足立区の最近のブログ記事

小さな風景

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このブログでは、"寄った"写真はほとんど掲載していません。が、昔ほど撮らなくなったとはいえ、"寄った"写真を撮らないというわけではありません。というわけで、今日は、そこそこに"寄った"写真を...。

ご覧のとおり、黒いビニールのようなもので出来たミッキーマウスとミニーマウスです。千住の路地にある、看板を見なければそれと分からないような、小さな美容院のガラスのドアに、こうして貼り付けてありました。

このミッキーとミニーですが、さほど大きいものではありません。身長10cm程度でしょうか...。そんなわけで、実は、最初に通りかかったときは、「うん?ドアに何か汚れのようなものがあったな」という程度で立ち止まりもしませんでした。が、通り過ぎてからも、何か気になり、戻ってみると、その汚れはミッキーとミニーだった...というわけです。

まちの美容院というと、通常、入口ドアには店名が書かれているものですが、こちらは、屋根近くに看板は出ていますが、ドアには何も書かれていません。店名の代わり...というわけではないでしょうが、こうして、小さなミッキー&ミニーが置かれているだけです。

が、これが、なんとも心を和ませてくれます。最近は、とにかく、まちがギスギスしてきているように感じられてなりません。トゲが強くなっているように感じます。そんななかにそっと在ったこの小さな風景...。こうした心持ちがまちを覆ってくれたらな〜と...。

【場所】足立区千住柳町あたりです。

ブリキヤさんの角

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北千住駅から西の方向にしばらく歩いたところに、トタン系の建物が寄り集まっている一画があります。今日の写真に写っているのがその一画なんですが、とんでもなく惹きつけるものがあります。

ここは、先端が八の字(の上のほう)のような形になっているため、交差点というよりも、家屋群の岬が広場に突きだしている...という感じがします。その感覚は、かつてはどぶ川であったであろう道がこの家の前あたりに集まってきていることでも強められているようです。

そういったことを別にして、実は、この一画...というよりも、先端のトタン家は、いわゆる町歩き系のひとたちの間ではよく知られた存在のようです。波形トタンとガラスの引き戸の組み合わせだけでもかなりなものですが、加えて、ガラスに書かれた"ブリキヤ"の文字と"サイドカー式チャリ"の存在です。これを見れば、まあ、町歩き系にかぎらず、たいていの人は参りますね(^^; 懐かしさもありますし...。

こちらは、僕も、過去に何度も通りかかった場所です。が、しばらく遠ざかっているうちに、すっかり記憶から飛んでいました。ところが、つい先日、じんた堂さんのブログでこれがとりあげられていました。思い出しましたね〜。そして、うまくしたもので、そんな時は、ちょうど北千住に行く用事ができたりするんですね(^^;

【場所】足立区千住柳町あたりです。
この写真も、昨日同様、北千住の路地で撮ったものです。総トタンの小さな家の前に、こうして捨てられていました。古いステレオです。

ところで、つい先日、号外が出るほどの話題になりましたが、久々にビートルズのリマスター盤が発売されましたね。そのリマスター盤ですが、ちょっと面倒なことに、以下のような発売形態がとられました。かなり複雑です(^^;
■モノラル盤ボックスセット(国内盤/日本製)
■モノラル盤ボックスセット(輸入盤/日本製)
■ステレオ盤ボックスセット(国内盤/日本製)
■ステレオ盤ボックスセット(輸入盤/EU製)
■ステレオ盤ばら売り(国内盤/日本製)
■ステレオ盤ばら売り(輸入盤/EU製)
こうなると、リマスター盤が欲しいには欲しいけれど、どれを買ったら良いのやら?と迷います。ま、全て買う...というマニアは別です(^^;

僕は、最初は、静観のかまえ...だったのですが、あちこちで話題になりはじめると、やはり気になりはじめ、ついに、入手するハメに陥りました。どれを入手したかと言いますと、「モノラル盤ボックスセット(輸入盤/日本製)」です。これは「ビートルズはやはりモノラルだよ」などと言うつもりではなく、半分はジャケット買いです。ボックスの中味はこんな感じです。で、ジャケットはこんな造りをしています。ミニチュアというか盆栽感覚(^^;とでも言いますか、これがよく出来ています。

旧千住感

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北千住駅の近くには、賑やかな商店街があり、その通りの両側に、直角に、何本もの細い路地が伸びています。その様子は、ちょうど人間の背骨と肋骨の関係に似ています。

