荒川区 - Arakawaの最近のブログ記事

革葺き屋根の家

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tk1256.jpg東京の本郷あたりは、夜になって、かなり強い雷雨に見舞われています。ウチはわりと高い位置にたっていますので、多少の雨では、浸水といったおそれはありませんが、ニュースによれば、全国的にあちこちで相当な水の被害がでていますね。皆様のところはいかがでしょうか?

しかし、今日の東京は、午後になって穏やかな陽が射しはじめ、いち時は「ついに雨前線が去ったか?」と思わせるようなお天気になりました。貴重な太陽の光です。それっとばかりに、近場を一周です。

その、今日の近場(^^;は東日暮里でした。日暮里駅で降りて、三河島駅までジグザグに歩き、三河島駅でスンナリと電車に乗り、上野に戻る...という、実に短いコースです。そして、そのコースで目にしたのがこの家です。手前の家が取り壊されたことにより、こうして、通りから見ることができるようになっていました。

二階部分のトタンのヤレ具合にまずは目を奪われますが、実は、その右の一階部分の屋根が凄いことになっていました。雨漏りを補修するためなんでしょうね、なんと、屋根に革がたくさん敷かれています。まるで革で葺いた屋根(^^;という感じになっています。きっと、革関係のお仕事をなさっていて、このくらいの革は自由になるのかな?と想像しますが、本気で注文でもしたら、かなり高価なものにつくのではないでしょうか?(^^;
この革葺き屋根、実際に見ると、ちょっと迫力が在りすぎるくらいにあるのですが、でも、隣のトタン部分を含め、全体的に見ると、どこか楽しいのが良いし、やはり、やさしさや愛らしさが感じられますよね...。

【場所】荒川区東日暮里6丁目あたりです。

三河島の古家

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すっきりとシンプルなようですが、よく見るとかなり複雑…という、モルタル+トタン系のこの家、常磐線の三河島駅からそう遠くない場所にたっていました。
実は、この家の向こう側にも同様の建物があります。そちらのほうは、もっと、なし崩し的な複雑を感じさせます。アパートのようで、ドアが何カ所にもあります。そして、一部はコリアン・レストラン(だと思う)になっていました。

三河島についてはあまりに馴染みがありませんので、ちょっとネットで調べてみると、ウィキペディアに『三河島駅あたりは江戸時代、江戸城から鬼門の方角とされ、屠殺場などの地域とされ、それが戦後、精肉工場等の工場街となった。そこへ朝鮮人が出稼ぎにきたことで、周辺は東京有数のコリア・タウンとなった。済州島出身者を中心としたコリア系住民が多く居住し、朝鮮学校や在日韓国・朝鮮人団体の支部が置かれている。』という記述がありました。
この記述が正確か否かについては、僕には判断できませんが、短時間ではあれ、この周辺を歩いてみた限りでは、韓国料理店などが多く在り、多文化共生センターという看板や、コリア系の人の姿を多く目にしましたから、そうはずれた記述ではなさそうです。

写真の建物の素性は分かりませんが、下町に多いバラック系とはどことなく違う雰囲気が感じられるのは、そのあたりに理由があるのかも?ですね…。

【場所】荒川区東日暮里3丁目あたりです。

町屋ヘップ

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先日の「協栄電気商会」なるエントリーに、braryさんから以下のようなコメントをいただきました:
『町屋の商店街では、その昔流行った、「ヘップサンダル」が生きています。今ならミュールというやつですが、町屋では「へップ」と呼ばれています。』

荒川区町屋…さすがです。ところで、この「ヘップサンダル」という語は、僕も耳にした記憶があります。とうの昔に忘れていましたが、なんだか響きに雰囲気がありますね〜。最初の「ヘ」が効いているんでしょうか(^^; それが「マ」でも「チ」でも「ヤ」でもダメですね(^^; やはり「ヘ」…ならでは!のものがあります。なんとなく大昔のTVアニメ「ヘッケルとジャッケル」と同種のような感じも…(^^;

