2008年2月アーカイブ

鳩の街 魚金

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今日は、昨日の東向島を通りこし、いよいよ向島からです。ここは、昔は遊郭があったことで知られる町ですが、そこにある商店街に、いまもその名を留めています。鳩の町通り商店街...がそれです。

ややくねった狭い路地の両側に商店がずらりと並んでいて、頭上には、商店街の名を入れた紅白の提灯が連なっています。それが、破れ提灯になっていたり、それどころか、もう裸電球になっていたりします。そして、都内の商店街に多く見られる風景ですが、シャッターを閉じたままの店も多々あります。商店街としては、買い物客の姿もまばらで、活気がある...とはお世辞にも言えない状態です。が、ここは、他の商店街とは、どこか匂いが違います。元遊郭の町...という先入観を除外してみても...です。なにかもの悲しく、かつ濃厚な情...のようなものが感じられてなりません。歩いていて、時々立ち止まり、フ〜と深いため息をつきたくなる...という感じがあります。惹かれます。

その商店街のなかほどに、目を引く看板を掲げた魚屋があります。屋号は魚金。そちらのご主人と、しばし立ち話する機会を得ました。「感じの良い商店街ですね」と声をかけると、笑顔とともに「もうすこし人通りが多ければね」という返事が返ってきました。ご主人によれば「10年前までは、まだまだ買い物客で賑わう商店街だった」そうです。それが、これは都内の定番話ですが、「近所にスーパーができてから、この商店街の買い物客の数がめっきり減った」そうです。そして「地域住人の高齢化がそれに拍車をかけた...」とも仰ってました。「高齢者は、年金暮らしが多く、経済的余裕はないが暇はあるため、ちょっとでも安い店があると、そちらにドッと流れる...」ということでした。それを裏付けるように、魚金さんでも「特価セールをすると、どこにこんなにお客が居たのか?と驚くほどお客が来る...時には行列して待っている」とも...。

ここでのご商売もなかなか大変なようですが、こんな話をしながら買い物ができる...というのも、こうした商店街ならではです。こちらでいただいたメカブと薩摩揚げは、ともに安くてとても美味しいものでしたし...。月並みですが、頑張っていただきたいですね〜。

【場所】墨田区東向島1丁目あたりです。

東向島暴緑景

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やっと明るい写真をエントリーです! 最近は、拙ブログを明るくするのが、ひとつの目標にもなっていますので…(^^;
ま、早起きして、家を早めに出さえすれば、撮る写真も明るくなるってだけの話なんですが、これがなかなか…です。長年の習慣は恐ろしい(^^;

さてと、ここは、墨田区の東向島です。ま、ちょくちょく歩く町ですし、つい先日も歩いたのですが、これだけ光の降り注いでいるときに歩くことはなかなかありませんでした。したがって、太陽燦々の今日は「これは違う町では?」と思うくらいに、風景が新鮮に映りました。

今日は、実は、東向島と言っても、鳩の街通り商店街あたりを中心に歩いたのですが、そこに行くには、曳舟駅で下車し、西に向かって歩くことになります。この家は、その途中に出会いました。
こうして、日当たりの良い、南側が全面の壁です。ということは、間違いなく、この手前に、かつで家が在って、この陽光は完全に遮られていた…ということを意味しています。
それにしても、この植物の元気の良さ、繁り方には驚かされました。爆発している(^^;感じです。いまにも家を飲み込みそうな勢いです。この緑は、こうして日当たりが良くなってから勢いを増して、こうなったのか? 日陰にあっても元気だったのか? そのあたりが気になるところです。家がツタですっぽりと覆われている…という図はよく目にしますが、こうした緑炸裂…という図はあまり見た記憶がありません。なんだか、この共存、いい感じです(^^;

【場所】墨田区東向島2丁目あたりです。

星降る夜

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昼間はそう寒くありませんでしたが、夕方になると、ぐっと気温が下がり、風が冷たかったですね〜。が、予報によれば、この寒さも今日まで…のようです。いよいよ春に向かうのでしょうか…。
ところで、その寒さのせいでしょうか、有楽町で見上げた夜空がきれでした。満天の星がまたたく…とはこのことです(^^; そのまたたき方がまた大胆きわまりなくて(^^; 思わずカメラを向けてしまいました。

