水族館劇場 (3)

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水族館劇場そして水族館劇場 (2)...と紹介させていただいた劇団の、今回の公演としては最終日となる昨夜(6月8日)、駒込大観音光源寺の境内に行ってきました。

境内に入ると、「あれ〜あの人だ」という人や、「あ、あなただったのですか」という人や、「なんだあなたじゃん」という人など...多士済々です。そして、いつの間にやら、境内が、文字通り、人で埋め尽くされます。

そんなこんなで(と、やたらとはしょります)、あたりがやっと暗くなった頃、この劇団の公演がスタートします。まずは、テントの外で行われるプロローグから...です。このあたりからして、この劇団、すでにひと味ふた味ちがいます。左の写真は、その風景です。こうした状況で行われているため、役者、舞台、観客、まち、日常...などの"境"が、きわめて曖昧です。

それが終わると、こんどは、入場券を持っている人が、番号順にテントのなかに誘導されます。テントのなかでは、鳶姿の座長が、ハンドマイク片手に指示をとばしていて、それに沿って案内係の人に導かれて着席します。これがまたかなり見物です(^^;

そんなわけで...と、またもはしょりますが、わりとすんなりと幕が開きます。が、舞台で芝居が演じられている間は撮影は禁止ですから、当然のことながら、その写真はありません。

で、もう芝居が終わった後にうつります(^^; 右の写真です。もう割れんばかりの拍手のなか、座長(中央の鳶職に見えるひと)が、役者と裏方のひとりひとりを、丁寧に、観客に紹介してゆきます。芝居も良いけどここも良い...のです。 この座長は放っておくと、団員の紹介が終わったら、こんどは、「...カクカクシカジかで...千駄木からお越しの○○さん!」などと、観客ひとりひとりの紹介にうつりかねません(^^; ま、そんな精神をお持ちだ...ということのたとえ...ですが...。

実は、僕は、この前日が千秋楽だと思い込んでいて、前日にも、この芝居を観たのです。が、ほとんど芝居を観たこともない僕に、単純に「これは翌日も観たい...」と感じさせるものがありました。凄いのです...この劇団。

■カテゴリー : 水族館劇場

【追記】Blog"谷根千ウロウロ"のエントリー「水族館劇場・メランコリアの日々
【場所】文京区向丘2丁目あたりです。

コメント(18)

masaさん、あの観客の中での撮影&観劇お疲れ様でした。
やはりmasaさんの写真は雰囲気がよく伝わりますねー。「kai-wai」読者のひとりでも大勢の興味を持たれ、次回公演に足を運んで下されば・・・と思います。
『・・・観客ひとりひとりの紹介にうつりかねません・・・』とありますが、ご推察通り初日の打ち上げでは(千秋楽ほど多くはありませんでしたので)紹介されていました。こうしたことで観客同志がスムーズに話が出来たりして、とても有難く思いました。
夏の早稲田大学演劇博物館前、年末の寄せ場興行(・・・こちらは難しいでしょうが)でも、masaさんや、水族館劇場に興味を持たれ、足を運ばれる方々と「水族館劇場」の世界を楽しめれば、思います。

以前にエントリーなさったときから興味を持ってました。
「凄いのです...この劇団。」
の感動が伝わってきます。
それに、実際に座長さんが観客を紹介されたなんて・・・
凄いです、このエントリー。

>やまだsan
やまだsanこそ、ほんとにお疲れさまでした。...って、もう准団員のやまだsanのことです、今日も現地にいらっしゃるのでは?と思いますが、とにかく、あれこれと手引きしていただきまして、ありがとうございました。
しかし、「観客ひとりひとりの紹介...云々」は、ほぼ冗談で書いたことですが、現実にあったとは...。これまた驚きです。でも、いい感じですね...それは。
今回、水族館劇場さんに馴染みができましたので、来年の光源寺公演までのあいだ、団員の方々が形をかえてなさる様々の催しも見せていただこうと思っています。そのあたりの情報...また「谷根千ウロウロ」さんを頼りにさせていただきます!(^^;