路地は、そこそこに幅があるものや、通り抜けをはばかられるような細いものまで様々ですが、一様に言えるのは、表通りに近づくにつれて、路地の幅が確実に狭くなっている...ということです。そうですよね、表通りは、商売をする場所ですから、人の体が通り抜ける幅以上の空間はもったいない...ということなんだろうと思います。

今日の写真は、その路地のなかの1本をたどり、表通りと平行に走る裏通りに抜けたところで振り返って撮ったものです。この路地も、ご覧になれるように、すこし行ったところでゆるいS字になっていて、その先は、表通りの商店の建物の谷間のような狭い路地につながっています(実は、S字の先に更地があったりするのですが...)。

さて、路地の幅が表通り側と裏通り側では違う...と書きましたが、違いは幅ばかりではなく、時間的な感覚にも現れているように感じられます。表通りは、商売の場ですから、つねに化粧をしてでも、今を追いかけています。が、裏通りとなると、そこは生活の場になりますから、今を追う必要はありません。それが、路地の表側と裏側での、時間差を生んでいるようです。この写真の空間には、きっと、ちょっと前の千住の空気が漂っているように思います。ま、思い過ごしかもしれませんが...。

【場所】足立区千住3丁目あたりです。

新田橋から

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昨夕の隅田川べりの風景です。左岸は北区、右岸は足立区です。

東京には、荒川放水路が通されたため、地続きであったところが、切り離され、飛び地になってしまった...というケースが幾つかあります。江戸川区の平井地区、足立区の(北)千住地区、小台・宮城地区、新田地区などがそれです。これらの地区は、元々が、区境である隅田川沿いの土地でしたから、その背後に新たに荒川が通されると、周囲が川で囲まれ、まるで島のような状態で残されています。

そんな"本体から切り離された感"とはどんなものか...という興味から、それら飛び地が気になるのですが、平井や千住は何度も歩いたものの、小台・宮城地区と新田地区は、アクセスしにくいこともあって、なかなか足を伸ばすことができずにいまいした。が、昨日、やっと行ってみる気になり、まずは新田地区に初上陸(^^;です。

北区と新田地区は、現在、3本の橋で結ばれていますが、最も交通量の多い新神谷橋(明治通り)を歩いて渡りました。そして、新田地区に入る直前に撮ったのがこの写真です。手前の盛り上がりが隅田川にかかる橋です。そして、先に見える盛り上がりが、もう、荒川放水路にかかる橋です。お分かりいただけるでしょうか...、新田地区の幅は、これだけしかありません。しかも、この位置が最大幅です...。と、まあ、僕などは、この事実だけで、けっこうコーフンしてくるんですが(^^;

ところで、この地区で見聞きしたことは、次回にでも...ということにして、写真についてです。これは、新田地区から引き上げようと、地下鉄の駅に向かっている途中で撮ったものです。駅は対岸の北区側にありますから、どうしても、橋を渡らなくてはなりません。このときは、新田橋という、そう大きくない橋の上を歩いていました。すると、隅田川の上流方向に、沈む直前の太陽が見えました。上空を見上げると、夕焼けが"来そう"な感じがします。こればかりは、なってみないと分かりませんが、とりあえず、しばらく待ってみることに...。そして、待った結果がこの写真...というわけです。

【場所】足立区新田3丁目あたりです。

足立南部ヒロ景

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まずはPATINA LIFE in LoveGardenのこちらのエントリーをご覧いただけますか...。
そのコメント欄に、僕が「足立の南端に、こんな感じの一画がありまっせ! こんど拙ブログに掲載しまっさ!」と書いています。今日は、その「拙ブログに掲載しまっさ!」エントリーです(^^;

この写真は、実は、この日に撮ったものです。ついこの間の出来事のように思いますが、もう一昨年のことになります...。いやはや、光陰矢のごとし...とはよく言ったものです(^^; はやい...。

で、本題です。この写真の場所に立ったとき、ふと感じたのは、なんだか東京にしては、いやに空間がゆったりしている...ということでした。そして、昔観た西部劇のなかに出てくる町の記憶からでしょうか、目の前を幌馬車が通ったり、どこかに馬がつながれていたりしても不思議はない風景だな...ということでした。

