港区 - Minatoの最近のブログ記事

六本木撮人

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六本木交差点には、灰皿が設置されていて、そこが喫煙場所となっています。そこには、常に、人だかりができています。喫煙者の溜まり場…という感じです。ま、そこの人だかりのなかに、僕も紛れているのですが…(^^; いけませんね〜どうも…。
そんなわけで、交差点にしばらく留まっていると、東京タワー方面から自転車に乗った外国人がやってきて、交差点で止まりました。自転車から降りるのかな?と思って見ていると、そうではなく、サドルに腰をおろしたままで、やおらバッグからカメラを取り出しました。そして、かなり真剣な様子でファインダーを覗き始めました。チラリと見えたカメラは、銀塩の35mmコンパクトカメラです。レンズのリングを回しているところを見ると、自動焦点機能の付いていないカメラのようです。う〜ん、意図してそんなカメラを使っているのか、たまたま在ったカメラなのか…。デジカメ全盛のいま、どんなタイプであれ、銀塩カメラを使用されると気になります(^^;
どんな写真を撮る人なんでしょうか? きっとブロガーなんだろうな〜。この人のブログに行けば、このとき撮った写真も見れるのでしょうが、そのブログ、どうにも探しようがないですね(^^;

【場所】港区六本木交差点です。

六本木草原

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このところ、麻布十番から六本木交差点に出て、しばらくあたりをウロついてから日比谷線に…というコースが、ひとつの定番になっています。
しかし、長らく六本木界隈はご無沙汰していましたので、その変貌ぶりに驚かされてばかりです。この写真を撮った日は、7丁目を歩いていました。"マルドロールの詩" という、学生時代に通ったヘアカットのお店 が、7丁目…話題のTSK CCCターミナル(キャラバンサライと呼んでいたような…)の裏手に在ったことを思い出し、懐かしくなったからです。が、まあ、想像はできましたが、その店が在った位置など、全く分かりませんでした。
というわけで、無駄足…とも思えますが、それはそれ。街は、その代替えとして…こういう面白い場面を用意しておいてくれました。なんと、六本木の交差点から1分ほどの所に、こんな草原が広がっていました。様々な植物が生い茂り、青々として、見ているだけで、気分の良い草原です。お見事!
この草原、ご存知の方は多いのでしょうが、僕は、今回、初めて目にしましたので、とても新鮮でした。実は、これ、種明かししますと、こういうことなんです。なんとビルの壁面全体に、植物が密生している…という状態です。草原…ではなく、実は草壁…。これには驚きました。

【場所】港区六本木7丁目あたりです。

窓中飛翔

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このエスカレーターは、地下通路と六本木ヒルズ入口のある地上とをつないでいます。そして、その部分は、ガラスで出来たドーム状の建造物でスッポリと覆われています。このときは、ガラスドームの内側、外側ともに、Windows Vistaの宣伝幕が張りめぐらされていました。これが何ともイケませんでしたが…。
ま、それはともかく、ドームのなかをのぼってくる、長いエスカレータを撮ろうか?と思い、ドームのガラスにレンズをつけるようにして、やや下方を狙っていました。が、構図的に何か物足りません。そこで、あれこれと構図を変えていると、突然、左手前方にある大型スクリーンに、翼を広げて大空を飛ぶ鳥が映し出されました。それだけで、この場の雰囲気が一変したように感じました。そこで咄嗟にシャッターを切ったのですが、後になって考えてみると、それなりに理由はありました。言葉で説明するのは控えますが…。
しかし、ヒルズを神社に見立てれば、こちらは、まさに"鳥居"といったところです(^^; 位置関係からしても…。

