いもりの黒焼き

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旧黒門町にある五軒長屋の看板建築のエントリーに、chuukyuuさんが "「いもりの黒焼き」店の看板などがありましたね。" という一文を含むコメントを残してくださいました。

「そうか...そんなものが在ったのか、さすが黒門町」などと思いながらそのコメントを拝読しましたが、なんせ黒門町で黒焼き看板...それもイモリ...。これは記憶に刻まれてしまいます。

しかし、それはかつて在ったもので、現存しないのだ...とばかり思っていましたら、今日、上野の自転車屋さんに行って、駐輪していると、視線の先に、白い建物が...そして、その壁に "総元祖 黒焼" とあります。記憶に刻まれたばかりのアレです!オヨヨ(^^;

というわけで、場所は、厳密に言うと旧黒門町ではなく旧神田五軒町でしたが、なんと黒焼きの店はいまも在りました。正式には「伊藤黒焼店」とおっしゃるようで、こちらにホームページもあります。そちらには、明治創業の頃の建物の写真も掲載されています。極めて目を惹く立派な建物だったようですね。

で、トップの写真ですが、これはショーウィンドウに並んでいた「いもりの黒焼き」が入ったガラス瓶です。いもりそのものは写っていませんが、とにかく、江戸期には惚れくすりとして人気があったという「いもりの黒焼き」は、現在もこうして売られていました。なんだか嬉しくなってエントリーです(^^;

【場所】千代田区外神田6丁目あたりです。

コメント(12)

 なぜか台東区にはこの手の店、多かったみたいですねぇ。

 浅草仁丹塔の麓にも昔は「蛇や」があったのですが、仁丹塔撤去とともになくなり、今や実になんともしょうがない状態になりました。

 御徒町の春日通り沿いにもありますよね。

 蔵前の蛇善のことは以前にmasaさんがお書きになったことがあるのでしょうか。あそこのご主人が学校の先輩だと知って驚きました。

>nsw2072さん
コメントをありがとうございます。仁丹塔の麓にも「蛇や」が在ったとは...当然のように(^^;知りませんでした。
上野駅周辺では、日光街道沿いにも1軒ありますし、ほんとうに台東には多いですね。なかでも、蛇善さんは社屋が堂々としていて、大店とか卸(^^;という感じがしますね。
しかし、蛇ってやつは、食べれば、美味しいのかもしれませんし精もつくのかもしれませんが、僕はやはり遠慮しておきたいです(^^;
あ、こちら黒焼き屋さんにも、まむしの黒焼きがありました。炭になっているほうがまだかし...という感じはいたしました(^^;

『いもりの黒焼き』って聞くと、映画【千と千尋の神隠し】のワンシーンを思い出しました・・・いもりの黒焼きでしたよね?多分^^;

この“手書きにセロテープ”がいい味ですね~。こーゆー古い店って好きだわ~。

伊藤黒焼店さんのHP見ました。なっ、なんか・・・すっ、凄い物がズラッとあってめまいが・・・(笑)
ひぇぇ~(@▽@;)

>ばるsan
ええ...「いもりの黒焼き」と「千と千尋の神隠し」がつながろうとは夢にも思っていませんでした。(が、が、千尋の声優は、当ブログ右欄下にリンクしている映画もんしぇんの主演女優・玉井夕海さんですよ!)

こちらのお店ですが、現在は、変哲のないビルになっています。しかし、いまごろ思い出したのですが、ひと頃は、瓦屋根平屋のかなり味のある佇まいを見せるお店で、写真を撮った記憶すらありったりします。で、黒焼きが入れてある容器などは、古いままでしたので、そちらはなんせ味がありますよ。しかし、しかし、いやなんとも...なものが黒焼きになってますよね。どれを見ても基本は炭(^^;なんですけど、注文するにはちょっと勇気がいりますよね〜。

玉井夕海さん・・・そうなんですか!?びっくりです!

【千と千尋~】は何故かハマリにハマッて、一時期DVDで100回位(いえ、もっと?)気が狂ったように観てました。台詞もほとんど覚えたほど・・・(笑)

そういえば、masaさんて日比谷の三信ビルもエントリーされてたんですね!!
私は、以前あの三信ビル近くで働いていました。
あのビル、大大大好きでした。ビル地下通路で絵の展示会もしちゃったりなんかして、とにかく用も無いのによくウロウロしに行ってたんです。
解体反対の署名や何かにも参加したのですが・・・無残にも壊されてしまいましたね・・・(怒)
masaさんの以前の記事見ていて三信ビルを見つけ、びっくり&嬉しくなりました。

>ばるsan
僕はこのアニメのことをよく知らないものですから、間違いがありました。夕海さんの役はリン...だったようです。うろ憶えはいけませんね(^^;申し訳ありませんでした〜。しかし、同じ映画を100回を超える回数観る...というのは凄すぎます(^^; でも、それだけの魅力があるということでもあるんですね。僕も1度くらいは観ておかねば!と、超遅まきながら思っているところです。そうだ、それにはこの年末が良いチャンスですね。

三信ビルの解体は残念ですね〜。ニューワールドサービスも最高でしたし...。てなわけで、つい先日も、日比谷公園側から、あのビルが消えたあとの空間を撮ったりもしました。とにかく、あのビルのなかの廊下というのかアーケードというのか...あれは雰囲気ありましたね。あれを残せない・残さない...なんて、なんとも...です。

ひやー。楽しみました。ありがとうございます!