PATINA LIFE in LoveGarden に掲載されている写真は、ハワイ島のヒロの町並みを写したものですから、この足立の写真とは光がまったく違いますが、空間や風景の骨組みには、どこか共通するものを感じてしまいます。
大昔は、この辺りが海岸線で、波が寄せていたわけですが、そういった土地の記憶が、同種の匂い発するのか?などと、思わず空想してしまいます...。

【場所】足立区赤不動あたりです。

悠々トタン家

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ちょっと油断すると、相変わらず、すぐにクラ〜くなる拙ブログですが、今日は、パッ...とでもありませんが(^^; とにかく明るい写真です。いや〜なんだか、本人がホッとしてます(^^;

で、この総トタンの家ですが、足立区の西新井本町にありました。この左側には、ドーンと広い空き地があり、一部は駐車場として使われています。そして、右側の道を挟んだ向かい側にも、かなりの広さの空き地があります。そして、写真右端にちょっと見えているのは銭湯です。そんな立地ですから、都内にしては珍しく、空間がとても広く感じられます。空が広い...というやつですね。そのせいでしょうが、このトタン家も、なんだかゆったり感があります。
窓の破れなどからすると、もう使われてはいないようですが、この建物、実は、長屋です。この向こう側につづく棟には、まだ住居として使われている部分がありました。だからでしょうが、ここもあまり痛んでいる...という感じがしません。

ここで「おや?」と思うのは、手前の緑のなかに、何本もの木材が立てられていることです。おそらくは「この緑は育てているんだから、なかに入らないで!」ということなんでしょう。が、こうして見ると、まるでオブジェのようで、ちょっとこの人の庭を思い浮かべたりします(^^; ...違いますかね(^^;
ま、ともかく、いまや都内では、こうした、ゆったりとした空間のなかに建つトタン家...というものを、そう目にすることはできなくなりました...。

【場所】足立区西新井本町1丁目あたりです。

北千住模様

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北千住の、繁華な表通りから、路地に入り、ほんのちょっと歩いたところです。ここでも「表通りの賑やかさが嘘のように…」という常套句は生きていました。ごく当たり前の家が密集していて、静かなものです。
ここに通ずる路地は、途中から砂利道になっていて、路面に、昼頃まで降った雪が溶けて、水溜まりをつくっていました。「いまどき珍しい…」と思いながら歩を先に進めると、すぐに小さな広場が見えてきました。広場といっても、明らかに、家が取り壊された跡地です。取り壊しからだいぶ時間が経っているのか? そこには草が生えていて、そのお陰か…家々の陰だからか、まだ雪が残っていて、まだら模様をつくっていました。
見れば、まだらになっているのは雪だけではなく、雪の下の地面も、草が生えているところと地面が露出すているところが入り交じっています。停まっている自転車も、子供用からママチャリまで、様々です。そして、バイクがあり、はたまたメルセデスまで停まっています。
これが、一面が雪で覆われていたら、もしかすると、カメラを向けずに、ただ通過しただけ…だったかもしれません。どうも、僕は、この「まだら模様」に、この辺りの「暮らし模様」を重ねていたようです。

【場所】足立区千住3丁目あたりです。

小雨の北千住

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都内でも雪が降りました。が、いち時は、視界が遮られるくらいの降りだったものの、すぐに雨にかわってしまいました。
そんななか、所用で北千住に行ってきました。本郷から北千住に行くには、いろいろなルートがありますが、今日は、初めて、秋葉原から、つくばエキスプレスを利用してみました。とは言っても、まあ、駅のホームがえらく深い地底にあるな〜という以外に、特にどうということもありませんでした。電車は電車ですね(^^;
それはそうと…、北千住を訪れるのは久しぶりです。駅前の空中広場に立ってみると、以前に、どのあたりをどう歩いたのか…すっかり記憶が無い状態(^^; あまりに脈絡なくアチコチ歩いているからか? または、よほど僕の記憶が軟弱なのか? ですが、どうも後者…という感じです(^^; 時々不安を感じるな〜(^^;
ま、そんなわけで、久々に千住の路地を…などと思っていたのですが、なんせ小雨が降りつづいていましたし、空気が冷え切っていて、とにかく寒い…。しかも、傘を首と肩で挟むようにして固定しながらカメラを構えていると、首筋から背中までコッてしまい、それがまた記憶力に悪い影響を与えかねません(^^; というわけで、今日は、僕にしては…ですが、早々に切り上げて帰ってきました。
この写真は、そうは言っても…の1枚です。左手の建物はビルですが、右手にはトタンの平屋看板建築、その隣には銅板をはった看板建築…と、古い建物が残っていました。その建物が、雨に濡れたせいもあって、路地の先の商店街の明かりを反射し、やや不気味とも思える雰囲気を漂わせていました。

