2006年12月アーカイブ

新三河島から

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僕は、日付の変わり目にまたがって作業することが多いため、いつもなら、これが12月30日のエントリーです。が、これをご覧いただくのは、もう31日・大晦日ということになります。したがって、お立ち寄りいただいた方々へのご挨拶のタイミングを失することのないよう、これを大晦日エントリーとさせていただきます。
さて、今年最後のエントリーは、新三河島駅の改札口を出てすぐのところで撮った写真になりました。左の写真は、京成線の高架と家屋とがつくる路地です。一直線に伸びる路地の向こうから、太陽の光が射し込んでいました。それが光源となって、テント地のグリーンが、ぱっと鮮やかに、ランプシェードのように見えていたのが印象的で、シャッターを切ったものです。右の写真は、左の写真を撮った位置で、そのままくるりと後ろを振り返った状態でシャッターを切ったものです。ちょうど路地空間のかたちに光が伸びているのがお分かりいただけるでしょうか…。その光のなかで、シルエットになって写っているのは、もちろん僕です。
拙ブログにお立ち寄りいただいた方々、コメントを残してくださった方々、メールで励ましの言葉や情報をくださった方々、ありがとうございました。なんと、今日で 2006年も終わりですね。来年も、どうぞ、宜しくお願いいたします。そして、良いお年を…!

【場所】荒川区荒川6丁目あたりです。

日無坂で

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目白台にある「月の湯」が、今年いっぱいで営業を止めるという知らせを小道さんからいただきましたので、最後に営業中の姿を見ておこうと思い、現地へ行ってきました。が、なんと今日は、休業とのこと...。アリャリャでした(^^; そんな同好の士がもうひとりいらっしゃいましたが...。そして、好きな人っているものです。偶然にも、同じパターンに陥って、近所のカフェで談笑していた人のなかに、なんとスリバチ学会員の姿が...。いや〜笑ってしまいます。
ところで、現地でお会いした方々は、皆さん、入浴の予定でしたが、僕はその積もりはありませんでしたので、皆さんが銭湯から出てくるまでの間(休業とは思っていなかったので...)、時間調整も兼ねて、すぐ近くの日無坂に居ました。なにしろ、寒い日でしたが、それだけに、澄んだ夜空を見ることができそうだ...と踏んでのことです。日無坂と言えば、以前のエントリー「日無坂の家」に、「昔、その家に住んでいた...」というコメントをお寄せくださった方、大川さんが思い出されます。それだけで、なんとなく、日無坂に建つ家が、前回とは違って見えるから不思議です。なんだか身近に見えるんですね〜。
ところで、日無坂、今日も、スキッとした、胸のすくような風景が広がっていました。

【場所】文京区目白台1丁目と豊島区高田1丁目の間です。

下町ジャンク

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お気づきかもしれませんが、このブログには、物に接近した写真が殆どありません。あれこれと、かなり無節操に題材を採り上げてはいますが、いちおうは、ブログタイトルにある"Kai-Wai"という語が暗に示す距離感の写真を掲載している…というわけです。ま、それが撮りたい写真でもあるわけですが…。
しかし、物に接近した写真を撮らないのか?というと、けっしてそんなことはなくて、「あ、接写レンズがあったら良いのにな」と思うほど接近することだってあります。が、そういった写真の大半は、このブログには掲載せず、ほぼお蔵入りする…というわけです。今日の写真は、ちょっと微妙な距離からの写真ですが、やはりお蔵入りしていたものを、引っ張り出してきたものです。
ジャンクなんてタイトルをつけましたが、これは、クズ…という感覚ではありません。バラックがカッコイイと感じるのと同じ感覚ですね。ま、僕は、子供の頃から「クズ好き」とは言われていましたけどね(^^;