愛用者がいるから「伊藤黒焼店」も続いているのでしょうね。
HPを見ると、値段もいい値ですが、購入しないのは値段のせいだけではありません。

以下の2つは、私、黒焼き使いますよ。

ユズの種の黒焼をユズが出回るこの頃作っておきます。ただ、ガスの直火にのせて焼くだけで、蒸し焼きにはならないのですが。とげが刺さった時、ゴマ油で練って貼ると、とげが抜けます。こどもの時、よく指に棘をさしたもんで、おばあちゃんが民間治療してくれたのです。

ナスのヘタの黒焼きも、使っていました。自然食品屋で扱っているのは、伊藤黒焼きさんよりずっと安いです。塩を混ぜて歯と歯茎を磨くのです。歯が黒くなるので止めましたが、歯を白くする薬を韓国でもらいましたので、また安い所で買おうかな。

>川好きonnaさん
コメントをありがとうございます。仰るとおりでして、松坂屋のはす向かいに、いまでも、黒焼き一本でご商売なさっているということは、思いの外...といっては失礼かもしれませんが、愛用者が多いことを物語っているように思います。
ところで、ご自身で黒焼きをなさって愛用なさって...とは、さすがに川好きonnaさんです(^^; 僕などは、黒焼きが存在していたというだけでも驚いていますのに...。
で、ナスのヘタの炭(黒焼き)が何かに効く...というのは、うっすらと、どこかで聞いたような気がします(おそらく母方の祖母から)。が、ユズのタネのほうは全く知りませんでした。が、そういった「地球のうえに生きる」的な知恵というのか知識というのか...そういったものは代々語り継いでいきたいものですね〜。なんだか実質的効用プラス心を暖める効用もありますね...。
そして、歯を白くする薬ってのがまた気になります。どんなものなのでしょうか...。

>そして、歯を白くする薬ってのがまた気になります。どんなものなのでしょうか...。

ハイ、これは全く現代歯科の塗り薬で、飲む物ではありません。娘も持っています。日本では高いそうですが、薬を塗ってプラスチックの自分の歯型をはめて、寝るのです。私はコーヒーを一日何杯も飲むので、引っ込んでいる歯が、黒くなってしまうのです。つい、余分なことを書きました。

鍼灸医の友人がソウル留学中訪ねて来てくれて、一緒に漢方薬の市場に行きました。
いもりやむかでを、つるし柿みたいに束ねて干したものが、沢山ぶらさがっていました。多分煮出すよりも、黒焼きにするのでしょうね。私は、当帰や朝鮮人参やさるのこしかけなどの生薬の値段の交渉の方に関心があって、黒焼きの話はお店の人としませんでしたが、話してみればよかった。もちろん、薬として人参酒の他に蛇酒もおいてありました。
また、余分な話になりました。無視して下さいな。

>川好きonnaさん
あ、ブログでの僕のツブヤキ(^^;にお答えくださいまして、ありがとうございます。
そうでしたか、ということは、川好きonnaさんにしては珍しく(というのは僕の偏見ですね(^^;)西洋医学系・化学薬品系の薬だったのですね。僕も、珈琲やお茶をよく飲みますし、年齢もあって(^^;歯が黄ばんできてますが、ま、もう、いいか...(^^;という感じです。
しかし、元々、中国や韓国の文化を導入して発展した日本ですから、お隣と共通するものが在っても何の不思議もありませんね。ところで、上野の黒焼き屋さんでは、煤けた素焼きの蓋付き容器が沢山置いてありました。コンロにそんなものを置いて黒焼きにすればけっこう良い結果が得られるのかも?ですね。

あのお店の前を通る度に思うのですが、そんなに「惚れ薬」の需要が有るのかです。
意守ですか、本来は居守では無いか、グロテスクですが貴重だし可哀想で仕方無いのです。
私なんかは、赤いお腹が可愛いです。
江戸は不思議な商売が成り立つなーと思います。
masaさんは、漸く本来の界隈散策感覚が戻られて、ホッとします。汗
私こと最長老は近頃江戸散策で、masaさんの何分の一か彷徨感覚に目覚め
たようです。
来年も宜敷くお願いします。

>FKSnoopyさん
こんにちわ。コメントをありがとうございます。
いもりの黒焼きですが、現在は「惚れ薬」としてではなく、滋養強壮の効果あり...ということで、漢方のような扱いになっているようです。
しかし、江戸期に「惚れ薬」とされたのはなぜなのか、興味のあるところです。やはり「意守」という字面からのこじつけなのでしょうか...。ま、なににせよ、黒焼き作業中の図を想像しますと、確かに可哀想ですね。
また、いろいろとご心配をおかけしているようですが、基本ヤレトタンな感覚は見失っておりませんので、どうかご安心くださいませ(^^; これからもどうぞ宜しくお願いいたします!



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