白山のプチガウディ

| コメント(26) | トラックバック(1)




かなり以前に、目黒のプチガウディなる建物を紹介しましたが、今日は、文京区の白山にあるガウディnanoです(^^;
ここは、かなり以前から注目していたのですが、なんせいつ通りかかっても、正面のシャッターが下りていて、どうしてこういうことになったものやら、その理由が分からず、エントリーできないでいました。が、今日、通りかかると、その開かずのシャッターが開いています。一大事です(^^;

そこで、なかをのぞいてみると、古い食器や什器などがズラリと並んでいます。大半はホコリにまみれた状態で、重ねた皿の間に挟んである新聞紙なども、かなり古く、黄色く変色しています。奥の上がり框に腰を降ろし、店番をしているご老人に伺うと、これらは全てデッドストックだということでした。ちょうど近所に住んでいるという男性が遊びに来ていたのですが、彼は食器マニアらしく、「ここには、食器好きにとってのお宝が、まだ相当に残っている。ほとんど僕が買っちゃったけど...」とのこと。そして合羽橋の商品事情ついても詳しく、「これは今でも合羽橋に行けば買えるが、肌の色が違うし、今の物にはこの微妙な歪みが無い」とか「このメーカーはもう無い」など...、あれこれと説明してもらうことができました。うぬ、何の世界も濃く深いです(^^;
で、やっと、建物の話になりますが、これは、どう見ても、元は2階建ての看板建築です。そして、その屋根の上に、もう1階とも2階ともつかない増築がしてあります。これが白山ガウディ(^^;たる所以です。以前から、その部分の使用目的がさっぱり分からず、不思議に思っていました。そこで、ご老人に理由を尋ねてみると、「昔、鳩やチャボを飼っていたので、次々と自分で増築しているうちに、こうなった」という答えが返ってきました。なるほど...これで納得です。そう言えば、昔は鳩を飼っている家って結構ありましたね。しかし、よくもまあ、ここまでやったものです。やはり凄いですよね〜。
ところで、こちら、戦後、焼け野原になった土地(お寺の所有地)にバラックを建て、そこからご商売をスタートなさったのだそうです。ひと頃は、飲食店への厨房施設納品などを中心に、繁盛なさっていたようですが、後を継ぐ人もなく、このデッドストックが無くなり次第、完全にシャッターが閉じられるようです。建物も、これ以上進化することはなく、もう解体を待つばかりのようです...。食器の間に、こんなピエロが潜んでいました。

【場所】文京区白山2丁目あたりです。

トラックバック(1)

 夕食を食べてホテルに戻り、散歩をする前にちょっとblogをみようなんて思い、kai-wai散策を開いて「白山のプチガウディ」を見た。それに刺激をうけてしまったのか、外に出るとホテルの夜景を撮っておこうと思ったぼくは、道路の向かい側に行ってデジカメの液晶画面をの... 続きを読む

コメント(26)

masaさん、こんばんは。
すみません。プチガウディが吹っ飛んでしまいました。
というよりmasaさんの罠にまんまとはまったという感じでしょうか。(笑)
これは裏をかかれました。
この小人のピエロに身も心奪われてしまいそうです。
この表情・・・・癒されます。

>Cezanne さん
こんばんわ。速攻でコメントをありがとうございます。このピエロ君、実は、中央の写真の左隅のほうに、ちょっと写っているんですよ。見えませんかね、小さいので…。でも、こいつには惹きつけられました。こちらのご主人の優しい一面を見たような気もしました。

うわあ、この建物もハウル的ですねえ。昨日の写真はピンクフロイドのジャケット写真を飾ったバターシー発電所を彷佛とします。

>こうきsan
うわっ、こうきsan、はるばるありがとうございますm(__)m
この建物もかなり来てますでしょう(^^; それから、昨日の堀商店の建物、英国の云々と書きましたが、そうですよね、まさにバターシー発電所の雰囲気ありますよね〜。気づいてませんでした。なんだか納得です。