で…です。そのヘップサンダルの話を聞いて以来、町屋あたりを歩くとヘップなのです(^^; これは歩いていてヘップという語を思い浮かべる…といった程度ではありません。もっと感覚の奥深いところで何やら別世界に居るような感覚に陥る…といった類のものなのです(^^; 今後は、下町のどんよりした地帯を歩くことをヘップウォークとでも呼ぶことにしましょうか?というくらいの感じなのです(^^;

というわけで、今日は、町屋の古い木造アパートの入口にあった、ヘップサンダルらしきものが写り込んだ写真をエントリーです。

【場所】荒川区町屋2丁目あたりです。

モルタルの風格

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また何とも?…なタイトルですが、お許しください(^^; ま、少なくとも「○○の品格」よりマシか…と思いまして…(^^;

ここは荒川区のほぼ中央部です。都電荒川線の町屋二丁目が最寄り駅になります。
そこから南にのびる商店街があります。商隆会という名前で、先日(24日)、拙ブログで紹介した「協栄電気商会」も、実は、その商店街にあります。

このモルタルの建物は、協栄電気商会からもうすこし南に行ったところにあるのですが、その辺りの四つ角の一画が更地になっていて、季節柄…そこに元気に雑草が生えていました。結果、その更地が、草原のような匂いを発し、隣地に建つ、かなり大きめのモルタルの建物を、ちょっと、要塞…などと表現したくなるような雰囲気に見せていました。

こちらは、洋服の仕立てやリフォームをなさるお店なのですが、正面(写真では左側)の間口はさほど広くはありません。いわゆるうなぎの寝床スタイルの建物です。が、横からこうして眺めますと、上記効果もあって、一種、威風堂々としている…ように見えません? ご立派!

【場所】荒川区荒川6丁目あたりです。

協栄電気商会

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ご無沙汰いたしました〜。久々のブログ更新になります。いや〜もう、なんだか懐かしい…という感じすらします(^^; さて…と、その、久々のエントリーは、荒川にある商店街で撮った写真です。

実は、今日は、まだ疲れも残っていることだし、家でウダウダしていようか?と思ったのですが、夏の太陽が傾き、光の色に変化が見られる頃になると、さすがにソワソワしてきます。やはりジッとしてはいられません。が、いくら日が長い夏…とはいえ、その気になったのが夕方の5時頃でしたから、そう遠くへは行けません。そんなわけで、比較的近場と言えそうな町屋へ向かいました。

湯島から千代田線で町屋へ向かったのですが、浴衣姿の乗客が多いのが気になります。どうも、沿線のどこかで花火大会でもあるのだろうという感じです。が、まあ、僕には関係なし…。当初の予定通り、町屋で降りて、足の向くままに歩いてきました。久々の東京の町…です。なんのかんの言っても、やはり東京がいいや…(^^;なんて思いますね〜もう。東京で生まれたわけではありませんが、もう長いこと東京で生活しているわけで…。東京に慣れていて…。

【場所】荒川区荒川6丁目あたりです。

田端の陸中州

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ここは、田端にある、陸の中州の先端です。先日、「上中里のはずれ」で、「陸の中州状態」になっている場所について言及しましたが、実は、その中州は、2つが連結した状態になっています。それは、Google Earthでご覧いただくと、一目瞭然ですが、言わば、おたふくのたれ目か? メビウスの輪か?...という状態です(^^;
で、先日は、上中里側の中州を歩いたわけですが、そうなると、もうひとつの田端側中州も気になる...のが人情です。というわけで、わざわざ、足を運んでしまいました。
結論から言うと、中州のなかは、ま、普通の町並みで、どうということもないのですが、問題は、その先端部...上のGoogle Earthで赤丸で囲んだ部分です。ここは、航空写真で見ると、フラットに見えますが、実際に歩いてみると、長い坂道付きの陸橋と道路、線路などが立体的に入り乱れ、かなり複雑な風景がひろがっています。
今日の写真は、Google Earthの赤丸で囲んだ辺りを、矢印の方向に向かって撮ったものです。僕が立っているのは、常磐線の線路(左手下)を越える陸橋のうえです。右手に見えるのは、宇都宮・高崎線の高架です。右手の外灯のところでガードレールが一部切れていますが、そこは脇道になっていて通行できます。そして、その下りきったところには、宇都宮・高崎線の下をくぐるトンネルがあります。とにかく、ここは、都内でも、特殊な風景の部類に入る...と言ってよいように思います。いちどは体感して損はないゾーンか?と(^^;
しかし、ここも区境入り乱れ地帯で、(北区)田端の陸中州...というわりには、住居表記は(荒川区)西日暮里なんですね〜。

