ハンサム食堂

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また、西荻窪に行ってきました。お目当ては南口の飲屋街にあるハンサム食堂。その夕方から夜の雰囲気を見たいと思っていたからです。
しかし、到着したのが遅く、空もどんより。あやしい感じです。が、とりあえず準備中の飲屋街を歩きはじめました。昼間訪れたときとは違い、所々、お店の扉が開いています。そして、ポツポツと看板の明かりが点きはじめています。ハンサム食堂でも、表に看板が出され、若いご店主が準備の真っ最中。たずねると営業開始は6時からとのこと。で、しばらく写真を撮りながら時間をつぶし、6時ちょっと過ぎに舞い戻ってみました。こんどはOK。
ちょっと考えて青色の椅子に腰を降ろし、鶏肉のスープを注文。店内の写真を撮りながらスープが出来あがるのを待ちます。と、それが出来上がる前に、どかどかっと男性の常連客が入ってきました。ロックミュージシャンを目指しているような若い男2人と40代半ばに見える背の高い個性的な男の3人です。店内は5-6人で満席ですから、当然のように相席状態。僕の前には、背の高い男が腰を降ろしました。その男は、ビールを注文し、ひとりで黙って飲みはじめ、時折、他の2人の若い男や店主と言葉を交わしています。
なんとなく、僕ひとりがよそ者です。が、「こりゃ場違いかな?」と思い始めた頃、その男が「こんちわ。ここ、初めてですか?」と僕に話しかけてくれました。それから他愛もない会話が始まりました。が、他愛もない話から、その話しぶりから、その男が、風波のなかを駆け抜けた経験の持ち主であることが分かります。若い頃はさぞクセの強い男だったに違いありません。それが、歳とともにアクが抜け、強い個性に変わったという風貌です。だからこその優しい笑顔の持ち主でもありました。足を地につけて、自然体で生きているのが伝わってきます。
気がつくと、外は本降りの雨。目の前のコンクリートが濡れて光っています。ビールを飲み終えた男は、「止みそうもないな〜。これから仕事なので」と言い残し、雨のなかに消えて行きました。
いったい彼は誰だったのでしょうか? また、西荻に行く用事ができてしまいました。

【場所】杉並区西荻南あたりです。

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gennoの消灯ラッパ - [街] 西荻窪 (2005年6月14日 03:34)

自分の好きなまちに居を構えるというのは、なんてしあわせな事なのだろう。 この西荻窪に住んではや13年目、生まれた町よりも、引っ越して今も両親が暮らす町よりも、何処よりも長くこの町に暮らしている事になる。 もともと伯父が住んでいたので、幼い頃に何度か西荻... 続きを読む

id:gennoさんのトコロで知りました、masaさんのKai-Wai散策(下町の写真や人待ちの写真がステキです)。その中の雨のそぼ降る「ハンサム食堂」の写真に触発されまして、仕事の合間に、雨の西荻窪を写してきました。久し振りのしっかりした雨でズボンの裾はぐしゅぐしゅ傘... 続きを読む

コメント(9)

いいです、いいです。なにか新しいストーリーが始まる予感がしますね。
この男が駆け抜けた風波が何だったのか。これからどんな仕事に出かけていったのか。
ハンサム食堂って、いったいどんなところなのか。
連続ドラマの第一回を見て、来週がすごく楽しみ・・・。そんな感じですねぇ。
僕は、この男、川谷拓三を勝手にイメージしているんですが、ちがいますか??

masaさん こんちは あの辺にはこんな店があったんですね 入り口のコンクリ?に刻むなんて考えましたね 
はて!背の高い男の正体は?!又来週のお楽しみ〜

masaさん そろそろあそこ夜に行かれるんじゃないかと思っていましたよ。うーん、なんかドラマがありそう。雨に濡れた夜の西荻も雰囲気良いですね。

雨に濡れた感じが、夕方のスコール後のようでアジアの裏路地を彷彿とさせます。
店の灯りって、いいんですよね〜。夜道を照らしてると、用がなくても急いでいても、ひきつけられてしまいます。おまけに小路となればたまりませんっ。
ところで、鶏肉スープのお味はいかがでした?

>じゃらん堂さん
なんですか、旅って感じがしましたよ。自分でも。若い男の子達との話を聞いていた限りでは、この人はミュージシャンのようです。これから吉祥寺のスタジオに入るらしい、という感じでした。背丈は180cmくらい、細面で彫りの深い、ハンサムにうまく渋みが加わった顔つきです。中年になると、とかく顔に膨らみ(丸み)(^^;がでてきますが、この人はそれが少なかったですね。タイトな顔つきです。それからゾーリ履きでしたね。中山ラビさんと親交があるとも言ってました。

>kenさん
このお店、ごちゃごちゃしてますが、相当に魅力的ですよ。この一帯に3店舗あり、僕が入ったのは、そのうちでいちばん小さい店舗でした。あ、「こけしや」ってありましたよ!

>カークさん
ひとりで行ってしまって、スミマセンでした。ふと思い立ったものですから…。写真的には、雨になってくれて返って良かったです。路面が光るとぜんぜん違いますもんね。POTにはぜひご一緒に、です。あ、それから、カークさんと初めて西荻に降り立ったことも話に出たのですが、この人は、高田渡さんと最後まで親交のあったカナダ人女性(中山ラビ関係者)をよく知っているとも言ってました。

>ciceronさん
そうそう、僕はタイには一度しか行ったことがないのですが、ネオンの感じといい、湿度の感じといい、金製品などを売ってる店が密集している場所の夜と雰囲気がカブリましたよ。このお店の人達は、やはりしょっちゅうタイに行くそうです。だからでしょうね。
タイ料理なんて、トムヤムクンくらいしか知らないのですが、エビの代わりに鶏肉を使ったようなものだという説明で、それを選んだのですが、僕にはとても美味しく感じられました。酸味がそれほど強くなかったのも正解。中味の野菜は玉葱が目につきました。薬味はそうとうに効いていましたが、僕にはこれも正解でした。

中山ラビさんは、ディラン系です。高田さんの追悼コンサートに来て、「人は少しづつ変わる」を歌ってくれました。ラビさんは高田さんとは17歳(京都時代か?)の頃からの友人だと言っていました。今はもう引退されたようで国分寺で喫茶店「ほんやら洞」を、らしいですが、
謎のミュージシャンはもしかしてたくさんが、たくさーん心当たりありませんか?まさか友部さんじゃないですよね。

>カークさん
僕もその人を前にして、一瞬友部さんの名前が頭をよぎりました。でも、友部さんではなかったですね。明らかに顔が違いました。そして、もっとタフで骨太な感じなんです。
しかし僕は、日本のミュージシャンを殆ど聴いてないですね。中山ラビさんすら聴いたことがありません(^^;
武蔵野一派を総ざらいする必要を感じはじめました。

そうですよね、友部さんなら高田さんと直に旧知の方ですし、コンサートの時は地方に行かれていたようで参加できませんでしたが、ラビさんの方でしたね。
日本のフォークは黎明期の頃が特にメジャーではないものの光っているものが多かったと思います。僕もまだまだ良く知らない人も多いです。
情報ありがとうございました。また、余韻が頭の中で、、、

>カークさん
日本のフォークというのは、僕のなかに、アクが強いという固定観念があって、ずっと聴かずにいました。が、高田さんを聴いて、そのイメージが変わりましたね。でも、高田さんって特別、という気も(^^;



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