【場所】荒川区南千住(左)・墨田区京島(右)あたりです。

赤扉の家

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ちょっとした用で、神楽坂に行ってきました。そこで、せっかく神楽坂に居るのなら…と、マンジュウカフェ「麦丸2」に寄ってみました。すると、なんと扉が閉じています。お休みです(^^; そう言えば、麦丸さんは水曜日定休だったような…。まさか、早々と年末の休みに入ったわけではないでしょうからね。ま、そんな「まさか」があり得る…といった感じのお店ではありますが(^^; そんなわけで、ちょっと時間ができたので、神楽坂あたりの、まだ歩いたことのない界隈を歩いてみました。
早稲田通りから飯田橋駅方面に下ってゆく坂道の途中で、市ヶ谷方向(右)に折れ、両側に洒落た小料理屋などの連なる道を歩いていると、まもなく、高台のうえに出ます。ちょうど上りきったところに若宮神社があり、その一帯の町名も若宮町となっていました。
高台、しかも外堀を望む高台ですから、そこには、さすがに「超」がつきそうな高級マンションなどが多く、眼下の歓楽街・神楽坂とは雰囲気がガラリと変わっていました。今日の写真は、その若宮町で撮ったものです。立地は、高台のうえではありますが、台上のわずかな谷…といった感じの場所で、そう大きくはない一戸建て住宅が密集している区画のなかでした。なんだか、植物や木に覆われ、ツタに巻きつかれた、かなり古そうな家がありました。それだけでも、渋さで目立っているのですが、なんと玄関ドアが赤、そして、いやにスリムです。しかも、その上の庇部分から、元気の良い多肉植物が垂れ下がっています。ドアの左右の椅子も、風雨に晒されきった感じで秀逸です。たまらずシャッターを切ってきました。それだけではなく、玄関左側の窓辺にも相当に惹かれました。

【場所】新宿区若宮町あたりです。

ハードレイン

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朝から、よく降りつづいてますね…。こう降っていては、下町散策もひと休み。おとなしく家で読書でも…と思いましたが、やはり、そうはいきませんでした(^^; 雨の降りしきるなか、こまごまとした用足しに、銀座へ…。雨は降っているし、クリスマスも終わったことだし、さすがに銀座も閑散としているのかな?と思いきや、さにあらず…。ほぼ、いつも通りの人通りでした。
が、雨のせいか、気のせいか、どことなく、街が息切れし、ちょっと歩をゆるめているように感じられました。そう、街も疲れちゃいます。なにしろ、毎日こき使われるし、大手術や新薬投与なども日常茶飯事なんですから…。このところ街だって大変です(^^; 冷たい嫌な雨だけど、街にとっては気持ちの良いシャワーなのかも?ですね(^^;

【場所】中央区銀座3丁目・千代田区有楽町2丁目あたりです。

日本堤のまつ

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明治通りから、日本堤にすこしだけ入ったところです。もう、いわゆるドヤ街のなか…と言ってよい場所です。場所柄、やはり物騒なこともあるのでしょうか、この辺りの民家には、きわめて頑丈そうな窓枠や門扉が取り付けてあったりします。
この塀はトタンですから、さほど頑丈とは言えませんが、意外と背が高く、僕が背伸びしても、向こう側はまったく見えません。しかも、歪みなどもなく、しっかりとしています。建て付けが良さそうです。むしろ、塀に護られている家屋のほうが、相当にヤレています。「おい、大丈夫か?(^^;」という感じですね。
ところで、そんなことはともかく、全体的に、のっぺりとした渋い色あいの、幾つかの面の組み合わせ。その脇にちょいと顔をのぞかせたアロエ。主役であるあばら家。何を意味するのか、トタン塀の「まつ」の落書き…。なんだかとても不思議な風景でした。ビルが目立つ現在の東京都内に、この風景がゴロリと転がっているわけですから…。しかし、大いに惹かれるものを感じました。
で、「まつ」って、何でしょうね…。

【場所】台東区日本堤2丁目あたりです。

メリークリスマス

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今日はクリスマス・イブですね。てなこと言ってると、すぐに「今日は大晦日ですね」ってことになります。暮れが近づいた…という気がしてきまます。
いつ頃からか、クリスマスという日は、プレゼントを貰う日から、プレゼントを贈る日に変わってしまいました。これは孫娘ができてから、決定的になりましたね〜。でも、贈る・贈られる…というのは、なにも物でなくとも、良いものです。その「贈る・贈られる」気持ちを大切に思う心を蘇らせる日なんでしょうね、クリスマスというのは…。違うかな? ま、いいや(^^;
そんなわけで、今日の写真は、いつも拙ブログにお越しくださる方への、カード代わりです。どうぞ、良いクリスマス・イブをお過ごしください。

