堀田靴店

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「堀田靴店」というタイトルと写真が、ちょっとマッチしない感じがしますね。ところで、ここに写っているものは何だとお思いになりますか? 実は、シンデレラのガラスの靴底です…と書きたくなりますが、実は、これ、プラスチック製の靴ベラです。そして、この靴ベラに出会ったのが、新潟市の白山神社の仲見世にある堀田靴店さんだった…というわけです。発見時には、ショーケースのなかで、ヒール部をバーにかけてぶら下げられており、ホコリがこびり付いていましたので、「これはいった何なのだろう?」と、一瞬、靴ベラであることに気づけませんでした。が、靴店さんなのだから…と、ピンと来たとたん、なんとしても欲しくなってしまいました。そこで、ご主人に「これはいったい商品なのか否か」を尋ねてみました。すると、「商品のようでもあり、そうでもない」ような返事が返ってきます。が、つづけて「でも、あなたが見つけたのだから持っていきなさい」とのこと…。そんな経緯があって、新潟「堀田靴店」から、僕と一緒に東京に来ることになったという、由緒正しい(^^;靴ベラです。

その堀田靴店さんとはどんなお店なのか…、以下に、簡単にですが、ご紹介させていただきます。




堀田靴店さんは、いまのご主人の父上が大正末期に創業され、昭和9年頃に、現在の古町通りに移転していらしたそうです。ご主人の堀田さんは、昭和22年頃から父上の店を手伝うようになり、昭和27年から約1年間、東京浅草橋の靴職人の親方に師事。優良靴技術協議会の手縫い婦人靴部門で表彰されるまでになります。そして、表彰状を手に新潟に戻り、その後は、手縫い革靴専門の職人として、今日まで、ずっとやってこられた…とのことです。いただいた資料からすると、現在、80-81才でいらっしゃるはずです。まだまだお元気です。
左の写真が、堀田さんです。穏やかな良い表情をなさっていらっしゃいます。そして、中央の写真は、店内のディスプレイです。相当に古びてはいますが、じっくり見ると、実に洒落たモダンなディスプレイであることがわかります。スチールパイプを使ったディスプレイ用具などは、まるでモビールのようで素敵でした。右の写真は、店内のいちばん奥を撮ったものです。SHOES SHOP HOTTA の文字が、いま見ても、モダンでよろしいですね〜。

【追記】靴ベラには、こんな説明書きがついていました。
【場所】新潟県新潟市古町通りです。

コメント(28)

わたしはmasa王子様といっしょにこの靴屋さんの前を通りかかりました。ほこりをかぶった靴たちがならぶこのお店のどこが気に入ったのか、王子様は、ショーケースのなかをのぞくと、わたしが一緒にいるのなどすっかりお忘れになったように、この靴屋のおじいさんとそのお店に夢中になってしまいました。いっしょに見ていると、たしかに、このディスプレイは、かつてのモダンデザインの最先端だったにちがいないことが、分かってきました。わたしたちがそういって目を輝かすと、おじいさんはそれはそれはうれしそうでした。
王子さまのお撮りになった写真を見ると、ほこりまみれの古い靴たちが輝やいています。おじいさんもとてもお若く見えます。帰りがけにこのガラスの靴を見つけた時には、もっと驚きました。ホコリを拭い取ると、あのときのくつと同じものだったのです。
 王子様は、あのとき灰にまみれたわたしのなかに輝くものを見つけてさったように、このお店につもっていたホコリと時の塵をフッとふきとばしてしまったのです。あっもうすぐ12時だわ、早く投稿しなきゃ。この時間になると今でもドキッとしてしまいます。

masaさん、こんばんは。↑のシンデレラさん、なんだかお茶目でMyPlaceな方ですね〜(^^;;。なんだか、いまどき「こんなギャグ、死んでれら〜」(僕は、駄洒落世代の下ですけど…)と言いたいのをグッと我慢して(^^;;;、まじめな話し、このお店のディスプレイは、私の子どものときのディスプレイで〜す。こんな雰囲気、よくありましたよ、ええと、ブティックではなくて洋品店といっていたと思います。奥で、ミシンでカタカタ仕事されているんですね。それと、壁の穴がいっぱいあいたボード、懐かしいですね〜。

