谷中 根津 千駄木の最近のブログ記事

ひところ谷中

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この写真も、前エントリーの写真と同様に、かなり古い写真です。撮ったのは2005年の9月です。

5年ほど前ですからそう昔でもありませんが、街の風景に関しては、今と昔の落差というものが、ある日突然やって来る...ところがあるように思います。「10年ひと昔」的な変化は勿論ありますが、古い建物が取り壊されたり、新しい建物が建ったりすることで、一気に「昔度」に変化が現れます。

この一画は、この写真を撮ったころまでは、ほんとうによく歩いていました。「こうだから谷中は素敵だ!」という代表的な風景に思えていました。

この自動販売機と隣の洋品店の造作、何も神経を使うことなくはめられたアルミフレームのドア、とても大事にされている和洋の鉢植え...。どこを見ても、配った本人は無意識かもしれない気が配られています。それが、ばらばらに見える要素の共通項になって、風景をまとめあげています。

しかし、この後、この風景も大きく変わりました。それと同期するように、僕のハードディスクから、この辺りの写真が少なくなっていきます。

【場所】台東区谷中2丁目あたりです。

学校前の文具店

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このところすっかり千駄木づいていますが、この写真も千駄木で撮ったものです。千駄木小学校の真正面に残っていた建物です。

先ずは、かなりヤレたトタンの店舗部分が目を惹きます。が、その部分と最近改修されたように見える住居部分、その左後方の新築建物の三者がうまく重なり合って、左右対称のひとつの建物のように見えます。そして、そのことが、視覚的にバランスの良いキリッとした印象を与え、魅力を倍増させているようです。

店舗部分の電光看板には、"三菱鉛筆"と"市川平和堂"の文字がありました。それからすると、こちらは、どうやら文房具店...だったようです。というのも、見たところ、電光看板の"文房具店"(と思われる)部分がテープで隠されていたことからも伺えたことですが、もう営業はなさっていないようです。駄菓子屋半分という雰囲気もあって、いい感じなんですけどね〜。

【場所】文京区千駄木3丁目あたりです。

団子坂下昨今

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ここは千駄木です。団子坂下の交差点からすこしだけ奥に入ったところです。右手には不忍通りが、左手にはよみせ通りがとおっています。

この一帯は、よみせ通り...川を暗渠化した道...に近いことからも分かるように、土地の低いところです。いわゆる下町...庶民のまちが展開していた場所です。そんな性格の場所ですから、昔は、低層の小さな家が押し合うようにしてたち並んでいたはずです。

それが、いつの間にか、特に表通りに面した場所から、高層マンションへの立て替えが進み、一歩裏に入ると、マンションの城壁に囲まれたような様相を目にするようになりました。

写真をひどく大雑把に説明すると、写っているビルは全て、表通りに面して建つ10階以上のマンションの裏側です。まさに城壁です。そして(本末転倒ですが)違和感いっぱいに写っているなかほどの建物は、やはり表通りに面して建つ看板建築の裏側です。

このあたりには、元々、なかほどの建物のような家が身を寄せ合うように建ち、その裏手には生活感の溢れる路地がありました。それがこうまで変貌をとげています。それも、過渡期だからこそ変貌ということが分かりますが、それも分からない状態にまで...もうすぐのようです。

【場所】文京区千駄木3丁目あたりです。

律儀な屋号の店

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このところ、千駄木に行く用事があり、そのおかげで、久しぶりに谷根千あたりを歩く機会を得ました。写真は、千駄木と谷中の町境にもなる道"よみせ通り"の商店街で撮ったものです。

この通り沿いには、古い店舗建物がけっこう残っていて、そのなかには、いつか歪みの無い状態できちんと写真に収めておきたい...と思う店舗がいくつかありました。

しかし、今の東京では、しばらく疎遠にしているうちに...ということがままあります。というわけで、今回、とりあえず駆けつけるように、この店舗のある場所に行ってみましたが、こうして元気な姿を目にすることができました。

この典型的な長屋看板建築の店舗ですが、両店ともに、こぢんまりと、そして淡々と生真面目に...という感じがして、なんとも惹かれます。また、最近は珍しくなった、長いけれど分かりやすい屋号「小林仁成堂薬局」と「石川屋食品店」にもグッときます。

ま、とにかく、こうして写真に収めてブログにアップできて、理由もなく、なんだかひと安心...やれやれという感じです(^^;