【場所】港区六本木6丁目あたりです。

麻布十番色

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麻布十番というと、昔は、六本木から坂をくだってゆくとある町…と、僕の頭のなかには記憶されていました。そこは、華やかにキラめく六本木と比較すると、ずっと落ち着いた、生活者の町…いわゆる山の手の下町といった匂いに覆われていたような気がします。
しかし、六本木と麻布十番の間に森ビルが聳えたことが一番の原因でしょうが、その下町風情のあった町も、急速にキラメキの度合いを強めているように感じます。
ところで、麻布十番を下町(風)…と書いていますが、そこには、僕が常日頃歩いている、隅田川や荒川放水路沿いに横たわる低湿地の下町とは、かけ離れた雰囲気があります。ともに、ひと昔前の匂いが残っている点は共通しますが、麻布十番のほうは、お山のうえに、六本木という歓楽街や、麻布という大使館などが集まる場所が控えているせいか、どことなく、お洒落な感覚が漂っています。建物のみをとってみると、低湿地のほうがよっぽど凝った建物があるよ…とも思うのですが、小ワザ部分で大差がついている…といった感じです。
ほんとうに大雑把ですが、低湿地の町が江戸を向いているのに対し、麻布十番は"異人さんの頃"の西洋を向いている…とでも言えそうな気がします。そう、外国船が寄港する町の匂いがするって感じでしょうか…。今日の断片写真に、ちょっとそんな匂いが感じられませんか?

【場所】港区麻布十番2丁目あたりです。

六本木光影

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このところ、ちょくちょく麻布十番に行く用事ができます。今日も、同じ用事で、行ってきました。その用事というのが、写真に関係があり、その関係から、できれば六本木の写真もあったほうが良いということになったため、十番の事務所を後にし、早速、六本木方面に向かいました。なんだかよく分からん説明ですね(^^; ま、いずれ具体的にお知らせできるか?と思います。
と、そんなわけで、漠然と六本木...というだけで、特にターゲットを定めることなく、気になったところでシャッターを切る...という、ま、いつも通りと言えばいつも通りのスタイルで、写真を撮り歩いていました。
で、メイ牛山のビルあたりがちょっと気になり、構図を決め、歩行者の流れを観察していました。すると、どうでしょう...。フレームのなかに、風景の性格を変えてしまう人影が入ってきました。そこでシャッターを切ったのが、この写真です。どこかで見たようなお姿が見えます。お分かりになりますか? 右端を大股で歩いている人です。実は、この方です(^^; 思わず声をおかけしよう...と思いましたが、このところ執筆でお忙しそうですし、僕も、この後にも用があったため、涙をのみました(^^; いや〜偶然とは言え、よくもまあ...という感じです。
そんなことをしながら、六本木の交差点近くまでウロつき、入り込んだ路地から撮ったのが、今日の写真です。その路地は、凸凹の激しい六本木の凸部を這っています。そして、その突き当たりが、ちょうどビル1棟分の空き地になっているため、スリットができて、その向こうに、六本木ヒルズが見えていました。地形的には、僕が立っている場所は昔からの高台。ヒルズが建っている場所は、昔は低地...です。が、見るからに、形勢は完全に逆転していますね。

【場所】港区六本木7丁目あたりです。

麻布十番商店街で

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今日は、全国的に、雨をともなう強風が吹き荒れたりと、大変な一日になったようですが、東京では、前日の予報ほどに荒れた天候にはならず、傘をさしている人もさしていない人も…という程度で、僕が歩いたかぎりでは、強風も突風も吹きませんでした。とは言うものの、空は厚い雲に覆われていて、ショボショボと雨も降っていました。
麻布十番で所用を済ませ、外に出たのは午後4時半をまわった頃でしたが、どんよりとした空のせいで、いまの時期にしては、かなり暗くなっていました。が、写真が撮れない暗さではありません。そこで、せっかくですから、最寄りの麻布十番駅ではなく、六本木駅まで歩いてみることにしました。
一の橋交差点から六本木ヒルズあたりまでは、麻布十番の商店街が連なっています。かなり古くからの商店街です。昔は、六本木交差点から坂を下って、この商店街あたりまでくると、とても港区の六本木近くとは思えない、下町的な匂いがしたものでした。が、いまでは、ヒルズができたり地下鉄が開通したことも手伝って、その匂いは薄れ、滅多に足を踏み入れることのない僕などは、「こんなだったかな〜」と、戸惑うばかりです。
が、そんな六本木の匂いの強い通りでも、時々、低湿地帯でよく目にするような、カートを引いた老婦人の姿も見かけました。特に、銭湯の周辺では…。そういった、昔から麻布十番にお住まいの方々の目には、どんどんよそ行き姿になってゆく町が、どのように映っているのでしょう…。
今日の写真は、そういった町で、定番のように目にする、再開発の現場です。更地状態でしたが、目隠しシートに、中国で撮ったと思われる写真がプリントされていました。「温故知新…よく言うよ」と思いながらも、写真に力があるので、視線は持っていかれます。ま、煉瓦塀にみせかけるような、妙な覆いなどに比べれば、遙かによろしいですしね。
ここは、しばらく様子を見ていましが、外国人を含め、老若男女…様々な人たちが通ります。通る人によって、写真の見え方も違ってきます。なかなか興味深いです。で、今日の写真は、この老人との組み合わせになりました。

