後楽 春日 小石川の最近のブログ記事

小石川の飲んべえ御用達

ここは、白山通りから千川通りへの抜け道になっている一方通行路です。そして、この建物ですが、酒屋さんです。ま、ご覧になれば分かりますよね(^^; 近所の方の話では、古くからつづく酒問屋さんだそうです。モルタルを浮き彫りにしたような看板には「小西酒舗」とあります。ここを通りかかったときに、最初に目に飛び込んできたのは、白いプラスチックキューブのうえにカタカナを一文字ずつ載せて「キリンビール」と描いた特徴のある看板でした。そこで、その看板が取り付けられている建物を撮っていました。が、そのうち、昼間だというのに、けっこう頻繁に、いかにも飲み助といった感じの初老の男性が、ちょくちょく現れては、自動販売機でビールなどを買って行くのが気になり始めます。僕は、お酒がまったく飲めませんので、この感覚は分かりません。でも、見ているうちに、この一画は、なにか飲み助を惹きつけるオーラでも発しているような気もしてきます。でも、ま、それは考えすぎですね(^^; この酒屋さんが、この土地でいかに古くから商売なさっているか、ということだと思います。初老の男性客が多い、しかも通りがかりではない、というのがそれを物語っているようです。同じビールでも、近所に出来たコンビニで買った缶と、この行きつけの場所で買った缶とでは、きっと微妙に味が違うのでしょうね。

【場所】文京区小石川1丁目あたりです。

小石川のお伽の家

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この家、かなり疲れてはいますが、小さくてオモチャのような可愛さがあります。が、見てると、なんだかすっきりしません。家全体が傾いているのですが、いったいどの方向にどう傾いているのか...。垂直とか水平、直角って言葉には無縁のようです。きっと戦災後に、三角形に近い狭い敷地にバラックを建て、それを継ぎ接ぎして今日に至ったのだろう、と想像します。この家、疲れてはいても、それなりに大切に住まれているようで、それほど傷んでいる感じはません。むしろ、生きていて、いまにも歩きだすんじゃないかって感じがします。お伽話にでも出てきそうな家です。

【場所】文京区小石川3丁目あたりです。

小石川のえんま通り商店街には、元々こんな感じの店が道路の両側にずらりと並んでいた。いまではその大半がマンションに建て替わり、この3軒は、その谷間にポツンと残っている。このお店に特に思い入れがあるわけではない。娘が学生時代に、まん中のイーグル文京というパン屋さんで、よくパンを買って学校に行っていたらしいという程度だ。が、ここはこんにゃく閻魔前のT字路というせいもあってか、目印として強く記憶に残っている。旅人が、見慣れた風景を目にするとほっとするのに似て、この3軒が視界に入ると、自分の生活圏がもうすぐだ、という安堵感のようなものを覚える。ここを通り過ぎて、白山通りを横切ると、風景や土地の匂いが変わりはじめる。

【場所】文京区小石川3丁目あたりです。

小石川伝通院の前から柳町商店街へ抜ける、善光寺坂と呼ばれる細い道の真ん中に、ど〜んと大樹が立っている。ちょうど青木玉さんのお宅の前になる。現在は、この樹の片側だけが車道になっているが、以前は両側が車道になっていたため、いまよりももっと、道の真ん中に立っているという感じが強かった。どうしてこんな位置に樹が残ったかというと、この樹を切ろうとした人が、祟りで亡くなったため、その後、誰も切ろうとしなかったから、と聞いたことがある。そのせいで、この樹にはとんでもなく恐ろしい名がつけられている。しかし、その名をgoogle検索しても全くヒットしないので、僕の記憶違い、または縁起でもないので書くのはタブーなのかもしれない。ところで、この界隈では有名な大樹だが、いったいこの樹がエノキなのかムクなのか、いまだにはっきりしないという。青木玉さんは「祖父・幸田露伴はエノキと言っていた」と、著書「こぼれ種」のなかで書いていらっしゃる。界隈の住人も十人が十人ともエノキだと信じて疑わない、僕もずっとエノキだと思っていた。が、「専門家によると、どうやらこれはムクらしい」と、これまた「こぼれ種」に書いてある。ま、どっちでもよいが、この老木の樹肌、じっくり見ると、なんだか迫力を通り越して恐ろしくありません? 祟りがあっても不思議じゃないですよね。

