ひところ谷中

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この写真も、前エントリーの写真と同様に、かなり古い写真です。撮ったのは2005年の9月です。

5年ほど前ですからそう昔でもありませんが、街の風景に関しては、今と昔の落差というものが、ある日突然やって来る...ところがあるように思います。「10年ひと昔」的な変化は勿論ありますが、古い建物が取り壊されたり、新しい建物が建ったりすることで、一気に「昔度」に変化が現れます。

この一画は、この写真を撮ったころまでは、ほんとうによく歩いていました。「こうだから谷中は素敵だ!」という代表的な風景に思えていました。

この自動販売機と隣の洋品店の造作、何も神経を使うことなくはめられたアルミフレームのドア、とても大事にされている和洋の鉢植え...。どこを見ても、配った本人は無意識かもしれない気が配られています。それが、ばらばらに見える要素の共通項になって、風景をまとめあげています。

しかし、この後、この風景も大きく変わりました。それと同期するように、僕のハードディスクから、この辺りの写真が少なくなっていきます。

【場所】台東区谷中2丁目あたりです。

菅沼書店

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ちょうど3年前の2007年に撮った写真です。場所は北品川...旧東海道沿いでした。

なぜこうも古い写真を...ということですが、それにはわけがあります。またも写真を保存していたハードディスクが壊れてしまったのです。こんどはMAXTORという会社の製品です。その会社(もう無い(^^;)の社員に「動作が静かで発熱しない。製品に自信あり...」と薦められ、まあ日本製品に比べればデザインは良いし「そこまで仰るんだから...」と、購入にいたったものでした。

確かに、言われた通りに動作は静かで熱くもならず、「これは良い買い物をしたようだ」と、けっこう満足度が高かったのですが、結局こんなことに...。まあ、ハードディスクだけは壊れてみるまで分かりませんね(^^;

そんなこんなで、そのディスクに保存してあった写真を他のディスクから探し出し、当座のバックアップをして、しかる後、後継機は何にしようか?などといった作業をしていました。そんなことをしてるうちに見つけたのが、今日の写真というわけです。

かなり古そうな建物です。それが夜になって街灯の光に照らされた状態で撮っていますから、うまい具合にアラが隠れかつ経年の味が引き出されているようです。簡素な造りの建物のようですが、どこか重くなり過ぎない重み(屏風感覚?)が感じられ、惹かれます...。

【場所】品川区北品川2丁目あたりです。

作為風無作為景

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この場所は、住所は本駒込ですが、白山上の商店街と言ったほうがとおりが良いかもしれません。

僕は永らく白山に住んでいましたので、日常の買い物といえば白山上...という時期がありました。本は南天堂、オモチャは大成堂、総菜は小田原屋、クスリは高木薬局...という具合で...。

しかし、白山を離れてからというもの、そう行くこともなくなっていました。が、ちょうど去年のいまごろ、他でもない水族館劇場のテント設営の様子を見ようと、白山駅から光源寺に向かっているときに、久々にこの商店街を通りかかりました。

そのときに目にしたのがこの風景でした。上記した高木薬局が取り壊され、その奥にある建物の裏側が見える状況になっていました。この作為と見まごうまでの無作為ぶり...見事です...。

このあたりは、路地すら無いほど建物の間が詰まっていますから、通常は、建物の裏側どころか、側面すら見るのが難しいところです。こうして裏側がドーンと見えるなんてことは千載一遇のチャンス(^^;といえます。

しかも、高木薬局さんの場合は立て替えでしたので、この後すぐに建設工事が始まり、現在では(もうとうの昔ですが(^^;)新店舗での営業が始まっています。というわけで、この風景は、これが見納め...ということになりそうです。

【場所】文京区本駒込1丁目あたりです。

水族館劇場 2010 (9)

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つい先日まで、雨やぐずついた寒い日がつづき、冬に舞い戻ったようでしたが、その後、晴れたかと思うと今度はばか陽気...。昨日今日(4日5日)あたりは、夏を思わせる暑さでした。

