅かったせいもあり、観光客の数は思ったほどではありません。が、それでも相当な人出です。拝観料200円也を"寄進"して、つつじの植え込みのなかをそぞろ歩く人や、八分咲きのつつじにカメラや携帯を向けて撮影する人の姿がかなり見られます。
露店も出ていましたが、夏のお祭りのときよりは数も少なく、場所も異なり、日本医大病院のある千駄木側に集中していました。そちら側には、若葉を繁らせた大木が多く、昼間でも薄暗いほどです。でも、この薄暗さがなんとも心地良いんですね。そこに露店の裸電球の灯りが揺れて...。ぶらりぶらりと歩いているうちに、田舎町にでも居るような気がしてきて、都会生活で強いられる無用な緊張が解けていくようです。この感じ、なかなかです。
根津神社のつつじ祭りに行くのも良いけれど、つつじ祭りの根津神社に行くのも、またおつなものですよ。

【場所】文京区根津1丁目あたりです。
【追記】つつじが八分咲きと書いていますが、実はすでに盛りを過ぎ、八分咲き程度に見えたということです。

昨日のエントリーに登場していただいた、桐谷エリザベスさんが、カラフルな猫の絵をお描きになることにちなみ、今日は猫の写真をアップすることにしました。
ここは根津のとある長屋です。ここを通りかかったときには、この猫クンは居ませんでした。ここに立ち止まったのは、およそ長屋のイメージとはかけ離れた洗濯物が干してあったからです。その洗濯物というのは、ダンス衣装でしかありえないような、フリルの付いた派手な赤と青とピンクのドレスでした。波形トタンの壁をバックに、その3枚のドレスが風に舞っているところを想像してみてください。ド派手で、ちょっと我が眼を疑うような光景です。もちろん、それにレンズを向け、シャッターを切っていました。が、シャッターを切り始めると同時に風が止み、うまくドレスが踊ってくれません。「こりゃ風待ちだな」と、ファインダーから眼を離し、風を待っていると、洗濯物の近くでモコモコと起きあがる物体が...。それがこの猫クンでした。どうやら昼寝から目覚めたようです。
お、これは面白い!と思い、猫クンにも狙いを定めたのですが、なかなかこっちを向いてくれません。そして、猫クンとしても派手なドレスが気になるらしく、そちらを凝視しています。しかも、ドレスがちょっとでも動くと、獲物でも見つけたような態勢をつくったりしています。そんなこんなで待つこと数分、やっと1枚だけ、こちらを見ている猫クンの写真が撮れました。
するとどうでしょう、この猫クン、覆面をして燕尾服を着ているじゃありませんか。ダンス衣装に興味を示すわけです(^^;

【場所】文京区根津2丁目あたりです。

根津神社の前に、いまにも崩れ落ちそうな長屋があり、その右端の家の戸板に、不思議な猫の絵が描かれているのが、以前から気になっていました。まずは、以前のエントリー「根津の朽ちた長屋」をさらっと読んでいただけますか?
今日、その前を通りかかると、戸板に、桐谷逸夫さんの絵葉書が貼られています。「これは根津のつつじ祭りらしいのでは」と思い、シャッターを切りました。そして、その隣りに目をやると、かなりの人だかりができています。
そこには、モダンな屋台と演台をミックスしたような台が置いてあり、そこにも葉書や本などが並べられています。その台の向こうでは、日に焼けたスポーツマンを想わせる男性と、真っ赤なジャケットが映える女性が、お客さんの対応にあたっているのが見えます。すっかり興味を惹かれ、どれどれと、台のうえの葉書集や本を手にとって見ているうちに、なんとなく台の向こうのお二人と話しが始まりました。



すると、その男性が桐谷逸夫さんご本人であることが判明。そして真っ赤なジャケットの女性は奥様のエリザベスさんでした。
ところで、僕は、エリザベスさんは、エッセイストだとばかり思っていたのですが、実は、カラフルな楽しいイラストも描いていらっしゃるということも今日知りました。お二方ともに描き書く人だったというわけです。
そうこうするうちに、ふとしたことから、長屋の戸板に描かれている猫に話が及びました。すると、「あれは彼女が描いたものです」と桐谷さん。え!そうだったんですか〜。長年の喉のつかえが取れたとはこのことです。いや〜、つまらないことかもしれませんが、僕にとっては十数年来の謎が解けたようなもの。実にすっきりしました。そして、途端に、ご夫妻に妙な親近感を覚えてしまいました。そこで、その謎解決記念(^^;に、猫の絵とエリザベスさんを一緒に撮らせていただけないか?とうかがうと、実に快く承諾していただけました。それが右端の写真です。
いやいや、とにかく、桐谷さんご夫妻、めちゃ素敵です。確認はしませんでしたが、根津神社のつつじ祭り期間中は、きっと、同じ場所にいらっしゃるはずです。ここで葉書や本をいただけば、サインにも気軽に応じていただけますし(僕はしっかり頂いてきました)、著者に直接お話をうかがうことだってできます。桐谷さんご夫妻に会いに行ったついでにつつじ祭りってのもアリかな?って感じです。

【追記】桐谷さんご夫妻の主な共著書[1][2][3][4][5]です。
【場所】文京区根津1丁目あたりです。



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