瀬山写真館 @ 川越

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この建物は、川越の、蔵造りの建物が軒を連ねるメインストリートからちょっと裏手に入ったところに在ります。初めて目にすると、か〜なり圧倒されます。

最初は、何よりもまず、外壁の黄色にウワッと驚きます。そして次に、その外壁にある文字 "写真" に、ん?となります。そして、ちょっと落ち着いて、改めて全体を眺めてみると、この建物、かなりな大きさをしています。全景はこんな感じです。建物後部は、基本的には南京下見張りと呼ばれる造りのようですが、そこに、上部がアーチ型をした出窓が付いていたりして、かなり手が込んでいます。

で、トップの写真に戻りますが、タイトルに瀬山写真館と入れましたが、実際に現在も写真館としての営業がつづいているのか否か...は不明です。正面には、確かに "SEYAMA Photo Studio 写真" と書かれた円形の看板が掲げられています。が、右手の金網状の看板には "瀬山新生堂鍼灸院" とあります。またも、ん?...という感じです。

というわけで、ちょっと検索などして調べてみました。手がかりはほとんどありませんでしたが、円形の看板が、現在の玄関灯の位置に付いている写真を目にしました。そういえば、玄関灯の後方に、円形の座のようなものが見えます。どうやら、この円形の看板は、玄関入口上から外され、(記念保存のため)屋根上に移された...ということのようです。ということは、もはや "瀬山新生堂鍼灸院@川越" が正解なのかも...ですね。

【場所】埼玉県川越市末広町あたりです。

川越晩秋

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暦的には、もう晩秋どころか、初冬を通りこし、真冬かもしれませんが、川越で、紅葉の盛りをすこし越えた大樹を目にしました。陽を浴びて、色鮮やかに輝いていました。

その手前に見えるのは柿の老木です。梯子がかかっているところを見ると、誰かが木にのぼり、色づいた柿をもいだ直後...のようにも感じられます。

城下町だったという川越のまちには、その名残が随所に残っています。が、同時に、こうした、農村を思わせる風景もあちこちで目にします。

左奥の家や右手の小屋の様子、柿の木への梯子のかけ方などを見ていると、どことなく、地つづきの暮らし...というものを思い浮かべます。すると、この空間のどこかから、落ち葉を焚く煙が立ちのぼっていても不思議はない...という気もしてきます。

落ち葉焚き...なんて言葉、もう忘れていましたが、そういえば、焼き芋が川越名物のひとつだとか...。さもありなん...な風景ですね(^^;

【場所】埼玉県川越市六軒町あたりです。

立門前の古長屋

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川越というところは、地域をあげて、景観保存に力を入れているようですが、その余波か、蔵造りなどの立派な建物以外にも、古い建物が多く残っています。

この建物もその一例です。立門前通り(りつもんぜん / 蓮馨寺というお寺の参道) と川越街道がT字にぶつかる角に建っていました。かなり古そうな長屋です。

実は、この向かい側(僕の背後)には、明治初期の創業で、建物も明治20年代後半のもの...といわれる芋菓子で有名な「芋十」さんがあります。
この写真を撮っていると、いつの間にか、そちらの奥様や若ご主人と話しが始まり、「実は、この長屋は、保存目的もあって、芋十さんが所有なさっていること」や「右に背の高い建物が接しているが、元々は、そちらも同じ長屋のつづきだったこと」などをうかがうことができました。また、「この建物の左側は川越初の喫茶店だった」とか「右側は寿司屋さんだった」といったことも...。

この建物、元々は、全体が、現在の右側2階部分のような造りだったそうですが、傷みが進むにつれ、表面をトタンなどで覆い、現在の姿になった...とのことです。築年などうかがうのを忘れてしまいましたが、ま、見るからに古く、良い感じにヤレていますね(^^; そして、ここでも、川越のあちこちで目にする「スカラ座の看板」が効いています。

あ、そしてもうひとつ...。左上に「立門前商栄会」の看板がありますが、その上に、三 四年前まで「ミュージックホール入口」のサインが在ったそうです。ということは、この参道が、ひと頃は、相当な人出で賑わっていた...ということを証明しています。それも併せて考えると、当時は、この建物も、喫茶店と寿司屋の看板が掲げられ、参道入口の建物として、輝いていたに違いない...ことが想像できますね...。

【場所】埼玉県川越市松江町あたりです。

長屋の裏庭

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前エントリーは、川越の象徴とも言われる塔"時の鐘"が写った風景でしたが、今日は、同じ川越でも、打って変わって...という風景です。