【場所】港区麻布十番あたりです。

space F

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麻布十番から六本木まで歩いたことは、上のエントリーに書きましたが、六本木ヒルズを通過して、六本木交差点に向かっている途中の、上り坂がはじまる辺りで、ふと、このフラッグが目にとまりました。可愛い(^^; 空の色が濃いブルーに写ることは分かっていましたので、撮ってみると、けっこうイケます(^^; そんなわけで、拙ブログでは初か?と思しき、可愛い写真です〜(^^; たまには、こんなのも良いですよね。
このお店は、犬中心のペットショップでした。通りからちょっと中の様子を見ただけですから、どんなお店なのかまったく分かりませんが、実を言うと、お店のほうは、このフラッグほどには洒落てはいませんでした(^^; (まだ準備が整わないだけかも?です)
実は、昨日、孫娘のところで、捨てられた子犬を飼うことになり、その子犬の首輪とリードを僕がプレゼントしよう…と思っていましたので、「これ幸い、もしやこのショップに…」なんて思ったのですが、そういった商品は、ほとんど置いてないように見えました。残念ながら…。
ワンコ好きな方は多いことですから、もしも、あそこが良い…といった情報がありましたら、教えてくださ〜い。

【場所】港区六本木6丁目(やや自信なし)あたりです。

麻布十番1丁目

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午後、所用で、麻布十番の、あるインテリアデザイン事務所にお邪魔していました。商談…ではなく、談笑(^^;を終えると、外はもう暗くなりかけていました。
「でも、ついこの間までは、5時になると真っ暗だったよな…」などと思いながら、一の橋の交差点まで歩き、信号が青になるのを待っていたときです。やはり信号待ちをしていた、濃いブルーにグリーンが混じったような色のフェラーリが発進する姿が目に入りました。フェラーリという車は別に好きでもありませんが、フェラーリにしては地味なボディカラーです。暮れなずむ空の色や光、点灯しはじめた街の灯りと相俟って、なんとなく艶めくようなものが感じられ、ウッと惹かれるものがありました。で、咄嗟にシャッターを押したのがこの写真です。

【場所】港区麻布十番あたりです。

先日、ゆりかもめに乗って東京ビッグサイトに向かっているときに、車内から撮った写真です。この日は、いかにも梅雨どきという、街全体が雲のなかに突入したような、湿気の多い、はっきりしないお天気でした。
お台場に代表される東京ベイエリアは、特に若者の人気スポットのひとつに数えられています。が、僕は、なにか催しでもないかぎり、行くことはまずありません。特に、こんな日に「お台場に行こう」なんて思うことはあり得ません。が、そんな日にここを通ることになったのですから、裏を返せば、見る可能性のきわめて低い風景を見た、ということになります。ま、そう思えば「お、ラッキー」ってことにもなりますね(^^;
ここは東京湾の奥、日の出埠頭です。ゆりかもめの駅「日の出」があるところです。埠頭という名が示すように、荷揚げする岸壁に沿って倉庫が並んでいます。その向こうには、対岸の晴海や豊洲、有明などに建つ建物が、薄いグレーに霞んで見えています。なんとなく蜃気楼のように見えなくもありません。そして、手前の倉庫も、なんだか紙に描いて切り抜いたのか?と思うほど、立体感がありません。きっと、このお天気のせいで、影らしい影がほとんど見あたらないからなのでしょう。…影が薄い…ってのはこういうことを言うのでしょうね(^^;

