そもそもの話は、『玉川スミさんの米寿祝い公演』から、『映画"もんしぇん"応援団』にまでさかのぼります。
僕は、映画『もんしぇん 』を通じて、玉川スミさんの存在を知ったのですが、その後、主演女優・玉井夕海さん主催のパーティで、玉川さんの三味線漫談を聴く機会がありました。そして、その三味線の音に圧倒され、それが強く記憶に残ることになります。
そして後日、玉川スミさんの米寿の祝いを兼ねた公演がある...そこには玉川さんが声をかけた芸能の名人が集う...と耳にしたとき、「これは行かねば後悔する」と、迷わず足を運びました。これは僕にとって貴重な体験になりましたが、そこで特に強烈な印象を残してくれたのが、玉川スミさんの浪曲の曲師をつとめた伊丹秀敏さんでした。
そのときの伊丹さんの、"三味線"と"あいの手"と"間"だけで、浪曲師と対話し、語りや歌に興を添えるばかりでなく、聴き手の頭のなかに、浪曲の背景を描き出してしまう力...。これに衝撃を受けました。重ねて言いますが、"三味線"と"あいの手"と"間"だけで...です。
そんなことから、すっかり伊丹さんの芸に惹かれた僕は、お弟子さんの水乃金魚(きんとと)さんからテープを頂いたりCDを入手したり...ということから始まり、その後も、折に触れて交流させていただくことになりました。
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