【場所】台東区谷中3丁目あたりです。

古書の森の劇場

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先日よりお知らせしていましたように、昨日(3月20日)、千駄木の「古書ほうろう」で『古書の森の劇場 : 高山宏講演会 × さすらい姉妹 "谷間の百合"』が催されました。

その様子ですが、まちの出来事としての様子を含め、谷根千ウロウロさんが、こちらこちらで詳しく紹介してくださっています。

僕は「古書の森の劇場」の舞台とも言えるような位置で撮影をしていました。したがって、この日、舞台ではどんな芝居や事件(^^;が繰り広げられていたのか...その記録写真を掲載すべきところですが、それは、後日、別のサイトにアップすることになろうかと思います。

というわけで、ここでは、昨夜のイメージ写真を2点のみ紹介させていただきます。

左の写真は、数々の特異な著書で知られる"綺想の学魔" 高山宏さんです。水族館劇場に絡ませ、言葉巧みに観客に魔術をかけていらっしゃるところです。ところで...ですが、この写真、実は左右を反転しています。そうすることで、高山宏さんを鏡のなかに閉じ込め、虚像になっていただきました。それが氏の実像のような気がして...。

右の写真は、"谷間の百合" のいち場面のいち部分です。芝居の題材である一条さゆり(池田和子)の、過去と現在あるいは現在と未来であるところの、和子(あれからの一条さゆり) と さゆり(これからの池田和子) の葛藤の場面ですが、目も眩ませる芝居の化粧を落としてゆくと現れる骨格はこのような図ではなかろうか...と思って選んだ写真です。

■カテゴリー : 水族館劇場

【追記】さすらい姉妹:水族館劇場の小ユニットで、凝った大道具などは使わず、文字通りさすらうように、まちのあちこちを舞台にして芝居をする。
【場所】文京区千駄木3丁目です。

水族館劇場 2010 (3)

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明日(3月20日)の土曜日、千駄木の "古書ほうろう" で "古書の森の劇場" と銘打った、水族館劇場の駒込大観音公演プレイベントが行われることは、前エントリーでお伝えしたとおりです。

そして、前エントリーでは、そこで演じられる『谷間の百合』の野稽古風景をご覧いただきましたが、今日紹介させていただくのは、野稽古の後、場所を "古書ほうろう" に移し、通し稽古に入る直前の風景です。

役者さんはもう芝居用の衣装に着替え、最終的な注意を確認(中央の写真)したり、「スタート」の声がかかるのを待っている状態です。この時間帯の役者さんを見ていると、現実の自分と芝居の役との間を行ったり来たりしているふしが見受けられ、とても興味深いものがありました。特に、僕は、これまでこういう場に居合わせたことがありませんでしたので...。

...というわけで、この後は、明日、"古書ほうろう"でのお楽しみ...です。

■カテゴリー : 水族館劇場

【場所】文京区千駄木3丁目です。

水族館劇場 2010 (2)

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前エントリーでも触れましたが、今週の土曜日(3月20日)に、千駄木の "古書ほうろう" で "古書の森の劇場" と銘打った、水族館劇場の駒込大観音公演プレイベントが催されます。内容については、こちらこちらをご参照ください。

写真は、3枚ともに、"古書の森の劇場" での公演「谷間の百合」の野稽古風景です。土曜日には、この役者たちが、衣装をつけ、たった一夜のために設えられた古書店内外の空間に、立ち演ずることになります。この写真からその本番風景を想像するのはなかなか難しいですが、当日、どのような展開になるのか...非常に楽しみです。

また、この公演は、普段は営業している古書店で行うわけですから、用意できる席数に限りがあります。そこに水族館劇場の登場とあって、席はあっと言うまに予約で埋まったようです。が、今日、"古書ほうろう" の上記エントリーをみると、(無謀にも(^^;) 当日券を出すことになったようです。ま、それだけ、予約できなかった...けど観たいという、熱心なファンが多いということですが...。

■カテゴリー : 水族館劇場

【場所】文京区千駄木3丁目あたりです。

水族館劇場 2010 (1)

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昨年、このブログでも紹介させていただいた水族館劇場ですが、今年も駒込大観音での公演に向けた動きが表面化してきたようです。

昨年の『メランコリア 死の舞踏』には、その準備段階を含め、3回ほど足を運びましたが、想像をはるかに超える、劇団の在り方と運営、劇そのもの...などに、大いに魅了されました。そして、習性的(^^;に、この劇団を写真に収めたい...という思いを強く感じていました。少なくとも誰かがやる価値がある...と思っていました。

