足立区 - Adachiの最近のブログ記事

隅田川沿いの造船所


@ SenjuAkebonocho, Adachi, Tokyo

ここは、東京を西から東へ流れてきた隅田川が大きく南へ方向を変える地点です。ここでは旧綾瀬川(手前に見えている)とも合流しています。その合流点は、足立・墨田・荒川の三区の区境にもなっています。

小台の古老建物

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前エントリーのコメント欄で話題にのぼった足立区小台...で撮った写真です。

小台(+隣町の宮城)は、荒川と蛇行する隅田川に挟まれ、中之島状態になっているまちです。しかも、そう広くはありませんので、まちを南北に通る直線道路のなかほどに立つと、北方向の先には荒川の土手が見え、南方向の先には隅田川の堤防が見える...といった感覚です。

そんな小台のまちの中央あたりに、(こう書くのは申し訳ないのですが)かなり寂れた商店街がありました。この建物は、そこにたっていました。仕舞た屋ですが、反対側から見ると、いまでも看板などが残っていて、商店であったことが一目瞭然です。

手前に空き地がありますが、先日まで、そこにも、写真の建物と同じような建物(ふとん屋さん)が在ったとのことです。まあ、いつものことですが、それが無くなったからこそ、こうして、従来は見られなかった建物の全貌を見ることができるわけですが...。

実は、その取り壊された建物の奥に住んでいたという高齢の男性と話す機会があったのですが、その男性によれば、この建物は昭和初期に建てられたものだ...とのことでした。この一帯は、戦災にあっていて、周囲の建物の大半が焼失したそうですが、この建物だけは難を逃れたのだそうです。そして、いまでもこうして現役です。よく頑張ってますね...。

【場所】足立区小台2丁目あたりです。

おたふく食品

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かなり古そうな看板建築ですが、これも、最近凝っている柳原から...です。

この地図を参照していただくと分かりやすいと思いますが、下部中央に、半円を描く道があります。川が埋められてできた道ですが、その半円内が柳原というまちです。

ちょっと脱線しますが、このあたりの地図を見て気づくのは(もっと広域の地図をご覧いただくと一目瞭然です)、このあたりの町名には、あたまに"千住"がつきます。千住旭町や千住寿町、千住大川町など...です。が、この柳原と日ノ出町には"千住"がつきません。それは、この2町が、荒川放水路の開削以前は、葛飾区に属していたことの名残りということです。なかなか数奇な運命(^^;のまちなんですね、この柳原というまちは...。

そんな柳原の、元川沿いに建っているのが、今日の建物です。すぐ左に見えている道が、元川だったところです。そして、この20メートルほど右と左には、元土手道が、元川の道と平行に、やはり弧を描くようにして通っています。この、弧を描く道が3本、それも目と鼻の先を、平行に通っている...というのは、実際に現地を歩いてみると、かなり興味深くも妙な感覚です。

そして、やっとこの建物ですが、もうご商売はしていらっしゃいません。食品店の名残りは看板と飲料の自動販売機だけです。が、見ていると、この自動販売機、80円...が効いているのか、なかなか利用者が多いのです。撮影者にとっては好都合でもあり不都合でもあり(^^;です。

【場所】足立区柳原2丁目あたりです。

立入'歓迎的'禁止

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北千住の駅から東のほうに少々行ったところで目にした風景です。 両側が家の壁という狭い入口の奥に、こんな空間が潜んでいました。

ここが気になった理由は、やはり"立入禁止"のサインボードです。文字の色が朱赤ですし、サイズも大きめです。かなり本気で「入るな!」と言っているようです。

しかし、このちょっと無理のあるボードの固定のしかた、朱赤のペイントと大きめのサイズ...などが、光の具合もあるのでしょうが、逆効果を発揮していて、"立入禁止"にしては雰囲気が柔らかく感じられます(^^; こうなると、地面にころがっている"防犯カメラ設置"の札もご愛敬です。