実は…言うまでもないかも?ですが、ここは有楽町駅前のビックカメラです。その壁面に照明が埋め込まれていて、いろいろなパターンを描くようになっています。向かいのビル(僕の背後ですね)は、1階はブティックで明るいのですが、上階はオフィスが多いのか、道路の反対側のビルの壁面を照らすほどの灯りはありません。したがって、ビックカメラのビルの壁面は、都心にも関わらず、このように黒々と闇にまぎれて見える…というわけです。

いかがでしょうか? その気になって見れば、満天の星空に見えなくもありませんよね(^^; ちょっとくだらないエントリーでしたかね〜(^^;

【場所】千代田区有楽町1丁目あたりです。

夕刻の氷配達

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またしてもクラ〜い写真になってしまいましたが(^^; ここは、池袋東口の栄町通りです。かの有名な人世横丁のすぐ近くにあって、小料理屋などが連なる路地です。
ところで、つい先日小耳に挟んだのですが、人世横丁の再開発が、ついに動きはじめたそうです。来月から店舗の立ち退きや移動などが始まり、5月には横丁全体が営業を停止。取り壊しについては、ちょっとあやふや情報ですが、全体を一気に...というのではなく、部分的に徐々に進めてゆく...ということでした。

で、栄町通りの写真なのに、なぜ人世横丁のことを...とお思いになる方もいらっしゃるでしょうが、これが関係あるんです。実は、この写真に写っている、自転車で氷を配達している人の店が人世横丁にある...ということなんです。
栄町通りについては、存続か再開発か...の情報がありませんが、存続するとすれば、この風景はまだまだ撮れます。が、この風景に溶け込むように写っている人の店が、再開発による取り壊しが決まっています。他所で営業をお続けになるのか?否か?ですが、もしかすると、この、自転車での氷配達風景は、もうじき見られなくなるかもしれません...。

【場所】豊島区東池袋1丁目あたりです。

雨の田端銀座

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なんだか、ご当地歌謡曲のようなタイトルになってしまいました(^^;が、これには訳があります。このとろこ良い天気がつづきます。嬉しいことなんですが、冬場ですし、ただでさえ空気が乾燥していますから、地表もお肌もカサカサ。そろそろひと雨欲しいところです…。というわけで、これは雨乞いエントリーです(^^;(^^; いや〜言うに事欠いて…という感は否めませんが(^^;

ま、そんなわけで、前回の雨…というと、思い出すのが、wakkykenさんと田端あたりを歩いた日の雨です。そうです…北区中里の貝塚などを見た後に、駒込駅の南北に延びる商店街を歩い日でした。この日は、天気予報では、午後は雨…ということでしたが、曇天ではあったものの、夕方になるまで、どうにか降られずに済みました。が、日が暮れてから、小雨が降りはじめ、それがいつかミゾレに変わり、夜が更けるにつれて本降りの雪に変わりました。この写真は、その日、雨のなか、田端銀座で撮ったものです。

しかし、このあたりの商店街のお客さんと言うと、カートを引いたおばあちゃん…というイメージが先行してしまいがちですが、実際には、こうして、今風な若者が買い物をする姿もけっこう見かけます。最初は好奇心からでも良いから、ご当地商店街に、若いお客がもっともっと増えて欲しいものです…。

と、まあ、こんなことで雨が降ってくれるでしょうか?(^^;

【場所】北区田端4丁目あたりです。

夜の築地場外

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今日も築地場外の写真です。ここは、まだ明るいうちに通ると、単に、四角いビルの角...というだけで、これと言った特徴もないため、そう気にも留まりません。なんせ場外には、他に興味深いところが多々ありますから...。
しかし、建物にも、夜の顔と昼の顔があるようで(^^; 日が暮れると、話が違ってきます。外灯が灯り、それが外壁をぼんやりと照らし出しています。部屋によっては電灯が灯され、それらがリズムを作りだしています。そして、歩道に張り出したテントが、遮光&反射板のように働き、リズムに変化をつけています。
こういった街角は、探せばいくらでも存在するのでしょうが、ここのもうひとつの特徴は、人通りの少なさです。昼間の活気 (というものを、実は、ほとんど目にしたことがないのですが(^^;) が嘘のように、閑散として静かなものです。時々、場外の鮨屋の客らしき影や、自転車に乗って家に向かう人の影が見られるくらいです。
そんなわけで、ここに佇んでいると、照明が落とされる前の、観客の居なくなった舞台でも見ているような気分がしてきます。それが、ここを目にしたときの、なんとなく寂しいような温かいような...一種独特の気分にさせる理由なのかもしれません。

