2010年4月アーカイブ

水族館劇場 2010 (8)

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このところ、冷たい雨の日がつづいたかと思うと、翌日は汗ばむ暑さになったりと、お天気が実に不順で、体調を崩す人が多いようです。

水族館劇場の設営現場では、雨が降ろうと寒かろうと、とにかく、危険のない範囲で作業がつづけられていますから、やはり体調を崩す人も出ています。いくら情熱があってもやはり生身ですから、これは致し方ありません。

僕も実は、先日来、かなりひどい風邪をひいたり、他に用があったりと、水族館劇場の設営現場を二三日見ていませんでした。が、21日の時点での様子からすると、もう骨組みはかなり出来上がっているに違いありません。気になります。

迷惑を顧みず、やまだsanに連絡をとってみると、超お忙しいなか、設営現場に直行し様子を知らせてくださいました。それによると「かなり進展が見られるが今日(29日)はシートをかけない」ということでした。しかし、と言うことは、明日にはシートをかけ始める可能性がある...ということにもなります。

シートがかかる直前の鉄パイプの骨組み...は、どうあっても撮っておきたいと思っていましたので、体中の節々をバリバリいわせながら(^^;家を出ました。そして、ササッと撮ってサッと引き上げる...という感じでしたが、とにかく、シートがかけられる前の、ほぼ完成した骨組み(内部の造り込みはまだこれからですが)...を写真に収めてきました。

■カテゴリー : 水族館劇場

【場所】文京区向丘2丁目あたりです。

宇 光 景

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前エントリーと同様に、先週の土曜日に、松戸市の「席亭 宇」で撮った写真です。

前エントリーの写真が、あまりに「報告まで」という写真でしたので、こんな写真も撮っています...そしてどちらかと言えばこちらが僕の写真です...という写真です(^^;

この写真については、「浪曲の夕べ」のリハーサル前に撮った...ということ以外に説明はしないことにします。説明がむしろ邪魔になるような気がしますので...。

前エントリーの写真のように、「何処で何が催されてどんな感じだった」という写真も写真ですが、この写真については、そんなことは二の次で、単に目の前に展開したこの場面を借景した...。それに、僕にとっては言葉での表現が難しい何かが乗ってくれた...という感じです。

しかし、この写真は、ある程度の年齢の方でないとしっくり見ていただけないかもしれませんね...な〜んて言う歳になりました(^^;

【場所】千葉県松戸市本町7-2です。


アップが遅れましたが(実は風邪で臥せっていました)、一昨日の土曜日に、松戸市の「席亭 宇」で、既にお知らせしていますとおり、『浪曲の夕べ』が催されました。その報告を兼ねてのエントリーです。

左の写真は、第一部の様子です。水乃金魚さんが、浪曲や、浪曲における曲師の技や浪曲師との関係など...について解説。その解説に沿って、伊丹秀敏師匠が実際に三味線を弾いてみせてくださる...という展開。
これは、これまでにない試みでしたし、60年を超える芸歴をお持ちの師匠にして「こんなことは初めてですよ」とのことでした。言うまでもありませんが、極〜めて興味深いものでした。

中央の写真は、第二部の様子です。浪曲師 富士路子さんがご登場。伊丹秀敏師匠は定石どおり、衝立の向こうに控えていらっしゃいます。が、第一部で「曲師はどういう場面でどう弾く、どうかけ声をかける...」といったことを聞いていますから、衝立の向こうの師匠の様子に想像が及びます。
この日も、(僕の勝手な印象ですが)富士さんと伊丹師匠との浪曲(コラボレーション)には凜とした清潔感のようなものが感じられ、さすがでした。

そして右の写真ですが、これは第三部とも言うべき懇親会の様子です。「席亭 宇」は、天丼と穴子丼を売りにする「関宿屋本店」の2階ですから、そちらから弁当と飲み物が配られ(料金に含まれています)、演者と観客が夕食を共にし、歓談です。これがまた滅多にない機会です。

と、まあ、本当に駆け足でざっと...ですが、「席亭 宇」における第一回『浪曲の夕べ』の報告エントリーです。

【場所】千葉県松戸市本町7-2です。

凸 黄

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これは我が家のすぐ近くに最近出現した風景なんですが、ちょっと不意をつかれました。そうくるか...という感じです(^^;

