一之江農村景

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ここは江戸川区の一之江です。昨日のエントリー「低湿地サンセット景」に、あおいsanが「以前は、この辺りに農地が多く見られたのだが…」といったコメントを残してくださいました。
現地を歩いてみると、駅前は、元々農地が広がっていたところに駅ができた…という事情を物語るように、妙に洒落たマンション群に占拠され、やけにピカピカしていますが、その直ぐ後方には、いまだに畑とビニールハウスがあり、その一角には、なんと野菜の自動販売機なるものまで設置されています。いかにも馬脚…状態です。
そして、駅から少し離れると、やや古い住宅街に入り、そこを抜けると、旧街道や古い商店街などが現れます。このことからも、新宿線の一之江駅が、古くからの商店街や住宅街を通り越した辺鄙な場所に作られたものであることが、容易に想像できます。
その住宅街も、農地を宅地化したもので、地元の方の話では、昔、このあたりは小松菜畑と蓮田だらけだった…ということです。この「蓮田が多くあった」ということが、いかにも低湿地であることを物語っていますね。
そんなわけで、一之江の住宅街のなかに、もうそうは見られませんでしたが、農地と農家らしい建物が、やはり残っていました。今日の写真は、それを撮ったものです。昨日撮ったものですが、太陽が沈んだ後も、西の空には明るさが残り、いつまでたっても雲の色が淡いピンク系に染まったままで、ちょっと異様な感じのする夜空が印象的でした。

【場所】江戸川区一之江あたりです。

コメント(16)

masaさん、どんどん東側に進出されていますね〜。精力的に活動されているので、ブログで拝見していてワクワクしています。江戸川区って、台風がくるとすぐに水浸しになる地域だったようですね。であれば、水浸しになるにしても、少しでも被害を最小限にするための工夫のようなものが、水害と共生するような工夫が、歩いていると見えてくるかもしれませんね〜。すぐにでも、江戸川区を歩いてみたくなります(^^;;;。

>wakkykenさん
はい、東側がとても気になっています。まだ、低地の魅力を言葉にできるほどではありませんが、人の生活の跡が強く感じられる町は、やはり興味をかき立ててくれます。その生活の跡が、低地ほど強く感じられる状態で残っている…と思います。また、都心から交通機関で離れるほどに、時代が溯ることにも、最近になって気づきました。電車はタイムマシンだった(^^;…と。住人レベルの水害対策については、そういった目で見ていませんでしたので、気づいたことはありませんが、今後、その点を頭に入れて歩くようにします。ヒントをありがとうございます。

masaさん、こんにちは。「生活の跡が、低地ほど強く感じられる」、「都心から交通機関で離れるほどに、時代が溯る」、ビビビッときてしまいました〜(^^;;;。あまりにコメントが長くグレーの塊になったので、拙ブログのほうに移しました。もうちょっとで、「投稿」ボタンを押すところでした(^^;;;。水害云々についてなのですが。ちょっとだけ土地が高くなっていたりするところが気になっています。現在のように堤防が巨大でない時代、屋敷の敷地を少しかさ上げすることで、被害を緩和しようとされてた話しはよく聞きます。僕自身も、通勤のときに電車からそのような農家の屋敷をみるものですから、ちょっと、江戸川区のばあいはどうなんだろうと思ったわけです。

>wakkykenさん
こんにちわ。エントリーによるコメントまで…ありがとうございます。昨夜、お返事を書いた後、ふと思いついたことがあります。それは低湿地に多数見られたという蓮田と池の存在です。蓮田は水田よりもずっと水深があります。ちょっとした増水であれば、その蓮田・池が、緩衝役をも果たしていたのでは?ということです。ま、想像でしかありませんが…。追って、Blog版「環境社会学/地域社会論 琵琶湖畔発」のほうにもコメントさせていただきます。

masaさん、こんばんは。「蓮田と池の存在」について、僕も重要な点かなと思っています。江戸時代から明治・大正、ばあいによって戦前まで、治水の技術がそれほど高くない段階では、洪水を前提に農家の生業が組み立てられていたのではないかと思います。すぐに農地が水没してしまう、琵琶湖の湖岸の農家もそうでした。その点で、蓮=レンコンは、水没しがちな都市近郊地域で商品作物としては適していたのかなと推測します。水没しても、米とは違って、ぜんぜん影響がありませんからね。「緩衝役をも果たしていたのでは?」というのは、考えていませんでした。鋭いです!!!蓮田という生産地でありながら、水害時は遊水地の役目も果たすということですね〜。なるほど〜。お書きになっていることの意味、よくわかります。水田は、水を入れたり抜いたりしないといけません。湿田のままだと収量が落ちます。それに、水没してしまうアウトです。この点、レンコンのばあいは、ずっと水につかっていても問題ありませんものね。そして、わずかに高い土地は水田や屋敷地に利用することになるのでしょうね。なにかの本に関連する記述があれば、さらに気持は盛りかがるんですがね(^^;;;。江戸川区史をめくってみると、なにかあるかも。三層重ね地図も、このあたりは昔の江戸ではないのでしょうから、役にたたないでしょうね。でも、どなたか物知りの方が、あるいは地元の方がこれはこうだよとご教示してくださらないかと・・・、甘いことを考えています(^-^)v。でも、この『Kai-Wai散策』だと、ありそうなことですよ。土浦のあたりは蓮田だらけと聞きますが、そのあたりの伝承であればなにかヒントがあるかもしれませんね。