【場所】中央区築地4丁目あたりです。

築地市場裏手

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ここは、築地市場の東側裏手です。いまは、こうして、2輪車などの駐車場になっていますが、昔は築地川が流れていたところです。そして、この左手には、以前紹介した、このバラック群があります。初めてこの築地川跡...駐車場に立つと、なんと言っても、そちらに目を奪われてしまい、他所に目が行かなくなります。僕も例に漏れず...でした。が、この辺りについては、かなりベテランの域(^^;に達してきましたので、最近ではすっかり余裕です(^^; あちこちに目が行きます。てなわけで、改めて眺めてみると、旧川筋を挟んで、そのバラック群の対岸にある建物と、その手前に停めてある実に様々の2輪車の組み合わせがなかなか...です。

その建物は、場内にあって、飲食店などが入っています。その裏側が見えていることになります。ま、素っ気ない建物ですが、雨除けのテントがカラフルかつ様々。しかもかなりなヤレ具合で、よく見れば、かなり味があります。そして、手前の2輪車ですが、通勤用を含め、すべてが働く2輪車というところが面白いです。所々にターレや小型フォークリフトも停まっていて、とにかく種々雑多です。働く2輪車+アルファの現物の品評会か展示場...という観があります。

ま、そんなわけで、あまり顧みられない(^^;であろう風景エントリーでした。あ、ついでですが、奥に見える2棟のビルは、月島に建つ超高層マンションです。

【場所】中央区築地6丁目あたりです。

築地古老バラック

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今日は築地に行ってきました。…と言っても、場内ではなく、場外のほうです。しかも、築地川が埋められたあたりのみをウロウロ。集中的に狙い撃ちしてきました。
今日も、とにかく、夕方の光がきれいでした。きれい…ばかりではなく、かなり強い光で、白系の建物に反射する光が眩しいくらいでした。

今日の写真は、以前から気になっていましたし、もう何度も写真を撮っている建物です。立派なマンサード屋根の看板建築と、それにつづく長屋バラック看板建築(^^;です。僕が立っている位置は、旧築地川にかかる小田原橋のうえです。したがって、昔は、この建物の窓からは、川面を…、往きかう舟を眺めることができた…ということになります。が、いまでは、コンクリートに塗り固められた駐車場が見えるだけ…という始末です。なにしろ、この辺りの築地川跡は特に痛々しい感じがします。

ま、そんなわけで、築地場外に残る古い建物…というだけで、築年や素性はさっぱり分かりませんが、ま、おそらく、明るいうちにこの建物を撮ったのは初めてですし、光にも助けられましたので、アップしておくことにしました。しかし、この一画は、どこで水平を見ればよいのか、ほんとによくわからないです(^^;

【場所】中央区築地4丁目あたりです。

新宿ジャンク景

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この写真は、新宿駅南口前を通る甲州街道の陸橋上から、新宿4丁目方面を撮ったものです。
甲州街道は、明治通りとの交差点を過ぎると、その先の鉄道を越えるため、大きな陸橋になります。これはかなり巨大で、なんとなく歩いていると「この起伏は地形か?」と勘違いしてしまいそうなくらいです。

今日は、新宿に居て、その帰りに、伊勢丹あたりから、新宿南口に向かって歩いていました。いつもなら、この陸橋上を歩かず、下の通りを歩くのですが、今日は、なんとなく、「たまには陸橋の上を歩いてみよう」という気分になりました。夕方の空の色がきれいだったことがその気にさせた要因ですが…。
そして、陸橋の坂の途中まで来たときです。一カ所だけ、ビルがパクッと割れたようになっている箇所が目に入りました。その一区画だけが、一世代前の再開発(^^;にも取り残されたようで、小さなビルや建物がドサッと放り込まれた…という感じにも見えます。ま、タイトルをジャンク景とした理由ですが…(^^; そして、その奥には、風景のまとめ役…といった感じで、代々木駅前の Docomo のビルが見えています。

その Docomo のビルはかなり新しいビルですが、こうして見ると、前景となっている建物群とうまく解け合って見えます。これが、ニューヨークのクライスラービルか?というほど本物チックなビルだったりすると、かえって浮いて見えるに違いありません。また、今流行りのスワロフスキーのガラスなどでキラキラに装飾されたビルだったりすると、もうたまらなかったでしょうしね(^^; これまで、「安っぽくて嫌だな…」としか思えなかったDocomoビルですが、この角度から眺める限りでは、その "張りぼて感" を高く評価しなくては…と思わされた次第です(^^;