【場所】中央区銀座4丁目あたりです。




吉原御免状にちなみ、「御免状ミニダイブ」と称して、吉原散策をしてきました。今回は、年末で、どなたもお忙しく、吉松さんiGaさんカークさんfuRuさん、そして僕、の5人でのダイブになりました。今回の主なテーマは、吉原の周囲に巡らされていたという、通称「お歯黒どぶ」の跡を、辿れるものなら辿りながら、当時を偲ぶ…。あわよくば「みせすががき」を弾く三味線の音を空耳に聴こう!(^^; というものでした。
結果から言いますと、それがもう、お歯黒どぶを辿れるどころか…その跡が江戸時代の切絵図のままに確認できます。しかも、そのどぶに沿って、吉原側の地盤が、周囲よりも一段高くなっています。「あ、ここもだ」「あ、あそこもだ」という感じで、これにはダイブ隊一同、かなり興奮です。もう三味線の音が鳴り響きっぱなしです。空耳アワーか?というくらいに(^^;
その段差を撮ったのが、中央と右の写真です (fuRuさんと同じ場面になってしまいました)。当然のことながら、写真の奥側、高くなっている地盤に吉原の街が載っていることになります。また、この写真からは、段差とともに、水はけの悪さも見てとれます。元々は田んぼだった…ということが頷ける図ですね。
左の写真は、吉原弁財天の境内にたつ観音像です。昔、この辺りは公園で、池があったそうですが、大震災による火の手から逃れるため、多くの遊女がその池に飛び込み、溺死したそうです。観音像は、そういった方々を供養するためにたてられたそうです。いまでも多くの方が参拝した跡があり、吉原で、もっとも妖しく生々しい雰囲気を感じさせる一画です。

ところで、以下は、吉原をGoogleEarthとカシミール3Dで見た図です (すべて、通常の地図とは逆さまに、北から南を見た状態になっています)。ほぼ中央にあって、四角く見える部分が吉原です。いずれも地形が表示されるよう設定していますが、左から「GE建物を3D表示」「GE標準表示」「GE江戸古地図表示」、そして「カシミール3Dによる5mメッシュ数値地図表示」です。5mメッシュ数値地図では、土手通りが周囲より1段高くなっていること、そして、吉原の地盤がそこからさらに1段高くなっていることがはっきり分かりますね。しかし、そうは言っても、もう少し視野を広げれば、この低湿地ぶり…。やはり吉原は「苦海(界)」だった(^^;


最後にオマケです。吉原と、どぶ跡を隔ててすぐの場所に、錆びたトタン壁を発見。これがなかなか壮観で、ダイブ隊員が貼り付くようにして写真を撮っている図です(^^; ところが…突然、主旨をはき違える人っているものですね〜(^^; クルリとこちらを振り向いてあらぬ方向を撮っている人が約1名(^^;

【追記】関連エントリー:吉原の幻
【場所】台東区千束4丁目あたりです。

斜陽商店街

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今日は、時代小説『吉原御免状』にちなんだ、吉原ミニダイブに行ってきました。内容については、今日はもう眠いので(スミマセン(^^;)、とりあえず他力本願…fuRuさんのエントリーをご覧ください。
昔、吉原を取り囲んでいたというお歯黒どぶ跡を確認した後、土手通りを横切り、日本堤に入りました。そして、いろは会という名の商店街をすこし歩き、山谷堀跡に出ました。今日の写真は、そのいろは会商店街で撮ったものです。
夜店の連なりから発展したこの商店街は、山谷と呼ばれる地区の中央を、北東から南西に伸びています。ここを通ったとき、すでに太陽は大きく傾き、その光が、アーケードの入口から差し込んでいました。ちょうど、筒のなかから、明るい太陽の光をのぞき見るような状態です。その強い逆光状態が、アーケード商店街を、いつもとは全く違う表情に仕立て上げていました。
正直に言って、この商店街は、相当に寂れています。そこに追い打ちをかけるように、つい先日、この商店街の一部が火事で焼けたりもしています。とにかく、半路上生活を送っている人達がたむろす姿こそ目にしますが、買い物客とおぼしき姿はまばらで、まさに閑古鳥状態です。しかし、それはこの商店街に限ったことではありません。この商店街のある日本堤という街自体もそうですし、その周囲の街も、陽が落ちる頃になると、ひどく閑散としてしまい、まるで死んでいるかのようです。この先、この辺りの街はどうなってしまうのだろう?と、本気で考え込んでしまいます。