【場所】文京区小石川3丁目あたりです。

文京区役所のお膝元にこの一画がある。えんま通り商店街のど真ん中だ。単に、ビルの谷間にある駐車場にすぎないが、中央に眩しいほどの赤いビルがあるため、空間に奇妙な緊張感が生まれている。余談だが、赤いビルはマルミヤといって、子供からお年寄りまでを対象にした洋服の安売店だ。元々この店は、ここから少し離れた柳町商店街という場所にあって、まさにバラックに毛が生えた程度の店構えだった。特徴と言えば、そこで値札を見なれるとユニクロの価格が高く感じられるほど、安いということに尽きる。外国からの友人を連れていくと、ホクホク顔で、長い時間をかけて買い物をしていたことを思い出す。それがこんなに大きなビルに生まれかわったとは...。最初に目にした時は、これがあの柳町商店街のマルミヤとはとても思えなかった。構えは変わっても、ここは下町の普段着の定番屋さんなんですね。商品と値札を見るだけでも楽しいですよ。

【場所】文京区小石川1丁目あたりです。

ビル漏れ陽

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ほんとうに背の高いビルが増えた。その分、影も長くなり、下界が暗くなった。夕方になって空を見上げると、まだまだ昼間のように明るいのに、もう通りは薄暗い。その頃になると、太陽が刻々と位置を変え、思わぬ時にビルの隙間から顔をのぞかせる。そして思わぬ所にスポットライトが当たる。石ころのように転がっていた風景が、突然、ストーリーのある風景に変化する。だが、そのスポットライトはあっという間に消え、ストーリーは結末を迎える。ストーリーのつづきを読むのは難しい。つぎに太陽のスポットライトが当たる場所など、太陽でさえ知らないのだから...。

【場所】文京区小石川3丁目あたりです。

朝刊を読んでいると、スポーツ欄の「巨人軍選手会が29日、東京ドームの22番ゲートで、1リーグ制などへの反対署名活動を行う」という記事に目がとまりました。ま、今日は暇だし、ネタになるから行ってみるか、と思っていましたが、そうこうするうちに、接近中の台風10号の影響でドッシャ降り。巨人の選手にはあまり興味はないし(僕は大洋、いや横浜ファンです)、行くのや〜めた、だったのですが、1時近くになると、その雨がピタリと止み、太陽さえ照りはじめました。んじゃ行ってみるか、というんで、デジカメ君をさげて家を出ました。東京ドームへは徒歩数分。着いてみると、どしゃ降りの雨だったというのに、けっこうな人垣が出来ています。夏休みに入っているせいか、野球少年や子供連れの姿が目立ちます。すでに22番ゲート入り口にはカウンターが並べられ、高橋、上原、阿部、元木といった主力組の選手達が横並びになって、けっこう真面目に署名を受け付けていました。署名する人の列の長さは言うに及ばず、まさに長蛇でした。雨が上がった直後に太陽が照りはじめたせいで、ドーム周辺は異様に湿度が高く、これを確認するだけで、サウナに入ったかのように汗びっしょり。早々に引き上げてきました。【付録】かろうじて見える上原・阿部両選手の姿。

路地坂上の家

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路地に縁のない生活をしている者が、路地を歩いてみると、「こういう生活もあるんだ」と感嘆する場面に度々出くわします。この家は、かなり急な坂の路地を上った所にあります。どこから運んだのか、つるんとした石を積み重ね、モルタルで固定した階段がついています。なにやら有機的で奇妙で、写真を撮らされた感じです。この階段の左手は、さらに急で狭い階段になっていて、その先にも民家があります。いったい、家財道具などを運ぶときは、どうするんだろう?などと心配になるほどです。でもきっと、あっと驚くマジックがあるに違いありません。一度その場面に遭遇したいものです。そして右手は、くねくねと曲がりながら、こちらも路幅を狭め、民家の前を通って、上の通りに抜けています。いずれも、物理的に見ると不合理な道かもしれませんが、人情・生活的に見ると、きっと、合理的な道なんでしょうね。門前の白い夾竹桃の花が、傾いた太陽の光に透けて美しく、印象的でした。

【場所】文京区小石川2丁目あたりです。

39.5℃下町

この暑さのなか、今日(20日)も、性懲りもなく、小石川を歩いてきました。昨日は蒸れ蒸れの暑さでしたが、今日は陽射しが強烈で、ジリジリと焦げ付くような暑さでした。夕刊の一面に「都心で39.5度」の文字。暑いわけです。いつもは文句言ってますが、こういう時は自動販売機がどこにでもあるってのは助かります。水分補給は欠かせませんからね。小石川では、いま、マンションの建設ラッシュです(都内では至る所でマンション建設ラッシュですが...)。建設現場というのは、最近は、かなり周辺の住民に神経を使っていますが、それでも騒音は出るし、大型のトラックやクレーン車などが往来して、騒々しいものです。神経に障ります。下町の家は、本来、夏場は窓を開け放ち、簾で目隠しをして、そこに朝顔を伝わせる、といった生活に適したように造られています。そこに建設現場が登場。物理的にも気分的にも焼け焦げてしまいそうです。いや〜すごい陽射しでした。

