長屋町工場

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大田区の南東部にあたる北糀谷で撮った写真です。このあたりを東西に流れる新呑川と、旧呑川を埋め立てた緑地ベルトに挟まれた一画に、私道かな?と思しき砂利道があり、そのなかほどに、三角屋根の長屋が3棟並んでたっていました。こちらがその写真です。
離れて見たかぎりでは、その長屋が工場であろうとは思いませんでした。が、住宅にしては、ちょっと雰囲気が違います。「何だろう?」と思いながら近づいてみると、見えてきたのがトップの写真に写っている、出入口でした。ここでやっと、「あ、町工場が入った長屋なんだ」と分ったというわけです。しかし、この出入口あたりの、オイルをしみ込ませながら経年変化させたような渋い色合いや、"雑整然"とした感じには、相当に惹かれるものがありました。
ところで、ここで出会った、砂利道と低層の三角屋根の建物の組み合わせに、最近では目にすることも耳にすることもなくなった、「広っぱ」という言葉を思い浮かべました。「広っぱ」なんて言葉はなかったかな?(^^; ま、いいですね。僕たちが子供の頃には、こういった、"広くもない広場"があちこちにあって、そこを格好の遊び場にしていたものですが、最近はすっかり無くなってしまいました。そんなこともあってか、ここに立ったときには、なんだか、ひどく懐かしいものを感じました。…ということは…この風景は、このあたりに多い、家内工業的な町工場の原景といえるものかもしれませんね。

【場所】大田区北糀谷1丁目あたりです。

コメント(4)

パイプ、ドラム缶、石油缶、それに棚も。みんな整然としてきちんと片付けられていますね。雑整然どころか、整然そのものだと思います。こういうものを、こういうぐあいに並べるのは、なかなかできることではないでしょう。ここのオヤジさんにあってみたいと思います。

その日にすべきことを一日ずつ積み重ねて生活していらっしゃる方のように思われます。あかりの色に正しい人の気配がします。わたしの住む近所の長屋に「包丁とぎます」という小さな板がかけてあるので頼んでみたら、中が木工所になっていて驚いたことがあります。

>tamさん
こんばんわ。コメントをありがとうございます。そうですね、明らかに"雑"の文字が余計でした。自分の部屋を見回してみただけで、そう思います(^^;
こちらは、どういった加工や製造をなさっているのか不明ですが、雰囲気がありました。ここは大田区ですし、この外観からしても、なにやら相当な技術をお持ちなのかもしれませんね。そのあたりの偵察(^^;も心がけます。

>braryさん
こんばんわ。もうbraryさんの文章は面白いだけではなく、読むほどに味がありますね〜(^^; ところで、そうですね。思わぬところで思わぬ生業や生活に出くわすと、驚くとともに嬉しくなりますね。この一画も、かなり…でした。しかし、「あかりの色に正しい人の気配」…う〜ん、なかなか書けるものじゃありません!



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