この場所には、もともとビルが在ったのですが、それが取り壊され、そこが都心の更地利用の定番とも言うべき有料パーキングになりました。そこまでは、よくある話しで、どうということもないのですが、面白いのはそれからでした。

その有料パーキングの真ん中(いちばん奥)に、何やら建ち始めたのです。最初は「もしや駐車場の管理小屋かな...」などと思っていたのですが、「それにしては建物が大きすぎる...」という感じでした。

が、間もなく姿を現したのが2階建ての家屋...でした。仰天です。なんせ有料パーキングのど真ん中です...。住居としてはちょっと考えられない立地です。が、その後、看板が付き、中華料理店であることが判明したわけですが、それにしても...です。

まあ、考えてみれば、(パーキングも店も同じオーナーであると仮定すれば)、車でくるお客さんから、食事代と駐車場代の両方をいただけるわけですから、頭が良いといえば良いですね(^^; しかし、この立地...実はこちらの写真でご覧いただいたほうが状況が伝わりやすいかも?ですが...見るたびに驚きとともに感心します。

【場所】文京区本郷1丁目あたりです。

水族館劇場 2010 (7)

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先日来、設営作業がつづけられている水族館劇場の巨大テントですが、その後も地道な作業がつづけられ、いよいよ、骨格らしきものが見えるまでに成長してきました。

写真は、本日(21日)の作業が終わった時点での姿です。写真でも感じていただけるか?と思いますが、そばで見るとかなりな大きさです。が、最終的には、もうすこし上に伸びるようです。

このところ、ほぼ連日、時間をみつくろってはこの設営現場に足を運んでいますが、劇団員の方々の、こつこつとそして黙々と、雨すら厭わず、作業をつづける姿(それが義務感から...であったらもたないでしょう...)にはうたれます。

単純に見れば、これは鉄パイプの塊ですが、何日間かここに通い、劇団員の方々の作業を見つづけている目には、「造り上げる」という情熱と意志の塊に映るようになりました。

■カテゴリー : 水族館劇場

【場所】文京区向丘2丁目あたりです。

『浪曲の夕べ』への誘い

先日、拙ブログでもお知らせしましたが、松戸の「席亭 宇」において催される『浪曲の夕べ』が、いよいよ今週末に迫りました。そんなこともあって、玉井さんのブログに「伊丹秀敏の三味線」がエントリーされています。ぜひご一読を...。

ところで、この催しは『浪曲の...』と銘打ってありますが、内容的に、これまでにない特徴があります。それは、曲師(三味線)に焦点を合わせた催しである...ということです。浪曲の世界では、スポットライトを浴びるのは浪曲師で、曲師(三味線)は脇役または裏方的存在とも言えます。

しかし、三味線とあいの手(かけ声)だけで、語りを盛り上げ、歌の伴奏もし、かつ物語の背景まで描き出す芸...というものは、脇役に留め置かれるだけに、いぶし銀のような光を放つカッコ良さを感じますが、(それだけに...)時に、もっと表舞台に引き出したくなります。

今回、伊丹師匠はもちろんですが、お弟子さんの金魚(きんとと)さん、浪曲師の富士さん、関宿屋の主・稲葉さん、席亭 宇の桜井さん、玉井さん、といった方々の深い理解と熱い気持ちが、それを実現させることになった次第です。楽しみでなりません。

これはまたとない機会だと思います。ご興味をお感じの方はぜひ!です。

水族館劇場 2010 (6)

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駒込大観音境内において、水族館劇場の2010年公演『NOMAD 恋する虜』に向けた巨大テント劇場の設営が開始されたことはお伝えしましたが、その後も作業は順調に進んでいます。

初日と二日目は楽屋などの設営と劇場設営のための下準備が行われていましたが、昨日より、いよいよ巨大テントの骨組みの組み上げが始まりました。最初は、測量などにかなり時間が割かれますが、それが決まると、その後の作業は実に手早いです。先輩が後輩を指導しながら...ではあるのですが、あれよあれよと言う間に、何も無かった空間に鉄パイプの塊が出現です。

写真は、今日の夕方撮ったものですが、1日半程度の作業で、ここまで組み上げられました。また、今日からは、人手も多く必要になるからか、いよいよ女性陣もヘルメットをかぶって作業に参加です。