また、中央に見える壁がこの空間を左右にスパッと二分しているように見えます。そんなこともあって、「右側はダメだけと左側は立入オッケーってこと?(^^;」などと、トボけてみたくなる感じです。実際には、左側はこの家の庭のようでしたが...。

そんなこんなで、このなかなか愛嬌のあるサインボード、実は、誰かに秘密のメッセージでも送っているのではなかろうか?などとつい思わせる感じがありました(^^;

【場所】足立区千住旭町あたりです。

路地と裸電球

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エントリー『柳原千草通り』のなかで、「左右の路地に逸れると、そこがまた......です」と書いていますが、その路地で撮ったのが今日の写真です。

付け加えますと、路地にすこし入り、千草通りのほうにふり返って撮ったものです。したがって、突き当たりにベージュや茶の壁が見えていますが、それらは商店街の店です。どちらが路地?という感じですが、そこが良いところですね(^^;

そして、何といっても、この辺りの路地で気になるのが、昔ながらの街灯です。丸太の柱に金属の傘、裸電球...というスタイルです。都内にはもう本当に少なくなりましたが、ここ柳原の路地では、まだあちこちで目にします。

これがまた、照度センサーなど洒落たもの(^^;は付いていないタイプで、時間で点灯するようになっているそうです。そんなわけで、こうして、まだ明るいうちに点灯していたりします。

勿体ない...という指摘も受けそうですが、この日中に点灯した裸電球、細い路地とあいまって、ちょっと鄙びたような、なかなかの雰囲気を醸し出してくれます。いやほんとに、同じ灯りでも、どこかのタワーやビルを使い、とんでもない予算を組んでライトアップするよりどれだけ安上がりで雰囲気があるか...です(^^;

ま、両者を同列に並べて比較するのは無理がありますが、それを承知でなお...です(^^;

【場所】足立区柳原2丁目あたりです。

誠屋影山食品店

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足立区の柳原です。大きな看板が語っているように食品店(のよう)です。商店街からちょっと入ったところにポツン...という感じでたっています。

その立地と佇まいがなんとも良いのですが、商売ということを考えると不利なのかもしれません。それをカバーするためでしょうか、看板が大きめですし店名フォントも渋くて目立ちます。そして、余談になりますが、「誠屋+影山食品店」と、いまや珍しいほど律儀な屋号店名です。

そんな立地と地味派手な看板の取り合わせですから、説明を耳で聞いたとしたらバランスが悪く感じるでしょう。が、こうして目で見ると、なんともしっくりと周囲と馴染んでいます。ベテランの味...というやつでしょうか(^^;

この日はシャッターが下りていましたが、看板が新しくなっていることでもあり、「きっと定休日なのだろう」と思って通りすぎました。が、その後いつ通りかかっても、シャッターは下りたままです。

気になって、後日、通りかかった新聞配達人にたずねると、もう営業はしていないようだ...とのこと...。雰囲気があるだけに残念ですが、そういうことなんですね...。そういえば、このすぐそばにあった銭湯も取り壊されていましたし...。

【場所】足立区柳原2丁目あたりです。

柳原千草通り

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ここは足立区の柳原です。こちらに掲載した三層地図をご覧いただくと分かりやすいと思いますが、北千住駅からちょっと東に行ったところに、ちょうど半円形をしたまちがあります。そこが柳原です。

その半円形状は、かつて蛇行して流れていた川と、その後ひとの手で掘削された荒川放水路によって形成されたものですが、まちの道は"碁盤の目に斜めや蛇行が少々"が標準...と、無意識のうちに思っている僕らには、かなり迷路的またはワクワクランド的な匂いを発散して迫ってきます。

そんな半円形のまち柳原の中心部にある商店街が "千草通り" です。下町には、道幅の狭い商店街があちこちにありますが、ここは、写真でも感じていただけるかと思いますが、ここまで道が細い商店街も珍しい...というくらいに道幅がありません。