ところが...不思議なもので、実は、その僕の思いを見透かしたかのように「水族館劇場の撮影をやらないか」という打診をいただいたのです。これは、劇団の方々と懇意にしていらっしゃるやまださんが強く推薦してくださってこそ...のことでしたが、とにかく、昨日、劇団を率いる桃山邑さんにお目にかかり、話し合いの結果、撮影をさせていただくことになりました。

そんなわけで、早速ですが、昨日は、『NOMAD 恋する虜』のプレイベントである『谷間の百合』の野稽古と通し稽古("古書ほうろう"さんで)が行われましたので、そちらにも立ち会わせていただきました。勿論、久々に本格的に撮影もしてきました。

今日の写真は、野稽古の様子を見守る桃山さんです。とにかく、この人物、存在そのものに、人を惹きつけて止まない強烈な魅力があります。理不尽(^^;とも思える運営をつづける水族館劇場に多くの団員が集結しかつそれが存続している理由は、ひとえに、この人の魅力にあるのではなかろうか...と感じます。何にしても、水族館劇場は、この人の頭のなかから生まれてきたわけです。

そんなわけで、水族館劇場の撮影は、僕にとっての新たな旅にもなるわけですが、その旅立ちに際して、先ずは、劇団員の誰もが見つめ追ってきたであろう桃山さんの後ろ姿から...です。

■カテゴリー : 水族館劇場

【場所】文京区千駄木3丁目あたりです。

根津あんぱちや裏

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これは2006年の5月に撮ったものです。前々エントリーと同様に、以前撮った写真をブラウズしていて見つけた写真です。

この建物ですが、実は、根津の"あんぱちや"の裏側(あんぱちや裏手の家の側面かもしれません)です。建物の右上に四角いツノのようなものが伸びていますが、それは煙突などではなく、看板建築の看板部分を横から見たところです。

そんなことからも分かると思いますが、"あんぱちや"を表から見ると、テント幕や看板に覆われた、いわゆるモルタルの四角い看板建築です。が、裏にまわって見ると、こうして、ごく普通の三角屋根の建物が現れます。それがまた、双子のような形状や壁面の継ぎ接ぎ具合などに雰囲気があって、やけに愛らしい...です(^^;

このとき僕が立っている場所は更地ですが、その後わりとすぐに家が建てられ、こうして眺めることはできなくなってしまいました。が、こうした"まちの愛らしさ"が感じられる風景を隠してしまうのは残念なことでもありますから、せめてネット上にでもそれを残そうと思い、エントリーした次第です。

【場所】文京区根津2丁目あたりです。

長命源

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西日暮里(感覚的には谷中)にあった健康食品の店"長命源"です。伝え聞いたところによると、最近、ご主人がお亡くなりになったため、店をたたみ、現在、建物の改築中とのことでした。
そんなわけで、"長命源"全体が写った写真(2005年夏撮影)がありましたので、記録をかねて、掲載しておくことにしました。

この建物ですが、とりあえず間に合わせで建てたバラックを、その後、折りあるごとに、辻褄合わせのような改修補修を繰り返し、この姿にまで仕立ててきた...という感じがします。
谷中の夕焼けだんだんのうえのひろっぱ(だったに違いない空間)に、戦後のどさくさ...を感じさせる建物がいくつかありましたが、この建物もそんななかのひとつでした。

こうして正面から見ると、けっこうスッキリとして見えますが、斜めから見るとかなり印象が違ってきます。こんな調子です(^^; ゴテゴテとかなり賑やかで、名物の面目躍如といったところです(^^; 懐かしい...。

【追記】"長命源"の詳細につきましては谷根千ウロウロさんをご参照いただけたらと思います。

【場所】荒川区西日暮里3丁目あたりです。

谷中闇光景

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ここは谷中です。が、10メートルも歩けばもう根津...という位置です。昨日の夕方撮った写真です。

最近は、ほんとによくある、建物が取り壊され、そのあとが駐車場になり...というパターンの風景です。ここは、場所は良いのですが、もうずいぶん長い間、駐車場のままです。シルエットになって見えている建物は、古い古い金物屋さんですが、建物そのものも相当に古く、そう遠からず...という感じがします。