【場所】港区海岸2丁目あたりです。

高輪の下町系断片

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高輪という所は、名前は良く知っていますし、ホテルがあったりする関係から、過去に何度か訪れていましたが、高輪とう町を自分の足で歩いたのは、初めてと言ってもよい状態でした。
高輪の歴史はもとより、地理的な高低差がある、なんてことすら、行く直前になってやっと知った程度でした(ちょっと大袈裟ですが(^^;)。そんなわけで、高輪をどう撮って、どうまとめれば良いのか…その焦点が合わないままに、とにかく歩き回った、というのが実情です。
しかし、僕は従来、どこを歩くにしても、その場所について下調べをしたり、地図を持参したりしていませんでした。とりあえず、無色のまま町に飛び込み、迷い、自分の五感でその町を感じとることが面白かったからです。それでも、歩いた後は、「あ、この町の匂いはこうなんだ…」といったものが感じとれたのですが、高輪については、それが通用しませんでした。
たったの2回ほど歩いただけでは仕方がないとも思いますが、多様な層が重なった手強い町です。この町にも、下町と呼ばれる低地がありますが、ゼロメートル地帯の下町とは明らかに雰囲気が違っています。いわゆる仮住まいからの発展型という雰囲気は感じられません。そして、面白いことに、台上にも下町(町屋と言うべき?)のような区画が存在します。また、通常は高台にあるお寺が低地にあり、参道が下りになっているという例もひとつふたつではありません。
そのあたりの経緯チェックは今後の課題として、今日は、とりあえず高輪を歩きまわり、集めた断片をご覧ください。でも、この3枚からも「何やらフツーとはひと味違う、このあたりの匂い」が感じられませんか?「きたな小ぎれい(^^;」とでも言うんでしょうかね〜(^^;

【場所】港区高輪1丁目・3丁目あたりです。

高輪台の西側斜面

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先日、はじめて高輪の低地を歩きました。ひじょうに興味深い場所でした。かなり再開発も進んでいますが、戦災を潜り抜けた建物もあちこちに残っていて、突然に、低地の湿度を感じさせる風景が目の前に…なんてことも多々ありました。ところで、今日の写真は、拙ブログとしては、かなり説明的な写真です。

まずは下左の地形図をご覧いただけますか…。薄い赤でマークした部分が、高輪台の西側斜面・崖で、その斜面に沿うように桜田通りが伸びています。下右の断面図は、その赤でマークした部分を東西に切った断面図(高さ強調)になります。今日の写真は、その断面図中、黄色でマークした斜面を這う階段路地を歩きながら撮ったものです。




桜田通りというと、幹線道路ですから、相当な交通量があります。そして、その通り沿いには、高層マンションなどが立ち並び、まるで要塞の外壁のような様相を呈しています。が、その外壁からほんの少しだけ内側に歩を進めると、そこには、むっとするような、湿度の高い、低地風景が待ち受けています。
そういった低地の底で撮ったのが、トップ中央の写真です。左隅に細い階段がありますが、その階段をのぼって、そのまた先に伸びる細い路地を抜けると、高輪台の二本榎通りに出ます。それだけではなく、階段の途中には横に伸びる階段路地が何本もあります。急な斜面に無理矢理つけた階段ですから、トップ左右の写真のような、かなり「あぶない」または「おもしろい」階段が随所に見られ、それらが造られた事情を想像して歩くだけでも、一日が過ぎてしまいそうです。ここもまた、通ってしまいそうな予感です(^^;