しかし、それが悪いということではなく、逆に魅力につながっています。とにかく濃密です。そして、この商店街から左右の路地に逸れると、そこがまた......です。まだ木造の平屋や二階屋がひしめいた状態です。とにかく、ひと昔前の下町の風景がすっかりそのままで残っている...という感じがします。良いです...。

しかし、写真でもお分かりいただけるように、いちばん奥には、以前は無かった超高層マンションが見えます。"千草通り"も、実は、残念なことに、シャッターの閉まった店舗がいくつもあります。いつなんどき「え、こんな所に更地が...ビルが...」ということにならないとも限りません。いまのうちです...訪ねるなら...。

【追記】この千草通りですが、地元の方々の間では "柳原銀座" と言ったほうが通りが良いようです。
【場所】足立区柳原2丁目あたりです。

BARBER サトウ

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ここは、小菅の...と書きたいところですが、足立区の西綾瀬です。小菅にある東京拘置所との位置関係はこんな感じですが、あちらは葛飾区、こちらは足立区です。

地図なしで説明しても分かり難いと思いますが、小菅というと、荒川と綾瀬川と常磐線で囲われた範囲...というイメージがあります。したがって、特に区境を意識せずに歩いていると、その範囲内にあるこの床屋さんは、とうぜん小菅に入っていると思ってしまいます。

が、実は、この床屋さんの目と鼻の先に、裏門堰と呼ばれる水路(元々は古隅田川の一部という)があって、それが区境になっている(ズレもありますが)ことから、葛飾区と足立区が出たり入ったりすることになったようです。

ま、そんなところにポツンとある古い床屋さんです。トタンかブリキか分かりませんが、素材のままと思われる板にペンキで屋号などが描かれています。それが、適度にヤレてきていて、とても良い味を出しています。そして、この押し出しの強くない感じ(^^; 「ま、やってますから、よかったら来てください」という感じ...なんとも良くないですか(^^;

というわけで、これは素通りできません!(^^;ので、登場いただくことにしました。

【場所】足立区西綾瀬1丁目あたりです。

柳原マッサージ院

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北千住を歩いてきました。北千住といっても、このところ小菅を歩いていましたから、その"かつての隣町"とも言えるところを中心に...です。町名で言うと、日ノ出、千住旭町、柳原あたりです。

それらのまちを含む一帯は、以前にかなり歩いていますから、「あ、懐かしい」と感じる建物なども多々あります。が、「おお、こうなったのか」という変化も多々あります。まちは動いてますね、やはり...。

そんな調子で歩いていると、柳原の、わりと荒川に近いあたりで、今日の写真に収まっている柳原マッサージ院の前を通りかかりました。周囲には新築の家が並んでいたこともあって、辺りの雰囲気が以前と違い、チラと目にしたときは、こんな所に見知らぬ古い建物が在ったかな?などと思いましたが、近づいてみると、以前に何度も目にした建物でした。

これだけ特徴がある渋い建物ですが、しばらくこのまちを歩かずにいたせいで、存在することすら完全に忘れていました。しかし、相変わらず存在感あります。良いですね...実に...。

この付近には、他にも錆びの浮いた波形トタンの渋い建物があります。そういった建物だらけのまちだったのでしょう。が、今となっては、往事の風景を妄想するのもなかなか難しい...というところまできています。

【場所】足立区柳原2丁目あたりです。

足立の風化物

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小菅駅を出て、荒川に沿って上流(北西)方向に歩くと、住居表記が足立2丁目から足立1丁目と変わります。そして、もう少し先まで歩くと、こんどは梅田や関原といった、以前歩いたことのある懐かしい地名が現れます。

と書いたように、足立区の南部はそこそこに歩いたことがありました。が、当時は、南部を歩くときでも、西新井駅で下車し、徒歩で延々と南下していました。したがって、足立○丁目という表記を見る前に時間切れになり、引き返すことになっていたようです。したがって、足立というまちを歩いたのは今回が初めてです。時には逆方向から攻めてみるものです(^^;