ちなみに、その金物屋さんの隣は、中野パン店でした。というのは、まだ建物は残っていますが、お店は既に閉じてしまいました。また、通りを挟んだ反対側(写真では左)には、全体を新建材に覆われたやや妙な形をした家がありますが、その建物は昔はこんな姿をしていました。

ま、そんなわけで、この三角屋根のシルエットも「見られるうちに見ておかないと景」と言えそうです(^^;

【場所】台東区谷中1丁目あたりです。

初秋暮色

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根津に、気になっている場所があり、そこの様子を見てきました。そして、そこから、千駄木駅あたりまで歩いてきました。

今日は、10月にしては気温も高く、晴れて気持ちの良い日でした。そこに日曜が重なっていましたから、観光客の多いこと...です。この傾向は、二三年前よりも強くなっていますし、これからもっと強まってゆくのでしょう...。まちって変わりますね。当たり前なんですが...。

で、まあ、そんなこんなで、千駄木駅あたりまで歩いたわけですが、そこから、そのまま駅に入るには時間が早い...。ということで、来たときとは違うコースで根津駅まで戻ることにしました。

すると、やはりもう秋なんでしょうか、周囲が暗くなるのが思ったより早いです。まだ明るさが残っているうちに根津駅に...なんて思って歩きだしたのですが、とんでもない...。途中ですっかり宵闇迫れば...です。

が、路地の隙間から見える空には、まだ明るさが残っています。この時間が、なんとも路地の黄金の時間かもしれません。この微妙な時刻の、路地の暗さというのか明るさというのか...は、実に絶妙で、時代を超えた空気の艶ようなものを感じさせてくれます。家路を急ぐばかりの時間にしては勿体ない...ですね。

【場所】文京区千駄木2丁目あたりです。

あかぢ坂で...

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谷中のあかぢ坂の下にある道案内板です。そこで、こんなユーモラスな場面に出会いました。

今日は、その指がさす方向に坂をのぼってゆくと、途中にこんな風景が見られました。もはや谷根千名物となった感のある一箱古本市です。この場所には、催しに参加なさったじんた堂さんが出店をなさっていました。こんな感じで...。

ご覧いただくと、お分かりいただけるか?と思いますが、今年のじんた堂さんの箱では、あの「タモリ倶楽部に登場!」のコレジオさんの『川の地図辞典』他の書籍と、拙写真集『時差ボケ東京』を前面に押し出した品揃えで頑張ってくださいました。

そのご奮闘のお陰で、コレジオさんの書籍はかなりの好成績をおさめたとのことです。また、拙写真集も、まさか!と思う冊数をお求めいただきました。お買いあげくださった方々(おひとりは存知あげていますが(^^;)、大変ありがとうございました。

そんなこともさることながら、じんた堂さんは言うに及ばずですが、久々にコレジオの芳賀さん、M.Niijimaさんにお会いできたことも嬉しかったですし、じんた堂さんの隣に出店なさってた "vegeca"さんとその関係者(^^;の皆さん...に出会えたことも収穫でした。体調不良であちこち動けませんでしたが、ま、良い一日になりました。

【場所】台東区谷中2丁目あたりです。

根津の貸本屋

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船橋ボックスを見学した後、場所を根津に移して懇親会...ということに...。なんだか、ずいぶんと久しぶりに根津を歩くきがします。

目指すは根津駅に近い居酒屋さんなのですが、根津神社からそちらに向かう途中、藍染大通りをかすめました。...と、やはり懐かしさを感じます。しかも、谷根千ウロウロさんの記事によれば、あのなかよし文庫が入っていた長屋も、ついに取り壊されるとか...。もしや、もう解体されているかもしれない..と思い、そちらにまわってみました。

すると、姿はかなり変わっていましたが、建物自体は、まだ残っていました。おそらく、山と積んであった本などは、もう店内には残っていないのでしょう。が、入口の上にぽつ〜んと残されている「貸本」の看板...この存在がたまりません...。

以前、拙ブログで紹介させていただいた頃は、「なかよし文庫はきっと再開なさる」と信じていましたが、現実には、難しかったようです。しかし、あのときの、ご店主の「きっと再開する」という気力...それはとても大切なものだったような気がします。が、もう「お疲れさま」の声をかけるときが来たことを知りました。