【場所】足立区千住3丁目あたりです。

西新井本町原景

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ぼんやりとした日差しの、蒸し暑い日でした。風があったのが救いでしたが、いっそ直射でガンガンきてくれ!という感じです(^^;
そんななか、今日も、足立区中央部を歩いていました。西新井大師周辺には、なかなか進展しない再開発途中…という感じの、なんとも中途半端な空き地のある風景がそこらじゅうに転がっていますが、この写真に写っている区画も、実は、その一例です。右手には、かなり広い空き地を利用した駐車場があります。そして、僕の背後には、やはり、この写真にあるような家が一軒残っています。したがって、この家と、僕の背後にある家が消えれば、現在の駐車場と合わせて、恰好のマンション用地になる…という寸法です。
ここに立ってみた感触からすると、用地になるのは時間の問題です。と言うのも、この家は、もう空き家でした。周囲の植物が元気いっぱいなのが、あだ花…という感じで、逆にもの悲しい感じです。が、僕の背後に建っている家は、一部がうち捨てられた状態ではありましたが、まだ住居として使われていました。そのことが、デベロッパーにとっては目の上のタンコブ状態で、ひいては、この家が取り壊されない理由かな?という感じがします。
僕が、この周辺を歩いたかぎりでは、この家は、このあたりで最も古い建物の部類にはいりそうです。きっと、昔の西新井本町あたりは、原っぱで、草むらがあちこちに見られ、こういった家が、ポツポツと建っていたのでは?と想像させる風景でした。

【場所】足立区西新井本町あたりです。

伊勢末酒店

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久々に、足立区の西新井大師あたりを歩いてきました。良いお天気だというのに、いつものことながら、出遅れ…。歩きはじめてしばらくすると、光が黄色みを帯び始め、あれよあれよと言う間に、夜景の撮影に突入です(^^; どうもいけません。時計の文字盤をグンと右にまわしておかねば!です(^^;
ここは、大師前駅のすぐそばを通る環状7号線から大師へ通ずる参道です。両側には、飲食店や土産物屋さんがつらなっていますが、想像していたよりも、古い建物が残っていました。なかには、有形文化財に指定されても不思議はない…というくらいに、立派な造りの煎餅屋さんなどもありました。
そんな通りの一画に、この伊勢末酒店があります。外から見ただけですが、店の半分で酒類の販売をしながら、残りの半分を酒場にしているという感じです。ここは、明るいうちにも通りかかりましたが、その時すでに、酒場のほうは、人でいっぱいでした。繁盛しているようです。入ってみたいな〜と思うものの、なんせ呑めない悲しさ(^^; 写真に収めるに留めて退散です。
しかし、看板などを見ると、かなり経年変化していますが、店舗部分には活気が感じられます。ゴチャゴチャしているようでいて、どこか整然としていますしね。僕自身は、こういった店には無縁なんですが、通りかかって目にするだけで、なんだか良いんですね〜。町にこういった風景が在るってだけで…。

【場所】足立区西新井6丁目あたりです。

佐野のバス停から

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つい先日、このところご無沙汰していた足立区に行ってきました。足立区でも、西端に位置する大谷田というところです。そこには、足立区立の郷土博物館があり、以前から、いちど訪ねてみたい…と思ってたのです。が、我が家からは交通の便が悪く、いずれ…いずれ…と、ついつい先延ばししていました。
が、午後の、僕としては、早い時間に家を出ることができた日に、思い立って行ってみました。が、交通手段をあまり調べるとこなく向かったものですから、とにかく乗り換えとそれにまつわる待ち時間が長く、結局、「ほんとか?」と驚くほどの時間がかかり、到着したのは、もう4時を大きくまわっていました。郷土博物館は5時が閉館。これはヤバイです。ダーッと駆け足で展示室をまわり、資料室の棚をこれまたダーッと眺め、出版物を少々購入したところで、はい閉館(^^;です。しかも、日が暮れるのが早いので、その後は、近くを流れる用水は見たものの、運河や中川の様子など…楽しみにしていた場所には行けず仕舞いです。これじゃ出直しですね(^^;
というわけで、あっと言う間に、こんどは、郷土博物館前のバス停で、亀有行きのバスを待つことになりました。この時期は、待っている間にも、日がどんどん暮れてゆくのがわかります。風景が光と色を失いはじめ、黒いシルエットになってゆきます。すると、それと反比例するように、コンビニの電飾看板が、鮮やかさと輝きを増してゆきます。まるで、風景から抜け落ちてゆく光と色を、電飾看板が吸収しているかのようでした。

