2010年11月アーカイブ

イタ・ストライプス

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ここは南品川の新馬場駅南口からつづく商店街の一画です。そこで、言わずと知れた...よくあるパターン(隣の家が解体され更地となる)で出現した風景です。

この商店街は、昔は、南馬場駅の駅前商店街であったことが、古い地図を見るとわかりますが、現在は、その駅が北馬場駅と統合されて新馬場駅となり、その南口から左右に伸びる商店街というふうに、街の立ち位置とでもいうものが変わっています。

もっと時代を遡ると、第一京浜による街の分断...など、あれこれと興味深い事実があるのですが、今回はそれには触れません。とにかく、すぐ近くを旧東海道が通っているだけあって、深いです(^^;このあたりも...。

で、今日は、とりあえず、この建物です。正面から見ると、幅は1間ほどしかありません。商店がひしめいていた場所のようで、この先にも、同じように間口の狭い商店が隙間無く並んでいました。

が、側面から見ると、この状態です。商店が連なるまちではよくある、うなぎの寝床スタイルですね。しかし、このように、隣の建物が存在すれば人目に触れない部分に、こうしてきちんとした板をきちんと打ち付けている例というのは、これまで見たことがありません。

本当に、山椒は小粒でピリリ...という感じです。が、実は、僕が背にしているのは新築のビルです。そして、この建物の隣も、完成したばかりのコンクリートの建物(この写真ではたまたま重要な役割を果たしてくれていますが(^^;)です。というわけで、この山椒がいつ姿を消すとも限りません。見られるうちに...と思い、撮っておきました。

【場所】品川区南品川1丁目あたりです。

入谷トリオ

入谷の看板建築です。かつては1階が仕事場で2階が住まいだったのだろうな...という感じですが、もうすっかり化粧直しして、全体が住宅として使われているようです。

通常、古い看板建築が改修されると、壁面が新建材で覆われ、いわゆる"あじ"というものがすっかり消え失せてしまいがちです。お住まいの方にとっては「あ〜きれいになって気持ちがよい」ということなのでしょうが、まちを歩いていつ僕らの目にそれが写ると「いや〜残念」ということになります。

ま、見るだけの僕らは勝手なこと言いますが、お住まいの方の便利さや快適さを優先させることは、これ当然のことですから、当たり前ですが、残念がっても文句は言いません(^^;はい。

が、しかし、改修を終えても、時として"あじ"を失わないどころか、またあらたな"あじ"を見せてくれる場合があります。稀...ですが、この例がまさにそれだと思います。中央の棟が昔の面影残してはいるものの、両隣の棟はかなり大幅に改修されています。

にもかかわらず、ぐっとこちらを惹きつけるものがあります。ブリコラージュな魅力に溢れているように感じます。改修もこういう結果をもたらしてくれると良いですね。というわけで、以前のエントリー「下谷カルテット」にちなみ、入谷トリオ...と呼ばせていただくことにしました(^^;

【場所】台東区入谷1丁目あたりです。

2Wheels4Change

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入谷だったか竜泉だったか、自転車から離れて写真を撮っていると、路地の先を、不思議なシルエットが横切るのが目に入りました。どう考えても(考えなくても...(^^;) 東京ではまだそう多くないトールバイクです。それもかなりカラフル...しかも複数台が連なって...。

これは一大事(^^;と、とにかくカメラをバッグにしまい、彼らのあとを追いました。追いはじめたときは、もう姿が見えませんでしたが、道路の両側のあちこちに、呆然と立ち尽くす人の姿が多々見られます。通り過ぎたトールバイク一行を目で追っているに違いありません。それを道しるべにペダルに力を入れると、見えてきました...。この一行です。

彼らは何?とお思いになるでしょうから、僕も今日初めて出会ってちょっと話しただけですが、手短に紹介しますと:
彼らは、世界の孤児院や学校を訪ねて、音楽・雑伎・ピエロなどを演じたり教えたりして、子供たちを元気づける活動を行なっている " 2Wheels4Change " という、アーティスト&パフォーマー集団です。またの名を "自転車-劇場-音楽 キャラバン" とも...。

それがなぜ東京に?という疑問ですが、もうついでです、それにも彼らに代わってお答えしておきましょう(^^;
実は、彼らは、今年の3月にドイツを出発し、穏やかな交通手段である自転車による旅をメインに、上記の活動をしながら、ヨーロッパ各国〜ロシア〜モンゴル〜中国を経て日本の神戸に上陸。その後、やはり自転車で東京へ...。そして、今日は、(予定では)路上パフォーマンスを...ということで山谷にやってきていたわけです。

