新潟に行っていました。そして、今日の深夜、日付が変わる頃、東京に戻りました。今回の新潟行きは、日程的には強行軍だったのですが、お天気に恵まれたせいもあって、新潟の風景のなかにかなり長時間居た、という気がします。
新潟市南部に広がる水田地帯の北端に、鳥屋野潟 (とやのがた) という大きな潟があります。見た目には湖です。その潟畔には、アルビレックス新潟の本拠地であるサッカースタジアム「ビッグスワン」を核にした、広大な公園があります。一方で、この潟畔は、風光明媚なデートスポットでもあるようで、そのせいか、いわゆる連れ込みホテルのメッカにもなっていました。
今日の写真は、そんなホテル群の間に、身を隠すようにして横たわっていた家を撮ったものです。もう使える状態ではなく、人は住んでいないようです。取り壊さずとも、いずれ、潰れるだろうな…という感じでした。もしや、新潟の大地震で被害を受け、修復不可能とみて捨てられたのかな?とも思える状態です。
しかし、この地域は、どこまでもフラットで、背後に山などもないため、こうして、ひとつの世界がポツンと浮かんでいるように見えるのでしょうか…。その感覚に、強烈に惹きつけられてしまいました。この浮遊したような感覚は、もしや、この地も潟であったから…かもしれない…なんてことを思わせます。
【場所】新潟県新潟市です。