【場所】足立区佐野1丁目あたりです。

夜光ヒトデビル

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先日、かなり長い時間、梅島に居たのですが、夜になって、ちょっと時間が空き、駅周辺をぐるっとまわってみました。
梅島駅の改札を出ると、目の前に旧日光街道が通っています。その旧街道沿いは、ありきたりの商店が軒を連ねていて、もうひと目見ただけで、面白くなさそうです。そこで、旧街道から1本裏の通りに入りました。その裏通りは、どこにでもあるような、ごく普通の、商店と住宅が入り混じった区画を通っています。ちょっと「ここも外れかな?」と思いながら歩いていると、前方に、ボ〜ッと光っている箇所があります。何か?と思い、そちらに近づいていくと、目に飛び込んできたのがこの建物です。
ほんとうに唐突という言葉がピッタリです。しかも、この電球の配置です。そして、入口には、"超"日本的なミニ庭園まで設けてあります。同行していた人と、思わず顔を見合わせてしまいました。いや〜参りました。「夜咲くネオンは 嘘(うそ)の花〜」という唄がありますが、まさにそんな感じです。見方によっては、水中花のようでもあります。
これは、おそらく、知る人ぞ知る…という感じで、有名なんでしょうね〜。最近の拙ブログの感じではない題材ですが、ま、「よくぞここまで系標本」ということで…(^^;

【場所】足立区梅島1丁目あたりです。




今日は、梅島にあるユーコトピアの15周年記念ライブの2日目でした。サンディ・ロスマン氏を中心とするバンドについては、先日、ちょっとお伝えしましたが、海外からのもうひとりのゲストについては、まだ写真で紹介していませんでしたので、今日は、その女性…アリシア・ベイ・ローレルさんのステージの様子をお伝えすることにしました。
アリシアさんと言えば、何と言っても、あの「地球の上に生きる」の著者として有名です。僕は、失礼ながら、今回お会いするまで、音楽をやっていらっしゃることを知りませんでした。が、ユーコトピアで、彼女の最新CD "what living's all about" を聴かせてもらうと、これが、耳当たりが良く、実にすんなり入ってきます。レパートリーは、ちょっと古めのジャズやブルース、ゴスペル、そして反米プロテスト・ソングまで…。毒気をうまく糖衣錠にしてある…といった感じです。

Sandy Rothman @ Yukotopia

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サンディ・ロスマンという人がいます。彼は、フロリダで生まれ、7才のときに母親とともにサンフランシスコに移住。以来、西海岸を拠点に、音楽一筋の生活を送っています。若くして、西海岸におけるブルーグラスシーンで頭角を現し、当時、やはりサンフランシスコでブルーグラスやマウンテンミュージックを演っていた、ジェリー・ガルシアやデヴィッド・ネルソン、ロバート・ハンター等と出会い、彼らとバンド結成にいたっています。また、ジェリー・ガルシアと共に、全米のブルーグラスフェスを追いかけ、出演したバンドの演奏を録音してまわっていました。その体験が、後に、ジェリー・ガルシアが率いたバンド"グレイトフルデッド"が、会場での録音を許可した伏線にもなっています。
日本の団塊世代よりもひとつ上の世代であるサンディ・ロスマンは、その後、60年代後半にはいり、当然のようにヒッピームーブメントに巻き込まれます。そして、周囲のミュージシャンたちは、皆、アクースティックからエレクトリック・ギターに持ち替え、ロックの世界に旅立ちます。サンディ・ロスマンもご多分に漏れず、ブルースロックバンドでエレクトリック・ギターを弾いてはみたのですが、コアなブルーグラッサーであった彼は、結局、ブルーグラスから離れられず、東部の、よりブルーグラス色の強い地域へと旅立ち、アール・テイラーという、筋金入り特濃ブルーグラスプレイヤーのバンドに参加。その後、全米をツアーして歩くことになります。

