Kai-Gai 散策 - Overseasの最近のブログ記事

パリ便り (5)

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今日もパリから…。撮った場所は、有名デパート "ギャルリ・ラファイエ" 前の路上です。
この日は、ロンドンからパリに移動した日でしたが、朝から雨が降ったり止んだりで、散策日和というには程遠いお天気でした。それでも、夕方近くなってから、上空に、時々青空がのぞくようになり、路面も乾いてきました。が、日本ほど路面がフラットにできていないため、所々に水溜まりもできていました。
以前のエントリーでも言及したことがありますが、英国の街でも、パリでも、路上にはけっこうゴミが落ちています。特にタバコの吸い殻が多いのには驚いてしまいました。なんせ、いまの東京では、路上に吸い殻が散乱している図をほとんど目にしなくなりましたから、それに慣れた目には…という感じです。
トップの写真は、ギャルリ・ラファイエの前で、人と待ち合わせているときに撮ったものですが、最初は、水溜まりにはさほど注意が行かず、浮いた吸い殻が気になるばかりでした。が、そこへ、やはり人待ちらしき少年が現れ、その姿が水溜まりに映り込みました。足元を見ると、「ダンサーの足だ」と言われても、うなずいてしまうような、スキッとした踝と腱です。途端に吸い殻が気にならなくなり…どころか、返って雰囲気だ〜などと宗旨替え(^^; 迷わずシャッターを切った次第です。

【場所】Chaussee d'Antin La Fayette, Paris あたりです。

パリ便り (4)

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今日もパリで撮った写真です。と言っても、写っているのはクルマのハンドル部分だけ…ですから、「何処で撮っても同じじゃん!」と言われると、「はい、そうですね」と答えるしかありません(^^;
それはさておき、このクルマですが、パリ郊外のミッシェル・ビゾ(Michel Bizot)駅近くの路上に駐車していました。プジョー203というモデルのようです。同社のサイトによれば「1948年にデビューした戦後初のニューモデルである203は…(省略)」とありますから、もうかなり古いクルマ…ということになります。ま、それは、ボディを見れば誰でもわかることですけどね(^^; で…、さほどクルマ好きでもないくせに好きな(^^; 僕としては、やはり通り過ぎるわけにいかず、しばらくウットリと眺めまわしていた…というわけです。
話は変わりますが、戦後間もない頃、日本では、日野自動車が仏ルノーと提携し、日野ルノーというクルマを製造販売していましたが、問題(でもないけれど…)は、そのハンドルを中心としたコクピットの雰囲気です。実は、20年以上昔に、江ノ島近くに駐車していた、その日野ルノーのハンドル部分を撮ったことがあるのですが、その雰囲気が、今日の写真に非常によく良く似ているんですね〜。見まごうほどに…。
時間的にも空間的にも、大きく離れた状態で、こうも似通った光景に出会うことがある…ということに、かるい驚きを感じながら、この写真をエントリーした次第です。

【場所】Michel Bizot, Paris あたりです。

パリ便り (3)

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関東ではまだ梅雨があけず、まともに町歩きできずにいますので、今日は、やや唐突ですが、パリで撮った写真をアップします。なんせ、パリでの写真は2枚アップしたに留まっていましたので、ちょうど良い機会ですし…。
というわけで、簡単な、写真の説明にうつります。左右の写真は、セーヌ左岸(リヴゴーシュ)で撮ったものです。もっと特定すると、カルチエラタン〜サンジェルマンあたり…ということになります。
このあたりは、昔から学生街として知られていた地区ですが、その後、新進デザイナーであった頃のサンローランが、シャンゼリゼなどの目抜き通りを避け、このあたりにブティックを開いたことから、ファッションの新興勢力が集まるようになり、一気に、パリのニューウェーブ発信地として、世界の注目を集めるにいたった…と記憶しています。また、そのサンローランのブティック名が「サンローラン・リヴゴーシュ」であったことから、リヴゴーシュという単語とその意味が広く知られるキッカケにもなった…と記憶しています。
ま、僕は、30年ほど前に、そういった風潮に乗せられ、この地区を訪ねたわけですが、確かに、街に勢いが感じられたのを覚えています。今回の訪問では、当時のような勢いは感じませんでしたが、やはり、落ち着いた、渋めでキラリと光るショップが、さりげなく、そこここに存在しているのは、さすがです。そして、僕はやはりシャンゼリゼ派じゃないな〜と再確認した次第です(^^;
で、中央の写真は、そのシャンゼリゼ大通りから少しだけ入った場所で撮ったものです。少し入った…と言っても、その両側には、シャネルやフェラガモをはじめとした、有名ブランドのブティックが並んでいます。さすがに、華やいだ光景が目に入ります。が、その一方で、それを虚ろに感じさせる光景も多々目にした気がします…。