足立というまちの雰囲気は、前エントリーにも書きましたが、「半工場半住居」とか「半店舗半住居」といった建物が密集していたところで区画整理や再開発が進んでいる...という感じです。が、2丁目から1丁目に向かって歩いていると、1丁目に近づくにつれ商店が多くなっているような気がしました。

という辺りで撮ったのが今日の写真です。このヤレぶりですから、どんな商売をなさっていたのか...もう全く読み取れません。再生は無理...というところまで傷んでいます。が、なぜか汚さは感じられません。どころか、風化具合が妙に美しく見えます。何なのかわかりませんが...。

もしや、お隣のお店の生活感がこちらまでこぼれだしているのが功を奏しているのかなと思ってみたり...です。

【場所】足立区足立1丁目あたりです。

足立の二軒長屋

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前&前々エントリーと、小菅の風景をアップしていますが、その小菅というまちは葛飾区に属しています。しかし、最寄り駅である小菅駅は、葛飾区ではなく足立区にあります。

したがって、小菅駅で降りて小菅のまちを歩く場合、まずは足立区に降り立ち、すぐに区境を越えて葛飾区に入る...ということになります。これは、葛飾区と足立区の境が、定規で引いた線ではなく、昔の古隅田川のくねった流れに沿って引かれたことに一因があるようです。

前&前々エントリーの写真は、その小菅駅の南側で撮ったものですが、今日の写真は、駅の北側にひろがるまち...足立区のまち...で撮ったものです。

駅の南側と北側では、まちの様子がかなり違います。(南側も、拘置所のさらに南に行くと、駅付近とは様子が変わりますが...)
南側には、拘置所を核にして関連施設が散在し、まわりには木々の緑もあり、川や水路も見える、一見長閑とも言える風景がひろがっているのに対し、北側には、いわゆる下町によく見られる、家内工業地帯が住宅地帯に変わろうとしている風景がひろがっています。新築の中規模マンションや、何か事情ありげな新築の家の連なりなども目にしました。

今日の写真の家は、そんな足立のまちに残っていた、いかにも古い二軒長屋です。もう空き家のようです。そしてこの奥は更地になっていました。その更地が手前に押し寄せてくるのも時間の問題のようです...。

【場所】足立区足立2丁目あたりです。

小さな風景

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このブログでは、"寄った"写真はほとんど掲載していません。が、昔ほど撮らなくなったとはいえ、"寄った"写真を撮らないというわけではありません。というわけで、今日は、そこそこに"寄った"写真を...。

ご覧のとおり、黒いビニールのようなもので出来たミッキーマウスとミニーマウスです。千住の路地にある、看板を見なければそれと分からないような、小さな美容院のガラスのドアに、こうして貼り付けてありました。

このミッキーとミニーですが、さほど大きいものではありません。身長10cm程度でしょうか...。そんなわけで、実は、最初に通りかかったときは、「うん?ドアに何か汚れのようなものがあったな」という程度で立ち止まりもしませんでした。が、通り過ぎてからも、何か気になり、戻ってみると、その汚れはミッキーとミニーだった...というわけです。

まちの美容院というと、通常、入口ドアには店名が書かれているものですが、こちらは、屋根近くに看板は出ていますが、ドアには何も書かれていません。店名の代わり...というわけではないでしょうが、こうして、小さなミッキー&ミニーが置かれているだけです。

が、これが、なんとも心を和ませてくれます。最近は、とにかく、まちがギスギスしてきているように感じられてなりません。トゲが強くなっているように感じます。そんななかにそっと在ったこの小さな風景...。こうした心持ちがまちを覆ってくれたらな〜と...。

【場所】足立区千住柳町あたりです。

ブリキヤさんの角

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北千住駅から西の方向にしばらく歩いたところに、トタン系の建物が寄り集まっている一画があります。今日の写真に写っているのがその一画なんですが、とんでもなく惹きつけるものがあります。