【場所】台東区日本堤1丁目あたりです。

コマワリ・ジージョ

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シャネル銀座店のディスプレイです。三十三間堂にずらりと並んだ千手観音像を本歌に取ったもの…(^^;でしょうか。どうやら有名なデザイナーの作品のようですが、パッと見た瞬間に、日本漫画のこまわり君とトッポジージョを思い浮かべました。そこで、勝手ながらコマワリ・ジージョと名付けた…というわけです。
しかし、このディスプレイは、なかなか人気がありました。立ち止まって携帯を取り出し、写真を撮る人が絶えません。その反応は「かわいい〜」が75%「きもちわる〜」が25%、といった感じでした。いずれにせよ、人目を引くという点では大成功のようです。

【場所】中央区銀座3丁目あたりです。

京橋遺跡

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桑原弘明SCOPE展/2006を観てきました。旧作4点+新作6点の合計10点が展示されていました。広大な世界と物語を閉じこめた小箱には、誰もが虜になります。(こちらに、前回のSCOPE展報告があります。)
で、その会場で偶然にもお会いしたiGaさんに案内していただき、行った先には、この京橋遺跡SCOPEが待っていました(^^; これも物語がつまった凄い世界ですね〜。全体像もかなりなものですが、細部にわたって見れば見るほど凄い世界です。偶然でしょうが、きっちりと背景が造られている点も秀逸です(^^; これは世界遺産に登録しなくては...(^^;

【場所】中央区京橋3丁目あたりです。

銀座のギャラリー小柳で行われている、杉本博司さんの作品展示『本歌取り』を観てきました。
会場は、銀座1丁目のビルの8階にあります。ビル入口には小さな立て看板が出ていますが、およそギャラリー入口という感じはしません。その入口を入り、左手にあるエレベーターで8階にあがり、ドアが開くと、そこはもう会場内で、目の前に異空間が広がっている…という趣向です。
会場は、シャープな角のあるコンクリートの柱と白い壁が印象に残る、ごくシンプルな造りです。そこに、かなり大きなモノクロ写真が数点のみ展示されています。いずれも焦点をずらした、風景を感じさせる抽象写真でした。そして、数式を具象化したオブジェが2点、床に直に置かれています。こちらもかなりの大きさがあり、その台座が、レンズ用ガラスの塊であったり、厚さ20cmはあろうかという透明アクリルの円盤であったりします。
これはもはや、壁にかかった写真を1点1点観てまわるといった写真展ではなく、空間展とでも言うべきものになっていました。見終わると、なんだか、頭のなかが洗濯され、スッキリと焦点が合ったような爽快感を感じます。
この展示は、どなたにもお勧めできるものではありません(本当はお勧めしたいのです)が、杉本博司というお名前に反応なさる方には、やはり必見…と言えそうです。

■Gallery Koyanagi:http://www.gallerykoyanagi.com/

【場所】中央区銀座1丁目あたりです。

いつも拙サイトを訪問してくださる方には、「またか...」という感じでしょうが、今日も阿佐ヶ谷テラスハウスです。テラスハウスについては、もうあれこれ書くこともなくなってきましたので、この写真を撮った状況について...。
僕の背後には21号棟がたっているのですが、壁のすぐそばに生えている木が邪魔をして、その壁に貼られた21の番号が、離れた位置からは見ることができません。が、その番号の色がきれいなので、それだけでも撮っておこう...と、真下から番号を見上げる位置に立ってみました。そして、「もすこし離れようかな...」と、後ろを振り向いたときです。真正面に、まっすぐに伸びる木が目に入りました。その姿がとてもスッキリしています。そして、その木の向こうに、34号棟が見えています。
このとき、太陽は、もう西の地平線の近くにあって、しかも雲に隠れていましたが、34号棟には、仄かではあれ、その光が届いています。ところが、木には、それが届いていません。僕の背後に21号棟があり、それが西からの光を遮っているからです。その結果、コントラストは弱いのですが、順光と逆光の2つの風景(レイヤー)が重なって見えているように思え、シャッターを切った...という次第です。

■関連エントリー:阿佐ヶ谷テラスハウス (1) / 阿佐ヶ谷テラスハウス (2) / 阿佐ヶ谷テラスハウス (3) / 阿佐ヶ谷テラスハウス (4) / TOTAN GALLERY / TOTAN GALLERY の午後

