オックスフォード便り(11)

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今日も、引き続き、オックスフォード運河からです。イギリスは、とにかく、土地が平坦ですが、そうは言っても、やはり高低差はあります。したがって、そこを通る運河にも、当然高低差が生じます(と言うか…高低差をつけることにより浅い運河が確保できる…ということですね)。したがって、その高低差を解消し、ボートがどこまでも航行をつづけることができるよう、所々に、ロック(Lock /水門とほぼ同義 /辞書には閘門(こうもん)と記されています)が設けられています。この構造を正確に説明するためには、多くの写真やイラストを使用しなくては難しいので省きますが、ざっと説明しますと、水門を開閉して水を移動させるのではなく、この写真(手前がオックスフォード運河、向こう側がテムズ河です)のように、ラック&ピニオンのギア装置を使用して、パドル(paddle)と呼ばれる横穴or水門下部の扉を開いて水を移動させ、水位を合わせます。そして、水位が合ったところで、中央の写真のように、水門をスイングさせるように開きます。と、まあ、実に雑な説明ですが、なんとなくお分かりいただけたでしょうか?(^^; ちょっと雑過ぎますね(^^; ま、ご覧になる方々の想像力に期待です(^^;

左右の写真は、このロックで解消する水位の差を示す写真です。ボートが逆向きになっていますが、このときは、方向転換するために、いったん川幅の広い場所にボードを出し、回転させて元の運河に戻していたためです。ま、それはそれとして、この2枚の写真を見比べると、けっこうな水位差があることがお分かりいただけると思います。しかし、この程度の水位差は、どうということはないレベルのようです。他所では、2メートル程度の差を解消するロックを見ましたし、ロックが何段にも連なる場所もあるようです。
それにしても、原始的な装置ではありますが、これを実際に見ると、やはり、よく考えたものだ…と感心します。そして、それを日常的な道具として、当たり前のように操作するナローボート住人たちに、敬意を表したくなってしまいます。素敵なヤツらですよ…ナローボートの住人たちって…。

【追加】東京にもロックゲートなるものが存在するようです。こちらのブログで紹介されていました。
【場所】Oxford Canal, Oxfordです。

コメント(18)

masa さん、お帰りなさい。
実に narrow boat がナロウであるのか、その縦横の世界が分かって、とても面白く拝見しています。masa さんしか、こんなことを教えてくださる方はいそうにありませんですね。

>AKiさん
ご挨拶が遅れましたが、戻ってまいりました。早速コメントをくださいまして、ありがとうございます。
今回の英国行きに際しましては、何の下調べも下準備もなし…という状態でした。が、tamさんiGaさんのヒント、その向こう側でニヤリと笑いをお浮かべになる御大のイメージ(^^;が、僕を運河に導いてくれたようです。すっかりナローボートに惹かれてしまいました。ひとりでボートに乗ったり降りたり…という撮影ですので、ロックでの作業を十分に説明できるだけの写真が撮れなかったのが残念ですが、想像力で補ってご覧いただいたようで、ありがとうございました。

masaさん。お帰りなさい!! 
ナローボートの旅、楽しそうですね。
昔「ボートの三人男」というイギリスのユーモア小説?を読んで、テムズ川に行きたくなったことがありました。犬と3人の男がナローボートでテムズ河の川下りをする話で、ドタバタなストーリーなんだけど、運河の旅が楽しそうで、その後2度このエリアを旅しました。運河の閘門のところで、水位の上げ下げや通過するボートを半日ぐらいぼんやりと眺めていたことがあります。桃源郷ともいえる光景ですよね。
masaさんの写真で、はるか昔の旅を思い出させてもらいました。感謝!

>じゃらん堂さん
こんにちわ。帰ってまいりました。旅というものは、終わってみると短い…という感じですね。しかし、じゃらん堂さん、さすがにあれこれご存じですね〜。
このナローボートの旅は、かなりの危険を伴うヨットとは違って、歳をとった人でも、のんびりと安全に楽しめそうなところが良いな〜と思いましたね〜。実際に、「マンチェスターまで2週間かけて帰るところだ」という老夫婦にも出会いました。いずれご一緒に…いかがですか?(^^;

嘗て日本の水上生活者の住いだった達磨船とは、ホントに真逆のプロポーションですね。

>iGaさん
うう…達磨船のプロポーションって、そんなでしたっけ?(^^; が、ともかく(^^; これだけ細長いと方向転換が大問題です。どうしてダブルエンダーと呼ばれる、前後同じ形のボートが開発されなかったのか?不思議な気がしました。

>masaさん
ん〜、顔で例えるとイーデス・ハンソンとガッツ石松の違いとか、、、(・・;)

>iGaさん
う〜〜〜〜んっ…ますます分かりません(^^;