>wakkykenさん
こんばんわ。お返事が遅れ、申し訳ありませんでした。江戸川区の文化財・郷土資料(http://www.city.edogawa.tokyo.jp/sec_bunkazai/index.html)には行ったことがあるのですが、我々が知りたい内容を記した出版物というものは意外とありません。この傾向は、他区でも似たり寄ったりで、古文書の写しなどをやたらと収録した、分厚い区史は別として、よく目にするのは、区の史跡・名所・文化財・昔話…などです。
蓮田に関する想像に同意してくださり、勇気百倍です(^^; ところで、池ですが、これは、元から池…といのもあったようですが、沼地を堀り、その土を盛土として使用し、畑や水田にしたため、沼が大きな池となった…ということは、何かの本で読んだ記憶がありますし、同様に低湿地である新潟では、生き証人のような方に直接伺いました。こちらも、農業用の貯水とともに、蓮田と同様に増水時の緩衝機能を兼ねていたのではないか?と想像します。
この辺りは、さすがに三層重ね地図の外になります(^^; やはり現地聞き込みとコメント待ち…ですね(^^;

masaさん、朝から興奮・鳥肌いたしました!!!!「沼地を堀り、その土を盛土として使用し、畑や水田にしたため、沼が大きな池となった」という記述がありましたか。いや〜これはいいですね。当事者の皆さんからすれば、盛り土は当たり前の行為なんでしょうが、「沼が大きな池」になると、結果として、一時的に洪水や豪雨等で増えた水量を貯水できる割合が高まりますから(増水時の緩衝機能)。現在、東京の地下には、巨大なトンネルのような余分な河川等の水をプールする場所があるようですね。名前は、なんといったかな?あれと同じですね。琵琶湖のまわりでもそうでした。新潟の湿地帯もそうなんでしょうね。朝から、気合が入りました!!ありがとうございました。

>wakkykenさん
そうなんですよ。僕は、低湿地の盛り土というものは、よそから運んだものだとばかり思っていました。それに関し、新潟でお尋ねしたところ、「いえいえ、そこらを掘り返して盛ったんですよ」と、気が抜けるようなお答えが返ってきて、妙に感動しましたね〜。しかし、そうやって沼地を微高地と池に分けたり、そう並行して、沼は沼として利用するなど…、先人の知恵って凄いものがありますね。
仰っています巨大地下トンネルは、見学可能で、小林@団地さんは、既になかに入られたようです。ここはいちど見学したいものだと思っているのですが、予約がいっぱいで、なかなかです。

masaさん、こんばんは。限られた技術の範囲で、先人は、自ずと智恵を発揮されたのでしょうね〜。ところで、「地下トンネル」でずか、こちらのようですね。http://giweb.kubota.co.jp/back_number/vol_5/vol5_5.html このような写真を見ると、Kodak V705の出番だよな〜と思うのです(^^;;。

>wakkykenさん
こんばんわ。はい、そちらもアリなんですが、小林さんが見学なさったのはこちら(http://www.ktr.mlit.go.jp/edogawa/works/saigai/sonae/gaikaku/frame_index.html)です。真性低湿地にあるやつですね。こちらもKodak V705の出番ですね。僕は、ここでも一眼デジ+パノラマ生成ソフトで対抗です(^^;

masaさん、こちらですね〜!!(そちらとか、こちらとか・・・(^^;;)仮面ライダーとか出てきそうなほうですね(ますます、なんのことだか・・・)。「真性」低湿地とは、面白いですね。「真性」というのがいいですね。しかし、masaさんに対抗されると、僕などすぐにつぶれてしまいます。ペシャっ・・・。しかし、写真そのものの「厚み」といいますか、なんと書いたらよのいかわからいのですが、これはもうデジタル一眼ですね。

>wakkykenさん
「真性」は、スリバチ学会さんの表現のパクリです(^^; スリバチ学会では、荒木町を真性スリバチって呼んでましたから…。でも、使える表現ですよね。
ところで、デジタル一眼(受光板大きめ)ですと、透過原稿の場合は特に、やはり写りに厚みがあるような気がします。しかし、wakkykenさんは、もうメキメキ腕を上げていらっしゃいますからね〜。ウカウカできません(^^;

今読んでいて、コンクリート研究してるオットに「知ってる?」って話したら行ったことあるよー、と。
大谷石もおもしろいぞーと言うとりました。http://www.oya909.co.jp/museum/chika.html
でも、ここは、低湿、ではないでしょうけどね、まったく・・・

>iwakiさん
あ、ご主人様…さすがに流石ですね〜(^^; そうですか、もしや優先的に地下に潜るコネなど、お持ちじゃないですよね(^^; ほんと、かなり興味あるんです。大谷石採掘現場跡も相当に面白いらしいですよね。いや〜、世の中、面白いものが多くて困ります(^^;

>優先的に地下に潜るコネ
そりゃすごいコネだ(笑)今各地に残る昔掘り返した穴々を埋め戻す系の仕事が増えているようですよ。
カメラマンでも「山のトンネルの貫通の瞬間(むこうから日が射してくる瞬間萌え」系とか「ダム萌え」系とかさまざまな系統がいらっしゃるそうですね・・・

>iwakiさん
ふ〜ぬ、世の中、ほんとに想像より奇なり…ですね〜。いろんなものに萌えますね〜みなさん…。しかし、トンネルの貫通の瞬間とは、いや頭が下がります(^^; でも、ご主人様も、ソートーなものでいらっしゃるようですね(^^;(^^;



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