【場所】杉並区成田東4丁目あたりです。

水槽桶

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ちょっと不思議な形をしています。離れたところから見ただけでは、いったい何なのか?分かりませんでした。が、そばに寄って見ると、手桶の両開口部にガラスを嵌め込んだもので、なかには水がはられ、藻がゆらいでいます。そうなんです、なんと桶で作った水槽…というわけです。しかも、それが、風呂の洗い場にある椅子の脚のような台座に据えられています。
こちら、もう少し離れて見ると、こんな感じです。どうやら、指物屋さんのようです。いまでも、町を歩いていると、時々、桶などを作っている店を見かけますが、こちらは、通りがかりにさらりと見ただけですが、材料の積み方や、作業場の状態、外に置いてあった砥石の具合などから、他とは気合いの入り方が違うように感じます。なんとなく、この水槽桶が「うちの桶は水一滴たりとも漏らさね〜」と言っているようです。
こういった気質を「職人の気張り」とでも言うのでしょうが、そんな気質も徐々に消えてゆくようです。大田区あたりの機械工作の世界に見られる、技術に対する自信と誇りなどは、それに近いものなのでしょうが、やはりちと違いますよね。うまく言えませんが…。

【場所】台東区寿2丁目あたりです。

昨日のコメント欄で、三四郎池が話題にのぼったから...というわけでもないのですが、今日は、その三四郎池周辺で撮った写真です。東大構内を歩こう (8)の写真を撮った後、「暗くなったし、もう帰ろう...」と、坂道をのぼりはじめました。そして、もうすぐ平坦になる...という所まで来たときです。右手の茂みのなかに、白色の外灯があって、周囲を煌々と照らしていました。周囲はほぼ暗闇に沈んでいるというのに、そこだけは、まるで白日の下...強い太陽の光に照らされているかのようです。しかも、照らされているのが常緑樹であるため、涼しげな木陰ができているようにも見えてしまいます。これは、本気で、木漏れ日がきれい...と感じてシャッターを切ったものです。光の強さもさることながら、光の色というものは、風景の印象を大きく変えてしまうものですね。当たり前か(^^;

【場所】文京区本郷東京大学構内です。

煙が目にしみる(Updated)

ジェリー・ガルシアの「煙が目にしみる」を見つけましたので、よろしければ、聴いてみてください。エントリー「煙が目にしみる」に追加するかたちでアップしました。

あぶない階段 (4)

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久々に、あぶない階段シリーズです。その第4弾です。当初、このシリーズは、かなり増殖するのでは?という感触があったのですが、意外に伸びません。まだ、たったの4弾目です。やはり、単に「あぶない」だけではなく、造形的に見て優れている(^^;という条件をクリアするのは、なかなか難しいと言うことですね(^^; と、まあ、そんな言い訳をしながら…。この階段ですが、東向島からしばらく歩いた辺りにあります。
ところで、この階段は、もうかなり以前から、写真に撮っているのですが、尋常ではない取り付け方をされていますので、なかなか、その"あぶなさ"を伝える写真にならず(^^; その後も、何度か撮り直しに行った…といういわくつきの階段です。と、言いますか、実は、この階段ばかりではなく、このモルタルアパートのヤレ具合や、敷地入口の門ともモニュメント(^^;ともつかない造作物の面白さに惹かれ、何度も足を運ばされた…というのが本音です。
が、それにしても、この階段、ちょっと考えられない取り付け方ですよね。階段を上りきった部分にでも、垂直な支柱があって良さそうに思うのですが、それがありません。左側のアパートから伸びるアームのようなもので支えてあるだけです。2棟間の空間を広く確保したかったから…でしょうか? しかも、相当に錆びも浮いてきています。こういった素材は、思うより丈夫なのかもしれませんが、実際に上り下りするとなると、ちと心配になる階段ですね。視覚的には非常に愉快なのですが…(^^;

【場所】墨田区墨田3丁目あたりです。

ここは、南阿佐ヶ谷駅から阿佐ヶ谷住宅に向かう途中にある住宅街の一画です。前方に、給水塔が見えることを除けば、とてつもなく普通の、どこにでもある風景です。通常であれば、「もうすぐテラスハウスが見えてくるぞ…」と、通過してしまう場所です。
僕たちがカメラを向けるのは、何か、普通とは違うものが在ったり、普通とは違って見えたりする場合が多いと思います。この場合も、黄色味を増した太陽の光に照らし出された、赤く色づいたもみじが、普通とは違って見える、と言えば言えるかもしれません。しかし、秋にもみじが紅葉するのは異例のことではありません。と、言いながら、ここを、わざわざ写真に撮って、しかもブログにまで掲載するのは何故なのだろう?と自問してみたのですが、あまり明確な答えは見つかりません。
ただぼんやりと思うのは、僕らの世代には、「とてつもなく普通な風景」に思えるこの風景が、いまや普通には見られなくなっている…ということです。僕にとっては、馴染みのない成田東という土地の、この風景に向かってシャッターを切ったのは、僕らの記憶には残っていても、現実には失われつつある風景に対する郷愁のようなものから、だったようです。もしかすると、僕は、「とてつもなく普通な風景」が、いまや「とてつもなく特別な風景」になっていることに気づきたくない…のかもしれません。