【場所】Paris, Franceです。

なんだか日替わりメニューのようになってしまいますが、今日はまた、オックスフォードで撮った写真です。もうすこし細かく言うと、オックスフォードのカウリー通り(Cowley Road)で撮ったものです。この通りは、便り(8)で紹介したように、街の中心部から南東方向に伸びていて、その両側にズラリと商店が並んでいます。とは言っても、商店があるのは通り沿いだけで、一歩なかに入ると、もう静かな住宅街になっています。
ま、そんな感じの通りの、ある食品を売っている店の側面に、本来は、屋上などの高い位置のビルボードになるべき...と思われる、大きなサイズのポスターが貼られていました。店の側面をほぼ覆うほどの大きさです。それが目の高さにあって、大きな目がこっちを見ているわけですから、実際に見ると、相当な迫力があります。したがって、ここを通りかかるたびに、このポスターが気になっていました。
しかも、通りかかるたびに、ポスターの手前に置かれているものが違っていました。何も無い日もあれば、ゴミ袋が置いてあったり、自転車が立てかけてあったり...と、様々です。それに加えて、この前を人が通りかかります。それらの組み合わせによって、この場の雰囲気が、大げさに言うと、万華鏡のように変化します。そのなかで、もっとも惹かれたのが、この日の組み合わせでした。ま、その理由は、自分でもよく分からないんですけどね(^^;

【場所】Cowley Road, Oxford あたりです。

これは、僕がオックスフォードで最初に宿泊していた家の近くで目にした光景です。初老?のおじさんが、自宅の窓枠を塗り直しているところです。おそらく、これまでに、何度も塗り直しをしているのでしょう。梯子にのった姿勢が板についた感じがします。
日本でも、DO IT YOURSELF がかなり普及してきているとはいえ、イギリスに比べると、まだまだ...という感があります。僕が宿泊していた家のオウナーは、隠居した歯科医でしたが、ちょっとした不具合などを訴えると、すぐさまレンジローバーに工具を積んで駆けつけ、自ら修理をしていました。そんな感じですから、庭の簡単な手入れなどはもとより、窓枠の塗り替え程度は、誰もが、自分でやるもの...と思っているようなところがあります。
ところで、この、梯子にのって作業しているおじさんですが、そういったDIYの匂いとともに、ちょこんと鼻にのせた眼鏡やそのスタイルにもやられました。なんだか、ノーマン・ロックウェルが描いた絵の世界に通ずるものを感じさせられます。そして、このときふと思ったことがあります。ノーマン・ロックウェルが描いたのは "古き良きアメリカ" とよく言われます。確かにそうなのでしょうが、それらの絵のレイヤーを1枚めくると、そこには "懐かしい英国での日々" が潜んでいるに違いない...と。

