小さな町の精

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良いお天気でした。空気もきれい。日差しも強かったですね。しかし、風が強かったせいか、体感温度は意外と低く、半袖で歩いていると、だんだん体が冷えてくる…という感じでした。そんななか、今日は、どこを歩こうか?と考えたあげく、しばらく行っていない葛飾区の高砂と立石に行っきました。

このあたりも、既に数回は歩いているはずなのですが、あまりに脈絡なく、あちこち歩きまわるせいか、歩くたびに風景が新鮮です(^^; ま、良いのか悪いのか…ですが、風景がいつも新鮮に見えるってことは幸せです(馬鹿とも言いますね(^^;) ということで、良し…としましょう。

さて、今日の写真ですが、ご覧のとおり、非常に小さく愛らしい洋館(と言ってよいものやら?ですが)です。今日は、たまたま外に出ていらしたご主人と話す機会があったのですが、この建物は、なんと昭和2年に建てられたものだそうです。それを、その後、現在のご主人が買い取って、ここで商売を始めた…ということでした。

正面を向いている、とんがり帽子のような屋根をした部分が玄関で、その奥に、横に生活部分がつづいています。右側が店舗になっていますが、そこは、もともとは庭だったのだそうです。もう、玄関が傾いたりしていますし、古い建物なので、生活しやすいとは言えないようですが、基本的な構造はとてもしっかりしていて、いまでも問題なく暮らせる…とのことでした。それにしても、よくもまあ…なんとまあ…という感じです。かなり痛んではいますが、こうなると、確実に何かが宿っている感じです。愛らしさも抜群でした。

あ、ひとつ忘れていまいました…ご主人がここで商売をお始めになってから、もう、かれこれ50年になるそうです。

【場所】葛飾区立石7丁目あたりです。

コメント(14)

masaさん、こんにちは。すごいですね〜!!最初は、この「尖がり帽子」単体のように見えましたが、裏でつながっているのですね(それに気がついて安心したような・・・ちょっと残念だったような(^^;;)。この部分、普通は壊して建て替てしまうところでしょうが、あえて残されているのかな・・・。お店のご主人のお話し、「基本的な構造はとてもしっかりしていて、いまでも問題なく暮らせる」っていう部分からは、ちょっと誇りにも似たような気持が感じ取られますね。裏の母屋というのでしょうか、本体部分の屋根にも「尖がり」がついています。このお宅ができた当初は、まだ田畑が残っているこの地域のなかで、独特のモダンな雰囲気を漂わせていたんだろうなと想像しています。しかし、それから81年。玄関入り口のひさしなどちょっと傾いたりして、いい具合にお年をめしておられる、可愛らしいおばあちゃまという感じがしてきました(^^;;。ところで、ここ、中川の近くなんですね。

>wakkykenさん
こんにちわ。この家、凄いですよね〜。大きさは違いますが、根津にあった曙ハウスを彷彿とさせるものがありました。家の年齢からいって、ちょうど同じ時期に建てられたものですから、ヤレ具合が似てくるんでしょうね。とにかく小粒で良かったです。ところで、そうなんです、中川はすぐそこ…です。

あっ、曙ハウスですね、masaさん。たしかに、そうですよ。80年たつとこうなるんですね〜。うちの父親と同い年です。こちらのお宅、僕の父親と同い年です。父のほうは、80歳を過ぎて、本当に「爺」というかんじになってきました。

>wakkykenさん
ね、共通するものがありますよね。家の年齢が80といわれるとビックリしますが、実は、それは人間も同じことですね。僕はどうなるんだろうか?(^^; なんて考えてしまいます。

僕はどうなるんだろうか?(^^; なんて考えてしまいます。>masaさん

僕は、少し若いわけですが、もうそんなことを毎日考えています(^^;;。とりあえず、まわりの人に愛されるおじいさんになりたいですね。「曙ハウス」や「小さな町の精」のように。歳をとると、その人の性格のコアの部分が表に出てくるといいます。若いときからの生き方や心がけが、老後の性格となってくるのうだそうです。人生、半世紀を超えてしまうと、いろいろ考えますね〜(^^;;。

>wakkykenさん
>歳をとると、その人の性格のコアの部分が表に出てくるといいます。
これ、確かに!と思います。僕なんかもう、あれこれ取り繕うことができなくなってきます。正直になってきている…とも言えるし、素性が現れている…とも言えそうです(^^;
ところで、wakkykenさんは間違いなく「まわりの人に愛されるおじいさん」におなりになると思います。これ確実です(^^;

今晩は。
素敵ですねー。拝見しながら、周囲の人たちから慕われている小柄な老婦人を連想しました。また、京成線の沿線はやはり侮れない、心して取り組まなければと、肝に銘じた次第です。

masaさん、こんばんは。
昨日の竹内商店といい、こちらの建物といい、こうしてみるとこの国は本当に自動販売機が風景に融け込んでいるなあ、と思いました。

>Rambler5439さん
こんばんわ。コメントをありがとうございます。この家、素敵ですよね〜。とにかく、近代建築のお寺さんやお宮さんより有り難い感じがし、思わず賽銭箱探したくらいです(^^; 町はどこも興味深いですけど、京成線沿いも、ほんとにドキッとするような風景がありますね。
僕の場合は、Rambler5439さんを見習い、もう少し系統だって歩かないと…なんて思っています。

>やまだsan
連休中の猛取材お疲れ様です。ところで、この国は至る所に自動販売機が設置されてますよね〜。もう隙間さえあれば工夫して…という感じで、ある意味感心します。
目障りだ…と思いながらも、夏場の水分補給時などは本当に重宝しますので、痛し痒しですね(^^;

木造の洋館・・・
木は生きている・・・
建てられた棟梁を想像しますね?
幸田文『木』を読み返したところでしたので格別に熱く感じます(^^♪
北海道には風雪に耐えて木造の洋館が多かったのですがこのところどんどん建替えられています。

>chatnoirさん
こんばんわ。この時間…不意をつかれました(^^;
ところで、幸田文『木』は僕も以前に読みました。藤の話が印象に残っています。その母娘にわたる続編とも言える青木玉「こぼれ種」に絡んでのエントリーをしていますので、よろしければご覧になってみてください。URLは以下です。
http://kai-wai.jp/000163.html

昭和2年に、この家を建てた棟梁には僕も興味を感じます。庭師と同じように、名を残さず…という感じにとても惹かれてしまいます。現在は、著作だ何だとゴチャゴチャ言い過ぎで、無粋でしょうがないですね!

おはようございます。
先ほどは不意打ち失礼致しました。
「こぼれ種」のエノキはこの木なのですね!
エノキかムクかわかりませんが・・・長老の趣のある木なのですね〜
ありがとうございました。
文・玉・奈緒と受け継がれている命の流れと言えるものの素晴らしさをあらためて感じています。
さりげなく身につけていた日本人の「心」が最近見当たらなくなって・・・淋しいですね?
masa様がおっしゃるように「無粋」が目立ちすぎです!

>chatnoirさん
おはようございます。こんどは、こちらから不意打ちです(^^;
いまから思いますと、エノキの生えている環境がもっとわかりやすい写真にすれば良かったかな?などと思っていますが、とにかく、老木で、怖いような迫力があります。
しかし、あの木の前のお宅の玄関に、さりげなく「青木」の表札がかかっている…というのは、なにか良いものです。さらり…としたものを感じさせられます。



ninepeace.jpg




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