でも、とにかく、新宿で、この風景はやや意外でした。手前の坂といい、その向こうの看板やビル群といい、何かありそう…と思わせるものがありませんか? 街ってやつは、やはりこうでないと…と思います。

【場所】新宿区新宿3丁目"から"です。

バレンタイン

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今日は、どうやら、世間では…バレンタインデイだったようですね(^^; なんて言うような始末です(^^; が、夜になって、近所に住む姪が「今年はチョコ作ってる暇がありませんでした〜」と、チョコレートケーキを買って届けてくれました。これは、まあ、ホワイトデイとやらにお小遣い獲得狙いが見え見えの行動(^^;ですが、ま、可愛いものです。

ところで、今日の写真ですが、言うまでもなく、銀座アップルストアのショウウィンドウです。バレンタインデイをも視野に入れて追加した…と思われるピンクのiPod nanoがプロモートされていました。ピンクのiPod nanoのまわりをピンクの花びらが囲う…という、実に分かりやすいディスプレイでした。
その両者の間には隙間があって、そこから店内の様子が垣間見えます。アップルストアはいつ行っても、かなり混雑していますから、いろいろな人の姿が入れ替わり立ち替わりで、なかなか面白い場面が見られます。それに、ここは外国人度がとても高いところです。で、ちょっと面白い組み合わせが…。

というわけで、放っておくと、ついクラ〜いブログになってしまいがちの拙サイトを、多少なりとも明るくしよう…というエントリーでした(^^;

【場所】中央区銀座3丁目あたりです。

今日も、昨日にひきつづき、東中野からです。今日の写真中、外灯の右下に赤いひさしのようなものが見えますが、昨日の写真は、そのあたりから、左前方に向かって撮ったものです。と言うと、なんとなく位置関係が分かっていただけるか?と思います。
ここは、昨日も書きましたが、すぐ右手に神田川が流れています。川沿いには、やはり低湿な下町風の風景が広がっています。この辺りは、江戸期には、江戸の外のまた外…という土地ですが、現在では、住居表記の響きからも、大雑把ではありますが、山の手…という範疇に入るのでしょう。または、山の手の下町ってやつですかね(^^;
もはや、東京下町では、路地が入り組んだ土地を根こそぎ更地にし、そこにスッキリとした超高層マンションを建てる…というのが定番のようになっていて、こうした風景がそこらじゅで見られるようになりました。ま、下町のヒルズ化…と言いますか、佃島現象…と言いますか…ですね(^^;
経済効率だけではなく、できるだけ多くの人が便利な土地に住めるようにするためにも、こういった手法が有効であることは、頭では理解できるのですが、どうも感覚的に納得できないものを感じます。どこか神経に障るものがあるんですね〜こういった風景は…。

【場所】中野区東中野1丁目あたりです。

東中野堤夜景

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所用で中野に行ってきました。その帰り道、中央線の窓から外を見ていると、東中野を出てしばらくした辺りに、ちょっと惹かれる建物群がありました。「そのうちに…」などと思いましたが、「そのうち」が、とかく、いつまで経っても「そのうち」でありつづけます(^^; というわけで、時間もあることだし、次の大久保駅で下車。来た方向と反対に歩きはじめました。
が、高架を走る電車から見える風景に辿りつく…というのは意外に大変です。結局、電車からは見えても、道からは見えず、徒労に終わることも多々です。目的の場所まで入り込めないケースや、角度が違うと全く印象が異なる…という場合もあります。
しかし、目的の建物や風景に辿り着けなくても、まず間違いなく、それに代わる風景に出会うことができます。町は必ず代替えを用意して待ってくれているようです。今日の風景も、その一例で、期待もしていなかったところで出くわした風景です。
ここは、もう東中野駅の近くです。外灯に照らされた家の前を左に行くと、すぐに土地がいち段高くなり、階段になっています。その階段を上ったところに駅があります。そして、ここを右に行くと、これまたすぐのところを神田川が流れています。ということは、この位置は、地形的に見て、神田川の河岸段丘の途中…ということになります。どうりでジメッとした空気に包まれていたわけです(^^; そして、向こうに聳えるのは、先頃の再開発により立てられた超高層のマンションです。実は、この右手に、同じような超高層マンションが、もう1棟建っています。しかし…、こうして見ると、なんだか、東中野堤…というよりは、東中野谷…という風景ですね。