【追記】地形図・断面図には、カシミール3Dと「数値地図5mメッシュ(標高)」(国土地理院) を使用しました。
【場所】港区高輪1丁目あたりです。

昨日もエントリーした、高輪台駅のすぐそばにある、屋根付きの抜け道です。撮影日は今日です。「なぜ雨の日に?わざわざ…」とお思いになるでしょうが、実は、昨日ここで写真を撮っている時に「路面が濡れている時がベスト」と感じたからです。そして「人工照明が点灯してからがさらに良い」とも…。
というわけで、遅くなってから、傘をさして出かけてきました。結果は、写真をご覧いただければ一目瞭然なのですが、予想した通りでした。いや、予想を上回ってくれたような気がします。
今日は、たまたま、この家にお住まいの高齢のご婦人と、ちょっとだけお話することができました。そのご婦人によれば、この家は関東大震災後、おそらくは昭和初期に建てられたものだそうです。ここには、古い「高級鮮魚 魚勘」という看板が残っていますが、その看板のとおり、ここは、以前、両側ともに鮮魚の売場だったということでした。数年前に廃業なさるまで、60年間、ここで魚屋を営んでいらしのだそうです。
その魚勘さんも、この一帯の再開発にともない、来月末には取り壊され、跡地には地上29階のマンションが建つということでした。そんなわけで、魚勘さんの名前を記憶に残すべく、この屋根付き抜け道に「魚勘アーケード路地」という名前をつけてしまった、というわけです。
今日の写真は、昨日の写真とは反対の方向(桜田通り)に向かって撮ったものです。いや〜、それにしても、5月下旬とは思えない寒い日でした〜。

【場所】港区高輪3丁目あたりです。

都市徘徊blogに「高輪台で階段三昧」というタイトルの連載記事があります。凸凹の多い高輪を縦横に這う細い階段をお歩きになり、その印象を写真と文章で綴っていらっしゃるのですが、これが階段や路地歩きの魅力がライブに伝わってくる素晴らしい記事になっています。特に、「高輪台で階段三昧1」は、「ただ街を歩くだけで何が面白いのさ?」という問いに対する的確な返答も含まれ、必読のエントリーといえます。
そんな記事に刺激され、「高輪を歩きたい」と思っていた矢先に、こんどはカークさんの写真ブログに、「緑陽小径」や「濃緑に染まる家」など、高輪からの写真が登場。いよいよもってたまらなくなり、ついに本日、その高輪界隈を歩いてきました。

で、今日の写真については、いやに簡単ですが、高輪台駅前にある、屋根付きの抜け道です。ここは、通勤通学路になっているらしく、通り抜ける人の数は半端じゃありません。それは地下鉄のダイヤとシンクロしているようで、波のように、間を開けながらも途切れることはありませんでした。
屋根を見ると、半透明の波形プラスチックが使われていて、安っぽいのですが、その両側の家は、よく見ると、かなり古い建物で、かなり凝った造りをしています。片側には「鮮魚 魚勘」という看板が残っています。もしや、この屋根は、昔のアーケード商店街の名残なのかもしれません。人の波が寄せると現在になり、人の波が去ると時代がさかのぼるという、とても興味深い空間でした。

いちおう、最近の拙ブログでのお約束になりつつある、凸凹地図-高輪界隈版も制作してみました。
左地図は、カシミール3Dで表示させた「数値地図5mメッシュ(標高)」(国土地理院) に、GARMIN社「MapSource」で表示させた「Japan City Select」を重ね合わせたものです。(もっと広範囲にご覧になりたい場合はこちら(1200x1000)の地形図で)
右地図は、最近入手したプロアトラスSVプロアトラスSV航空写真を使用したものです。余談ですが、プロアトラスでは、航空写真とマップを切り替えるだけではなく、航空写真にマップを重ね合わせ、表示アイテム(道路や施設名など)を選択したり、マップの濃淡を調節したりできます。その点は、Googleマップに勝ります。
左右の地図は、ほぼ同じ範囲を表示していますので、見比べていただくことができます。僕にあれこれと解説まではできませんが、この高輪界隈、相当に凸凹が細かく、入り組んでいることがわかります。また、左下に見える区境が、谷戸に沿って凸形になっているところなど、興味深いですね。

【場所】港区高輪3丁目あたりです。

芝浦のエントリーを、wakkykenさんが様々な角度から読み取ってくださったことにより、僕の興味の矛先も思わぬ方向に向かい、それが今日のエントリーにつながりました。なんだか、わきたゼミで指導いただいている感じです(^^;
ま、そんなわけで、今日の写真は「昔の芝浦の運河沿いはこんな風だったに違いない」というものです。トップの写真ですら、既に護岸されてはいますが、「その昔はこうだったのだろうな〜」と思わせる部分がこうして残っていました。このように、人の生活が水のなかにまで入り込み、水と陸との境界が、いまよりもずっと曖昧だったに違いありません。
そして、こんな残骸も残っていました。ここは屋形船などの発着に使われていたりしたのかな?という感じがします。また、すぐ隣りに、船を上げ下げするクレーンらしきものが残っているところを見ると、船を係留して、何か作業を行う場所だったのかもしれません。ともかく、昔の芝浦あたりの運河沿い風景とは、こんなものだったのでしょう。
しかし、現在、行政が目差しているのは、明らかにこの方向のようです。ここでも、護岸と遊歩道の整備が進んでいました。プレジャーボートが並べば、都心に隣接した、お洒落なウォーターフロント風景が出現しそうです。おおイヤだ(^^; なんだか、画に描いた餅という感じがします。