>シンデレラさん
こんばんわ。12時前にお帰りになれましたでしょうか…。ところで、男物のようにでかいガラスの靴をお預かりしています(^^; うちでは、「あのシンデレラさん、もしやカマデレラさんでは?」なんて噂しています(^^;(^^;
なんて冗談言ってますが、いつも素敵なコメントを、本当にありがとうございます。しかし、お時間い余裕のない方もいらしたというのに、こうした燻したようなものを目にしますと、たまらなくなり、ひとり突っ走ってしまい、失礼いたしました。しかし、初めてお会いしたばかりでは、やはり、執拗に撮ることは、僕にはできません。甘いのかもしれませんが…。でも、また新潟に行く機会があれば、また堀田さんをお訪ねしたいと考えています。こんな素敵な出会いができたのも、玉…あ、カマデレ…じゃなく(^^;、シンデレラさんに、新潟に連れて行っていただいたお陰です。重ねてありがとうございます。

>masaさん>シンデレラさま>wakkykenさん>みなさん、こんばんは
ステキな物を見つけましたね。
文中で「フッ〜」と、時の移ろいを払ってくれた瞬間、様々な思い出が蘇ってまいりました。

久々部屋を暗くして、クルミ油で作られているアロマキャンドルに火を灯してみました。
昔、春日通り沿いに、大槻薬局{サトちゃん}の人形がある隣に「靴屋さん」がありまして、今は、
シャッターが閉まったままになってしまいましたが、あのお婆ちゃんどうしたんだろう・・。中学・
高校の時、生前のお爺ちゃんに靴を何度か作ってもらいましたっけ。きっと、写真の御店主も、
一針・一針仕上げる職人気質の方なんでしょうね。こんなお店で足にあった靴をまたいつか作っ
てみたい物ですね。

エッ、目を瞑っていると何故かゼベット爺さんまで関連してイメージが出てきました。幼い時寝る
前に聞いたお話が、幾つも幾つもパンドラの箱を開けたとたん出てまいります。
やっぱりこれ、ステキなシンデレラの靴でしたね。
投稿が一足間に合わず、かぼちゃタイムになってしまいました。・・・乗り遅れた、与より では

>wakkykenさん
ですよね〜。初めてお会いしたときなんか、「ちょっとこれは怖いぞ〜」という印象だったのがウソのようです。って、実は、いまでも、キリッと引き締まった表情をなさるときは、怖めですよ(^^;
ところで、堀田さんは、僕の亡くなった父の、ひとつ下の世代の方ですが、僕の父の世代は、革靴は注文で造るもの…そして大事に一生履くもの…という感覚だったと思います。洋服だって、父母が着て解れた生地を利用して子供服を仕立てたりと、ほんとにものを大切にしていましたね。そんなことを思うと、現代は、その辺り、本当に考え直す必要ありですね。

>菊坂の与太郎さん
素敵なコメントをありがとうございます。ついにゼベット爺さんまで出現しましたか〜。でも、堀田さんのお店は、深夜をまわると、燦然と輝き発しはじめ…なかから…なんて物語があっても不思議はない、とさえ思えます。そのくらい堀田さんの想いが詰まった、愛しいとさえ思える空間でした。
ところで、外反母趾を抱える人が多くなっているいま、こうした靴造りの技術は活かせると思うのですが、なかなかうまくリンクしないもののようですね…。何事もとかくそうですか(^^;

ごめんなさい。シンデレラを登場させたのはふざけたわけではないのに、一番乗りでにあんな書き方をして、本当のことを分からなくさせてしまいました。masaの目と、ひとの接し方は、たいしたものだと言いたかったのです。masaさんは、レッドデータに保存すべきものを記録しておこうというのではなく、上に重ねられた新しい輝き、あるいは積み重なった塵におおわれて、やがて消えてゆことしているものたちの持っているものを見つけること、そしてそれらの魅力を引き出すこと、それがmasaさんのしたいことなのだと思います。仮に、それらのものが消えて行っても、そのにじみだすような輝きを残すことができれば、それがぼくたちに何かを引き起こして、これから作られるものを変えてゆく力になるだろうと信じたい。