水族館劇場の設営作業は、前半の悪天候にたたられた分の遅れを取り戻すべく、暑さのなか、黙々淡々とつづけられていました。

前回エントリーの写真は、先月末に撮ったものですが、その翌日にはテントをかぶせる作業が開始され、現在では、今日の写真のように、ほぼ全体がテントで覆われています。

ここまでくると、テントが風をはらみ、膨らんだりしぼんだりを繰り返すようになります。テント劇場が息をしている...という感じです。何かが宿ったようにも感じます。

これからは、テント内部の造り込み作業に重点が置かれるようです。現在の内部はこんな感じです。奥の段は観客席、ブルーのシートに覆われている辺りが舞台になります。また、屋外では、大道具や小道具の制作も同時進行しています。

そうした状況から判断するすと、日々かなり表情を変えそうな水族館劇場...とにかく目が離せません。

■カテゴリー : 水族館劇場

【場所】文京区向丘2丁目あたりです。

こもれび仕舞屋

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用あって保谷(ほうや)に行ってきました。

保谷という名は、西武池袋線の駅名としては残っていますが、10年ほど前に、保谷市と田無市が合併して西東京市になったことから、地名としては存在しないはずです。

ところで、西武池袋線は、あちこちで、大規模な高架複々線化を行っていますが、保谷駅でもホームの改良工事や駅前の大規模な再開発が進行中でした。

駅前を通る昔からの街道の両側には、商店街を形成していたに違いない...と推測させる古い建物が所々に残っていますが、大きな区画に整理された更地もまた目につきました。

そんな街道を西の方向に歩いていると、駅からそう離れていない場所で、こんな風景を目にしました。新緑が実にきれいです。そして、ごく一般的な道路脇にしては緑に厚みがあります。雑木林感覚です。さすがに市部です。

というわけで、ついその道に逸れて歩いてみました。そこで出会ったのが、今日の写真の家です。平屋の看板建築ですが、看板に文字が見えないところからしても、仕舞屋になってもうかなりの年月が経過した...という感じです。

しかし、新緑のあいだを漏れてくる光を浴びてひっそりと佇む仕舞屋...。なんとも惹かれるものがありました。それにしても、どんなご商売をなさっていたものやら...です。

【場所】西東京市東町3丁目あたりです。

すごい立入禁止

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ゴールデンウィークですね。皆様どうお過ごしになっていらっしゃるのでしょうか...。僕は、風邪で体調を崩した...以外は、日頃と何ら変わらぬ日々を送っています。

ところで、海へ山へ里へ...と、ゴールデンウィーク満喫組の方々は、そろそろ連休ボケに突入...という頃かと思います。そこで、その傾向に拍車がかかり過ぎないよう、この写真を歯止めにしていただこう...というわけです(^^;

この写真を撮ったのは、住所でいうと西品川ですが、感覚的には、戸越銀座のなかほどでちょっと脇にそれた辺り...という感じです。

わりと古い建物が残っている一画でしたが、再開発の途中だな...という感じの更地(駐車場)の奥に、雰囲気のあるトタンの二階家が残っていました。通りからはその側面が見えるのですが、正面を見ると、この写真のような有様です。

更地の奥の空き家...という、人目につかない条件が揃っているため、侵入が絶えなかったのでしょう。業を煮やした管理者が「これでもか!」とばかりにやってしまった(^^;という感じです。が、そういった事情を別にして見ると、これはもうポップアートの域に達していますね(^^; アッパレです(^^;

【場所】品川区西品川2丁目あたりです。

水族館劇場 2010 (8)

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このところ、冷たい雨の日がつづいたかと思うと、翌日は汗ばむ暑さになったりと、お天気が実に不順で、体調を崩す人が多いようです。

水族館劇場の設営現場では、雨が降ろうと寒かろうと、とにかく、危険のない範囲で作業がつづけられていますから、やはり体調を崩す人も出ています。いくら情熱があってもやはり生身ですから、これは致し方ありません。

僕も実は、先日来、かなりひどい風邪をひいたり、他に用があったりと、水族館劇場の設営現場を二三日見ていませんでした。が、21日の時点での様子からすると、もう骨組みはかなり出来上がっているに違いありません。気になります。

迷惑を顧みず、やまだsanに連絡をとってみると、超お忙しいなか、設営現場に直行し様子を知らせてくださいました。それによると「かなり進展が見られるが今日(29日)はシートをかけない」ということでした。しかし、と言うことは、明日にはシートをかけ始める可能性がある...ということにもなります。