ここは、先端が八の字(の上のほう)のような形になっているため、交差点というよりも、家屋群の岬が広場に突きだしている...という感じがします。その感覚は、かつてはどぶ川であったであろう道がこの家の前あたりに集まってきていることでも強められているようです。

そういったことを別にして、実は、この一画...というよりも、先端のトタン家は、いわゆる町歩き系のひとたちの間ではよく知られた存在のようです。波形トタンとガラスの引き戸の組み合わせだけでもかなりなものですが、加えて、ガラスに書かれた"ブリキヤ"の文字と"サイドカー式チャリ"の存在です。これを見れば、まあ、町歩き系にかぎらず、たいていの人は参りますね(^^; 懐かしさもありますし...。

こちらは、僕も、過去に何度も通りかかった場所です。が、しばらく遠ざかっているうちに、すっかり記憶から飛んでいました。ところが、つい先日、じんた堂さんのブログでこれがとりあげられていました。思い出しましたね〜。そして、うまくしたもので、そんな時は、ちょうど北千住に行く用事ができたりするんですね(^^;

【場所】足立区千住柳町あたりです。
この写真も、昨日同様、北千住の路地で撮ったものです。総トタンの小さな家の前に、こうして捨てられていました。古いステレオです。

ところで、つい先日、号外が出るほどの話題になりましたが、久々にビートルズのリマスター盤が発売されましたね。そのリマスター盤ですが、ちょっと面倒なことに、以下のような発売形態がとられました。かなり複雑です(^^;
■モノラル盤ボックスセット(国内盤/日本製)
■モノラル盤ボックスセット(輸入盤/日本製)
■ステレオ盤ボックスセット(国内盤/日本製)
■ステレオ盤ボックスセット(輸入盤/EU製)
■ステレオ盤ばら売り(国内盤/日本製)
■ステレオ盤ばら売り(輸入盤/EU製)
こうなると、リマスター盤が欲しいには欲しいけれど、どれを買ったら良いのやら?と迷います。ま、全て買う...というマニアは別です(^^;

僕は、最初は、静観のかまえ...だったのですが、あちこちで話題になりはじめると、やはり気になりはじめ、ついに、入手するハメに陥りました。どれを入手したかと言いますと、「モノラル盤ボックスセット(輸入盤/日本製)」です。これは「ビートルズはやはりモノラルだよ」などと言うつもりではなく、半分はジャケット買いです。ボックスの中味はこんな感じです。で、ジャケットはこんな造りをしています。ミニチュアというか盆栽感覚(^^;とでも言いますか、これがよく出来ています。

旧千住感

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北千住駅の近くには、賑やかな商店街があり、その通りの両側に、直角に、何本もの細い路地が伸びています。その様子は、ちょうど人間の背骨と肋骨の関係に似ています。

路地は、そこそこに幅があるものや、通り抜けをはばかられるような細いものまで様々ですが、一様に言えるのは、表通りに近づくにつれて、路地の幅が確実に狭くなっている...ということです。そうですよね、表通りは、商売をする場所ですから、人の体が通り抜ける幅以上の空間はもったいない...ということなんだろうと思います。

今日の写真は、その路地のなかの1本をたどり、表通りと平行に走る裏通りに抜けたところで振り返って撮ったものです。この路地も、ご覧になれるように、すこし行ったところでゆるいS字になっていて、その先は、表通りの商店の建物の谷間のような狭い路地につながっています(実は、S字の先に更地があったりするのですが...)。

さて、路地の幅が表通り側と裏通り側では違う...と書きましたが、違いは幅ばかりではなく、時間的な感覚にも現れているように感じられます。表通りは、商売の場ですから、つねに化粧をしてでも、今を追いかけています。が、裏通りとなると、そこは生活の場になりますから、今を追う必要はありません。それが、路地の表側と裏側での、時間差を生んでいるようです。この写真の空間には、きっと、ちょっと前の千住の空気が漂っているように思います。ま、思い過ごしかもしれませんが...。