【場所】中野区東中野1丁目あたりです。

雪夜の交差点で

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東京では、天気予報通り、午後遅くなって雪が舞いはじめ、暗くなってから本格的に降りはじめました。とにかく、今日は、昼間からとても空気が冷たく、いつ雪になってもおかしくない...という状態でしたので、降り始めても、「お、来たな...」という程度で、前回の雪の日のような「うわっ、来たか!」という感じはありませんでした。それに、雪というよりもみぞれ...という感じでしたしね。
それでも、夜の10時をまわって帰宅する頃には、路面が白いシャーベットで覆われたようになっていました。およそ写真に写っているような状況です。そんなわけで、早速、先日コメント欄で教えていただいた、「雪上では、歩幅を狭く、足の裏全体で着地...」というペンギン歩きを実践する機会を得ました(^^;

ところで、今日の写真は、水道橋駅から、我が家に向かう途中、大きな交差点での信号待ちをしている時に撮ったものです。ついで...ですが、左手に見える高層のビルは東京ドームホテルです。そして、正面に見える円筒状の建物は、後楽園遊園地内の、つい最近完成した施設で、来月オープンの予定だそうです。ネット情報によれば、コンサートホールとレストラン、ガーデンなどを絡めた複合施設ということです。

ここは、普段は、交通量も人通りも多く、かなり騒々しい場所ですが、さすがに雪の夜です。クルマや人影も少なく、風景がとても静かに感じられました...。

【場所】文京区後楽1丁目あたりです。

橋場という町は、一般的に言うと、歩いていて面白い…という町ではないようです。土地に起伏はありませんし、川も流れていません。立ち並ぶ家々にしても、新建材を使ったごく普通の建物が多くなっていますし、震災・戦災による被害を免れたと言われるあたりにも、古い建物は少なくなっています。が、ちょっと注意してみると、民家に見えた建物の1階が家内工業的な町工場であったり、建て替えられた家々の間に、バラック系の小さな建物が唐突に残っていたり…と、町歩き触覚(^^;の感度を上げていれば、それに触れてくる要素は多々あります。普通を装っているだけに、実は返って興味深い…とさえ言えます。
今日の写真は、そんな橋場で見かけた、古いPEPSI-COLAの看板です。こちらの家は、表から見たかぎりでは、ごく普通の民家です。なのに、どういうわけか、その壁に…です。しかも、相当に褪色し、錆びもでています。ま、その具合があまりに良くて、写真に撮らせてもらったわけですが…。
ところで、この写真を撮りたい…と思って眺めているところに、こちらにお住まいの方がタイミング良く出ていらしたので、この看板の付いている理由をたずねてみました。すると、こちらは昭和23年 (戦災による焼失後…ということでしょう) に建てられた建物で、10年ほど前まで、食堂を営んでいらした…ということでした。この看板は、その頃の名残り…ということだったんですね…。それにしても、実に美しく味のあるヤレ方をしていますよね〜。欲しい(^^;

【場所】台東区橋場2丁目あたりです。

聖橋から

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前エントリーで、水道橋駅から、線路と土地の起伏が絡んだ写真をアップしましたので、ついで...と言っては何ですが、今日は、次の駅・お茶の水駅の上(そして勿論、神田川の上)にかかる聖橋から撮った写真をアップしました。
この橋からは、手前に地下鉄丸の内線、右手にJR中央線とJR総武線が見えることから、鉄道好きな方の撮影スポットにもなっているようです。ちょっと説明を付け加えますと、右端に、ほんの少しですが、見えているのがお茶の水駅のホームです。奥にネオンが見えていますが、そのあたりはもう秋葉原です。グリーンのアーチ型鉄橋を通るのがJR総武線で、その総武線の下をくぐるようにして右方向に伸びているのがJR中央線...です。そして、中央に見える、デカイ水溜まり(^^;が神田川で、グリーンの鉄橋の下に見える橋が昌平橋です。
いまやこんな姿になっていますから、ピンと来ませんが、この右手の高くなっている所は、本郷台地の岬と言うことができます。したがって、ここから先(漠然としていますが(^^;)は、もう平坦な低湿地がダーッと広がっています。そう思って改めて眺めてみると、ここは、鉄道ファンならずとも...な場所ですね。
そして、ここで触れずにはいられないのが、左に見えるバラック群です。見えているのは、建物の裏側になります。反対側が通りに面していますが、そちら側からは、どの建物も2階建て程度に見えます。が、裏から見ると、実は4・5階建て...ということになっています。したがって、道路から直ぐに下におりる階段があったりと...かなり興味深い一画です。実は、その一画のどこか一室に事務所を構える建築家がいらっしゃいます。そこをお訪ねしたことがありますが、窓の外を見ると、川面がすぐそこ...という感じで、素晴らしい眺めでした。この辺りの最後の秘境(^^;ですね。羨ましいかぎりです...。