【場所】Kingston Road, Oxfordあたりです。

この写真は、ブロード・ストリートと呼ばれる通りで撮ったものです。この通りは、文字通り、道幅がとても広く、広場のようにも見えます。道の一部がカフェになっていたり、道の中央にズラリとクルマが駐車していますが、それでも、まだ余裕…という感じです。
このクルマは、その道の中央に駐車していました。とにかく古い…ということは、ひと目見ればわかります。幌をおろした状態でしたので、コクピットもチェックしましたが、これはどう見ても本物でした。そして、ラジエターグリルに "Austin" のエンプレムがありましたので、オースチンであろう…ということだけは分かりましたが、年式などはとても分かりません。そこで、帰国してネットで調べたところ、どうやらオースチン セブンのツアラーというモデルのようです。1922年から1939年にかけて生産された…とありますから、このクルマは、生産されてから、すでに70年近く…またはそれ以上が経っていることになります。
これが、ピッカピカに仕上がった、いかにもクラシックカーという雰囲気でしたら「ほほ〜」程度で終わっていたのですが、問題はこのコンディションです。そこそこにヤレています。その具合がまた非常によろしいです。どう見てもほぼ実用車…という雰囲気で使われています。そこに痺れてしまいました。コクピット足元もこんな感じです。
…などと、駐車中のこのクルマを観察しているところへ、青年二人が近づいてきました。オウナー登場です。見ればまだ青年です。やりますね〜。で、ひと言ふた言かわした後、彼らはクルマに乗り込み、実に手慣れた様子で、発進してゆきます。う〜ぬ、参ります。しかし、この風景…西暦2007年に撮ったものとはとても思えません(^^; いまだに我が目を疑います(^^;

【場所】Broad Street, Oxfordあたりです。



ここまでに、英国の運河とナローボートについて、何度か紹介させていただきました。そして、産業革命の遺産ともいうべきそれらを、形をかえながら現在に活かしている、英国の文化の豊かさや奥深さに感心した...という内容の記述をしてきました。が、実は、手放しで感心してばかりはいられない...というのが今日のエントリーです。

中央の写真は、オックスフォードの家々の窓辺で目にした貼り紙ですが、最初は「何かな? 遊覧船の宣伝?」などと思っていました。が、これが大間違いでした。オクスフォード便り(11)で紹介したナローボートの住人たちに聞いてはじめて知ったことですが、こちらのサイトにも書いてあるように、いま、オックスフォードの貴重なボートヤードが、デベロッパーに買収され、再開発されようとしているのです。ボートヤードというのは、ボードを係留・陸揚げして、メンテナンスや修理などを行える施設のことで、これが無くなると、ナローボートの維持管理が極めて難しくなり、「運河+ナローボート」というシステムと文化そのものが大打撃を受けることになります。目にした貼り紙は、その再開発反対の意思表明だったわけです。

左の写真が、そのボートヤードですが、既にフェンスで囲われ、使用できない状態になっていました。そして、右の写真は、やはり、そのボートヤードの近くで撮ったものですが、かなり大規模な再開発によるマンション建設が進んでいました。そこには、昔、製鉄工場があった...と聞きました。とにかく、今後は、運河沿いの空間は、再開発すれば、ウォーターフロント住宅・施設として高値で販売できるため、デベロッパーが放っておかない...ということになり、こんな風景が増えるのは間違いなさそうです。
こうしてみると、運河とナローボートという素敵な文化も、実は、決して安泰なものではなく、それを育んだ土壌からやせ細ってゆく...という危機に瀕してもいるようです。

【追記】中央写真の貼り紙の画像はこちらにあります。
【場所】Oxford Canal, Oxfordです。




オックスフォードに滞在してみると、当然のことながら、東京との違いがあれこれ目につきますが、そのなかのひとつに自転車がありました。自転車を利用する人がとても多いことにも驚きましたが、自転車のデザインが豊富なことにも驚かされました。それも、わりとフツーな自転車のデザインが良いんですね。

東京or日本ですと、自転車に凝っている人と凝らない人との乖離が激しく、前者はとかく "カッコ良すぎる" 自転車に乗り、後者はママチャリに...という印象ですが、オックスフォードor英国では、フツーの人が乗るフツーの自転車がカッコイイんですね〜。それも "どことなく..." というのが良い感じです。

そんなことから、つい、おっ!と思う自転車に出会ったときは、できるだけ記録しておいたのですが、今日紹介するのは、そんななかから選んだ "働く自転車" です。これも、日本では、あまり目にしませんね。目にしても、黒塗りで、後部の荷台が大きい...程度のものが多くて...。ところが、英国では、ご覧いただければ分かるように、業種に合わせて様々な改造が施されています。どれも見ているだけで楽しい...って感じがしませんか? これに加えて、一般人の乗る自転車 &乗り方も面白いのが多いですから、それらだけ見ていても、街歩きが楽しくなります。