【場所】文京区根津2丁目あたりです。

根津儚景

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ここは根津です。左奥に明るく見えているのが不忍通りで、その辺りからは、もう根津駅入り口が見えます。そんな位置関係ですから、多くの人が通り抜けます。こういった通路も路地と呼ぶのでしょうが、ここを昼間見ると、いわゆる路地という言葉からくる雰囲気は感じられません。こうして、お店もあるにはありますが、商店裏の空間といったほうが適当だな…という感じです。
それが…です。夜になって、周囲が黒くつぶれ、小料理屋の灯りが店の前を照らすと、この空間の雰囲気は一気に変わります。照明デザイナーという職業が存在するわけですね(^^; ま、それはそれとして…。こうなると、なんだか夢のなかで見ているような儚さを感じます。浮世の儚さってやつですね〜(^^;
しかし、その儚さが、現実には、再開発の波にいつ飲み込まれるかわからない…というところにあるというのが、なんとも…なんですが(^^; ま、どちらにしても、存在とは危ういものですね。

ま、ともあれ、明日は、谷根千で一箱古本市があります。我らがじんた堂さんも参加なさいます。僕も、応援という名目で、邪魔をしに行くつもりです。もしかすると、旧藍染川あたりでの催しだけに、ビックリするようなゲストがいらっしゃるかも?とのこと…。これも楽しみです。

【場所】文京区根津2丁目あたりです。

千駄木すずらん通り

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ここは、千駄木にあるすずらん通りです。すずらん通り...というと、神保町にある通りを思い浮かべますが、同名の通りが各地にあるようですね。赤羽にもありますし、ここ千駄木にもあります。どうやら、銀座通りと並んで人気のある通り名のようです。

ま、そんなすずらん通りですが、このすぐそば (僕の背中側) に、よみせ通りと呼ばれる通りがあります。その通りは、藍染川と呼ばれる川を暗渠化したものであることが知られています。そして、実は、その上流は、谷田川と呼ばれる川 (やはり現在は暗渠) で、その旧川筋を歩いたのがこの企画だったわけです。

また、このあたりは、川沿いの低地ですから、千駄木の高台から坂をくだったところにある町...というわけで、昔は、千駄木坂下町と呼ばれていたそうです。ま、そんな川沿いの横丁ですから、ほぼ湿地と言ってよいように思います。実際、その匂いを感じさせる風景が展開しています。特に、このすずらん通りは、両側に、小さな飲食店やバーなどが連なっていて、特に、その匂いが濃厚です。

この日は、午後になって雨があがり、路地に、いっせいに、傘の花が咲きほこっていました。ここ、すずらん通りでも、ソレッとばかりに、洗濯物と傘の花が...。ここは飲食店街ですが、実は、こうして、住人の気配や生活の匂い...といったものが、強く感じられます。それが、よその町の、こうした通りとの大きな違いのような気がします。

【場所】文京区千駄木3丁目あたりです。

雨上がりの根津で

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今日は、所用で千駄木へ行っていました。16時頃に用事が済み、その後の予定がありませんでしたので、ひっさびさに、千駄木から根津あたりを歩いてみました。さすがに長い間留守にしましたので、けっこう変化もあります。でも、まあ、変わったと言えば変わったし、変わらないと言えば変わらない…というところです。そう言ってしまうと、すべて終わってしまいますが(^^;
最近、谷根千からは足が遠のいていましたが、久々に歩いてみると、高層マンションなどが増えてはいるものの、やはり、ひとのサイズが単位になっている町…という感じがします。

今日は、根津神社のつつじ祭り期間中なのに、平日の雨上がり…ということもあってか、観光客の姿もなく、町にしっとりと落ち着いた雰囲気が感じられ、ほっとひと息つけた気がします。カメラを、従来通りに町の風景に向けたのも久々のことでしたし…。

そんなわけで、今日の写真は、根津駅に向かう途中の路地で撮った写真です。この路地をもうすこし行けば、不忍通りにでます。そこを左に折れて、またすこし行くと、地下鉄の駅入口があります。僕の前を行く男性も、やはり根津駅に向かっているのでしょう。右手に握られている傘が「持ち主は通勤者です」と言っているようでした…。

【場所】文京区根津2丁目あたりです。

謹賀新年 2008

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明けましておめでとうございます。
昨年にひきつづき、本年も拙ブログを宜しくお願いいたします。

この写真は、2005年のお正月に、谷中で撮ったものです。青い屋根のお寺です。初めて気づいたときは「銅板が、緑青を吹く前って、こんな色になるのかな?」などと思っていましたが、いつまでたっても、この色のまま…でした。このお正月中にでも、その後の様子を見に行ってみようかな?と思っています。