>Gatta Italianaさん
コメントをありがとうございます。そうなんです...素直に感動しました。劇前半と後半の終わりに、舞台が移動し回転し、上からダーッと水が流れ落ち、下からも吹き上げ、スモークが噴出しストホボ光が点滅...という場面があるのですが、そのあたりでガッツンとやられます...。なんだかすんなりと感動しちゃうのです。同一公演中に、3度4度と通う方が居るというのがよくわかりました。

左の写真。
人や実物より 影の方が存在感があって 生きているのが 興味深いです。

>光代さん
こんばんわ。この芝居は、存在の曖昧さ...といったこともテーマのひとつだったと思います。この影もそういったことを語っているように感じました。が、ストレートボールが多く、実にすっきりでした。

masaさん
そうだったのですね。
でも、私が感じたのはお芝居の影ではなく 写真に写り込んでいるあらゆる実物と影のことです。
全ての影そして陰の方が現実のような不思議な面白い写真になっている。
 
エントリーに関係のない写真についてのコメントで失礼しました。

>光代さん
写真についてのコメント、本来、大歓迎ですっ!(^^;
撮った本人があれこれ言うのも何ですので、いつも、写真にはほとんどふれませんが、この構図(左の写真)は、劇団側の意識にも無かったかもしれない...と思います。実と影の関係も僕は意識していましたし、この左と右にある大きな固まり(星とか世界)、空とその下方が相似した形...など、それが意識して見なくとも、この空間のしっかりとした骨組みとなっているようでした。

masaさん
う〜〜ん、なるほど。
現場にいらした方のお話で この写真がよりクリアに見えてきました。

私がもうひとつ 不思議に感じているのは ここに写っている木や人についても、実より影と陰が 息づいて見えているということなのです。
構図も素晴らしいし、どの一部分にもストーリーがあって、語りだしたら止まらなくなりそう。
見れば見るほどに、良い写真だなあと感じます。

また、私はmasaさんに「光と影」の写真集を出して頂きたいと思っています。もちろん沢山の方が そのテーマで写真を撮っていらっしゃるのでしょう。
masaさんの場合 その闇の捉え方がとても良いなと思っているのですが、今はまだ、それを言葉にして語ることが出来ません。

体調を整え、ご活躍を!

masaさん、千秋楽ではお会いできて嬉しかったです。写真を拝見しながら、あの時間あの場所でのリアルな感動を思い出しています。あれ、私は今どこにいるんだろう?なんて……(笑)
それにしてもmasaさんの写真、素晴らしいです。空気感だけじゃなく、水族館劇場の芝居の中にある「永遠」までもが感じられます。うそとまことをいったりきたり、これもこの劇団のテーマだと思うのですが、プロローグの写真の影はまさにそれを具体化しているかのようで、驚きました。

>光代さん
再度のコメントをありがとうございます。写真にとっては特に、「光と影」というのは永遠のテーマのひとつでしょうから、多くの方々がそれぞれにその表現にトライなさっていると思います(不勉強であまり多くを知らないのですが...)。僕も、ご多分に漏れず、それをひとつの重要なテーマにしてきました。どちらかというと影や陰に惹かれながら...。いつかはそれを一冊にまとめたいものだ...とも思っていました。

しかし、写真集というものは、ほんとに思った以上に部数が出ないものです。その問題への回答を、まずは模索する必要があるように思います。

>かんらかsan
こんばんわ。僕は、かんからsanたちが同じ空間に居らっしゃると思うと心強かったです(^^; たすかりました(^^;

この右の写真ですが、かんからsanたちはギリギリで写ってないんですよね〜それがちょっと申し訳ない(^^;ような気もするのですが、好意的な視線で写真を見ていただき、ありがとうございます(なんとなく、前半と後半の意味的つながりに無理がありますね(^^;)。

