昨夜、漂泊のブロガーさんから「これからFestival Expressを観る。明日が最終日」というメールが飛び込みました。これはどうあっても観ておかなくては機会を失うと思い、今日、やっと観に行ってきました。
映画の粗筋は、70年の米国ロックシーンを代表するバンドが列車に乗って、各地でコンサートを演りながら、カナダを東から西へ横断するというもの。スクリーンに列車が疾走するシーンで映画は始まり、のっけからグレイトフルデッドのケーシージョーンズ。ここでもうヤラれてしまいます。なにしろ貴重なのは、列車のなかでのジャムセッション。こういうプライベート度の高い録音・録画というのは、そう目や耳にすることができません。ガルシアがマーティン1本でトラディショナルソングを唄ってるとこなんて、もう信じられない映像。若くして亡くなったピグペン[ひと頃、ジャニスの恋人]がマウスハープを吹いてる姿のカッコイイこと。ピッグが動いてる映像を見るのも初めて。これは涙です。ザ・バンドの重厚なサウンドも曲をまるまる映像付きで聴けたし、言うことありません。が、いちばん衝撃的なのは、やはりジャニスの歌う姿。自由奔放で荒々しそうなんだけど、実に歌を大切に歌ってるのに感動、感動。記録映像なのに生きてる。彼女の歌は、彼女の魂の絞り汁ですね。これからも大切に聴かなくちゃ。
レイトショーでの上映のため、映画が終わるともう11時。外に出ると、街はさぞガラーンとしているのだろうな、と思いきや、さにあらず。そういえば、今日は金曜の夜でした。けっこうな人の流れ。飲食店の明かりがある辺りには人だかりさえ出来ています。
夜11時頃の銀座なんてもう随分歩いていませんでした。それじゃ、ま、ちと社会見学とばかり、しばらくウロウロ。例によってです(^^; すると、これも例によってか? いつの間にか狭い所、狭い所へと足が向かいます。で、ついにこんな狭い所まで入って行ってしまいました。くら〜い人生(^^;
【場所】中央区銀座2丁目あたりです。
【追記】Festival Express についてはloveminus0さんのコーヒーをもう1杯にもエントリーがあります。DVDは入手可能なんですね。でもリージョン1。