その下に垂らされた幕が、日本的なのでしょうが、実に派手で、お正月の空気を、華やかに染め、かつキリッと引き締めていました。清々しいものでした。こういう図を見ると、やはり、ジャパンデザイン(日本の意匠と言うべきか(^^;)って良いものですね。

【場所】台東区谷中6丁目あたりです。

根津遊郭の名残

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昨日、根津・千駄木・谷中あたりで、一箱古本市なる催しがあり、それに、じんた堂さんが参加なさるというので、僕も、午後になって、根津のオヨヨ書林という古書店前に、じんた堂さんをたずねました。そこでは、拙ブログにコメントをくださる菊坂の与太郎さんと、初めてお会いすることにもなっていました。
ま、そんなわけで、じんた堂さんの箱のまわりをウロウロしたり、じんた堂さんの休憩時間に、与太郎さんと3人でお茶にしたり…と、のんびりとした午後を過ごしてきました。
が、実は、一箱古本市を巡るお客さんの数が思ったよりも多く、じんた堂さんは、予想外に(^^;お忙しそうでした。したがって、あまりじんた堂さんにまつわりつくわけにもいかず(^^; 与太郎さんと、近所をかるく散歩することにしました。で、最初に向かったのが、根津遊郭唯一の名残…と言われていた建物です。それが今日の写真なんですが、実は、その建物があった場所に行ってみてビックリです。なんと、もう取り壊され、その跡には、すでに次の建物の柱が立っていました。そのショックで、散歩はそこで取りやめです(^^; いやはや…です。そんなわけで、とりあえず記録…という意味で、在りし日の姿をアップしておくことにしました。

【場所】文京区根津あたりです。

曙ハウス - 再び

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今日の写真は、昨年(2006年)の1月31日の午後4時頃に撮ったものです。背景は、根津にあった曙ハウス。そして、唐草模様の布にくるまれているのは、曙ハウスの玄関にかかっていた「スウハ曙」プレートです。
拙ブログの過去のエントリーを読んでいただければ、「曙ハウスとは何か?」「そして何があったのか?」といった、およそのことはお分かりいただけると思いますが、ひと口で説明すると、「曙ハウスという、根津の象徴的な古い建物が、去年解体された」そして「解体されてみると、それを惜しむ声が、地元の方々をはじめ多くの人から聞かれた」ということです。
解体に先立ち、当然のことながら、各部屋の所有者による荷物の搬出・引取などが行われるわけですが、なかには所有者不明...といった荷物などもあり、最終的には、業者による処分...ということになりました。そして、その処分最終日に、「スウハ曙」プレートも取り外されました。
プレートは、木とトタン(ブリキ?)で出来ていましたが、乾燥しきっているのか、わりと軽く、下手に持ち上げると、ボロリと壊れてしまいそうでした。そこで、業者さんは、ありあわせの布団でプレートをくるみ、トラックの屋根に載せてくれました。これは、あの時のあの場では、できるかぎりの丁寧な保護措置だったと思います。
こうして、ごみとして処分されずに、運び出された「スウハ曙」プレートですが、その後、公的機関である「文京ふるさと歴史館」に収蔵されました。そして、今月の10日から、そのプレートが、曙ハウスの解体後はじめて、我々の前に姿を現わすことになりました。以下は、そのお知らせです。
企画展「文京・まち再発見2 近代建築 街角の造形デザイン」
会場:文京ふるさと歴史館 文京区本郷4-9-29
会期:2007年2月10日(土)〜3月18日(日)
時間:10:00〜17:00 月曜日休館

■ 文京ふるさと歴史館での展示風景を追加しました。(2月12日)

この企画展と連携するように、愛らしい建物で知られる根津教会で、建物写真展が開催されます。こちらにも曙ハウスの画や写真が展示されます。以下は、そのお知らせです。
まちかどの近代建築写真展 in 根津
会場:日本基督教団根津教会 文京区根津1-19-6
会期:2月10日(土)〜2月17日(土)
時間:10:00〜17:00(最終日は15:00まで)

■「曙ハウス」関連エントリー:
曙ハウス・プレートの行方 / 曙ハウス / 曙ハウス最後の日 / 曙ハウスの路地で / 曙ハウスの階段 / 根津のブラックホール

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