僕はこの作業を見るのは初めてですので、時間のある限り、そばで見せていただいていますが、これは見物です。時間がある方は見学にいらしたら...と思うくらいです。

■カテゴリー : 水族館劇場
■関連エントリー:谷根千ウロウロさんのSHADOW CAGEです。

【場所】文京区向丘2丁目あたりです。

段つき路地

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先日、ひさびさに大塚を歩いたときに撮った写真です。

ちょくちょく大塚を歩いていたのはいつ頃だったろう?と思い、拙ブログの以前のエントリーをチェックしてみると、それはもう四、五年も前のことでした。四、五年という年月は、特に都心では、風景を変えるに十分な期間と言えます。

実際に、古かった建物の表面が化粧板のようなもので覆われ別物に見えたり、確かに在ったと思われる建物が見あたらなかったりします。立て替えも進んでいます。想像を超える規模での再開発(マンション建設)も行われています。しかし、何ら変わらず、以前歩いたときのまま...という風景もまた多く残っています。

この、途中に数段の階段のある路地は、その中間です(^^; 周辺の建物や風景に記憶があることから、以前目にしていることは間違いないのですが、はっきりとした記憶がありません。というよりも、以前のまま...と言い切れません。

おそらくは、路地に面する建物のいずれかが改修された...といったことが、風景の印象を変えているのでしょう。が、この細い路地の静けさと湿度は以前のままで、それが何とも...です。

【場所】文京区大塚5丁目あたりです。

水族館劇場 2010 (5)

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本日(4月16日)、水族館劇場の2010年公演『NOMAD 恋する虜』に向けた巨大テント劇場の設営が開始されました。場所は例年と同じ、駒込大観音境内です。

初日ですから、先ずは資材の搬入などに時間が費やされましたが、役者さんたちが、鳶姿で、親方(脚本家であり演出家であり本職の鳶でもある桃山邑さん)の号令一下、キビキビと作業を進めてゆくさまは何ともかっこいいものです。

また、そういった作業に責任をもって当たることが、芝居にも生きてくることは間違いないと思われます。

しかし今日は、設営初日というのに、生憎と言うのか水族を歓迎したと言うのか...まあ後者でしょうが(^^; 冷たい雨のなかでの作業になりましたが、特に支障もなく、作業が終了するのを見届けてきました。

言い忘れましたが、トップの写真は、巨大テントではなく、楽屋(設営中は事務所や休憩所としても使用される)の骨組みを組んでいるところです。巨大テントの設営開始は明後日から...です。

■カテゴリー : 水族館劇場
■関連エントリー:谷根千ウロウロさんの洗礼です。

【場所】文京区向丘2丁目あたりです。

水族館劇場 2010 (4)


公演『恋する虜』が来月に迫った水族館劇場ですが、仕込み段階ともいえる準備は既に始まっています。その様子を探るため、先日(9日)、東京奥地の合宿所に、同劇団を訪ねてきました。

場所は、八高線の箱根ヶ崎駅から徒歩10分ほどのところです。駅から眺めると、東口には古い町並みがひろがっていますが、西口は買収済みの元農地と低層工場との混在状態で、なんとも特徴のない風景が広がっています。水族館劇場は、そんな一画のとある元工場(鉄工系工場だったと思われる)に基地を構えていました。

そんな場所ですが、水族館劇場にとっては、舞台の道具を製作したり役者さんが稽古をするのに都合の良い空間が在りさえすれば良いわけですから、周囲の風景など問題ではありません。適当な空間を得て、準備は、台本の遅れを除けば(^^; 着々と進んでいるようでした。

そこでは、もう顔見知りになった劇団員の方々が、精魂込めて...という表現がぴったりくる感じで、各自それぞれに作業にあたっていらっしゃいました。古くなってほころびた布や衣装を繕ったり、スケジュール表の調整をしたり、模型を使って舞台の設営計画を練ったり、劇で使う大小道具を作ったり、ホームセンターに材料を探しに行ったり、仕事が終わった後の食事の用意をしたり...。
そうこうして一日が終わると、皆そろって食事をし、さてノンビリか...と思しきや、やおら芝居の練習が始まったり...と、ハードですが充実した日々が重ねられているようです。【写真1 / 写真2 / 写真3 / 写真4

しかし、合宿所でおよそ半日過ごさせていただきましたが、劇という一点を見つめ、様々な困難を乗り越えて来たそして行こうとする人たちの心持ち...。それに洗われたような気がしました。公演が益々楽しみになってきます。