【場所】杉並区成田東4丁目あたりです。

雨後の竜泉景

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雨の日の翌日、どうやら雨雲は去ったかな?という夕方に撮った写真です。この日は、三ノ輪から竜泉あたりを歩いていました。大通り沿いを除けば、背の高いビルやマンションなども、まだあまり見あたらず、二 三階建ての長屋を改修した看板建築なども、そこそこに残っています。街の色は地味です。むしろ、くすんだ色と言ったほうが正確かもしれません。
そんな町を歩いていて、ぱっと目に飛び込んできたのが、この派手な色の傘でした。見れば、その隣りに、派手な傘を受けるようにして、黒い傘もぶら下がっています。なんだか流れるようなリズムを感じます。そこで、全体に目を移してみると、軒下の園芸からピンクの薔薇へ、そして赤い郵便受けを通って派手な傘に達し、そこから落下した流れを黒い傘が受けて、もういちど上方へ…といった具合です。
ま、それはともかく、この光景、意図されたものではないに決まっていますが、なんとも愛らしく、しばらく立ち止まって眺めていました。

【場所】台東区竜泉3丁目あたりです。

TOTAN GALLERY の午後

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なんという写真の組み合わせでしょうか...。我ながら、実にまとまりがありませぬ(^^; が、短時間にぎゅっと圧縮したようにアレコレと出来事があったため、もうどうにもならない...という感じです。本来は、いくつかのエントリーに分けるべきなのでしょうが、ま、この際、行ってしまいます(^^;
本日は、阿佐ヶ谷テラスハウスにあるTOTAN GALLERYで行われる、彫刻家・元木孝美さんの『日彫展』の初日でした。そして、オープニングパーティには、杉野友里さんによる『3時のおやつ』も用意されていました。

ここで、ちょっと話題が変わります。

うみの唄 (by Psalm)

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玉井夕海さん主演の映画『もんしぇん』のオープニングテーマ曲である『うみの唄』がダウンロードできるようになっています。
玉井夕海さんと二十五弦箏奏者・中川果林さんが核となって結成された音楽集団 Psalm による演奏です。ご興味おありの方はこちらから是非!です。

蛎殻町夜景

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「優れた近代建築を護ろう」という共通意思をお持ちの方々の集まり(と言っても忘年会(^^;)があり、そこに僕も参加させていただきました。とにかく、僕などは、とりつく島もない…という専門的な方々の集まりでしたが、皆さんの優しい笑顔に助けられ、楽しいひとときを過ごしてきました。
しかし…です。やはり、建物好きの集まりです。二次会が、なんと、夜の日本橋散策…ということに…。寒いなかを、茅場町から人形町を目差しての行進が始まりました。これには、さすがにビックリです。いや〜ほんとに怪しげだし、お好きです、皆さん(^^;

その散策中に、蛎殻町(かきがらちょう)で遭遇したのがこの光景でした。これは僕としては「ホットケナイ」状況です。周囲はマンションやオフィスビルだらけ。そのなかに、標本でも置いたかのように、この建物が残っていました (右側から見た写真)。しかし、この建物のおかげで、この辺りの、ちょっと時間を逆戻りさせたときの雰囲気を想像することができます。わりと高級な長屋が連なり、鉢植えの並んだ路地が縦横に走っていて…という風景が目に浮かびます。それが、無表情な大理石やタイルの壁に挟まれた通路に取って代わられようとしています。都心では、川が単なる流路になったように、路地が単なる通路でしかなくなりつつあります。
この風景を見ると、行政やデベロッパーが「いい加減に取り壊してマンションにしろ!」と怒鳴っているように見えて仕方がありません。
ということで、この光景に執着しているうちに、近代建築好きご一行様とはぐれてしまいました(^^; ご一行様、最後にご挨拶もできず、たいへん失礼いたしましたm(__)m

【場所】中央区日本橋蛎殻町1丁目あたりです。

煙が目にしみる

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They asked me how I knew my true love was true.
I of course replied "Something here inside, cannot be denied."
They said "Someday you'll find all who love are blind.
When your heart's on fire, you must realise, smoke gets in your eyes."