というわけで、トップの写真ですが、写っているのは、この集団のリーダー格のひとりです。彼はトールバイクではなく、錆びだらけのMTB風バイク(サドルには天然の羊のモコモコ毛皮が巻き付けられている!)で、グループのフラッグをたてたカートを引いていましたが、まあとにかく、かっこいいこと...。釘付けになりました。他のメンバーももちろんかっこいいのですが、残念ながら、こうして撮るチャンスに恵まれませんでしたので、彼に代表して登場いただくことになりました。

【場所】台東区日本堤あたりです。

日本堤の壁画

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日本堤のいろは会商店街にある酒屋さんの壁面に描かれた壁画です。実際には、巨大なステッカー状のものを貼り付けてあるようですが...。とにかく見た瞬間、な、な、なんだ!これは...状態でした。

今日は、午後になって、特に用事もなかったので、久しぶりに三ノ輪から日本堤あたりを流してきました。しばらく時間をあけると、いまの東京のことです、あれま...というくらいにまちに変化が見られます。

不必要なほど道路がきれいになっていましたが、それだけで園芸や建物の表情が変わって見えるようになります。そして、あちこちに増えた更地が、その表情にさらなる変化を加えていました。

そうなると、「これは撮っておかねば!」と、カメラのファインダー越しに見ているうちに、「あ、こいつは以前撮ったあの建物だよ...なんだ」ということが頻繁に起きます。が、この壁画は、今日はじめて目にしました。この画が現れる前のこの壁はもう何度も見ていますが...(^^;

それにしても、この場所のこの壁にこの画...というのは参りました。強烈に惹かれますしゆさぶられます。

■追記:この画は、スウーン(swoon)という、知られたストリートアーティストの残した作品でした。コメントを残してくださったせきねsan、ありがとうございました。

【場所】台東区日本堤1丁目あたりです。

ジュリエッタ

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夜のガスステーション風景です。かなり古くから在るGSです。場所は御茶ノ水と本郷の間あたり。オフィスの多いまちで、夜になると閑散感が強まりますが、このGSは、交通量の多い本郷通りに面しているせいか、GS不況のなか立派に営業をつづけています。

今日は、夕方、雲の様子がなかなかの雰囲気で、もしや強烈な夕焼けが見られるのでは...という期待から、御茶ノ水の橋の上にしばらく居たのですが、その期待はものの見事に裏切られ、すごすごと引きあげることに...(^^;

そこからの帰り道に出会ったのがこの光景でした。最近は、めっきり少なくなった(ような気がする)古いアルファロメオが給油のため、GSに入っていました。

なんということもない夜のGSですが、そのクルマ1台が完璧に風景を作り上げています。夜のラリーシーンでも見ているようです。いや〜かっこいい...。つい先日クルマを手放したばかりなのに、こういうヤツを見るとまた欲しくなってしまいます(^^;

が、僕は、自分が思っていたほどクルマ好きではないことが判明したことだし、古いクルマはよほど手間とお金をかけないとグズるし...。いまは自転車という相棒が居るし...。ま、こういったクルマを大切に乗りつづけてくれる人が居て、それを見て楽しめればいいや(^^;ということにしましょう。

【場所】文京区本郷3丁目あたりです。

FALLRIDE

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秋深まれり...というのか、冬忍び寄る...というのか、いよいよ空気がヒヤリと感じられる季節になりました。

昨日、自転車を入手してから初めて、動作に渋さを感じる箇所に潤滑剤を塗布してみましたので、その効果の確認をかねて、東大構内を流してきました。

構内は、僕とおなじで、手軽な紅葉狩りをかねて...という感じの人の姿が多々みられました。東大というと、まずはイチョウ並木でしょうが、そちらはかなり黄色くなってはいましたが、黄金色の輝きまでにはも少し...というところでした。が、三四郎池のまわりの森のなかは、ふかふかとした落ち葉のカーペットに覆われ、そこに木漏れ日が落ちて、冬眠動物さんいらっしゃ〜い(^^;状態になっていました。

左手下方が池です。そこにいたる斜面の常緑の木々と手前の落ち葉の絨毯がとてもきれいな対比をつくりだしていました。写真は、そんな状態の森のなかにちょっと自転車を押して入り、撮ってきたものです。この環境がご近所...感謝!です。

【場所】文京区本郷・東大構内です。

高輪の看板建築

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今日、東京ではしとしと雨が降っていますが、昨日は、よく晴れた実に気持ちの良い初冬日でした。きれいな光を浴びながら、キリッと冷えた空気のなかを、ペダルを漕いで駆け抜ける爽快感...悪くありませんでした(^^;