【場所】荒川区西日暮里6丁目あたりです。

新三河島から

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僕は、日付の変わり目にまたがって作業することが多いため、いつもなら、これが12月30日のエントリーです。が、これをご覧いただくのは、もう31日・大晦日ということになります。したがって、お立ち寄りいただいた方々へのご挨拶のタイミングを失することのないよう、これを大晦日エントリーとさせていただきます。
さて、今年最後のエントリーは、新三河島駅の改札口を出てすぐのところで撮った写真になりました。左の写真は、京成線の高架と家屋とがつくる路地です。一直線に伸びる路地の向こうから、太陽の光が射し込んでいました。それが光源となって、テント地のグリーンが、ぱっと鮮やかに、ランプシェードのように見えていたのが印象的で、シャッターを切ったものです。右の写真は、左の写真を撮った位置で、そのままくるりと後ろを振り返った状態でシャッターを切ったものです。ちょうど路地空間のかたちに光が伸びているのがお分かりいただけるでしょうか…。その光のなかで、シルエットになって写っているのは、もちろん僕です。
拙ブログにお立ち寄りいただいた方々、コメントを残してくださった方々、メールで励ましの言葉や情報をくださった方々、ありがとうございました。なんと、今日で 2006年も終わりですね。来年も、どうぞ、宜しくお願いいたします。そして、良いお年を…!

【場所】荒川区荒川6丁目あたりです。

下町ジャンク

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お気づきかもしれませんが、このブログには、物に接近した写真が殆どありません。あれこれと、かなり無節操に題材を採り上げてはいますが、いちおうは、ブログタイトルにある"Kai-Wai"という語が暗に示す距離感の写真を掲載している…というわけです。ま、それが撮りたい写真でもあるわけですが…。
しかし、物に接近した写真を撮らないのか?というと、けっしてそんなことはなくて、「あ、接写レンズがあったら良いのにな」と思うほど接近することだってあります。が、そういった写真の大半は、このブログには掲載せず、ほぼお蔵入りする…というわけです。今日の写真は、ちょっと微妙な距離からの写真ですが、やはりお蔵入りしていたものを、引っ張り出してきたものです。
ジャンクなんてタイトルをつけましたが、これは、クズ…という感覚ではありません。バラックがカッコイイと感じるのと同じ感覚ですね。ま、僕は、子供の頃から「クズ好き」とは言われていましたけどね(^^;

【場所】荒川区南千住(左)・墨田区京島(右)あたりです。

心配されていたお天気も味方した勤労感謝の日に、総勢18名(子供1人)+2名による、アースダイビング Take the "A" Tram が決行されました。この催しの主旨は、都電荒川線 (The "A" Tram)に乗って、武蔵野台地の凸凹をダイナミックに体感。途中、飛鳥山と三ノ輪橋で下車し、徒歩で、音無川の旧川筋を辿りながら、建物の下や地底に横たわる、かつての東京の素顔を探り、その残り香や気配を感じ取ろう...というものでした。

参加者は、AKiさん玉井さん、吉松さん(ダイブ組長老)、iGaさんじんた堂さん河さんneonさんGG-1さん酒井さん小野寺さんKokiさん3Gさんりりこさん(途中リタイア)、池ノ内さん(途中リタイア)、fuRuさん(途中合流)、カークさん(途中合流)、cenさん(桜橋待ち受け合流)、yukiりんさん(もんじゃ指南合流)という豪華な顔ぶれになりました (+masaです)。
そして、本来参加なさる予定が、体調不良やご多忙につき、残念ながら未着となった方に、わきたさんいのうえさん栗田さんがいらっしゃることを付け加えます。[またそして、実は、今回、この方にもご参加いただきたい...なんて思っていたのですが(^^;]

