向丘の古トタン家

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ここは向丘です。手前に見える道路は本郷通りで、左に行くと本郷方面、右に行くと駒込方面です。

この辺りも家から遠からずの距離にあるので、つい、何時でも行けると思い、逆に手薄になったりします。この愛らしいトタン家もその例に漏れません。何度か撮ってはいるのですが、どこか「また来ればいいや」的な雰囲気の写真が目立ち、もっとしっかり撮っておかねばと思っていました。

理容坂下さんも森沢商店さんも、かなり前から、もう営業はなさっていませんでした。したがって、そう遠くない将来に...と思って警戒(^^;はしていたのですが、昨年末(だったと思う)のこと、車で前を通りかかると、なんと、その2軒が取り壊されていました。

そうなると、もう新たに撮ることはできませんので、撮ってあるものを探すしかありません。そして、探し出してきたのが今日の写真です。いかがでしょう。おもちゃみたい...というと語弊があるかもしれませんが、家なのに何とも愛らしいですよね。というわけで、気に入っていた一画ですので、記念にor記録だけでも...と思い、エントリーした次第です。

【場所】文京区向ヶ丘1丁目あたりです。

コメント(4)


唸りました。風景が掻き消す風景を、写真は記録している。
そこでの瞬きを写真家は、深く記憶している。無くなって
はじめて浮上する風景のなかで、(たぶん)屋根も玄関も
ばらばらな三屋の、ばらばらゆえに緻密だっただろう空気
に、酔い痴れました。ありがとうございました。

不忍通りにぶつかる手前までの本郷通りには、
まだこうした小さな建物がいくつか残っていて、歩くのが好きな通りです。
ですが、この建物が壊されたことは知らず、
本郷通りを上り方面へは久しく歩いていなかったのだな、と気づかされました。
「また来ればいいや」的な雰囲気の写真・・・お気持ち、よくわかります(笑。
天候や時間もありますが、ふと、ハードディスクの容量やデータベースなど
無用な「邪念」が湧いて出たりしまいます・・・。

>通行人さん
以前、川越の長屋裏を撮った写真にコメントをくださった方ですね。今回も写真を読み取ってのコメントをありがとうございます。
このように、日本(東京)のタイト(だったに違いない)暮らしぶりを想わせる町並みは絶滅に向かっています。ここに潜む、机上の効率以上の効率に、人々は無関心を装うようになったようです。
また、物理的には、こうした棟続きの家を見たとき、僕らはとかく「長屋である」と思いがちですが、実は梁が通っていなくて、隣の壁を借りて建てました家の連続である場合も多いことを忘れないようにしなくてはならないようです。この場合も、仰る通りに、そのあたりが微妙で、それゆえに濃密さが増しているように感じます。
コメントを大変ありがとうございました。

>やまだsan
本郷通り沿い...というのは、やまだsan側(^^;からも僕側(^^;からも、ちょっと盲点になりがちな地帯(^^;ですよね。が、まだいくらか古い建物が残っていますので、お互いに手分けして抑えておかねば...ですね。
また、天候や時間のことばかりではなく、ハードディスクの容量などのことが気になるとのこと、よくわかります(^^; 日々撮っていると「デジタルだからいくら撮っても...」なんて気分ではとてもいられませんよね。



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