あぶないトタン家

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足立区南部を歩いていると、荒川に近づくにつれ、高い建物の数が減っていくように感じます。当然のことながら、荒川の上には、建物は建っていません(^^;から、土手に近づくにつれ、空が広くなってゆくように感じ、それが「建物が低い」という印象を強めているのかも知れません。が、簡素なトタン張りの平屋などの数は、確実に増えていきます。
今日の写真は、関原の2丁目で撮ったものです。僕は、この写真で言うと、右手奥(電線の伸びている方向)から歩いてきたのですが、まずは、かなり派手な色をしたスーパーが目に入ってきました。周囲から浮き上がったようなその一画に何か面白い風景があるかな?と思い、そちらに向かって歩いていると、このトタン家が目に飛び込んできたというわけです。まずは、この裏側が目に入ったのですが、裏側は、瓦屋根になっていて、元々は、わりとしっかりした日本家屋だったのかな?という感じです。が、反対側を見ると、まさに総トタン張りです。それも、もう崩れかかっています。台風でもきたら飛んでしまいそうです。が、どうも、まだ何らかの目的で使われていそうな気配もあります。真相は不明ですが…。
このトタン家、これはこれで、さすがに周囲から浮き上がっています。しかし…です。本来は、この写真に、荒涼景とでもタイトルをつけたいところですが、この日は、光がきれいで、発色が申し分ありません。そのせいか…なんだか変にのんびりとした、平和な風景に見えてしまうんですね〜。でも…です。ちょっと視点を変えてみると、これって、実は、そういう風景が相応しい環境なのかも? ですね(^^; 想像力で、まわりに草を生やし、農具でも置いておけば、この建物、その環境にピタリとはまります。本来、そういう土地柄なのかも?ですね、この辺りというのは…。

【追記】iGaさんのブログMADCONNECTIONに、関原の隣り町(梅田)での、昔の思い出や写真(昭和12年ほか)がエントリーされています。iGaさんご自身の体験にもとづく貴重なお話です。ぜひご覧になってみてください。
【場所】足立区関原2丁目あたりです。

柳原風化景

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牛田Tシャツさんに出会って以来、牛田駅周辺のことが気になりはじめ、どんなところなのか?とにかく歩いてみることにしました。
地図を見ると、この辺りには、ちょっと気になる、半円状の道に囲まれた区画があります。いや、気になります。これは荒川沿いの田園調布か?(^^;という感じです。そこで、その由来を調べてみようと、とりあえず「三層重ね地図」を立ち上げてみました。すると、半円状の道は、昔は川であったことが分かりました。しかも、その川に囲まれた地域が、昔は足立郡ではなく、葛飾郡に所属していたことも判明しました。昔は、川筋や土地の高低などが、村や町の境となっていることが多いので、さもありなん...という感じです。
それが、明治末期から昭和初期にかけて荒川放水路が切られたことにより、その地域が、葛飾郡から離れてしまいました。そして、昭和9年に、それを追認するかのように、Dを逆にしたような地域(柳原)は、葛飾区から足立区に編入させられた...というわけです。この柳原という逆D地帯、なかなか数奇な運命を背負っているんですね〜。

と、そんな柳原を歩いてみたわけですが、この、荒川土手に突き当たるまで、どこまでも、同じRのカーブがつづく道というのはなかなか面白いです。そして、その道から、一歩荒川方向に入りこむと、そこには、細い路地が縦横に走っています。北千住あたりも同様ですが、このあたりの路地は、本当に隙間路という感じで、通り抜けるのに根性(^^;がいります。

今日の写真は、そんな逆D地帯の中心部で出会った光景です。もうお隣が荒川土手...という場所に、古い、平屋の長屋が残っていました。そのすぐ背後には、タイル張り3階建ての老人介護施設が建っています。その建て方には、この長屋を取り壊し、施設の一部にするのを待っている...といった雰囲気すら感じます。
その長屋を、まずは正面から眺めていました。玄関の引き戸の前に植木などが置かれていて、「あ、これはもう無人だな...」という雰囲気でした。が、その横にまわってみてハッとしました。経年変化の激しい窓の向こうに、ぼんやりと、赤みの強い灯りが見えたのです。しかし、この明るさでは、部屋のなかは、相当に薄暗いに違いありません。想像でしかありませんが、高齢の方が、きわめてつつましく、ひとり暮らしなさっているのかな...と、ちょっと胸を締めつけられる思いでシャッターを切った写真です。この電灯が、最後のひと葉に見えて...。