【場所】港区芝浦4丁目あたりです。

芝浦バラック(追)

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一昨日のエントリー「芝浦バラック」の補足です。このバラック群は、まさに川端に建っていて、前を通る道はすぐ橋につながっています。この写真は、その橋のうえから撮ったものです。

見た目に「ウワ〜ッ!」という感じはありませんが、「ウヌ〜」という感じはありますね(^^; いったい、元々、どちらの方向を向いて建っていたの?と言いたくなるような構造です。増築の繰り返しがこのカタチを生んだのでしょう。そして、ここで目につくのは、目隠しです。かなりガードを固めてあります。

元々は、川端でもあり、人目を気にせず、開けっぴろげな構造だったのではないか?と想像します。が、高層ビルが増え、昼間の人口が増えると、人目に晒される機会も増え、そうもしていられない状況が生まれ、いつの間にかトタンの要塞的な造りになっていったのでは?と思います。

地味ですが、魅力があります。というわけで、絶滅危惧種のこの姿、追加しておくことにしました。

【場所】港区芝浦4丁目あたりです。

芝浦リバーサイド

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ここは、昨日エントリーしたバラックのすぐそばです。ここには運河があり、それに沿ってモノレールが走っています。
運河沿いには、"リバーサイド"空間を楽しめるようとの配慮でしょう…遊歩道が整備されています。が、まったく人影がありません。人の姿といえば、反対岸で巨大な超高層マンションが建設中でしたが、その現場で働く人の姿だけです。それも人の指程度の大きさにしか見えません。さほど幅のある運河とは思えないのですが、向こう岸までは、思ったよりも距離があるということですね。
この一例にかぎらず、ここでは、いわゆる町での生活から得た感覚が適用不能になるようです。すべてにおいてスケール感も質感も違い過ぎます。しかも、僕には、この風景が、どうしても、廃棄された都市のように見えてしまいます。
それでも、ここに住んで生活をすれば、そのうちそういった感覚にも慣れ、自分の住む町と感じるようになるのでしょうか…。

【場所】港区芝浦4丁目あたりです。

芝浦バラック

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羽田空港へ行く用があり、浜松町からモノレールを利用しました。モノレールは、運河の上や、埋め立て地に建つ大型倉庫や工場、超高層マンションの間を縫うようにして走るため、車窓からの眺めは、ダイナミックであると同時にかなり大味に感じられます。

そのなかにあって、周囲の建物とは、匂いもスケールも全く違う一画があります。そこには、古びた、小さなトタンの家が肩を寄せ合って並んでいて、モノレールに乗るたびに「おっ!」と気になっていました。

そこで、羽田からの帰りに、京急線を利用し、三田駅で乗り換えるついでに、その一画へ行ってみることにしました。場所は特定できていませんでしたが、モノレールに沿って歩けば問題なくその場に出るはずです。そんな調子で歩くこと約10分。難なくその一画に到着しました。

現地に立つと、モノレールから見おろすのとは違い、屋根の錆などが見えなくなりますから、想像したほどの凄さはありませんでしたが、今となっては、トタンのバラックがこうして横一列に並ぶ例は、他でもなかなか見られるものではなく、さすがに見応えがありました。しかも、よく見ると、左3軒と右3軒が対称になっています。が、完全に対称ではなく、中央の2軒は、間口の広さが半間ほど違っています。両端の家の屋根の角度も左右で違いますし、中央の2軒以外も間口が微妙に違うようです。