そんなことを思いながら、昨日は、蒲田方面に向けて走っていました。そして、田町あたりを過ぎ、品川駅がもうすぐ...というところで目に入ってきたのが、この看板建築です。

この場所は、上記したとおり、品川駅に近く、しかも第一京浜という大幹線道路に面しています。したがって、周辺は、この写真でもその一端を垣間見ることができますが、ピッカピカとしたビルで埋められています。そんな環境のなかにポツンと...しかしガツンと(^^;残っているのがこの建物です。

看板によれば、どうやら、自動車部品を製造する三徳部品という会社のようです。建物は、かなり古そうですが、状態がとても良いのは、現役で使われている証でしょうね。実は、このすぐ右手に同じ会社の社屋が在ることからも、そんなことがうかがえました。

それにしても、この建物、銅板張り・トタン張り・板張り...と、壁面の仕上げ方を網羅した...とも言えます。いやもう、ある意味、豪華絢爛です(^^;(^^; 魅せてくれます...この建物。素晴らしいです。永遠なれ!(^^;

【場所】港区高輪3丁目あたりです。

トタンバリバリ

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この建物は、山手線の高架沿いの、秋葉原と神田のちょうど中間あたりにあります。

周囲は、すっかり建て替えがすすみ、超高層ではないにせよ、ビルが林立していますが、そのなかに、この建物(右手正面から見ると長屋看板建築です)だけが、昔のこの辺りはこんな雰囲気だった...と言わんばかりにたっています。

この建物は、だいぶ前から気になっていましたし、写真にも撮っていました。が、左下に見える金網フェンスの向こうに、とかくクルマが停まっていて、それがどうも雰囲気ではありませんでした。
また、前回までは、超広角シフトレンズも持っていませんでしたので、この角度から全体を撮ることもできなかった...ということもあり、エントリーせずにきました。

が、今回、たまたま通りかかると、そのクルマが居ません。うまい具合に超広角シフトレンズも持っています。しめた!この時!とばかりに撮ってきたのが本日の写真です。

【場所】千代田区神田須田町2丁目あたりです。

異国的電波塔景

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昨日の午後、錦糸町の駅前から撮った写真です。

錦糸町というまちは、けっこう行く機会があるわりに、よく見ていないまちのひとつです。思うに、このまちは、(主に買い物面での)用あって行くまちで、そぞろ歩くまちではない...ということなのかもです。ま、まちとのつきあい方は、人によってまちまち(^^;ですから、それはあくまで僕にとっては...ということなのでしょうが。

そんな錦糸町ですが、錦糸公園のほうに向かうため、駅の北口を出ました。そして、駅から北にのびる道を見ると、その奥に、いよいよ背が高くなったスカイツリーがドーンと見えます。

いまや、道の奥にスカイツリー...なんて図は珍しくも何ともなくなってきましたが、ここでの図はひと味違いました。手前に見える「旅館 草分」なる漢字の看板の存在です。これがスカイツリーと化学反応を起こしているようです。金属の構造物であるスカイツリーが、なんとなく、竹ひごや籐で組んだ筒(^^;のようにも見えます(^^;

ま、ともかく、最先端技術を駆使して建設されている未来的無味乾燥電波塔も、前景との組み合わせによっては、大陸的といますか、亜細亜的といいますか、いや、通天閣的(^^;といいますか、そんな匂いも発するようですね。ちょっと安心です(^^;

【場所】墨田区錦糸3丁目あたりです。

Flower Trunk

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昨日、新宿のハンズに行き、その帰りに撮った写真です。背景は高島屋(の1階のテナント Louis Vuitton)の壁面というのかショーウィンドウというのか...です。

もうあたりは暗くなっていましたから、この、裏側からライトアップされた、ガラスプリント(?)されたディスプレイが浮き上がり迫って見えます。とにかく、あふれ出るバラの花びらが、理屈抜きにきれいです。

見れば、左下になにやら書いてあります。"Flower Trunk, 1910 / Photography from the book Louis Vuitton, 100 Legendary Trunks."とあります。どうやら、この本に収録されている写真が使われているようです。しかしこの本、見てみたいけれど買う気はしませんね(^^;

そんなわけで、とりあえず押さえておこう...と、カメラを向けました。が、ディスプレインだけを撮ろうと思うと、そう人通りが多いとは思えないこの場所に、意外と人が行き交い、なかなか途切れません。じゃ、いっそ、よくある構図だけど、人を絡めてしまえ...というので撮ったのがこの写真です。