シートがかかる直前の鉄パイプの骨組み...は、どうあっても撮っておきたいと思っていましたので、体中の節々をバリバリいわせながら(^^;家を出ました。そして、ササッと撮ってサッと引き上げる...という感じでしたが、とにかく、シートがかけられる前の、ほぼ完成した骨組み(内部の造り込みはまだこれからですが)...を写真に収めてきました。

■カテゴリー : 水族館劇場

【場所】文京区向丘2丁目あたりです。

宇 光 景

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前エントリーと同様に、先週の土曜日に、松戸市の「席亭 宇」で撮った写真です。

前エントリーの写真が、あまりに「報告まで」という写真でしたので、こんな写真も撮っています...そしてどちらかと言えばこちらが僕の写真です...という写真です(^^;

この写真については、「浪曲の夕べ」のリハーサル前に撮った...ということ以外に説明はしないことにします。説明がむしろ邪魔になるような気がしますので...。

前エントリーの写真のように、「何処で何が催されてどんな感じだった」という写真も写真ですが、この写真については、そんなことは二の次で、単に目の前に展開したこの場面を借景した...。それに、僕にとっては言葉での表現が難しい何かが乗ってくれた...という感じです。

しかし、この写真は、ある程度の年齢の方でないとしっくり見ていただけないかもしれませんね...な〜んて言う歳になりました(^^;

【場所】千葉県松戸市本町7-2です。


アップが遅れましたが(実は風邪で臥せっていました)、一昨日の土曜日に、松戸市の「席亭 宇」で、既にお知らせしていますとおり、『浪曲の夕べ』が催されました。その報告を兼ねてのエントリーです。

左の写真は、第一部の様子です。水乃金魚さんが、浪曲や、浪曲における曲師の技や浪曲師との関係など...について解説。その解説に沿って、伊丹秀敏師匠が実際に三味線を弾いてみせてくださる...という展開。
これは、これまでにない試みでしたし、60年を超える芸歴をお持ちの師匠にして「こんなことは初めてですよ」とのことでした。言うまでもありませんが、極〜めて興味深いものでした。

中央の写真は、第二部の様子です。浪曲師 富士路子さんがご登場。伊丹秀敏師匠は定石どおり、衝立の向こうに控えていらっしゃいます。が、第一部で「曲師はどういう場面でどう弾く、どうかけ声をかける...」といったことを聞いていますから、衝立の向こうの師匠の様子に想像が及びます。
この日も、(僕の勝手な印象ですが)富士さんと伊丹師匠との浪曲(コラボレーション)には凜とした清潔感のようなものが感じられ、さすがでした。

そして右の写真ですが、これは第三部とも言うべき懇親会の様子です。「席亭 宇」は、天丼と穴子丼を売りにする「関宿屋本店」の2階ですから、そちらから弁当と飲み物が配られ(料金に含まれています)、演者と観客が夕食を共にし、歓談です。これがまた滅多にない機会です。

と、まあ、本当に駆け足でざっと...ですが、「席亭 宇」における第一回『浪曲の夕べ』の報告エントリーです。

【場所】千葉県松戸市本町7-2です。

凸 黄

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これは我が家のすぐ近くに最近出現した風景なんですが、ちょっと不意をつかれました。そうくるか...という感じです(^^;

この場所には、もともとビルが在ったのですが、それが取り壊され、そこが都心の更地利用の定番とも言うべき有料パーキングになりました。そこまでは、よくある話しで、どうということもないのですが、面白いのはそれからでした。

その有料パーキングの真ん中(いちばん奥)に、何やら建ち始めたのです。最初は「もしや駐車場の管理小屋かな...」などと思っていたのですが、「それにしては建物が大きすぎる...」という感じでした。

が、間もなく姿を現したのが2階建ての家屋...でした。仰天です。なんせ有料パーキングのど真ん中です...。住居としてはちょっと考えられない立地です。が、その後、看板が付き、中華料理店であることが判明したわけですが、それにしても...です。

まあ、考えてみれば、(パーキングも店も同じオーナーであると仮定すれば)、車でくるお客さんから、食事代と駐車場代の両方をいただけるわけですから、頭が良いといえば良いですね(^^; しかし、この立地...実はこちらの写真でご覧いただいたほうが状況が伝わりやすいかも?ですが...見るたびに驚きとともに感心します。

【場所】文京区本郷1丁目あたりです。
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写 真 集 (by masa)

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