>masaさん >iGaさん こんばんは、
イーデス・ハンソンさんとガッツ石松さんの違い、ナ・なるほど、「OK!牧場です。」 
昔は、新御茶ノ水橋下を中心に仙台濠には沢山の小屋を載せた達磨船やら艀が係留して、生活していましたよね。達磨船が水道端から汚わいを満載にした艀を数珠繋ぎに連結して、ヨク航行していました。そうそう先日、横浜中華街「石川町」駅南口の前を流れる「中村川」を覘くと船上生活をしておられる風景が残っており、舳先で魚を七輪で焼いているお婆さんの横を、子供と小犬が船どおしの往来用に渡っている板を所狭しと飛び回っているのを見つけ、懐かしく暫く眺めておりました。 しかしmasaさん、これもよいお写真ですね。色が色だけによけい締まって見えます。二枚目の写真からひょつとすると、ナローボートに、乗せて貰ったんでしょうか?。いいな〜 与

masaさんの帰国と入れ違いで中国へ向かい、香港を経由してペナンにいます。今回の出張は、連日30℃を越す地域ばかりなので、masaさんの涼しげな写真がとても羨ましいです。

>菊坂の与太郎さん
あれ、ハンソン vs ガッツの違いが分かる男でいらしたんですね(^^; そうか〜僕がピンと来ないだけなんですね(^^;
ところで、このボートですが、現場に居合わせたのがラッキー。オウナーにあれこれ聞いていたら、乗ってこい!と合図され、しっかり飛び乗ってきました(^^; そして、ロック通過と短距離ではありますが、クルーズを体験させてもらいました。とても貴重な経験になりました。

>じんた堂さん
こんばんわ。本当に入れ違いですね〜。いや、僕は、暑さが羨ましいですよ(^^; なんせ英国は寒くて寒くて…もうあるシャツ&服を、手当たり次第に重ね着してしのいでいました。雨も降っていましたし…。
出張には慣れていらっしゃるでしょうが、体調にお気をつけくださいね! ご帰国をお待ちしています!

>masaさん  おおー、ロック通過を経験されたそれも船上から、それは素晴らしい体験をされましたね。運河の水位が変化すると船体が上下するんだからエレベーターみたいな気持ちかな〜?。
とか妄想中、オーナーもmasaさんに相通じる物を感じたのかな・・・。大切な船に乗っけてくれるだなんて。人種が違っていてもやっぱりmasaさんのお人柄が通じるんですね。行った先々で新しい交流が生まれステキ。今回も立派な「kai-gai散策」でしたね。

> じんた堂さん。
ペナンに居られるのですか。
マレー半島は暑そうですね。
冷たい物を飲み過ぎないようにして下さいね。
お気をつけて、谷中でまた待ってま〜す。
本郷 菊坂の与太郎

>菊坂の与太郎さん
はい、ロック通過体験いたしました。ただこのレベル差ですからエレベーター感覚はなかったですね(^^; 特に、なかにボートが入っている場合は、水の移動をゆるやかにしますしね。このボートのオウナーはKalvinという人ですが、なんでも、昔、東京に滞在したことがあるとのことで、日本人に友好的なものを感じているようでした。ラッキーでした。

マァ〜、それはそれは、東京に滞在したことがある方だったとは、masaに縁がございましたね。masaさんも、『運河イイ』(^^;(^^;なんて云って共に喜んでおります。貴重な体験をされましたね。
さて、いよいよ町の中心部へと・・・楽しみです。 
追伸、最近masaさんの良き理解者、wakkykenさんのコメントが見れず寂しいですね。教授相変わらず忙しいのでしょうか。 本郷 菊坂の与太郎

>菊坂の与太郎さん
そうなんですよ。世の中「縁」ですよね〜。んがぁ〜(^^;
ところで、wakkykenさんですが、なにやら重要なプロジェクトに関わっていらして、とてもお忙しいとのことです与。ま、そのうちに…と思いますが…。

追加文に誘われてコメントさせていただきます。

荒川閘門(ロックゲート)、観客席のようなものがあるのが不思議ですね。これは旧中川から荒川に注ぐところでしょうね。

因みに江東区では小名木川に扇橋閘門があります。住所はまさに江東区扇橋と猿江に挟まれているところで、隅田川と旧中川の水位差を調整しているとのことです。
江戸川から旧江戸川に分岐する江戸川水門の脇にも閘門があります。こちらは江戸川区東篠崎1丁目あたりでしょうか。
いちど舟に乗って閘門を通過してみたいものです。

>M.Niijimaさん
都内の閘門についての情報をありがとうございます。僕は、都内には、水量調整や本当の門としてのロックしか無いものだと思っていました。が、船の通過を目的としたロックもあるんですね〜。しかし、機能が同じとは言え、姿が違い過ぎですよね(^^; やたらと大仕掛けですしね(^^; が、これからは、近くを通りかかったら、フヌ…と拝見してこようと思います。



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