【場所】足立区千住3丁目あたりです。

新田橋から

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昨夕の隅田川べりの風景です。左岸は北区、右岸は足立区です。

東京には、荒川放水路が通されたため、地続きであったところが、切り離され、飛び地になってしまった...というケースが幾つかあります。江戸川区の平井地区、足立区の(北)千住地区、小台・宮城地区、新田地区などがそれです。これらの地区は、元々が、区境である隅田川沿いの土地でしたから、その背後に新たに荒川が通されると、周囲が川で囲まれ、まるで島のような状態で残されています。

そんな"本体から切り離された感"とはどんなものか...という興味から、それら飛び地が気になるのですが、平井や千住は何度も歩いたものの、小台・宮城地区と新田地区は、アクセスしにくいこともあって、なかなか足を伸ばすことができずにいまいした。が、昨日、やっと行ってみる気になり、まずは新田地区に初上陸(^^;です。

北区と新田地区は、現在、3本の橋で結ばれていますが、最も交通量の多い新神谷橋(明治通り)を歩いて渡りました。そして、新田地区に入る直前に撮ったのがこの写真です。手前の盛り上がりが隅田川にかかる橋です。そして、先に見える盛り上がりが、もう、荒川放水路にかかる橋です。お分かりいただけるでしょうか...、新田地区の幅は、これだけしかありません。しかも、この位置が最大幅です...。と、まあ、僕などは、この事実だけで、けっこうコーフンしてくるんですが(^^;

ところで、この地区で見聞きしたことは、次回にでも...ということにして、写真についてです。これは、新田地区から引き上げようと、地下鉄の駅に向かっている途中で撮ったものです。駅は対岸の北区側にありますから、どうしても、橋を渡らなくてはなりません。このときは、新田橋という、そう大きくない橋の上を歩いていました。すると、隅田川の上流方向に、沈む直前の太陽が見えました。上空を見上げると、夕焼けが"来そう"な感じがします。こればかりは、なってみないと分かりませんが、とりあえず、しばらく待ってみることに...。そして、待った結果がこの写真...というわけです。

【場所】足立区新田3丁目あたりです。

足立南部ヒロ景

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まずはPATINA LIFE in LoveGardenのこちらのエントリーをご覧いただけますか...。
そのコメント欄に、僕が「足立の南端に、こんな感じの一画がありまっせ! こんど拙ブログに掲載しまっさ!」と書いています。今日は、その「拙ブログに掲載しまっさ!」エントリーです(^^;

この写真は、実は、この日に撮ったものです。ついこの間の出来事のように思いますが、もう一昨年のことになります...。いやはや、光陰矢のごとし...とはよく言ったものです(^^; はやい...。

で、本題です。この写真の場所に立ったとき、ふと感じたのは、なんだか東京にしては、いやに空間がゆったりしている...ということでした。そして、昔観た西部劇のなかに出てくる町の記憶からでしょうか、目の前を幌馬車が通ったり、どこかに馬がつながれていたりしても不思議はない風景だな...ということでした。

PATINA LIFE in LoveGarden に掲載されている写真は、ハワイ島のヒロの町並みを写したものですから、この足立の写真とは光がまったく違いますが、空間や風景の骨組みには、どこか共通するものを感じてしまいます。
大昔は、この辺りが海岸線で、波が寄せていたわけですが、そういった土地の記憶が、同種の匂い発するのか?などと、思わず空想してしまいます...。

【場所】足立区赤不動あたりです。

悠々トタン家

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ちょっと油断すると、相変わらず、すぐにクラ〜くなる拙ブログですが、今日は、パッ...とでもありませんが(^^; とにかく明るい写真です。いや〜なんだか、本人がホッとしてます(^^;