So I chaffed them and I gaily laughed, to think they could doubt my love.
Yet today, my love has flown away. I am without my love.

Now laughing friends deride, tears I can not hide.
So I smile and say "When a lovely flame dies, smoke gets in your eyes."

以上は、『煙が目にしみる』の歌詞です。実は、僕は、これまで、この曲を何度も聴いていながら、これは「煙草の煙が目にしみる」という詞なのだろうと思っていました。それが、違いますね〜。なんと、目にしみるのは「恋の炎が消えた後に立ちのぼる煙」のようです。うぬ、とんでもない勘違いをしていました。深いです(^^;

タカオカ靴店

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このタカオカ靴店は、銀座4丁目の交差点からそう遠くない距離にあります。昔から...。
僕が、この靴店の存在に気づいたのは、そう昔のことではありません。以前から、目には入っていたのでしょうが、当時は、似たような構えの店が並んでいましので、そのなかの1軒として目に映っていただけで、特に印象に残ることはなかったのでしょう。

しかし、まわりの店が改修や建て替えをし、ピカピカになってゆくにつれ、こうして、ポツンと、1軒だけ取り残された靴店に目がゆくようになりました。が、気づいた時点では、形りは古いが老舗...という感じで、商品も豊富だったという記憶があります。

それが、いつ頃だったでしょうか...前を通りかかった時に「店内の靴の数がいやに少ないな〜」と、気にかかり、それ以来、このタカオカ靴店が気になって仕方なくなりました。なんだか、見るたびに、靴の数は減りつづけてゆきます。今日にいたっては、ショーケースのなかに、もう、紳士靴が数足と婦人靴が二三足ほどしか並んでいません。なんだか「最後の一足が売れたときが閉店のとき」というふうに見えてしまいます。が、この現状を見れば、おそらく、それに近い状況にあることは間違いなさそうです。
こちらのご主人は、小柄な、森の精・ノームを彷彿とさせる方(長いヒゲがあるわけではありませんよ)ですが、そのノームと共に、銀座の隠れた風物が、静かに姿を消そうとしている瞬間...と言っても過言ではないようです。
ところで、このタカオカ靴店、なんだか、「銀座の堀田靴店」のように思えて仕方ありません(^^;

【場所】中央区銀座5丁目あたりです。

師走の街で

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郊外に比べれば、2、3度は温度が高いと言われる都心でも、街行く人に、コート姿が目立つようになりました。さすがに冬という感じがしてきました。
そして、師走ともなると、あわただしく日々が過ぎてゆきます。グズグズしていると、あっという間にクリスマス、晦日…ということになりそうです。と言って、気ばかり急いても仕方のないことですが…。

カントウはダントウ(^^;なんてことばかりでは困ります。冬には寒くならないと…。でも、何はともあれ、心はいつも暖冬でありたいものです。

【場所】中央区銀座4丁目あたりです。

【追記】お気づきの方もいらっしゃると思いますが、先日来、コメントスパムが多く、頭を悩ませています。昨夜も、やはり、それらの削除に追われていました。その作業中に、十分注意している積もりですが、誤って、削除してはいけないコメントまで削除してしまったようです。また、それと同時に、サイトの再構築といった作業も行っていました。
もしも「コメントを残したのに反映されていない」という方がいらっしゃいましたら、もしかすると、僕の手違いによるものである可能性があります。大変申し訳ありませんでした。iwakiさんから頂いたコメントを消してしまったことはハッキリしています。iwakiさん、本当に申し訳ありませんでしたm(__)m

昨日のエントリーに、hongoさんが、「東大本郷キャンパスのイチョウが見頃を迎えつつあります」というコメントを残してくださいました。東大構内は、ずいぶん長い間、歩いていませんでしたから、「久しぶりに様子を見に...」という気になり、ちょっと足を伸ばしてきました。
構内に入ってみると、まさにhongoさんが仰るように、イチョウが「見頃を迎えつつある」ところでした。すでに黄金色に輝いている木もあれば、まだ緑色を留めている木もあります。場所により様々です。これから寒さが増すにつれ、黄金色の割合も高くなってゆくのでしょう。が、黄金色と緑色の混在も、それはそれで美しいものです。
紅葉の名所(^^; 三四郎池の畔にも下りてみました。こちらは、池のうえに枝を張り出したモミジの葉が真っ赤に色づいていたりと、まさに見頃だったようです。今日の写真は、その三四郎池に向かって撮ったものです。