【追記】上記・建築家さんは、本郷の有名な木造3階建てアパートでの生活...という貴重な経験をお持ちです。こちらのエントリーをぜひ...。
【場所】千代田区神田駿河台4丁目あたりです。

水道橋小雪景

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東京でも、初めて雪らしい雪が降りました。都心では、さほど積もることはありませんでしたが、坂道では、タイヤにチェーンをまいていない車は、さすがにスリップしてしばし立ち往生…という光景も目にしました。

今日の写真は、JR水道橋駅で、電車待ちをしているときに撮ったものです。このときも、まだ雪は舞っていましたが、地面はうっすらと雪化粧…といった程度で、雪景色と呼ぶにはちょっと雪不足…という感じでした。
ついでですから、位置的なものを簡単に説明しますと、写真奥がお茶の水方面。そして右の信号機の下あたりを、左右に、白山通りが通っています。奥のほうに、左斜下に向かって落ちる崖が見えますが、それは、江戸期に掘られた外堀の法面(ノリメン)です。写真には写っていませんが、その下方には神田川が流れている…という位置関係です。

そういうわけで、都心の雪は大したことはありませんでしたが、やはり白い雪で覆われた部分が多いというだけで、見る景色の印象は一変します。ウワッという感じこそありませんでしたが、東京を離れて、どこか遠くに来ている…といった気分にはさせられます。ただし、夕方以降の風の冷たさには参りました…。

【場所】千代田区三崎町2丁目あたりです。

カサツキトタン家

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今日も京島からです。
この家は、壁に傘のマークが付いていることから分かるように、傘屋さんです。この傘のマークが可愛いこともあって、この家の写真は、多くのサイトで目にします。僕も、ご多分に漏れず、この家の写真は何度も撮っていましたので、とうの昔に、拙ブログにも掲載しているもの…とばかり思っていました。が、ちょっと拙ブログを検索してみると、なんと、この家の写真をアップしていません。ということで、これ幸い(^^;とばかりに、今日、この家の写真をアップ…ということになった次第です。

手前に見える線路は、曳舟と亀戸を結ぶ東武亀戸線です。そして、左に見える踏切につづく道が、キラキラ橘という商店街になっています。ところで、この亀戸線は、町境を通っていますので、線路のこっち側…僕が立っているところは押上になります。そして、この傘屋さんから向こうが京島になります。

この写真も一昨日撮ったものですが、お天気が良く、光がきれいでしたので、電柱の影なども、なんとも南の島っぽく感じられます。東京では、なかなかお目にかかれないタイプの光と影です。京島には、京島のハワイ化に取り組むローカルがいらっしゃいますが、それが勘違いなどではないことを、この写真が教えてくれてますね(^^;

【場所】墨田区京島2丁目あたりです。

京島・冬晴景 (2)

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昨日のエントリーのつづきです。昨日と今日の写真を見比べていただくと分かると思いますが、今日の写真の右端部分から撮ったのが、昨日のエントリーの写真です。
昨日も触れましたが、この家屋の手前は、ご覧のように更地になっています。そのお陰で…というと妙な気分ですが、こうして、見事なトタン壁を目の当たりにすることができたわけです。

この家屋の左側面が、キラキラ橘商店街の通りに面していて、テントの看板には「やきとん・第三くじらや」とありましたが、既に営業は停止なさっているようです。実は、この建物は長屋で、お隣も、元商店だったようですが、そちらも営業停止…。そのまた隣の電気屋さんが、かろうじて営業をつづけていらっしゃる…という状態でした。やはり、再開発待ち…というところのようです。
しかし、それにしても、昨日は、良いお天気でした。どこからか、「見ろよ〜青い〜空〜 白〜い雲〜 そのうちなんとか な〜るだ〜ろ〜〜」という歌が聴こえてきそうです(^^; なかなか厳しい現実が潜んでいそうな風景ですが、このときばかりは、そんなことを忘れさせるような、のんびりとした空気に包まれていました。

【場所】墨田区京島2丁目あたりです。



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