と言いながら、僕は、チャリすら持っていませんので(^^; 各自転車についての解説は省略です。以上、チャリコレでした(^^;

【場所】Oxford, UKです。

僕がオックスフォードに着いてから2週間滞在した家は、キングストン通りにありました。そこから街の中心部へは歩いて行くわけですが、その通りの名が、途中からウォールトン・ストリートに変わります。ちょうどそのあたりまで来ると、かの有名なオックスフォード・ユニヴァシティ・プレスの建物が見えてきます。そして、通りを挟んでその反対側あたりに、
こんなカフェレストランがありました。なんだかやたらと古そうな建物です。が、毎日のようにこの前を歩きながら、建物の素性を聞き忘れてしまい、言われがわかりません (確か…古い教会だったと思うのですが…)。すみません(^^; 今日の写真は、そのカフェレストランで目にした光景です。

イギリスでもフランスでも…ですが、犬の犬権がしっかりと護られているな〜と感じさせる光景をいたるところで目にしました。電車や地下鉄へは、リード付きではあるものの、犬自身が歩いて乗車するのは当たり前。レストランでは、飼い主が食事を終えるまで、その足元でゴロンと横になっている犬の姿すら目にしました。

ところで、この犬は、イングリッシュコッカーでしょうか…。屋外のテーブルにつき、のんびりと新聞を読む飼い主の膝のうえにちょこんと座り、実にお行儀良くしていました。「これは撮りたい!」と思い、歩を止めたのですが、位置が真正面になるため、ちょっとカメラを向けにくい状態でした。が、実に良いタイミングで、飼い主の婦人が、カップを返すようにして、コーヒー(ティーか?)を飲み干しました。顔がカップに覆われ、チャンス到来…というわけです。が、その瞬間、イングリッシュコッカー君が、恥ずかしかったのか、コクッと顔を下向きに…(^^;

【場所】Walton Street, Oxfordあたりです。

さて、昨日まで、オックスフォードと言っても、その周辺部に偏って報告していましたが、今日は、街の中心部に戻ります。オックスフォードという街は、街全体が大学(ユニヴァシティ)…と考えて間違いないようで、街中いたるところに城壁か?と思うような石の建物が連なり、その一部に、経年変化し、いかにも歴史を感じさせる門扉があって、それ開くと、奥にひらけた庭と校舎が見える…という具合です。そこは、門扉のある表通りからは想像もつかないほどに静かで、風格のある建物とさすがに園芸の国と思わせる庭とで、入り組んだ世界が展開しています。今日の写真は、そんな大学(カレッジ)などの多いハイストリートから折れる裏道で撮ったものです。

オクスフォードには、東京の路地のような道は、無くはないのですが、さほど多くありません。…というよりも無いに等しいと言ったほうが正確です。この写真の道も路地と呼べるかどうか?ですが、ま、表通りにくらべれば、かなり狭い部類に入ります。路上を細かく見ると、たばこの吸い殻や、ときには犬の糞まで落ちていたりと、さほどきれいでもないのですが、こうして写真にしてみると、風景の屋台骨がしっかりとしているせいか、そんなものをかき消してしまうパワーがあります。こんな街で生活しているのと、現在の東京の街で生活しているのとでは、住人の感覚が違ってくるのは無理もないですね(^^;

【場所】High Street, Oxfordあたりです。




今日も、引き続き、オックスフォード運河からです。イギリスは、とにかく、土地が平坦ですが、そうは言っても、やはり高低差はあります。したがって、そこを通る運河にも、当然高低差が生じます(と言うか…高低差をつけることにより浅い運河が確保できる…ということですね)。したがって、その高低差を解消し、ボートがどこまでも航行をつづけることができるよう、所々に、ロック(Lock /水門とほぼ同義 /辞書には閘門(こうもん)と記されています)が設けられています。この構造を正確に説明するためには、多くの写真やイラストを使用しなくては難しいので省きますが、ざっと説明しますと、水門を開閉して水を移動させるのではなく、この写真(手前がオックスフォード運河、向こう側がテムズ河です)のように、ラック&ピニオンのギア装置を使用して、パドル(paddle)と呼ばれる横穴or水門下部の扉を開いて水を移動させ、水位を合わせます。そして、水位が合ったところで、中央の写真のように、水門をスイングさせるように開きます。と、まあ、実に雑な説明ですが、なんとなくお分かりいただけたでしょうか?(^^; ちょっと雑過ぎますね(^^; ま、ご覧になる方々の想像力に期待です(^^;