この場所は、観光資源中の資源である"時の鐘"からそう離れてはいません。長屋の裏手の路地わきに広がった小さな空間で、実にひっそりしています。ここに佇んでいるかぎり、"時の鐘"周辺の人の流れがうそのように感じられます。
しかも、この空間は、手を感じさせない程度に手が入っていて、とても清潔な感じがします。そして、しっとりとした空気と人の営みのにおいに満ちています。

前エントリーで「観光コースを一歩外れると、別のまちにでも来たかのような風景のなかに入りこみます」と書きましたが、この空間などは、まさに、その代表的な例と言えそうです。

ところで...です。実は、この路地の入口は、通り抜けできる路地の入口とはとても思えない造りをしています。他人の家への入口にしか見えません。ではどうして僕がここで写真を撮ったりしてたのか...ですが、それは、地元の人の行動を観察して学習し...です。ま、やや動物的ですね(^^;

というわけで、前&本エントリーと、川越の極端な2面を紹介しましたが、次エントリーからは、アットランダムに川越風景を...と思っています。

【場所】埼玉県川越市元町あたりです。

川越夜景

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川越に行ってきました。川越は、蔵造りの商家の連なる、古い町並みが残っていることで有名で、小江戸とも呼ばれていることは多くの方がご存知だと思います。

その川越ですが、東京都内からは、電車に30~40分も揺られていれば着いてしまう距離にあります。したがって、気軽に行ける観光地としても良く知られています。にもかかわらず、僕はこれまで川越を歩いたことがありませんでした。観光地はあまり歩く気になれない...ということもありましたが、実際には、単に機会が無かった...と言ったほうが当たっています。

今回は、たまたま川越に行く理由が出来たため、この機会を逃さず!ということで、腰をあげた...というところです。

実際に行ってみますと、蔵造りの家の連なりは、さすがに重量感と迫力があります。なるほど話題になるわけだ...という感じです。が、今日は日曜日だったせいもあるのでしょうが、道はクルマと人で溢れんばかり...。メインストリートはやはり完璧な観光地でした(^^;

が、いずこも...ですが、観光コースを一歩外れると、別のまちにでも来たかのような風景のなかに入りこみます。その辺りで撮った写真も追々掲載してゆくつもりですが、さすがと言うのかなかなかと言うのか...川越もやってくれます(^^;

今日は、初川越エントリーですので、観光コースと外れコースの中間点からの写真をアップすることにしました。川越のシンボルと言われる "時の鐘" が映り込んだ写真です。ちょっと暗いと思いますが、ほんとに暗かったのです(^^; 目が慣れてくると見えるようになると思います(^^;

【場所】埼玉県川越市大手町あたりです。

街道沿いの黄昏街

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ここは板橋区の幸町というところにある商店街です。

幸町というまちは、近くに川越街道という幹線道路が通ってはいますが、交通の便(鉄道)という面から見ると、やや陸の孤島気味...と言ってよさそうです。東武東上線の大山駅、地下鉄有楽町線の千川駅・要町駅...あたりが最寄り駅になりますが、ちょうどそれらの中間点になり、どの駅からもけっこうな距離があります。

そんな孤島症状(^^;の出た商店街というものは、とかくフォトジェニックだったりするのですが、現地を歩いていると、やはり、うらびれ感に満ちていて、淋しいものです。
この商店街も、立地条件からすると、そういった例にのひとつになっても不思議はありません。実際には、店舗が取り壊され、更地になっているところすらあります。が、こうして見るかぎり、さほどのうらびれ感は感じられません。

その理由は、色褪せていないブラスチックの花の存在、車両通行止めの看板が置かれていること、商店街入口の両側の店のテントが小ぎれいであること、その後方に店舗の看板がつづいていること...などが組み合わさって与える印象...のように思います。

こうしてみると、(商店街に失礼ですが)枯れ木も山のなんとやら...なんて言葉を思い浮かべますが、一方で、鶏と卵...なんてことも思いますし、難しいところです(^^; が、まちにも身だしなみとか表情って重要だよな...とは思います。

【場所】板橋区幸町あたりです。

線路沿いの暗街

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ここは東武東上線大山駅のすぐそば...かつ線路沿いの、飲食店が集まった区画です。

ご覧のように、かなりひっそりとした淋しい眺めです。目と鼻の先には、規模の大きいアーケード商店街があり、そちらは、平日の昼間でも多くの人で賑わっているというのに...です。人の流れというのは分からないものです。

すでに営業を止めベニヤ板で封をされた店もあります。また、近くには更地もあります。駅に近い場所ですから、どう見ても、再開発のターゲットになっているな...という匂いが強くします。そう遠からず、この場所にも、アーケード商店街の延長のような店舗やビルの姿が立ち現れるのでしょうか...。

僕自身は、こういった呑み屋街にはあまり縁がありませんが、それでも、こうした、ちょっと気を緩めることができる場が、まちからどんどん姿を消してゆくことに、一抹の...いえ、おおいに、不安のようなものを覚えます。