【追記】地図には『三層 江戸・明治・東京 重ね地図 』[(株)APPカンパニー]を使用しています。
【場所】足立区柳原2丁目あたりです。

牛田Tシャツ

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夕方、北千住の商店街から一歩なかに入った路地を歩いていると、「かわいい牛田Tシャツはいかがですか〜」という、のんびりとした調子の声が聞こえてきました。いまどき物を売り歩くのは、豆腐屋さんくらいのもので、他にはあまり聞いたことがありません。それが、なんと「Tシャツはいかがですか〜」です。ちょっと耳を疑いました。声が聞こえてくる方向に目をやっていると、角を曲がって姿を現したのが、今日の写真に写っている方でした。
ちょっと話をうかがうと、北千住の隣り駅・牛田周辺に住んでいらっしゃる方で、ほぼ毎日、牛田から北千住あたりで、こうして、Tシャツを売り歩いているとのことでした。
この感覚、か〜なりの脱力系でした(^^; のんびりした感じで不意をつく…といった感じで、実によろしいです。売り物のTシャツには、ご当地・牛田にちなんで、牛さんのイラストがプリントされています。その牛さんの表情が、これまた、お目々パッチリのほのぼの系。そして、ほとんど誰も知らない(^^;「牛田」と堂々と書かれているのが、また良いです。これが、そもそもノホホンとしていて、たまりません。それがショッピングカートに載せられ、北千住の町なかをウロウロです。なにか夢でも見ているのでは?という感じでした(^^;
しかし、いろんなことを考えて実行する方がいらっしゃいますね〜。感心します。ところで、気になるTシャツのお値段ですが、それはこちらをクリックです。実は、今日は、夏バージョンの最終日だそうで、これよりだいぶお安くなっていました。明日からは、秋バージョンに切り替わるそうです。しかし、このTシャツ…欲しいと思っても、偶然に、この方に出会わなくては手に入りません。それがまたよろしいですね。

【追記】牛田Tシャツさんは、「木、金、土、日の晴れて、他に用事の無い日に、荒川と隅田川の土手、牛田、北千住、千住大橋辺り」をまわっていらっしゃるそうです。
【場所】足立区北千住あたりです。

足立夕暮れ

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このことろ、足立区関連のエントリーをつづけていますが、その多くは、やや寒々としたものだったと思います。確かに、足立区南部の町を装置として見た場合、豊かな潤いのある…という表現は、ちょっと当てはまらないように思います。しかし、そこに人影が絡むと、その装置が大きく表情を変えることがあります。
ここは、関原という所のあるY字路です。その角に1本のシュロの木が生えています。周囲の雰囲気からすると、やや奇異な感じを受けます。が、これは「足立南国景」などとタイトルを付けたら面白いかな?…と思い、少し離れた場所から、シュロの木を絡めた構図を練っていました。
この辺りは、どちらかと言うと、住宅街ですから、さほど人通りが多くはありません。当然のことながら、人を絡めて…などとは考えていませんでした。が、ふと反対の方向へ目をやると、3-4才くらいかな?とおぼしき子供を連れた若い母親が、ゆっくりと歩を進めてきます。そして、何やら子供に話しかけながら、僕の横を通り過ぎ、シュロの木の交差点のほうに歩いていきます。母親は、左手に、かなり重そうなスーパーの買い物袋を下げ、空いた右手でしっかりと子供の手を引いています。そのつないだ手と、母親のほうを見上げながら、ヨチヨチと、でもしっかりとした足取りで歩いて行く子供の後ろ姿。…これにはちょっとヤラれました。

【場所】足立区関原あたりです。

足立ワビサビ景

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今日は、久々に、もう理屈抜きのエントリーです。どれもこれも、問答無用。前に立っただけで脱力…ってやつです。波形トタンと錆び…これはもう、拙ブログの永遠のテーマです(^^;
こんな風景を見たくて町を歩きはじめた…と言っても過言ではありません。そして、どうして、こんなに美しい風景を生むのか?などと、ふと考えはじめ、いつの間にやら深みに…というパターンに陥ったようです。今日は、もうサラリとこの辺で…。

【場所】足立区関原2〜3丁目あたりです。

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