この時ぼくはmasaさんといっしょに歩いていたのに、この店にいささかも注目しなかった。ほこりに覆われ、商品も雑然と置かれた表面のありようにあざむかれていたのです。masaさんは、その下に潜んでいるすてきなものをちゃんと見つけたことに、ぼくはいつもながら感心しました。靴の展示棚は針金を曲げただけのものをハンガーボードに引っ掛けて細い二本の脚で楕円形に切り抜いた合板をささえ、ユーモラスでかろやかでした。堀田さんご自身も、masaさんと話していらっしゃるうちに生気が蘇ってきました。
いまは郊外の索漠たる大型店に押されてさびれた古町というこの商店街は、新潟の一番の目抜き通りでしたが、masaさんに言われるまでこれが白山神社の門前町であることに、ぼくはこれまで気づきませんでした。google mapsを見れば、よくわかります。
http://maps.google.com/maps?f=q&hl=ja&q=日本 新潟県 新潟市&ie=UTF8&om=1&z=18&ll=37.915366,139.039278&spn=0.002171,0.004667&t=h
AKiさんにまたしかられる長いコメントになってしまいました。wakkykenのせいかな。

えっも、僕のせいなんですか・・・あれっ?

>玉井さん
こんにちわ。シンデレラは、本文に僕が登場させたものです。それをさっとリフに使ってくださるところなど、ジャズのアドリブのようで素敵だ…とこそ思えど、おふざけなんて思いもしませんでした。
それにしても、かなり増幅評価していただいていますが、僕が、なかなか言葉にできないでいたものを、さらりと言葉にしてくださいまして、ありがとうございました。なぜ写真を撮るのか?という理由を、言葉ではっきり説明できなくてはいけない…と思うのですが、いただいたコメントを拝読し、頭のなかで、これまで行き場がなく、漂流をつづけていた言葉たちが、自らの場所を見つけ、組み上がっていくのを感じています。
新潟という町、これまで縁もゆかりも無かった町が、僕にとっては、触媒だったのだろうか?と感じています。

>wakkykenさん
ま、ひとつの「潮流」をつくり出した先人…(^^;ということで…。

wakkykenさん いやいや、あなたのせいばかりではありません。わたしも、コメントだとつい気楽になってしまうのです。ここのサイトのご亭主が、そういう気にさせるからでもありますね。

玉井さん、「ここのサイトのご亭主が、そういう気にさせるからでもありますね」とお書きになっているのは、まあその通りでありまして、現にこの僕が・・・こんな感じですからね〜。(←今回は短いですけどね)

>ハハハハハ、「間合い」心を解するみなさん、大好きです。

僕はシンデレラ の登場、おふざけとは取っていませんよ。むしろ其の後ろにある心のゆとりによって、描かれている玉様の文章に惹かれました。新潟に行かれて、アジアン居酒屋「 いなか家」に惹かれるのではなく「堀田靴店」を選択するなんて、ホントmasaさん達、渋いですね。堀田さんもいい時を持つ事が出来たのか、幸せそうなお顔しております。だってこのブログのオーガナイザーの素養によって、色々写された物は息を吹き返して蘇ります。投稿されるコメントも、一つ一つを取り上げ大切に包んでくれます。そんな不思議で大切な空間masaさんのブログを、私は大切にしたいと思っています。皆さんだって別の世界(他の話題で)、随分難しい「4」の話をしていますよね。人はやはり最初に集落や村は生活するに便利な水辺や泉、食料の多いところなどの周りに自然派生しますし、リーダーが必要になり、シャーマンが生まれ、それは時を経て神社、寺を中心に集まるようになりましたよね。
ラー信仰もそうですが。太陽、それは高いところ、山にどうしても関連があります。またその地域によって宗教、宗派の様相を変えていますし、生活文化や、民族性を感じざるを得ませよね。でも、基本は「1」そこに係わっているのが「2」ですがそこに「3」が必要なものとして加わりそれらを教える為に「5」が必要になってきましたものね。では、皆様の健康と世界の平和を「7」に載せ、今晩はおいとましとうございます。 色々な世界(4)があってもいいんじゃないでしょうか。 お静かに・・・与より φ(_ _)。o○グゥ☆

masaさん、御無沙汰してすみません。
私もシンデレラさんの語り、ウケました!洒落てます!
コメントされている皆さんが心を配りつつコメントされているやり取り、「大人の会話だわ〜。」と感嘆しつつ拝見しました。
では、おやすみなさい。

