野毛の三陽

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昨日、好事家(この方この方と僕です)が桜木町駅に集合し、野毛の名物中華屋・三陽に行ってきました。ただでさえ、朝から太陽が顔を出し、蒸し蒸しと暑苦しい不快指数の高い日に、わざわざ、その指数を飛躍的に高めるような店に入らなくても良さそうなものですが、まあ、好き...なんですね(^^;

この店、実は、4日前のエントリー野毛亜細亜景 (2)に看板だけが写り込んでいました。その写真を撮った時点では「うわ〜凄い店があるな〜。しかも昼間から混んでいて...」という印象でしたが、とにかく、隣の焼き鳥屋さんの建物の魅力に引っ張られ、三陽さんの様子を仔細に観察することはしませんでした。が、写真をアップしてみると、写っているのが看板だけ...にも関わらず、三陽にも大いに話題がおよび、アッと言う間に、三陽突入計画が練られ、実行に移されたのでした。

ちょうど空いていた店先の席に腰をおろすと、いきなり、小窓からオヤジの顔がのぞき、「まずはビール2本と、ネギ炒め、鶏肉のなんたら、でどう...。そうこうしてるうちに、ギョーザ"農薬入り"を3人前出す...」などと冗談まじりに一方的に話してきます。
まあ、この外観ですから、ご主人もそれなりに...とは想像していましたが、その想像を超え気味の展開に、「なんだ?(^^;」と、一瞬たじろぎます。が、考えてみれば、アレコレと注文に頭を悩ますこともありません。暑いし(^^; 「農薬入りは、食べるとちょっと体がしびれて暑さ対策にもなる(^^;」というので「じゃそれで...(ただし飲み物は一部変更)」ということに...。

しかし、こちらのご主人、なんせ憎めないです。天真爛漫型と言いますか、笑顔が良いし愛らしい...。ガサツで失礼を絵に描いたようにも思えるのですが、実は、実に細かい気配りをしているのが分かります。しかも、客が押してほしいポイントを絶妙のタイミングでちょいと押す...といった感じです。

例えば、持ち帰りのギョーザが焼けるのを待っている、そこそこ高齢のオトーさんが居ました。ご主人は、まずは「店内で腰をおろして待ってくれ」と声をかけます。が、オトーさんは「いいよここで...」と、道に立ったままです。暑いので、道の反対側の陰に入って...。すると、しばらくして、思ったよりも時間がかかっていることに気づいたご主人が、店員さんに、「オトーさんに椅子を...」と指示。しかも、鍋をふる手を休めることなく...です。

常連客が多く繁盛している秘密...それは、どうやら、この徹底したユーモアとサービス精神にある...という感じです。憎めな過ぎます(^^; また行ってしまいそうです(^^;

オマケです。看板の下に書いてある"毛沢東語録"をご覧ください。これがまた笑えて暑気払いになります(^^; 語録拡大写真1語録拡大写真2

【場所】横浜市中区野毛町1丁目です。

コメント(10)

語録、いいですね。
湯呑みとか、手ぬぐいにプリントしてグッズにして欲しいようなできばえです(笑)

>uxoさん
こんばんわ。コメントをありがとうございます。こんな冗談を本気で...ですからかなりよろしいでしょう(^^; グッズにするというアイデアは思いつきませんでした。次回行ったときに、そんなこと言う人がいましたよ...と伝えてみます(^^;

好事家2号です。
先日は暑い中をご一緒いただきまして、ありがとうございました。
農薬入り餃子は、後をひきまして、翌日曜日も無性に中華が食べたくなり(地元でですが)家族を引き連れて行ってしまいました。

(^○^)(^○^)(^○^)(≧m≦)笑える看板・・・・イエ毛沢東語録ですね。
先に読んでしまったら、初めて女性一人で入るのは勇気がいりそう(o ̄∀ ̄)ノ

最近は何処もかしこも小ジャレタ店に変わって行きますね。
寂しい気がしてます。
この野毛の地と言うのは行った事は有りませんが、好きです私
このゴチャゴチャ感がなんとも言えませんね。古里に帰って来たような気がします。

>好事家2号さん
こんにちわ。先日は、急な話しでしたが、引率までしていただき、ありがとうございました。やはり、まちは歩けば歩くほど興味の対象が増えてしまいますね(^^; これからでもまた...なんて気分です。ところで、あの日の餃子は農薬濃度が通常より濃かったのではないか?という疑念をもっています(^^;(^^; 既にかるい中毒になっているようです...(^^;

>nonno67さん
こんにちわ。ようこそおいでくださいました!そしてコメントまで...ありがとうございます。
この語録、口で言うのではなく、塗料で書いてある...というのが凄いですよね。小ジャレならぬ駄ジャレ...でしょうか(^^;
ま、それはともかく、最近は、ほんとに小ジャレた店が増えて増えて...そんなまちを歩いていますと、なんだか気持ちが悪くなってきます。そういうまちからは自然と足が遠のき、この野毛のような、まだまだ素の部分を多く残したまちに惹かれてゆきます。
nonno67さんの仰っていることと重なりますが、野毛というまちは、「馴染み」ということと「見知った場所」とが同義ではないことを教えてくれた気がします。

 ぼくも先日、はじめてここに行ったのですが、そのときにうけた印象にこの写真や描写を重ねて見ていると、いろいろな商売のありかたがあるんだなと、あらためて思います。
固定した店を構えてはいるけれど、ここは大道の商売の延長にあるのではないかという気がしてきました。
店の間口は一間ほどではありませんか。路地に屋根をかけたような狭さを、押し込まれた客の窮屈からうまれる親密感、そとにはみ出す開放感に変えてみせるんですからね・・・店のオヤジの、商品を客をあやつる力量ひとつで

>玉井さん
こんばんわ。玉井さんにつづけ!とばかり、こちらにも行ってきました。「固定した店を構えてはいるけれど、ここは大道の商売の延長...」という点、まさにそう感じます。これは露店のオバケのようなものですね。こちらのオヤジさんにあうと、どんなマイナスも逆手にとられプラスに転ずる...という感じがしました。とにかく、こちらは、オヤジさんに完全におんぶしていますから、彼一代の店なのかな...と思います。しかしいったい、彼は、毎日チンチン麺と餃子農薬入りを食べているのでしょうか?(^^;

下記サイトのCITY SCIENCE Vol.8「路地のゆくえを読む」(PDF版)にこの三陽と隣の店の写真がありました。
「野毛は常連で成り立っている店が実に多い...」のキャプションが...
http://www.epl.co.jp/books/

>iGaさん
いつもの情報追加...ありがとうございます! 野毛は、どの店をみてもそう大きくはありません。が、長い歴史のある店も多いということは、言わずもがな...って感じですよね。



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