【場所】文京区小石川2丁目あたりです。

小石川の猫ビル

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あまりにも有名な、立花隆さんの仕事場「猫ビル」です。以前から一度見てみたいと思っていたのですが、近くにあると思うと、意外に足を伸ばさないものです。実際に見るのは今回が初めてです。この写真を撮ったのは、もう太陽がかなり傾いた頃でした。「なんて薄いんだ」と思いながら何回かシャッターを切り、次いで正面の写真を撮ろうと右手にまわって、ふと坂の上に目をやると、ベージュの薄手のジャケットの裾をひらひらさせながら坂を下ってくる人影が目に入りました。どうやら立花さんご本人です。ご本人を前に、無断でカメラを構えているのもどうかと思い、僕は立ち止まらずに坂をぶらぶらと上っていきました。坂の途中ですれ違い、しばらくして後ろを振り向くと、立花さんが猫ビルのドアを開け、持っていらした書類袋のようなものを放り込むと、中には入らず、再びドアを閉じて、向かいのビルに入っていらっしゃるのが見えました。この猫ビルですが、想像していたよりもずっと小さいです。が、ここは日本を代表する知の震源地なんですね。なんだか、日本の大学のキャンパスが無駄に広く思えてきます。

【場所】文京区小石川2丁目あたりです。
【付記】最初に猫ビルを見つけたのはこんな角度からでした。

都心のパズルな風景

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今日は仕事がひと段落したので、涼しげな風景はないか?と、ちょっとまわりを歩いてみましたが、風邪も治りきっていないし、あまりの蒸し暑さに、もうすぐに逃げ腰。昨日にひきつづき、またまた複雑系風景になってしまいました。こんなの見ると暑さが増しそうですね。すみません。最近はどこを見まわしてもビルとビルが入り組んでますよね。でもここは相当なものです。こうして写真にすると、どこがどうなってるのか、もうほとんど把握不能です。面白いと言えば面白く、ある意味感心します。フォトショップでちょっとかき混ぜると、即、抽象画かポップアートになりそうです。が、いくらなんでも複雑過ぎ。水平線一本の涼し〜い写真が撮りたいです。そうだ、久しぶりに湘南にでも行ってみようかな?

【場所】文京区春日1丁目あたりです。僕が立っている場所は文京区後楽1丁目になります。
【雑感】今日で6月もおわりです。どうやら今月は「毎日更新」目標がクリアできました。お付き合いくださった方々には感謝してます。しかし、母が入院中、父も要支援、僕自身は風邪こじれ、急ぎの仕事あり、という状態での更新は結構つらいものがありました。来月からはもっとラフにしようかな?とも考えてます。例えば、Kai-Gai 散策なんてのもアリかな?など...。

古書店と言えば、神田神保町が本場中の本場。つづいて本郷だろうか。この古書店は、そうした意味からは、ちょっと外れの小石川、こんにゃく閻魔(源覚寺)の近くにある。が、昔からそばを通るたびにとても気になる存在だった。古い建物の格調と、店先にうず高く積み上げられた本の山が、ある種の迫力またはオーラのようなものを発散させている。とかくこの手の古書店は、要塞のように客を拒む雰囲気になりがちだが、二階窓辺のゼラニュームの彩りが建物の印象を和らげ、客に親近感を感じさせている。良い古書店だ。

【場所】文京区小石川2丁目23あたりです。

バグっぽいパグ

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神社の境内でファインダーを覗いていたら、足下にゴロゴロゼイゼイと妙な音が聴こえてきた。ふと下を見ると、コロコロのパグが僕の両足の間に上半身を突っ込むようにして、僕を見上げていた。不細工な顔だがなんとも愛嬌がある。頭をなでるてあげると、仕事を終えたような顔をして、また、ゴロゴロゼイゼイと音を発しながら、股の下をくぐり抜けてノロノロと歩いて行った。このパグ、歩く速度が亀のように遅い。写真を撮りながらぶらりぶらりと歩を進めているのに、しばらくすると、また、ばったり出会ってしまった。「あ、そうだ、FrameDust さんに犬の写真って言われてた」ことを思い出した。そこで1枚。この1枚、番外編です。

【場所】文京区後楽2丁目あたりです。

「一九三一年 金婚記念」と印されている。みみずく家という煙草屋さんの屋根に立つ広告灯だ。最初に目にしたときは、もうびっくり。度肝を抜かれた。あたりの風景を完全に支配していた。それから随分と時間が経つが、この広告塔はちっとも古びない。最初に見た時のまま、すっくと立っている。抜群の存在感はいささかも衰えていない。背後に見える再開発ビルが束になってかかっても、この広告塔1本の個性と重みにはかないそうもない。
それにしても、この格調高い塔のまわりに、よくもまあこんなにゴチャゴチャと標識や電柱、電線を配したものだと思う。行政ってのは無粋きわまりないな〜。あきれる。

【場所】文京区後楽2丁目あたりです。

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