5年ほど前ですからそう昔でもありませんが、街の風景に関しては、今と昔の落差というものが、ある日突然やって来る...ところがあるように思います。「10年ひと昔」的な変化は勿論ありますが、古い建物が取り壊されたり、新しい建物が建ったりすることで、一気に「昔度」に変化が現れます。
この一画は、この写真を撮ったころまでは、ほんとうによく歩いていました。「こうだから谷中は素敵だ!」という代表的な風景に思えていました。
この自動販売機と隣の洋品店の造作、何も神経を使うことなくはめられたアルミフレームのドア、とても大事にされている和洋の鉢植え...。どこを見ても、配った本人は無意識かもしれない気が配られています。それが、ばらばらに見える要素の共通項になって、風景をまとめあげています。
しかし、この後、この風景も大きく変わりました。それと同期するように、僕のハードディスクから、この辺りの写真が少なくなっていきます。
【場所】台東区谷中2丁目あたりです。

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