というわけで、当日の行動を、GPS受信機が記録したデータを掲載しておきます。トップのサムネイルをクリックすると表示されるのが、今回のダイビングの軌跡です。が、都心は電波の障害物が多いため、途中、GPS受信機と衛星との交信が途絶えることがあります。そして、交信が途絶えた点と再度交信が始まった点は、直線で結ばれるため、軌跡が、実際のルートとかなりズレている箇所もあります(荒川線が軌道を外れて走ったりします(^^;)が、ま、ご勘弁ください。およそのルートはお分かりいただけるか...と思います。とにかく、この線(軌跡)は、アナログに移動することでしか引けません。そう思って見ると、貴重な美しい線に見えてきませんか?(^^; また、距離や時間、高低については、以下のようなデータが残りました:
・総移動距離22km
・移動時間3時間 / 停止時間4時間
・GPS表示高度:早稲田 3〜4m / 雑司ヶ谷駅 29m / 王子(名主の滝崖上) 26m / 向島 マイナス1〜2m

以上、ざっとですが、第4回アースダイビングの結果報告です。

錆びた翼

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南千住1丁目に、古い立派な酒屋さんの建物が残っていました。隅に自動販売機が置いてはありましたが、もう営業はななさっていないようです。かなり大きな、しっかりした建物ですし、看板などにも趣向が凝らされていて、「昔はさぞかし…」という感じがします。栄華が忍ばれる…というやつですね。
その建物の端に、建物とは不釣り合いなトタン屋根が突きだしていました。本来の使用目的は不明ですが、いまは、その下が自転車置き場になっていました。
もちろん、建物自体にも惹かれましたが、妙に惹きつけられたのが、その突き出たトタン屋根の部分でした。これが、この建物の翼に見えてしょうがないのです(^^; そして、それが、この建物のいまを象徴しているようにも感じられます。ひと頃は、この翼が、上下に、力強く羽ばたいていたのでは?と空想してしまうのです。それが、いまでは、力尽きて…。回復する見込みのない、錆びついた翼を、じっと休めているように見えて仕方がありませんでした。ちょっとユーモラスではあるけれど、やはり哀しい…ってやつですね〜。

【場所】荒川区南千住1丁目あたりです。

南千住1丁目 (2)

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南千住1丁目あたりに這っている路地です。もう、理屈も何もありません。家と家との間にやっと隙間が残った…というだけのことです。圧倒的です。この場に立っているだけで、なんだか息がつまります。空間に、哀しみがあふれているように感じます。

でも…実は…です。ここには、きっと、思いの外ほがらかな暮らしがあるのだろうと想像します。例え借地であろうが借家であろうが、この地に根を張った…健気な…。もしも、そうでなかったら、この路地は、とうに消えていたような気がします。

【場所】荒川区南千住1丁目あたりです。

ど う ぞ っ ...

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ここは、三ノ輪ジョイフルというアーケード商店街の外れを、ちょっと路地に入ったところです。提灯がさがっている店は、カラオケを中心にした飲み屋さんです。飲まない歌わない僕(^^;には、およそ縁のない世界です。が、今日は、その縁のない世界から...です。そして、今日の写真は添え物のようなものです(^^;