【場所】文京区本郷東京大学構内です。

三ノ輪竜泉初冬景

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僕の留守中に、下関の親戚から電話があり、「小雪が舞った」と言っていた...とのこと...。東京も、暖冬、暖冬と言いながら、だいぶ寒くなってきました。
このところ、なんとなく足が三ノ輪あたりに向かいます。特にこれといった特徴も感じられない町並みです。とにかく人影が少なく、寡黙で...、活気などという言葉とは無縁です。時に、張りぼての町を歩いているように感じることさえあります。
今日の東京の上空は、きれいに晴れていましたが、僕が三ノ輪を歩きはじめた頃には、かなり雲が増えていました。したがって、太陽が沈み、ストンと明るさが落ちると、雲が、どんより感を演出し、秋はもうとうに過ぎ去った...という匂いがグンと強まります。ガランとした町が、いよいよ寒々として見えてきます。
が、そんな町を、独りとぼとぼと歩いていると、妙に気持ちが和らぎます。なぜなんでしょう...。

【場所】台東区三ノ輪・竜泉あたりです。



昨日につづき、阿佐ヶ谷のテラスハウスです。ここは、映像にして残しておく価値ありと思いますので、これからも、機会があれば足を運びたいと思っています。
ただ、まだこちらにはお住まいの方も数多くいらっしゃいますし、建て替えに関する問題に決着がついてるとは言い切れない、微妙な時期でもあるようです。そういったことから、なかには、外部の人間が、敷地内に入り、ガシャガシャとシャッターを切ることに不快感を抱いている方もいらっしゃるとのことです。心情は理解できます。したがって、そういった方々のお気持ちを察し、きわめて静かに控えめに行動する必要があるようです。再開発というものは、悲喜こもごも、ほんとうに様々な問題を孕みながら進行してゆくもののようです。
しかしながら、この風景が消えてゆくのを、指をくわえて眺めているわけにもいかない気がしますし...難しい。

■関連エントリー:阿佐ヶ谷テラスハウス (1) / 阿佐ヶ谷テラスハウス (2) / 阿佐ヶ谷テラスハウス (3) / 阿佐ヶ谷テラスハウス (5) / TOTAN GALLERY / TOTAN GALLERY の午後

【場所】杉並区成田東4丁目あたりです。



久しぶりに阿佐ヶ谷住宅に行ってきました。前回訪れたときは、まだ緑だった木々の葉が、すっかり色づき...どころか、すでに地面が落ち葉に覆われていました。前回とはかなり雰囲気が違います。異国の郊外住宅地でも歩いているような雰囲気をより濃く感じます。が、再開発に向けての準備は進んでいるのか? 窓をベニヤ板で塞がれた棟が目につきます。残念なことに...。
もしかすると、この紅葉した木々とテラスハウスの組み合わせを見ることができるのは、今季かぎり...ということになるのかもしれません。短時間ではありましたが、そんなことを思い、しっかりと目に焼き付けながら歩いてきました。

ところで、この住宅のなかほどにある広場で、こんな光景に遭遇。見た途端に、「あ、あのTOTAN GALLERYに展示された巨大トリだ!」と反応 (阿佐ヶ谷住宅日記の06.10.20を参照)。上空に月も浮かんでいたので、それを絡めて、とにかくパチリ。その後は臨時撮影会に...(^^; このお二人、その後の調べによれば(^^; 写真家のpincoさんと紙袋作家の大滝由子さん姉妹で、タキコーポレーションというチームを組んで活動なさっています。
いやいや、町を歩いていると、いろいろな出会いがあるものです。面白い(^^;

■関連エントリー:阿佐ヶ谷テラスハウス (1) / 阿佐ヶ谷テラスハウス (2) / 阿佐ヶ谷テラスハウス (4) / 阿佐ヶ谷テラスハウス (5) / TOTAN GALLERY / TOTAN GALLERY の午後

【場所】杉並区成田東4丁目あたりです。



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