他の方への返事のなかにも書いていますが、今回の芝居には、存在や境というものの曖昧さ...といったものを強く感じさせられました。また、左の写真の構図に気づかされたのは、やはり、テントというスクリーンに映る影とそのインパクトゆえ...だったと思います。で、それを写し込んで構図を据えるためには、左下の、陰に入った人の存在が必要だった...という感じです。

今朝の東京新聞26面「TOKYO発」に『客と団員 酒盛り・水族館劇場』の記事が...
早稲田大学演劇博物館の企画展「やぶれ船で流浪する水夫たち 水族館劇場20年の航跡」が8月3日まで、8月2日には特別講演、7月8日にはシンポジウムが開かれるそうです。
http://www.waseda.jp/enpaku/special/2009suizokukan.html

>iGaさん
こんにちわ。例によって、エントリー補強情報を、そして別便でデータまで送っていただきまして、たいへんありがとうございます! 
この劇団にはソートーに惹かれてしまいましたので、URLを残していただいた演劇博物館の企画展にはぜひ行ってみようと思っています。

masaさん、早速記事をアップしてくださり有難うございます

>劇前半と後半の終わりに、舞台が移動し回転し、上からダーッと水が流れ落ち、
>下からも吹き上げ、スモークが噴出しストホボ光が点滅...という場面があるのですが
昔もたくさん水を使っていましたが、今も全く変わらず(笑)‥これが水族館劇場の、水族館劇場たる所以ですからね


以前は毎週のようにどこかに芝居を見に行っていたのですが
最近は映画館ばかり(神保町と阿佐ヶ谷に入り浸り)になってしまっていました

masaさんのお写真を拝見しましたら、俄然、テント小屋が懐かしくなりました!
また公演や情報がありましたらお知らせください、久し振りに出かけたいです

>法平さん
こんばんわ! 秋葉にはちょこちょこ行くのですが、運河沿いのジャズ喫茶(^^;にはなかなか行けずにいます(^^;
いや〜水族館劇場にはやられました。単純明快にドーンジーンとくるんですね。良かったです。来年は、あの水のシーンも撮影できるよう、事前にお願いしようと思っています。法平さんも是非!です。あ、先日、秋葉原に居るときに、以前、ブックダーバーの催しで一緒になった方と偶然出会ったのですが、その方も「来年こそは!」とおっしゃってました。評判は評判を呼んでいるようですよ。

ところで、神保町の映画館といいますと、吉本と岩波かな?と思うのですが、阿佐ヶ谷...となりますともう「エッ阿佐ヶ谷に映画館あるの?(^^;」という状態です。なんだか最近は、映画が不調なのか好調なのか...けっこう来てる感じがしますけど...。

masaさん

>吉本とか岩波かな?
銭湯&着物&古道具が大好きで、「昭和の残景」が大好きで、古い日本映画ばかりみていました
私が入り浸っているのは、(吉本と同じ建物にある)神保町シアターとラピュタ阿佐ヶ谷です
ラピュタは駅から近く、小さい映画館ですが居心地がいいですよ

>来年は、あの水シーンも撮影できるよう、事前にお願いしようと思っています。
是非、よろしくお願いします!
次回公演は私も観に行くつもりですが、masaさんのお写真も拝見したいです!(楽しみにしています!)

>法平さん
僕も、先日、先輩に薦められて"昭和の残景"の「蜂の巣の子供たち」を観るため、初めて、あの変テコ建物のなかに入りました。ラピュタ阿佐ヶ谷のほうは知りませんでした。阿佐ヶ谷に行く...ということがそもそも少ないですしね(^^;
水族館劇場の水シーンのほうは、僕のように個人で活動している者も報道扱いしていただけるか?否か?ということもありますので、必ずしも撮れるとはかぎりませんが、各方面から手をのばし(^^;お願いもして...と思っています。



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