で、話はここからです。このあたりまで来た頃には、もうすっかり暗くなっていました。そろそろ戻ろう...と、きびすを返したのですが、そのまま商店街を戻るのも芸がないので、裏道に入りました。そこで目にしたのが、この飲み屋さんでした。長屋の一部を改装し、いかにも下町を売りにした感があります。しかも、看板のうえには、朱の蛇の目傘がかざしてあったりと...。「オイオイ」というタイプのお店です。が、この店に近づいたときです。店のなかから、「わたしも頑張る」という女性の声が聞こえてきました。かなり大きな元気な声です。「ん?」と思い、店を横目で見ながら、歩調をゆるめて歩いていると、なかから、和服を着た女性がなにやら唄いながら出てきました。そこでバッタリと目があいました。鉢合わせ...というやつですね。女性は、唄うのをやめ、一瞬の笑みを浮かべたかと思うと、すっと笹竹の鉢のそばにじゃがみ、ちょちょっと手を入れはじめました。その一連の動きに何とも惹かれるものがあります。艶っぽいけどけれん味がない...とでも言ったらよいのでしょうか...。そして、次ぎの瞬間でした。その女性の口から「ど う ぞ っ ...」という言葉が発せられたのです。この「ど う ぞ っ ...」が大問題なのです(^^; これが、どうしても、文字や音符では表現できないリズムと抑揚、間合いを持っていました。その「ど う ぞ っ ...」は、たったのひと言ですが、実に、唄っていました。ギュッと何かの急所をつかまれた感じです。越路吹雪の「どうぞ、忘れないで...♪」の「どうぞ♪」を遙かに越えていました(^^; 僕が飲めるやつだったら、「じゃ」ということになっていたに違いありません。今頃、こうしてブログにエントリーなんかしていなかったでしょう(^^; ま、とりあえず、「ありがとうございます」とだけ言葉を返し、短くなった後ろ髪(^^;を引かれながら帰ってきました。

【場所】荒川区南千住1丁目あたりです。

南千住1丁目

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今日も南千住からです。アーケード商店街の両脇にひろがる暗闇(^^;からです。
昔は、辺りがある程度暗くなると、三脚を持っていないかぎり、「もう無理だな…」と、引きあげたものですが、デジタル一眼レフに切り替えてからというもの、暗くなっても町を歩いていることが多くなっています。
昼間は、太陽が光源ですから、町全体が強い1灯に照らし出されているようなものです。が、夕方以降は、人工照明が主役にまわるため、町の思わぬところが思わぬ方向から照らし出され、昼間は目に入らなかった場面に気づかされることがあります。特に、太陽と人工照明が入り混じる時間帯は、光りのバランスが刻々と変化し、町が、何ものかに脱皮する場面に立ち会っているような気さえします。「そうか…そんな所に居て、そんな表情もするのか…」という感じですね。

ということで、写真の説明を簡単に…。左の写真は、アーケード商店街から伸びる路地を20メートルほど入ったところで撮ったものです。昼間のように明るい商店街のすぐ裏手で、こんな光景に出会おうとは思いませんでした。もう無人の家もあり、まだ現役の家もあり…という地帯が広がっていました。中央の写真は、荒川線の三ノ輪橋駅近くのビル1F部分の通路で撮ったものす。このビル、元々は、王子電気軌道 (荒川線の前身)の本社ビルということですが、その通路に、新聞や雑誌を売る店があり、高齢のご婦人が店番をしていました。細々と…ですが、商品がキチンと並べられ、清潔感があるのが印象に残りました。右の写真の建物は、左の写真を撮った位置からそう離れてはいません。看板には「君島酒場」とあります。2階の壁面が総トタン。魅力があります。もう営業はなさっていないようです。遠からず取り壊されるのでしょう。惜しいですね…。

【場所】荒川区南千住1丁目あたりです。

N的看板建築

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ブログの連鎖エントリーです。このところ近隣ブログでは、ぽつぽつと、第四回アースダイビングが話題にのぼりはじめています。そんなことから始まった連鎖で、neonさんのブログに「南千住のブルートタン」なるエントリーがアップされました。その看板建築の姿が素晴らしく、泣けてきます(^^ が、neonさんのお撮りになった写真を拝見しても、「この建物、見たような…見たことのないような」という感じです。南千住あたりは、昔、けっこう歩いていたんですけどね〜。と、まあ、そこでいったん話は終わるのですが、それが、今日、南千住を歩いているときに、偶然に、その建物に出くわしたのです。「あっ、コイツだ!」と、しばし独りで興奮(^^; ということで、その看板建築の、今日の勇姿(^^;をアップすることにしました。
この看板建築、実は、銅板張りですが、なんと、ブルートタンで補修されていました(^^;

