旧千住感

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北千住駅の近くには、賑やかな商店街があり、その通りの両側に、直角に、何本もの細い路地が伸びています。その様子は、ちょうど人間の背骨と肋骨の関係に似ています。

路地は、そこそこに幅があるものや、通り抜けをはばかられるような細いものまで様々ですが、一様に言えるのは、表通りに近づくにつれて、路地の幅が確実に狭くなっている...ということです。そうですよね、表通りは、商売をする場所ですから、人の体が通り抜ける幅以上の空間はもったいない...ということなんだろうと思います。

今日の写真は、その路地のなかの1本をたどり、表通りと平行に走る裏通りに抜けたところで振り返って撮ったものです。この路地も、ご覧になれるように、すこし行ったところでゆるいS字になっていて、その先は、表通りの商店の建物の谷間のような狭い路地につながっています(実は、S字の先に更地があったりするのですが...)。

さて、路地の幅が表通り側と裏通り側では違う...と書きましたが、違いは幅ばかりではなく、時間的な感覚にも現れているように感じられます。表通りは、商売の場ですから、つねに化粧をしてでも、今を追いかけています。が、裏通りとなると、そこは生活の場になりますから、今を追う必要はありません。それが、路地の表側と裏側での、時間差を生んでいるようです。この写真の空間には、きっと、ちょっと前の千住の空気が漂っているように思います。ま、思い過ごしかもしれませんが...。

【場所】足立区千住3丁目あたりです。

コメント(6)

路上派・相対性理論ですね。
masaさんが持ち帰った玉手箱(カメラ)を開けると、行ったことのない”その時、その場所”に連れて行かれてしまうという訳ですか・・・。

>やまだsan
路上派・相対性理論...よいですね〜(^^; ということで、その玉手箱的な感じも含めて、この理論(^^;をウラシマタ論と呼ぶことにします(^^;(^^;

硬軟相俟って北千住(^^♪
お二人の遣り取り北千住らしいとも言えそうで(^_-)-☆
奥の深道でした~m(__)m お粗末にて失礼致しましたッ

>chatnoirさん
北千住の路地は江戸期宿場町だった頃からのものが多いですから、骨どころか筋金入りの路地と言えそうです(^^; ハマる人が多いのも、深いだけに、うなずけます...(^^;

 一見すると、とても抜けられるように見えないのですが、いざ飛び込んでみると思いがけない所に通じている。しかも、その狭い路地に面して玄関があったりと・・・。そういえば、この路地裏のレイアウトは、江戸資料館に再現されていた江戸の町並みに似ていますね。

>じんた堂さん
北千住の路地はかなり迷路的ですね。三層重ね地図で確認しますと、現在の宿場町通り商店街(だったでしょうか?)の通りは、江戸期の日光街道そのものですし、そこから直角に伸びる路地も、その当時から存在しています。ということは、「江戸資料館に再現されていた江戸の町並みに似ていますね」とおっしゃってますが、それが当たっているということですね。

ところで、実は、じんた堂さんのエントリーを拝見し、新道具(^^;を抱えて、久々にあのあたりを歩いてきたときに撮った写真です。



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