阪急の方で一杯一杯ですっかりご無沙汰してしまいましたが、白山ガウディの所以が鳩小屋増築でしたか(^^;)
実はうちの父は大連時代、鳩少年だったらしく、こういうものを見たらきっと興奮することでしょう。
あ、それと超私信ですが、父に土原のM氏姓のこと聞いたけど、さすがに知らないという話でした。
ただ、引き揚げ後、土原で2、3日だけ親戚筋の家に寝泊まりしたことはあったそうな。。

ところで話戻って2Fの肘掛け窓の意匠、洒落てますよね。
庇に張ったトタンの色ときっと合わせてそう。

>m-louisさん
大変ご多忙でいらっしゃるのに、コメントをありがとうございます。毎日「畝田コンコース」ブログをクリックしては、遠くからヤキモキするだけで役に立たず、大変申し訳ありません。どうぞ、本気で、お体にお気を付けください。
さて、昔、と言っても、僕が中学生の頃(って大昔だったりします(^^;)には、結構、伝書鳩の大会なんてのが盛んだったことを憶えています。鳩をしつけるという趣味がありました。お父上もそんなお一人だったのでしょうか。
2Fの肘掛け窓、おっしゃるように、なかなか気分が良さそうですね。それなりにサレて意匠したのでしょうかね。しかし、この部分にしても、床がどういう具合に屋根に固定されているのか? かなり危なそうですよね〜(^^; ちょっと上がってみる勇気はありません(^^; でも、上から写真も撮ってみたい(^^;

うわ〜〜。まさに知る人ぞ知るって所なのですね。知識はないけど、宝探し・・・やってみたいなあ〜〜。

すごい物を見つけてくださいました。BARRACK finder にも採集したいと思っています。

最近、「.....散策」も学術的な色合いをおびて、深く深く、なってきているような気がします。たくさんのコメントを読みながら、世の中、こんなに建築について造詣の深い人たちが多くおられるのかと.....感銘いたしております。

楽しそうで奥の深い食器(骨董?)屋さんですね、超広角レンズがびっしとその店内の全貌を見せてくれて見飽きませんね。
ここは谷中の万博のお店の食器・厨房編のようで一度行ってみたいところになりましたよ。

>kazooさん
こんにちわ〜。町のなかって、落ち着きなく(^^;キョロキョロしてますと、面白いもので溢れてますよ。是非、お近くでお宝探しを! ほんとに、いつもコメントをいただくばかりで、申し訳ありません。

>AKiさん
こんにちわ。コメントをありがとうございます。ご自身で採集なさるまでの間にでも、この写真で採集していただけましたら、大変に名誉なのですが…。(小石川の凸版印刷のそば、千川通り沿いにたっています)
それにしましても、世の中、よく勉強なさってお詳しい方が多く、刺激を受け続けています。しかし「違う方向にも眼を向けなさい」とご指導くだすったのは、外でもないAKiさんです。とにかく、あまり刺激を受け過ぎる(^^;ことなく、これからも標本系を軸にやってゆこうと思っています。これからも、よろしくお願いいたします。

>カークさん
こちらは、偶然骨董屋さん(^^;って感じですね。古い古い在庫だらけなんですよ。ま、営業用の食器なんですけどね。だから、奥には、給食に使うような、ものすごく大きいお鍋なんかもありました。建物と絡めて、無くならないうちに…ですね。

あ!!!ここは白山駅すぐ傍ではありませんか?
もうちょっと進むとハンバーガーハウスで。
多分、そこだと思うのですが、中にずらっと見える陶器と、外観の(良い意味での)おんぼろ具合が最高で、また駅近くというロケーションにも驚きました。
これはmasaさんに教えなければと写真を撮っていたのですが、やっぱり存知でしたね(^^;
ちと後で写真送ります。同じモノか教えてください。

この家すごいですね!勝手に建て増ししたにしてはちゃんと雨樋が曲がりくねって下までつながっています。チャボと鳩で終わらず烏骨鶏か何かお飼いになればいいのに・・・(笑)。
そしてお店のの半ば古びた食器類、しばし眺めてしまいました。開けた時はいつも本日特売日!近くにあったら絶対出かけています。きっと行けない私の為に撮ってくださったのだと勝手に思い込んでおりました。ピエロも見えます、この大きさは何かのおまけだったのでしょうか。

masaさん こんにちは! 「ピエロ」の表情に癒されました。 このピエロを見つけ写真を撮ってくださった masaさんに感謝! 