■カテゴリー : 水族館劇場
■関連エントリー:谷根千ウロウロさんの【箱根ヶ崎】Flying Reportです。

【場所】西多摩郡瑞穂町箱根ヶ崎あたりです。

二枚看板

先日、大塚あたりを歩いているときに見かけた建物です。後で調べてみると、「ひまわり」というお店から左が豊島区東池袋で、その右はもう文京区大塚でした。

ここは以前にも歩いていますが、この二軒に特に目が留まった...という記憶はありません。この場所をグーグルの航空写真で眺めてみると、「ひまわり」の右手には瓦屋根の家が確認できます。が、先日歩いたときは、そこが更地になっていて、この二軒がポツンと残っていました。すると嫌がおうにも目が行くようになります。

そして、改めて眺めてみると、この二軒、なかなか良い感じです。なかり古くなってはいますが、気にかけられている...という感じがします。また、右の店のまだ新しそうなブルーのテント地に書かれた「手芸・洋裁付属 ひまわり」の文字が、この風景を愛らしく見せるのにかなり貢献しています。手描きというのが何とも...です。

ま、そんなわけで、わりと平凡な場所の平凡な建物ですが、平凡も重なると非凡になる(^^;という好例ですね(^^;

【場所】豊島区東池袋5丁目あたりです。

すごい側壁

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ここはお茶の水女子大のはす向かいあたりです。住居表記で言うと文京区大塚になります。

この建物、正面から見るとこうなります。あの「すごい薬局」です。その側壁なので、今回のタイトルが「すごい側壁」なわけです(^^; なかり短絡的ですね(^^;

正面からの写真をアップしたのが2005年ですが、その当時は、隣には建物が在りました。したがって、こうして、側面を見ることはできませんでした。が、2年ほど前でしょうか...車で通りかかると、なんと隣が更地になっていて、迫力十分な板張りの壁面が見えていました。

もちろん、そのときも、通りかかった翌日くらいに、写真を撮りに行っています。が、この空き地が、近くの企業の駐車場になっていて、かなりな数の車が駐車していて、それが邪魔で、スゴスゴと引き返した記憶があります。
が、当時は、これだけ広い範囲を写すレンズを持っていません(発売もされていませんでしたが...)でしたから、車が停まっていなかったとしても、こうはいかなかったのですが...。

が、今日、そういった条件が揃い、この写真を撮ることができました。いや〜いまにも取り壊されるのではないか?と、ヒヤヒヤしながら機をうかがっていた建物でしたから、撮れただけでかなり嬉しいです(^^;

ところで、左下のガラスにブルーで文字が書かれていますが、そこには「蛇類 御小賣 松岡藥舗」とありました...。やはりすごい薬局でしたね(^^;

【場所】文京区大塚3丁目あたりです。

DFG HARAJUKU

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【注意】サムネールをクリックすると、かなり大きな画像(1290x526)が表示されます。モニタによってははみ出してしまうかもしれません。

この建物、とにかく派手です。原宿駅から竹下通りを抜けて、明治通りを渡ったブロックにあります。DESIGN FESTA GALLERY HARAJUKU (デザイン・フェスタ・ギャラリー 原宿) というギャラリーのようです。

以前から、なんと派手な...と感心して(^^;見ていたのですが、前の道幅が狭く、全体を見渡すように写真に収めることはとても無理です。が、その後、かなり高性能のレンズを入手しましたので、ちょっと遊びがてら、それに挑戦してきました(^^;

説明する必要もなさそうですが、この写真は3枚の写真を画像ソフトで大雑把に繋いでいます。したがって、なんとなくいびつさはありますが、全体像 (3階部分は入っていませんが) はこんな感じ...という程度にはなっているように思います。

【場所】渋谷区神宮前3丁目あたりです。

板張りの仕舞屋

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原宿で用事を済ませ、くねった裏道を、およそ明治通り沿いに北に向かって歩いているときに、たまたま出会った建物です。

この日歩いていたところは、住居表記で言うと、神宮前と千駄ヶ谷ですが、まだ原宿に近いところでは、おっと思わせる洋品店があったりしますが、そのうち、どちらかと言うと高級な住宅やマンションだらけの、何の変哲もない風景に変わっていきます。

ただ、ちょっと興味深く感じたのは、そんな住宅街のなかで、かなりの数の洋服メーカーのアトリエ(事務所とも会社とも...)を見かけたことです。位置的に、原宿という一大ファッションタウンの裾野になりますから、商品の補給基地として機能するまちにもなっているようです。