与太郎 さん ありがとうございます。そうおっしゃっていただくと安心します。masaさんは、写真をとりはじめると食べることなんてすっかり忘れちゃうんです。アルコールがからっきし弱いのはわたしも同じですが、私は食い気は十分なんです。この日は、かえりがけにスーパーによって、魚は豊富だから手っ取り早く刺身と鍋物、それに作一さんの枝豆「一人娘」。にもかかわらずビールはないのでした。

>シンデレラさん、wakkykenさん
あ、僕のことで…(^^; はい、ホテルマンの経験がございますので、お客様に、お楽にしていただくのは得意でございます(^^; はい(^^; 今後とも…どうぞどうぞ…(^^;

>菊坂の与太郎さん
こんばんわ。ほんとに、拙ブログを、いつも好意的にみてくださって、ありがとうございます。ま、与太郎さんを含め、皆様の知識や理解力には、なかなかついていけず、時にトンチンカンな受け答えもしていますが、お陰様で、随分と勉強させていただき、この歳でも、自分がすこしづつ成長しているのを感じます。本当に皆様のお陰だと思っています。今度とも、どうぞ宜しくお願いいたします。

>greenagainさん
こんばんわ。すみません…なんてとんでもありません。こちらこそ、いつもご無沙汰しています。しかし、僕は、植木職人の経験もあるのですが、親方がよく言ってましたよ…もの言いようだって…。簡単なことほど難しいですが、拙ブログにコメントくださる方々は、このあたり、実によく心得ていらっしゃいますよね〜。

>玉井さん
こんばんわ。いまだに、何かに夢中になりますと、我を忘れるところがあり、ご迷惑をおかけします(^^; しかし、夕食の用意、いつものことですが、何もお手伝いもできず、申し訳ありませんm(__)m
ところで、お茶で晩酌…というのは、僕には、かなり心地よいです(^^;

こういうものが大好き!
ワクワクします。

それにこれを見つけたときに
飛びついてゲットしてこられたmasaさんのセンスが とても嬉しいです。

おかげで私も楽しめましたから。

良いですわ〜〜〜。

それに このブログを読んだ時に
私はすっかりシンデレラになっていたので
一番初めに シンデレラさんが登場していて
ちょっと悔しい思いをしたのでした。

>光代さん
こんにちわ。コメントをありがとうございます。そうでしたか…この片方のガラスの靴ベラの持ち主は光代さんでしたか…。いずれ、王子様の衣装で、お届けいたしましょうね(^^;

下段中央の写真はほんとにモダンですね。
現在お気に入りの壁紙です。
ジャック・タチの映画に出てきそうなショットです。

>妾番長さん
こんばんわ。いや〜このディスプレイの感覚、さすがに分かってくださいますね〜。しかし、妾番長さんの壁紙に採用されるとは光栄です。ジャック・タチについては、自主トレ(^^;いたしておきます(^^;
ところで、妾番長さんの「みち」ですが、たまりません。

妾番長さん そうそう、ぼくも「ぼくのおじさん」を思い出していました。

>玉井一匡 さん
あれ、玉井さんも同じことを…。となると、いよいよ要チェック…です(^^;

シンデレラ玉井さんの同意を得て勇気100倍です。
ジャンルとしては、視覚や音で笑わせるコメディですが、何故だかほんわか幸せな気分になれる作品を撮る人です。
実はこの人と一緒に映画を作ることになっていたロック・バンドがあり、丁度つい先日来日しました。(まだいるかもいれませんが)
http://www3.tky.3web.ne.jp/~gamakazz/sparks/index.html
実際作業を進めていたにも拘わらずなんらかの要因で頓挫したようです。

>妾番長さん
おお、スパークス。確か、以前にもスパークスをご紹介くださいましたね。彼らも根強いものがありますね。URLから、思いもよらない日本人サイトを彷徨うことになりました(^^; 人脈って面白いですね〜。



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