野外ギンレイホール

| コメント(8)
玉井さんのブログに、こんなエントリーがアップされました。これは気になります。というわけで、早速玉井さんに詳細をうかがい、最終日である今日、日比谷公園に行ってきました。写真は、アニメーション映画「岸辺のふたり」が上映されているところです。

どうして、このような野外上映が実現したか...については、玉井さんのエントリーをお読みいただくとして、僕は、この映画を上映した映写機と映写方法について記しておきます。...といっても、以下は、会場にあった、ギンレイホールさんよる説明文を写したものです:

『ローヤルニューL型映写機について』
この映写機は昭和20年に製造販売された日本製のローヤルニューL型(高密工業社製)映写機です。当時の日本の映画館の多くがこのタイプの映写機を使用していました。
日本の映写機製造の技術は水準は高く、最近になって欧米の映写機が入ってくるまで、日本の映画館の殆どが国産の映写機を使用してきました。
ギンレイホールでは創業以来、平成8年12月までこのローヤルニューL型映写機で上映してきました。ローヤルニューL型映写機は現在約1年かけて整備し、復旧したものです。昨年はTBSドラマ「歌姫」の映写室のセットで駆動する姿を全国のTVで披露しました。
「参考」までに国立近代美術館フィルムセンター(中央区京橋)には昔懐かしい、古い映写機が展示されています。

『映写方法について』
この映写機は1本の映画の上映を2台の機械で交互に映写いたします。1本の映画フィルムは1巻あたり約20分で上映時間により約6巻から7巻に分かれ、最初の2台の映写機を使って各映写機に1巻と2巻のフィルムをセットしておきます。
1台目の映写機で1巻目のフィルムをスタートさせ、映写時間の残り10秒あたりで、館内スクリーンの右端に1度目の合図ポイントが映しだされます。この時点で2台目の映写機の2巻目のフィルムをスタートさせます。しばらくして2度目の合図ポイントがスクリーンに映しだされ、それを確認して映写機の切換ボタンを押しますと正式に2巻目のフィルムに移り、1巻目から連続した映写状態が維持されます。
次に2巻目のフィルムを映写中に3巻目のフィルムを用意し、その後はこの作業を数回くり返し映写を終了します。

以上が引用です。そして、その映写を終えた映写機の姿がこちらです。

【場所】千代田区日比谷公園です。

コメント(8)

東京を離れたのが残念です
玉井さまのところをお訪ねさせていただきました
水琴窟の響きを味わいながら・・・幻想的でしたでしょうね~
しみじみ・・羨ましいです(溜息)

行きたいな~と思っていたんですが、明日までなんですよね。
少々寒くなってきたので、着込まないといけないですね。
映写機も見たいと思ってたんですが、こちらで拝見できて
よかったです(^^

父が映写の資格を持っていて、私が小さい頃は町内で人を集めて
野外映画会をしてくれました。
「赤い風船」や「ハイジ」などの短編でしたが、夜外で映画を
観るというのは、なんともワクワクするんですよね。
懐かしく思い出します。

>chatnoirさん
映写機がカタカタと音をたてながら野外のスクリーンに投じる映像というのは、なにか縁日の夜を思わせるような懐かしさがあり、良かったですね〜。しかし、ここで使われた映写機が、ついこの間まで現役で働いていた…ということに、逆に驚きを感じました。あ、ところで、水琴窟の響きと同時に…というわけにはいきませんでしたよ(^^;

>マイキーさん
ガーデニングショウは明日までなんですが、この上映会は、昨日が最終日だったんです。ウェッブの情報と食い違いがあるようです。ただ、映写機は、本日(31日)まで展示することにした…と、ギンレイ関係の方からうかがいました。
ところで、映写に資格がある…なんて初めて知りました! そんなのがあるんだ〜。でも、あの複雑な作業ですから、あるかも…ですね。いや勉強になりました。しかし、暗くなるのを待て、さあ、そろそろかな…という感じで上映される映画って、やはり味がありました。懐かしさもあって…。

いつになるか分かりませんが、ギンレイの加藤さんはワンボックスに映写機を積んで移動映画館をすることを夢見ています。今回は、その小手調べでもありました。
たった一人でワンボックスに機材を積んで、北海道を回っている西崎さんという方がいらっしゃいます。ギンレイは2005年に「映画ポスタースチール写真展」を開き、西崎さんを車ごと招待して映画を上映したことがありました。そのときのことは、ぼくのブログにエントリーしてあります。もと、日活のニューフェイスで、その後北海道で映画館を経営していらしたという経歴の西崎さんの、絶えることのない情熱も、胸うつものがありました。
■ 下のアドレスを開いてみてください。
http://myplace.mond.jp/myplace/archives/000116.html

>玉井さん
こんばんわ。素敵な催しをお教えいただきまして、ありがとうございました。良い経験・勉強になりました。西崎さんのエントリーのこと、よ〜く憶えています。アーク棒が燃える火の灯りで映写する…というのがショッキング(^^;で…。
あの映写も実際に見たかったのですが、当時は、「玉井さん」などと声をおかけすることすら憚られていましたので(^^; つい見そびれてしまったのが残念です。次回、機会がありましたら絶対に!と思います。

masaさま
この場をお借りしてゴメンナサイ

玉井さまをお訪ねさせていただきました。
道内を映写機を積んで周っておられる方は知る人ぞ知る。お名前が出て嬉しくなりました。クリストファー・プラマーもです。ありがとうございました。

masaさま
水琴窟・・・そうですよね~~~日比谷公園のような広さでは・・・オブジェ?
先日、ご紹介させていただきました「椎名次郎」さんは映写技師でもあります。
夕張映画祭にも長く係っておりました。
見えない糸で繋がっているような不思議を感じます。
温かい心持にさせていただいて ありがとうございました。

>chatnoirさん
お返事が遅くなりました。ほんとに世の中、あれこれと糸を引っ張っていると、どこかで繫がってくるものですね。今後も、こうした映写関係…特に西崎さん関係の催しがあれば、駆け付けて、またここでご紹介させていただこうと思います。



ninepeace.jpg




月別アーカイブ(Archives)



写 真 集





おことわり

エントリー、コメント、トラックバックにつきましては、管理者の判断により削除させていただく場合があります。予めご了承ください。
Powered by Movable Type 4.22-ja





copyright © 2004-2019 masa