有楽町SEIBUから

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午前中から、どんよりとした曇り空。そしてシトシト雨。とても自転車のペダルを踏んで...という雰囲気ではありません。そんなわけで、ヤボ用をやっつけに、電車で銀座へ...。

途中、有楽町西武へ。西武デパートといえば、僕ら(団塊世代)が青年だった頃、池袋の泥くさ〜い百貨店が、当時、ロンドンやアメリカ西海岸から上陸したばかりの感覚をいちはやく取り入れ、それが若者を中心に支持を集めるや、それをテコに急成長を遂げた...それも文化の紹介者という匂いを発しながら...というイメージが強く残っています。

当時のその快進撃ぶりを目にしていたら、西武デパートが衰退するなんてことはとても考えられませんでした。しかし、やはり栄枯盛衰...なんですね。ま、未来永劫なんてことはない...とは思いつつも、こんなにアッサリと、僕が生きているうちに(^^;西武デパートという怪物が衰えようとは思っていませんでした。

が、そんなことが現実に起こり、同デパートの旗艦店とも言える有楽町店が今月末で閉店し、あとを他の企業に譲り渡すとのこと...。

ま、建物が取り壊されるわけではありませんから、これからも、この窓からこうして街を眺めることはできるかもしれませんが、僕には、これが有楽町SEIBUからの最後の眺め...ということになりそうです。特に感慨があるわけでもありませんが、このお天気はそれには適切だったかと...(^^;

【場所】千代田区有楽町2丁目あたりです。

コメント(6)

 誠に隔世の感を強くしますねぇ。当時西武デパートが米国のSears Roebuckの通信販売カタログを扱っておりまして、当時私が住んでおりました静岡の西武デパートでも扱っておりました。
 その中から私が買ったのはなんとたかだかバンダナ(当時としてはアメリカの匂いがしたものでございます)でして、今でもそのバンダナをハンカチとして使っております。なんともう35年も使っていることになります。今や生地がとても柔らかく肌さわりの良いものになっておりまして、できることならもっと欲しいくらいでございます。

>nsw2072さん
特に西武デパートファンというわけではないのですが、その成長してゆく姿が団塊世代とダブって見えるところがあり、それが隔世の感を強く感じさせるのでしょうか、ついエントリーしてしまいました(^^;
しかし、西武がSearsのカタログを扱っていた...それも実際に注文できた...のは知りませんでした。Searsといえば、服飾デザイナーたちが、その古いカタログを銀座イエナあたりで入手し、ネタ本にしていたことを思い出します。確かに、Searsはアメリカの匂いの代表のようでした...。
ところで、バンダナを35年使いつづけていらっしゃるとは、使うほうも使われるほうも凄いですね(^^; それはも繊維がクタクタに柔らかくなり、手放せませんでしょうね〜。僕も10年ほど使いつづけたバンダナ(ハンカチ)がありますが、それですらもうヒッジョーに柔らかくなっていますので...。

西武凋落の兆しはこの有楽町西武から始まったのではないかと私は思います。

有楽町店は若年層をターゲットとしたデパートだからなのか、兎に角、低価格路線のオリジナルブランド衣料品の『品質』が安かろう悪かろうで、これは駄目だと思いました。

西武のピークは...美術館を併設した池袋店の9期工事まで...でしょうね...

赤坂プリンスも閉館されるし...兄弟そろって...

>iGaさん
そういわれてみますと、この有楽町出店がピークという感じがしますね。それも爛熟の頂点(内部は腐りはじめていた)というふうに、いまになると思えます。僕は、開店してもほとんど入った記憶もないのですが、オープン時は、各地の日本酒や梅干しなどを揃えた店がメディアを賑わしたように記憶しています。その後すぐにそれらは閉じてしまいましたが...。

そして、兄弟グループのほうも、調子悪そうですね...。赤坂プリンスも東京プリンスと並んで、昔からグループの旗艦イメージがありますが、それが...という、同じパターンに陥っているわけですね。いやはや(^^;です。

ボクにはとても感慨深いものがあります。
有楽町西武がOPENした年に社会人になり、2周年になった時に当時日本最大の
有楽町西武のウィンドーデザイン及び館内演出の仕事に携わりました。
当時の位置づけは利益を出さなくて良い、情報発信基地になれ。
堤清二さんの号令のもと、百貨店の領域を超えた文化基地を目指し新しい表現を
模索しました。
「おいしい生活」「不思議発見」糸井重里さんの名コピー。
田中一光さんの日本的なクリエイティブティ。
当時、世の中のクリエーターにいろんな意味で影響を与えた仕事をしていたと思っています。
栄枯盛衰、それも良いですよ。一時でも良いと思います。変化こそ美意識。
今の西武百貨店はセブンアイホールディングの元、何がしたいのか全く理解できません。
当時のセゾングループも文化という名を借りて販売促進をしていたのかもしれません。
それでも関わっていた人たちの意識は純粋でした。
現在活躍している無数の表現者の心の中には少なからず西武百貨店の気骨は
受け継がれているのです。

>kyoさん
有楽町西武オープン当時の活動について教えていただき、ありがとうございます。それも、ご自身が関わっていらしたとは...。そういう背景をもって有楽町西武の現状をご覧になれば、それはざぞかし...と思います。全くの傍観者である僕らとは大きな開きがありますでしょうね。
しかし、いまの自由経済のなかの企業というものが、利益を出さず情報発信基地でありつずけることって、それが続けられたら凄いですが、そのあたりって、極めて難しいことなのでしょうね...。



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