それにしても風景としては面白くない...と思いながらも、原宿に引き返すには遠いところまで歩いてしまったので、そのまま千駄ヶ谷駅か代々木駅を目差すことに...。で、iPhoneの地図で現在地を確認すると、最寄りは千駄ヶ谷駅であることが判明。コンパスが無いので、意外と方向に迷いながらも、そちらに向けて歩きはじめました。

そして、目印となる高速道路が遠くに見え始めた頃です。おや...と思わせる、この建物に遭遇です。板を縦に使った総板張りの建物というのは、都内ではあまり目にしたことがありません。色も滅多に見ない色ですし...。

すでにご商売をやめていらっしゃるように見えるのが残念ですが、この建物、古いわりに目と手が届いている...という感じがします (2階部分は板が剥がれ落ちたりしていますが...)。それが、あまり淋しさを感じさせないことに繋がっているようです。しかし、どんなご商売をなさっていたのか...推測する手がかりが全くありません。

【場所】渋谷区千駄ヶ谷3丁目あたりです。
突然ですが、このエントリーは今月24日(土曜日)の『浪曲の夕べ』への誘いです。以下に、こういうことになった経緯をできるだけ手短に...。

そもそもの話は、『玉川スミさんの米寿祝い公演』から、『映画"もんしぇん"応援団』にまでさかのぼります。

僕は、映画『もんしぇん 』を通じて、玉川スミさんの存在を知ったのですが、その後、主演女優・玉井夕海さん主催のパーティで、玉川さんの三味線漫談を聴く機会がありました。そして、その三味線の音に圧倒され、それが強く記憶に残ることになります。

そして後日、玉川スミさんの米寿の祝いを兼ねた公演がある...そこには玉川さんが声をかけた芸能の名人が集う...と耳にしたとき、「これは行かねば後悔する」と、迷わず足を運びました。これは僕にとって貴重な体験になりましたが、そこで特に強烈な印象を残してくれたのが、玉川スミさんの浪曲の曲師をつとめた伊丹秀敏さんでした。

そのときの伊丹さんの、"三味線"と"あいの手"と"間"だけで、浪曲師と対話し、語りや歌に興を添えるばかりでなく、聴き手の頭のなかに、浪曲の背景を描き出してしまう力...。これに衝撃を受けました。重ねて言いますが、"三味線"と"あいの手"と"間"だけで...です。

そんなことから、すっかり伊丹さんの芸に惹かれた僕は、お弟子さんの水乃金魚(きんとと)さんからテープを頂いたりCDを入手したり...ということから始まり、その後も、折に触れて交流させていただくことになりました。

早春 表参道

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ここは表参道です。青山方面から原宿方面に向かってだらだらと下る坂の始まりあたりです。右手前に見えているのベージュの建物は、古い同潤会アパートをほぼ昔のままの姿で残したもの。その向こうの、近代的な建物は、再開発により新たに建てられた建物・表参道ヒルズです。

今日(8日)は、春を感じさせる明るい陽差しが注いでいましたが、風は意外なほどに冷たく、日陰に入ると、ジャンパーのジッパーを上まで引き上げなくては...という感じでした。が、すでに春支度の人(特に若い女性)も多く、思いの外の寒さに上半身を縮めるようにして歩く姿を多々目にしました。

でもまあ、三寒四温という言葉があるように、こうして寒暖を繰り返すうちに、いつの間にか街路樹が芽吹き...ということになるのでしょうね。政権党は変わったけれど、季節は、今のところ、そう簡単には変わらないでしょうから...(^^;

ところで、この後ろ姿が写っている女性ですが、着ているものは、ニットのカーディガンだけです。大型のスカーフこそ巻いていますが、コートもジャケットも無し...です。早春です(^^; この感じですと、この辺りにお住まいなのでしょうか...。

原宿あたりを歩いていると、とにかく流行に敏感で...と言うより過敏と言ったほうが適当ではないかと思えるほどの、言ってみればドギツイお洒落(?)をした人が多いなか、こうした穏やかなお洒落は逆に目立ちますね。

【場所】渋谷区神宮前4丁目あたりです。

黒い運河

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なんだか真っ黒(^^;ですが、見えますでしょうか...。夕闇が迫ってからでしたし、橋の下ということもあって、実際に相当暗かったのです。