【場所】荒川区南千住1丁目あたりです。

南千住晩秋景

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先日お伝えしたとおり、今日は、梅島にあるユーコトピアの15周年記念ライブの初日です。大切な友人でもあるサンディ・ロスマン氏も出演します。彼の様子も見なければ…と、すこし早めに家を出ました。が、台風が去った翌日というのは、光がきれいです。地下鉄が地上に出ると、その光がわずかに黄味を増し、なんとも言えない晩秋色の光が町に降り注いでいます。それに惹かれて、電車が南千住で停車したところで、思わず下車してしまいました。

低湿地の切通し

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普通、平坦な低湿地には、切通しなんてあるわけありません。が、このところ、低湿地にも切通しが増えています。切通しと言っても、要は、家が取り壊され、その両側に切り立った、家の壁という崖が出来上がる…というだけのことなんですが…。
話は飛びますが、今日も、本郷三丁目を歩いていましたら、「え、家が消えてる!」というところがありました。そうなるともう、そこにどんな家があったのやら?です。「ま、近道が1本増えた(^^;」なんて、言ってられません。とかく、その奥には、また家があったりしますから、通常は、近道にもなりません。
先日、荒川区の北端部を、隅田川沿いに歩いていたときのことです。突然、それまでの煤けた風景とはかけ離れたこんな風景が現れました。もうすぐ完成という状態のマンションです。道路さえ新調されたようで、なにもかもがピカピカです。きれいですね〜(^^; なんともはや…です。
当然のように、この道の奥のほうがどうなっているのか? それが気になります。そこで、新築マンションを横目で観ながら、この道を歩いてみました。そして、道に沿って右に曲がると、その正面に見えたのが、平屋の長屋の連なりでした。それもかなり経年変化を感じさせる…。なんだか、ここでも「なんとか組」という、はっきりとした色分けが行われているようです。
今日の写真は、その長屋の一部が解体された後の更地から、新築マンション方向を撮ったものです。この更地には、地鎮祭のあとが残っていました。もうすぐ柱が立つのでしょう。一般的に考えると、なにも、両側に家があるそう広くもない土地に家を建てなくても、目の前に新築のマンションがあるじゃない…ということになるのでしょうが、それは違うのでしょうね。たとえ向こう三軒は無くなっても、良く分かった両隣のある、住み慣れた土地というものは…。

【場所】荒川区町屋5丁目あたりです。

荒川の墨田川沿い

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妙なタイトルですが、実は、足立区を南北に切り離した荒川放水路の、本木や関原の対岸となる地帯を歩いてみようと思いたち、家を出ました。都電荒川線で熊野前まで行き、そこから尾久橋を渡り、東に向かって歩き、千住まで...という積もりでした。それが、どう間違えたのか、熊野前駅のある荒川区東尾久あたりの様子が気になり、ちょっとウロついている間に、いつの間にやら、隅田川と荒川を間違え(^^; なんと、荒川区の隅田川沿いを歩いてしまいました(^^; かなりトホホなんですが、実は、これがなかなか興味深い行軍になりました。
左の写真は、都電荒川線の熊野駅を撮ったものです。後方に見える高架は、尾久橋通りです。この高架を左に行くと、隅田川にかかる尾久橋を、そしてその直後に荒川にかかる扇大橋を渡ることになります。この熊野駅周辺ですが、なんとなく、もう「この町は死に体かな?」という印象でした。閑散とした商店街には、廃業した商店が並んでいて、そのすぐ背後には草の伸びた更地が広がる...という風景が、それを象徴しているかのようでした。
中央の写真は、もう町屋に入ってから撮ったものです。この辺りも、盛んに再開発が行われていました。隅田川に近い土地ほどその傾向が強く、新築のマンションや建設中のマンションが目につきました。
右の写真は、東尾久と町屋にまたがる、尾久の原公園で撮ったものです。この公園は、旭電化工業の尾久工場跡地を利用したもので、平成5年に開園したそうですが、かなり広い公園で、利用者の数もけっこうなものでした。しかし、下草も刈られていませんし、植えられた木が、まったく手入れされていないため、そこらでは見られない樹形になっていて、なんとなく異様な雰囲気が漂っていました。