【場所】渋谷区千駄ヶ谷5丁目あたりです。

丸の内のピエロ

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前エントリーと同様に丸の内で撮った写真です。

丸の内という街は、僕にとっては...ですが、東京駅近くの書店や銀座に行ったついでに通りかかる程度で、特に目的があって行く街...という感じではありません。高いサラリーをとっている人達の街...という匂いがぷんぷんですしね(^^; ま、ほぼ縁のない街です(^^;

とは言うものの、通りかかる機会は意外と多く(何だか言ってることがいい加減ですね(^^;)、そのたびに、街の変化に驚かされます。数年前より、街のあちこちで、大規模な再開発が行われていて、「アレ...」「アラ...」といったことの連続です。

とにかく、若年齢層化の進む銀座に対し、丸の内はより成年層化しているように感じます (ついでですが、日本橋は熟年層化(^^;)。ま、どちらにしても、あまり縁のないまちです(^^;

そんな丸の内の街を、はじめて自転車で流してみました。なかなか面白い感覚です。街が、それもそう縁のない街(^^;が、歩いている時よりも日常的に感じられるといいますか...。

てな感じでノロノロと走っているときに目に入ったのが、この、壁にピエロが描かれたレストランでした。なんだか釘付けです。Googleマップで見るかぎり、元はFlagsというグループのレストランでしたが、完全に姿を変えています。そのあたりの事情は不明ですが、この感覚はかなりなものですね。やってくれます。縁はなさそうですが...(^^;

【場所】千代田区丸の内2丁目あたりです。

BIKESCAPE.01

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その後も、Suica不要の生活(^^;をつづけています。どこへ行くにも自転車です。

...となると、やはり、自転車を見る目がこれまでとは違ってきます。たとえば、使われているパーツにまで目が行くようになったり、どんな乗りかたをされているのかを思ったりもするようになります。

これまでは、気になる自転車が停まっていると、それをモノとして写真記録しカタログを作っている感覚でしたが、最近は、イキモノを見る感覚に近くなっているような気がします。

停まっている自転車を見ても、それがこちらの感覚にひっかかってくる場合は、その自転車が乗り手を得て動いているところまで想像がひろがる...という感じでしょうか。

この写真は、昨日夕方の丸の内で撮ったものです。間違いなくメッセンジャーのものと思われる自転車ですが、ビルの壁にもたれかけてありました。相当に使いこまれています。ま、日々仕事で都内を駆け回っているのでしょうから、不思議はありません。

ロード系とトリック系が入り混じったようなデザインですが、そのあたりの好みは別にして、やはり、実用で鍛えられた跡というものは魅力がありますね...。

【場所】千代田区丸の内2丁目あたりです。

年老いた風景

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この場所は、以前にも「東神田の路地景」で紹介しています (いまになって見ると写真はよろしくないですが(^^;)

ここは気になる場所で、その後も、何度か通りかかっています。そしてその都度、本来エバーグリーンであって不思議はないはずのこの風景の老朽化が進んでいることに気づかされていました。昨日通りかかると、さらに空き家が増え、園芸などに荒れが目立ちはじめ、この空間の更地化に向けた更なる一歩...という雰囲気が強く感じられました。

ちょうど散策なさっていた高齢のご婦人と出会い、ひと言ふた言立ち話しする機会がありましたが、ご近所にお住まいのようで、ひと頃のこの路地の様子と現在のそれを比べ「ずいぶん荒れちゃったわね...きれいにしてあったのに...」と...。

都心に、奇跡のように残るこの風景ですが、さすがにもうそろそろ...という時期を迎えた感がありました。非常に残念ながら...。

【場所】千代田区東神田1丁目あたりです。

暮れてゆく街

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前のエントリーで「空気がヒンヤリとして冬のそれらしくなってきました」と書いたばかりですが、今日は一転、暖かい日になりました。ま、こんなことを繰り返しているうちに、いつの間にか、吐く息が真っ白になっているのでしょう...。

午前中は、路面に雨の形跡が残り、お天気もはっきりしませんでしたが、午後になると、日が差しはじめ、見上げると青空がひろがっています。そうなると、家にこもっている理由はありません。早速ペダルを踏んで近辺を一周です。

が、最近にしては家を出るのが遅かったため、周回中(^^;に太陽の光が黄色みを帯び始めました。どこに行こうか...迷います。とっさに思いついたのが、平凡中の平凡(^^;...文京区役所の展望台です。雨の後で空気は澄んでいるはずだから、素晴らしいサンセットが望めるかもしれないと思って...。

で、結論から言いますと、大したことはありませんでした(^^; ごく平凡な日没です。しかし、それだから...でしょうか、弱まってゆく太陽の光と、灯り始める人工照明との対比に目がゆきます。なんだか光の引き継ぎ...という感じです。

【場所】文京区春日1丁目・シビックセンター展望台より。


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