写真は、先日のエントリーと同じ小島...中之島から撮ったものです。上を通っているのは、江東区越中島と中央区月島とを結ぶ橋...相生橋です。小島と橋の関係を上空から見るとこんな感じです。

この小島の南側外周には感潮池(潮の満ち干で水位が上下する)が造られていますが、この橋の下にもそれがあります。このときも、そこに潮が入っていたので、僕は一段高くなった縁(幅は狭い)を歩いたのですが、そこから足を踏み外すと確実にボチャンという状態です。また、この日は強い風が吹いていましたし、上記したように、既にかなり暗くなっていました。そして、この小島に居たのは僕ひとりだけです。そんなわけで、こんな都会の真ん中でも、けっこう心細い思いができる...ことを実感してきました(^^;

【場所】江東区越中島あたりです。

【お知らせ】動作がきわめて鈍重なこのブログですが、ついに動作しない部分も出てきました。したがって、何らかの対応を迫られています。もしや、このブログが突然消滅...ということがあるかもしれませんが、その時は「エンジンを積み替えてるな...」程度にお考えください。

国分寺縄文風'景

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昨日の『川の地図辞典 多摩東部編』出版記念ウォーク中に撮った写真です。

場所はコースのなかほどでした。ごく普通の閑静な住宅街を歩いていると、凸然(^^;目の前に現れたのが、この家...。塀もフェンスもない敷地に凸ン(^^;と建っています。タンポポハウスと呼ばれているそうですが、その名が示す通り、屋根と2階の壁部分には、タンポポが植えられているそうです。

それにしてもこの感覚...何とも言えません。が、クセは強いけれど愛嬌があって憎めない...そういう感じです。そして、どう見ても、社、古墳、神官、祈祷などの言葉を思い起こさせる神代の匂い(^^;が感じられます。

というわけで、タンポポハウスに感化された後に、白い花をつけた老木やトタン屋根の物置、後方の三角屋根の家、手前右の花壇と自転車など、あまり脈略のなさそうな要素が折り重なって構成しているこの風景を見ていると、あちこちで、踊る陽炎の姿が見える...ような気がしてきます(^^;

が、実は、iGaさんのチェックなさったところによれば、このタンポポハウスあたりは、縄文時代の竪穴式住居跡なのだとか...。どうりで...なのです(^^;

そんなこんなで...垣根が無いっていいな〜と、この風景を見ながら思うのです。

【場所】国分寺市東元町あたりです。
今月の10日ころ、『川の地図辞典 江戸・東京/23区編』の姉妹編である『川の地図辞典 多摩東部編』が出版されますが、本日、その出版記念ウォークが、之潮(コレジオ)の社主・芳賀啓さんの主催により、著者・菅原健二さんをお迎えしておこなわれました。

コースは以下の通りです:
国分寺駅→だんごの輪島→恋ヶ窪東遺跡・柄鏡型敷石住居跡→日立中央研究所(野川源流)→村上春樹夫妻旧居跡→姿見の池→恋ヶ窪用水跡→東福寺・一葉松傾城墓→東山道武蔵古代官道跡→都立武蔵国分寺公園【昼休憩】→国分寺崖線→真姿の池湧水群→武蔵国分寺跡→史跡公園→七重の塔跡→タンポポハウス(藤森照信氏邸)→桃の湯裏→イグネ脇→駐在所前→市民農園→もみじ橋(野川)→殿ヶ谷戸→ピーターキャット跡→旧岩崎邸正門・ほんやら洞前→都立殿ヶ谷戸公園→3億円事件捜査拠点跡→国分寺駅

このように、見所がギッシリと詰まったさすがな内容のコースになっていましたが、実際にお歩きになってない方は、この文字塊をご覧になっただけでウンザリかもしれませんね(^^;
しかし、もうすぐ発売される『川の地図辞典 多摩東部編』を入手なさり、該当地図ページをひろげて、上記コースを (やはり想像力と妄想力を総動員して(^^;) 辿っていただくと、ムクムクとイメージが湧いてきて、興味深く擬似ウォークしていただけることと思います。もちろん、その後は、同書を携えて現地へ!です。

以上、記念ウォークが行われたという報告だけですが、詳細につきましては、参加なさった近隣ブロガーの方々(AKiさん、iGaさん、じんた堂さん(途中合流)) がエントリーしてくださるはずですので、そちらに期待です! で、エントリーなさいましたらリンクさせていただきます(^^;

■aki's STOCKTAKINGに『川の地図辞典 多摩東部編』出版記念ウォークがエントリーされました。
■東京クリップに『川の地図辞典 多摩東部編』出版記念ウォークがエントリーされました。
■MADCONNECTIONに『川の地図辞典 多摩東部編』出版記念ウォークがエントリーされました。

■『川の地図辞典 江戸・東京/23区編』につきましては、強烈に記憶に残っているこちらのエントリーをご覧ください!