で、この総トタンの家ですが、足立区の西新井本町にありました。この左側には、ドーンと広い空き地があり、一部は駐車場として使われています。そして、右側の道を挟んだ向かい側にも、かなりの広さの空き地があります。そして、写真右端にちょっと見えているのは銭湯です。そんな立地ですから、都内にしては珍しく、空間がとても広く感じられます。空が広い...というやつですね。そのせいでしょうが、このトタン家も、なんだかゆったり感があります。
窓の破れなどからすると、もう使われてはいないようですが、この建物、実は、長屋です。この向こう側につづく棟には、まだ住居として使われている部分がありました。だからでしょうが、ここもあまり痛んでいる...という感じがしません。

ここで「おや?」と思うのは、手前の緑のなかに、何本もの木材が立てられていることです。おそらくは「この緑は育てているんだから、なかに入らないで!」ということなんでしょう。が、こうして見ると、まるでオブジェのようで、ちょっとこの人の庭を思い浮かべたりします(^^; ...違いますかね(^^;
ま、ともかく、いまや都内では、こうした、ゆったりとした空間のなかに建つトタン家...というものを、そう目にすることはできなくなりました...。

【場所】足立区西新井本町1丁目あたりです。

北千住模様

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北千住の、繁華な表通りから、路地に入り、ほんのちょっと歩いたところです。ここでも「表通りの賑やかさが嘘のように…」という常套句は生きていました。ごく当たり前の家が密集していて、静かなものです。
ここに通ずる路地は、途中から砂利道になっていて、路面に、昼頃まで降った雪が溶けて、水溜まりをつくっていました。「いまどき珍しい…」と思いながら歩を先に進めると、すぐに小さな広場が見えてきました。広場といっても、明らかに、家が取り壊された跡地です。取り壊しからだいぶ時間が経っているのか? そこには草が生えていて、そのお陰か…家々の陰だからか、まだ雪が残っていて、まだら模様をつくっていました。
見れば、まだらになっているのは雪だけではなく、雪の下の地面も、草が生えているところと地面が露出すているところが入り交じっています。停まっている自転車も、子供用からママチャリまで、様々です。そして、バイクがあり、はたまたメルセデスまで停まっています。
これが、一面が雪で覆われていたら、もしかすると、カメラを向けずに、ただ通過しただけ…だったかもしれません。どうも、僕は、この「まだら模様」に、この辺りの「暮らし模様」を重ねていたようです。

【場所】足立区千住3丁目あたりです。

小雨の北千住

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都内でも雪が降りました。が、いち時は、視界が遮られるくらいの降りだったものの、すぐに雨にかわってしまいました。
そんななか、所用で北千住に行ってきました。本郷から北千住に行くには、いろいろなルートがありますが、今日は、初めて、秋葉原から、つくばエキスプレスを利用してみました。とは言っても、まあ、駅のホームがえらく深い地底にあるな〜という以外に、特にどうということもありませんでした。電車は電車ですね(^^;
それはそうと…、北千住を訪れるのは久しぶりです。駅前の空中広場に立ってみると、以前に、どのあたりをどう歩いたのか…すっかり記憶が無い状態(^^; あまりに脈絡なくアチコチ歩いているからか? または、よほど僕の記憶が軟弱なのか? ですが、どうも後者…という感じです(^^; 時々不安を感じるな〜(^^;
ま、そんなわけで、久々に千住の路地を…などと思っていたのですが、なんせ小雨が降りつづいていましたし、空気が冷え切っていて、とにかく寒い…。しかも、傘を首と肩で挟むようにして固定しながらカメラを構えていると、首筋から背中までコッてしまい、それがまた記憶力に悪い影響を与えかねません(^^; というわけで、今日は、僕にしては…ですが、早々に切り上げて帰ってきました。
この写真は、そうは言っても…の1枚です。左手の建物はビルですが、右手にはトタンの平屋看板建築、その隣には銅板をはった看板建築…と、古い建物が残っていました。その建物が、雨に濡れたせいもあって、路地の先の商店街の明かりを反射し、やや不気味とも思える雰囲気を漂わせていました。

【場所】足立区千住3丁目あたりです。

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