夕方、新宿を歩いていました。青梅街道沿いに、東口から西口に向かって…。空はまだ明るさを留めていましたが、ビルの谷間はもう暗く、歌舞伎町あたりの派手なネオンや電飾看板もすでに点灯し、夜を迎える準備万端…という感じでした。
そのあたりを通過して、JRなどの線路の下をくぐるガードに差し掛かったところで、ちょうど信号が赤に変わりました。その信号を待つ間に、周囲を見回すと、背後の区画…ちょうど3丁目の角…が再開発中で、フェンスに隠れていました。
最近の東京の街には、とにかく、工事現場を覆うフェンスが溢れていますので、もしも、信号待ちすることなく、横断歩道を渡っていたら、この角の再開発に気がつかなかったかもしれません。もう、僕の感覚が、フェンスに慣れっこ…を通り越して、麻痺しているようです。
というわけで、改めてフェンスを眺めてみると、角の部分がくぼんでいて、そこに自動販売機が設置されています。これがなんとも気になります。建物が取り壊される前から在ったものなのか? この工事に絡んで新たに設置・移動されたものなのか?
ま、そんなことを考えながら、向こうに少しだけ見える空の明るさと、手前の薄暗さとの対比にも惹かれ、シャッターを切ったわけです。そして、その写真が気になり、こうしてエントリーしているわけですが、その理由が、自分でもよく分かりませんでした。特に興味を惹くものも、記録すべき風物も写っていません。このフェンスなど、工事が終わればすぐに取り払われます。でも気になる…。で…、何故か?と、あれこれと考えているうちに、行き着いたのが、「これは街の波打ち際かな…」ということでした。
【場所】新宿区新宿3丁目あたりです。


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