【場所】東京都国分寺市あたりです。

MEGAFLOAT

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春の強風が吹き荒れた日の夕方撮った写真です。正面奥に見えているのは、豊洲のビル群です。そして、僕が立っているところは、晴海運河の浮島...中之島です。

浮島と書きましたが、現在では、中之島と越中島の間が埋め立てられ、正確には浮島ではなくなっています。が、越中島と月島を結ぶ橋(相生橋)からこの小島に降り立つと、時代感覚を含め雰囲気が一変します。そして、いまでも十分に浮島感覚(浮上航行している潜水艦の上に立っている感覚とでも...)を感じることができます。

また、小島の周囲には感潮池なるものがあり、満潮になるとそこが浸水します。これがかなりくせ者です。この写真を撮った時もそうですが、周囲が暗くなり、自分がたったひとり立っている小島の周囲が海水に洗われている...という状況は、自分の足が波にさらわれるような、ちょっと危うい感覚を覚えさせられます。

そんな状況下で、あらためて豊洲方面を眺めていると、そこのビル群が、なんと海面ぎりぎりから建ち上がっているのだろうかと、感心すると同時に、かるい恐怖のようなものを感じさせられます。

豊洲は埋立地であって、決して海に浮いているわけではありませんが、このとき、ふと頭に浮かんだのがメガフロート(巨大人工浮島)という言葉でした。
"海上の要塞" のようにも見えますが、"砂上の楼閣" ならぬ "海上の楼閣" という感覚もぬぐいきれないような...。

【場所】江東区越中島〜豊洲あたりです。

深川コラボ景

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おかしな風景ですが、惹かれるものがあります。何故か?と問われると、答えるのはなかなか難しいですが...(^^;

ここは、江東区の南端部を東西に流れる大横川沿いの土地です。このすぐ左手は土手になっています。土手には桜が植えられていて、明日には、それらが満開になり、土手道はそぞろ歩く花見客でいっぱいになることだろうと思われます。

昨日のことですが、そんな場所を歩いていると、かなり広い更地に出くわしました。まず、驚いたことは、その地面が砂地だったことです。ついこのあいだ(江戸期(^^;)までこの辺りが湿地だったことの証拠だ!などと大コーフン(^^; が、おそらくは、残念ながら、建物を取り壊した後に砂っぽい土で覆ったのでしょう(^^;

というわけで、妙に気になったこの更地ですが、更に、その向こうの、建物が取り壊されたことによって出現した風景がなかなかです。最近は、どこのメーカーとどことのコラボにより開発した...なんてのをダブルネームとも称してウリにしますが、この風景も、いわばそんな感じで生まれた...とも言えますね。もちろん意図しないコラボですが...。最近、この手の風景にちょっと凝っています(^^;

【場所】江東区牡丹2丁目あたりです。

春の嵐が吹いた日

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用あって門前仲町に行ってきました。ついでですから、深川の運河沿いの桜の開花の具合はいかに?と、少々歩いてみました。

今日は気温があがりましたから、桜も一気に?と思っていたのですが、昨日までの寒さが効いているのか、まだ五分咲きから七分咲き...といったところでした。

それにしても、この暖かさを運んでくれた南風の吹きかたは凄かったですね。もしや、土地がフラットな江東南部では、海からの風がダイレクトに届くのでしょうか、橋のうえなどは、大げさではなく、大の大人が吹き飛ばされそうなほどに吹くこともありました。

この写真は、東京海洋大学の越中島キャンパス裏手で撮ったものです。停めてあった自転車がみな、その強風でなぎ倒されていました。

しかし、風がひと息ついたときの光の具合はもうすっかり春です。冬の光とは艶が違いますね。葉をふるっていた木の枝も、わずかに芽吹いているようで、仄かに柔らかさを見せはじめています。そして、なんといってもこの緋色の花、なんとも艶やかでした...。

【場所】江東区越中島2丁目あたりです。


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