なんだか、この姿になるまでには、いろいろと物語が積み重なっていそうですね。しかし、周囲は高層ビルばかりという環境のなか、よくもこの姿で残っていたものです。

【追】より大きい画像を追加しました(2015年9月)。

【場所】港区芝浦4丁目あたりです。



先日、携帯が鳴り、誰か?と思えば、声の主は玉井さんでした。「麻布の谷戸を歩こうと思うが、都合はどう?」という内容です。あの元麻布の谷戸歩きなら何度でも大歓迎です。ということで、早速、行動に移すことになりました。
地下鉄で麻布十番駅まで行き、地上に出ると、突然、玉井さんがあらぬ方向に歩き始めます。何だ?と思っていると、玉井さんが、ある洒落たブティック(左写真)の内に消えてしまいました。そして、店内から顔をのぞかせ、「こっちへ来い」と手招きを...。近づいてみると、そこには、にこやかな笑みを浮かべた、美しい女店主が立っています。う〜ん、これはどう見ても妖しい。おそらく魔女だな...と警戒しながらも、玉井さんと一緒だから、ま、いいか...と思い、雑談などしていると、「仙台坂の下には、昔は長屋があって、雑色(雑式)と呼ばれていた」とか、「狸坂下の長屋って風情がある」などと、とても魔女とは思えない言葉を口にします。それが、実は、耳当たりのよい呪文だったようです。それから玉井さんと僕の、思いもかけない冒険が始まってしまたのですから...。

ガマ池への路地

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狸坂と呼ばれる坂を下りきったところに、存在を知らなければ、間違いなく通り過ぎてしまいそうな、細い路地の入口があります。その路地は、ガマ池の谷戸まで、約100メートルほどつづいています。
明治期の地図を見ると、ガマ池の北東から水路が描かれ、その先が狸坂まで伸びているのが分かります。おそらくは、その水路(ドブ川?)を暗渠化したのがこの路地だろうと思います。
今日の写真は、路地の入口から、左手のマンション敷地の擁壁と、右手の新築らしいマンションの間を抜け、いかにも谷戸の底らしい風景に出会う位置から撮ったものです。ここから先は、突き当たりの擁壁まで、右手に長屋などがつづき、左手は沼を整地した公園になります。
ここは、きわめて細い路地ですが、通行する人をニ、三人見かけました。地元の人は、通路として利用しているようです。
とは言え、この先は、ご覧いただけるような細さです。不用意に歩いていると、肩やバッグが家の壁にすれてしまう程です。部外者であれば、いつの間にか、息を殺し、忍び足になっている…そんな秘密めいた感覚にさせてくれる、濃密な空気に満ちた路地です。こんな路地が潜んでいるガマ池の谷戸。なかなか懐が深いです。

【場所】港区元麻布2丁目あたりです。

元麻布の路地

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昨日に引きつづき、元麻布にあるがま池の谷戸からです。
この谷戸の底には、長屋などが密集して建っていますが、この土地は、台上にある本光寺の所有になるそうで、建物はすべて、借地の上に建っているのだそうです。本光寺というお寺は古く、300年以上の歴史があります。したがって、この谷戸の土地も、宅地と利用されるようになってから、かれこれ100年以上にもなるそうです。
また、沼地に近い状態の土地を整地して宅地にしたからでしょうか、昔は、この土地が「新開地」と呼ばれていたそうです。が、いまや「新」どころか…というところですね。
この谷戸には、まだ高い建物がありません。最近建て替えられたばかりの家を除いては、平屋と2階建てばかりが並んでいます。最近は、何処の路地を通っても、何軒かが補修され、新建材の塊状態になっていたり、路地の先に高層ビルがそびえていたりして、興ざめすることが多いのですが、この路地にはそれがありません。
両側の長屋も、一部補修こそされていますが、無愛想な淡色の新建材の塊にはなっていません。そして、突き当たりは波形トタンの2階家です。路地の先端が、その家に上がるための階段になって消えています。さらにその奥に見えるのも樹木と空。しかも、前景には、ブリキの煙突まで見えます…。
ここまで条件が揃っている路地というのは、最近ではほとんど目にすることができません。ほんとうに貴重な、完璧に近い下町の路地風景ですね。ま、実は…、ここでも、振り向くと、視線の先に高層マンションがそびえているのですが…。

【場所】港区元麻布2丁目あたりです。

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