【場所】荒川区東尾久〜町屋あたりです。

町屋の黒い路地

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ここは京成町屋駅の近くにある路地です。左側の黒いシルエット部分は、京成線の高架と高架下の店の裏手です。右側は、もう民家です。高架との間の隙間は、人がやっとすれ違える程度の幅しかありません。が、こういった狭い路地に限って、空間を使い尽くすため、建物の2階部分が路地側にせり出していることが多く、ここでも、その傾向が見られます。そのせいもあって、昼間でも薄暗い路地空間になっています。
ここを初めて通ったのは、午後の3時頃だったと記憶しています。その時は、「うわっ狭くて薄暗い」とは思いましたが、それ以外には、特に印象に残るものを感じませんでした。が、町屋の町を歩きまわり、夕方、ふたたびこの場に戻ってみると、路地の様相が一変しています。路地の暗さも増し、両側が黒々としたシルエットになっています。そして、その黒々としたシルエットの隙間から、眩しいほどに光り輝くネオンサインが見えています。しかも、まるでオーダーメードしたかのように、その隙間に嵌り込んでいます。あっと驚く光景でした。誰かが意図してデザインしたものではないのですが…。偶然というのは天才ですね(^^;

【場所】荒川区町屋1丁目あたりです。



京成町屋駅あたりの高架下は、一部が、線路の向こうとこちらを往来するための通路として残されていますが、それ以外は全て住居や工場として利用されています。その様子は見事なものです。それぞれに「よくもまあ」という工夫がなされていて、「必要は発明の母」という言葉を実感します(^^;
このバラック群が何時ごろ造られたのか?ということは、取材不足で分かりませんが、経年変化ぶりからすると、かなり古いものであることは間違いありません。朽ち果て、とても使用に耐えない状態になっている箇所もあります。が、多くは、いまでも現役で頑張っている様子でした。
しかし、この高架下のバラック群も、立ち退きを迫られているようです。既に、取り壊されたバラックもあり、そこでは、露出した支柱や高架底部(元は天井)に、貼り紙や塗装、照明器具の跡などが残っていました。
取り壊し作業は、町屋駅から離れた場所から始められたようで、今日紹介した、駅近くのバラック群はまだ残っていましたが、なかには静かに取り壊しを待っていると思われる箇所もありました。こういった風景も、もう風前の灯火のようです。

【場所】荒川区荒川7丁目あたりです。

高架下の青果店

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京成線の高架下にある青果店です。最寄り駅は町屋です。京成線の高架下のスペースは、様々に利用されていて、その様子を見て歩くと、こんな使い方もあるのか…」と感心するばかりで、見飽きることがありせん。空きスペース利用の良いお手本を見る思いです。
こちらの青果店さんは、そもそも京成線が開通する前から、この地でご商売をなさっていたと言います。その後、高架線が敷かれてから、現在の形態にしてご商売をつづけていらっしゃるそうです。
昔は、この前の通りの中程にどぶ川が流れていたそうです。しかも結構な川幅があったようです。この向かい側にあるお米屋さんのご主人の話では、なんでも3〜5mくらいはあったということでした。
この川は、矢田川(藍染川)を、道灌山下あたりから分岐させ、下水の排水路として整備されたもので、そこを流れた水は三河島汚水処理場に導かれ、そこで処理した水を隅田川に流す仕組みになっているそうです。そのため、この青果店の前を通る道は、藍染川通りと呼ばれています。藍染川と言うと、根津・谷中ばかりを思い浮かべますが、人工の川とは言え、荒川区でも親しまれた名前だったんですね。
ところで、この高架下は、面白いことに、高架の東側は荒川区荒川、西側は荒川区町屋になっています。高架下のスペースの多くは、1区画を1軒で使っているため、表側が荒川7丁目なのに、裏側は町屋1丁目になっています。これって、1軒の家に住所が2つあることになります…。おそらくは、表側の住所が現住所になるのでしょうが、本当のところどうなんでしょう…。これ、伺うのを忘れてしまいました(^^;

【場所】荒川区町屋1丁目or荒川7丁目あたりです。

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