ところで、この写真ですが、ベニヤ板で封をされた部分に欠けているものがあり、全体を見たときの風景バランスが崩れているように感じられませんか...。これは、もはや、障害のある風景...とでも言えるかと...。

【場所】板橋区大山東町あたりです。

下板橋の青果店

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ここは住所で言うと池袋本町です。最寄り駅は下板橋駅になります。が、下板橋駅も、実は、池袋本町に在ります。下板橋駅は板橋区に在るとばかり思っていましたが、とんでもなかったです。

というわけで、このエントリーのタイトルもその傳で「下板橋の〜」としたわけですが、この辺りは、僕個人は...ですが、豊島区というよりも板橋区といったほうがピンとくる感じがします。まあ、地元の方からは「オイオイ」と言われそうな気もしますが...(^^;

そんな下板橋駅から南方向に、池袋本町通り商店街がのびています。この八百屋さんは、その商店街の下板橋駅から遠からず...の位置に在ります。

この商店街は、これまた大声では言いにくいのですが、かなり淋しい雰囲気です。元気ありません。が、そのなかにあって、この八百屋さんは、実に新鮮そうな野菜果物を店先に整然と並べ、元気が良さそうでした。夕方もういちど様子を見にきてみたい...と思わせるものがありました。

こちら、屋号すら書いてありませんが、そんなことよりも、いかに良い品を安く売るか...ということに集中なさっているように見受けました。
棚を見ると、新鮮そうな野菜や果物が無駄なく整然と並べられていて、実に、目に気持ち良く映ります。商品は「山」「束」「袋」の単位になっていて、それらに、50円・100円・150円・200円・250円・300円...と、50円刻みの値段が付けられています。この「安さ買い易さ」が、こちらの元気の素になっているのかな...という感じです。やはり基本が大事ってことでしょうか(^^;

【追記】こちらは"鈴木青果店"さん...のようです。
【場所】豊島区池袋本町4丁目あたりです。

深川暮色

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このエントリーをアップした日、その帰り道で撮った写真です。

この道は、深川資料館通り(旧江東区役所通り)ですが、面白いことに、この道の左側の住所は三好、右側の住所が白河です。もうひとブロックも行くと深川資料館、そこからもうひとブロック行くと大通り(清澄通り)に出ます。大通りに出ると、地下鉄大江戸線の清澄白河駅があります。

というわけで、この光景は、その駅に向かっているときに目にしたものです。

この日は、暮れてゆく空の色がわりときれいでした。そして、こうして歩いていると、都心に近い東京なのに、背の高いビルの姿が見えません。土地が平坦なところにもってきて、この連なる低い建物のシルエットです。これまで気づきませんでしたが、なんだか、やっぱり深川だな...と(^^; 妙に納得したりしていました。

すると、そこに、江戸風情とはおよそ縁遠い雰囲気のカップルの姿が...。実は、この通りを歩いていると、そんな、なんとなく「この通りとは場違い?」という感じのする若者をよく目にします。どうやら、このずっと後方に在る現代美術館が目的の人種のようです。

が、まあ、そんなことはどうでも良いですね(^^; とにかく、(デカい電飾看板は興醒めですが) 商店から漏れて暗い通りを照らすあかり...。そのあかりにシルエットになって浮かぶ人影...。薄いあかね色の空と低い家々のシルエット...という背景。しかも、ここは深川...。何か物語れそうな感じがしません?(^^;

【場所】江東区白河2丁目あたりです。

長命源

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西日暮里(感覚的には谷中)にあった健康食品の店"長命源"です。伝え聞いたところによると、最近、ご主人がお亡くなりになったため、店をたたみ、現在、建物の改築中とのことでした。
そんなわけで、"長命源"全体が写った写真(2005年夏撮影)がありましたので、記録をかねて、掲載しておくことにしました。

この建物ですが、とりあえず間に合わせで建てたバラックを、その後、折りあるごとに、辻褄合わせのような改修補修を繰り返し、この姿にまで仕立ててきた...という感じがします。
谷中の夕焼けだんだんのうえのひろっぱ(だったに違いない空間)に、戦後のどさくさ...を感じさせる建物がいくつかありましたが、この建物もそんななかのひとつでした。

こうして正面から見ると、けっこうスッキリとして見えますが、斜めから見るとかなり印象が違ってきます。こんな調子です(^^; ゴテゴテとかなり賑やかで、名物の面目躍如といったところです(^^; 懐かしい...。

【追記】"長命源"の詳細につきましては谷根千ウロウロさんをご参照いただけたらと思います。

【場所】荒川区西日暮里3丁目あたりです。
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