ほんとうに大変な一大事です。ぜひ行きたい気持ちですが、いつシャッターがあいているのかわからない!ピエロをみて、思わずばかのように「あ〜」と言ってしまいました。

>ciceroneさん
さすがに、あれこれ物件をご存じですね。別便でお送りいただいた古道具屋さんですが、アップした物件とは別ものでした。が、実は、僕、数年前まで白山に住んでいましたので、しょっちゅう目にしていた物件で、いつか採り上げねば!と思っていたんですよ。あそこも味と雰囲気ありますよね〜。昔は、あの隣りに提灯屋さんがあったんですよ。びっくりでしょ(^^;

>aiさん
わははは、ウコッケイですか〜。で、「秘宝ニンニク卵黄本舗」なんて看板出したら大成功するかもですね(^^; いや、悪い冗談言ってる場合じゃありませんでした。こちらの在庫は、営業用の大量生産品ばかありですから、とてもaiさんのお眼鏡にかなうものではありませんが、どの道にもマニアは居るようで、その筋の人にはたまらないようです。このピエロですが、どういうわけで置いてあったものやら?です。背丈3-4cmでした。

>いのうえsan
こんばんわ〜。このピエロ、いわゆる場違いってやつですが、その状況がまたヨロシでした。連れて帰りたかったのですが、やはり、その場に置いてきました。

>braryさん
言問通りを下って石井炒り豆店、千川通りに入って大亜堂書店ー長屋魚屋ー下町ロボットー本格看板建築ープチガウディなんてコースはbraryさんのお好みのような(^^;
ご主人によれば、「晴れてる日はだいたい開けてるよ」ということでしたが、僕、晴れてる日に何度も、シャッターが閉じてる写真撮ってるんですよね〜(^^;(^^;

masaさん、ヴィエンチャンにはmasaさんがよだれをたらしそうな建物がいっぱいなのに、まだ歩き回る時間がとれません。しかし、これはインドシナ半島でも通用する水準ですね。masaさんの発掘力に脱帽。

>玉井さ〜ん
うわっ、遠くラオスからですね! 電話回線をお使いだといいますのに、ほんとにありがとうございます! トタンや古材の宝庫だと聞きますインドシナ半島、いつか歩いてみたいです。過密スケジュールでお忙しいとは思いますが、BARRACK写真のお土産を、ひそかに期待しています!

違いましたか!陶器の並び具合がそうなのかな?って思ったのですが。
それにしてもmasaさんは白山にも住んでいたのですか??
もう、色んなところに住んでる〜!!
白山、裏路地の辺り、大好きです。

>ciceroneさん
お返事が遅れてすみませんm(__)m
そうなんですよ〜。何度引越したことやら…。よく考えると、「定着するように住んだ」という経験が無いことに気づき、この散策を始めたようなものなんです。でも、文京区には、かなり長くなります。白山(昔の丸山福山町)あたりも良いですよね〜。バクテーのみでなく、こんどは軽い散歩を絡めるのも良いですね。

散歩付きいいですね!というか、散歩メインでも!!
白山や谷中・千駄木・根津はしっかり歩きこみたいと常々思っているのです。
来月頭に引越しするので、今ちょっとバタバタしていますが、来月中旬以降で計画しませんか??
masaさんの案内で是非。カメラ持って駆けつけます!

>ciceroneさん
では、バクテーズ白山組(^^;って感じのをやりましょうか。ローカル用の地を這う散策(^^;って感じで…。



ninepeace.jpg




月別アーカイブ(Archives)



Photo Gallery

写 真 集


おすすめ




おことわり

エントリー、コメント、トラックバックにつきましては、管理者の判断により削除させていただく場合があります。予めご了承ください。
Powered by Movable Type 4.22-ja





copyright © 2004-2017 masa