左右の写真は、このロックで解消する水位の差を示す写真です。ボートが逆向きになっていますが、このときは、方向転換するために、いったん川幅の広い場所にボードを出し、回転させて元の運河に戻していたためです。ま、それはそれとして、この2枚の写真を見比べると、けっこうな水位差があることがお分かりいただけると思います。しかし、この程度の水位差は、どうということはないレベルのようです。他所では、2メートル程度の差を解消するロックを見ましたし、ロックが何段にも連なる場所もあるようです。
それにしても、原始的な装置ではありますが、これを実際に見ると、やはり、よく考えたものだ…と感心します。そして、それを日常的な道具として、当たり前のように操作するナローボート住人たちに、敬意を表したくなってしまいます。素敵なヤツらですよ…ナローボートの住人たちって…。

【追加】東京にもロックゲートなるものが存在するようです。こちらのブログで紹介されていました。
【場所】Oxford Canal, Oxfordです。



昨日に引き続き、オックスフォード運河で撮った写真です。運河沿いには、ずらりとナローボートが停泊していて、そのなかで人が生活しています。しかし、どこにどう停泊しても良い...ということではなく、イングランドやスコットランド、ウェールズの運河を管理する公共団体 British Waterways により、短期停泊可または長期停泊可...など、一定のルールが決められています。そして、河岸にはボート生活者のための水道蛇口なども設置されていました。場所によっては、郵便受けや電源すら設置されています。これら施設(水門を含む)の利用者は、運河やテムズ河を管理する団体の会員であり、ボートの大きさなどに応じて、年間300〜400ポンドの会費を支払っているそうです。
今日の写真は、そんなナローボートでの生活が感じられる場面集...という感じです。一枚ごとの説明は省きますが、ちょっと違いますよね〜やはり。しかし、このあたりに、ちょっとですが、長屋路地...といった匂いを感じました。

【場所】Oxford Canal, Oxfordです。



昨日の午後、東京に戻りました。オックスフォード滞在中に、もう少しエントリーしたかったのですが、その後、ネット接続ができない状態がつづき、結局、帰国した今日になって...ということになってしまいました。また、引き続き、宜しくお願いいたします。
今日の写真は、オックスフォード便り(5)で紹介させていただいたオックスフォード運河沿いで撮ったものです。運河沿いには、細い1本の道が延びていて、いまは、その道が散策路や自転車での通勤路として使われていますが、昔は、ボートを曳く馬が歩く道だったということです。
写真は、3枚ともに、その細道から、対岸の家の裏庭を撮ったものです。所々に、建物の一部である茶褐色の煉瓦が見えますが、その建物の向こう側は、もう普通の住宅街...という表情をした町並みです。そちら側を歩いているかぎりでは、とても、こういった、鬱蒼とした緑に覆われた運河風景など、想像もできません。事実、僕も、クルマが連なるように駐車している町並みの裏手に、今日の写真のような風景が潜んでいようとは、想像もできませんでした。見てびっくりです。また、細道を挟んで反対側(僕の立ち位置から言うと背中側)には、もう草原が広がり、そこでは、野ウサギが跳ねたりしています。運河の存在に気づいて以来、この住空間と大自然との距離の近さ...このことに驚かされつづけていました。
ま、東京の街には、住空間とコンビニ・自販機との距離の近さ...という利点はありますけどね〜(^^;

【場所】Oxford Canal, Oxfordです。

今年のイギリスの夏は、オックスフォードに限らず、雨の日が多くて寒い…と、誰もが口にします。今日(30日)も朝から雨で、日付が変わった今でも、降り続いています。僕も、こちらに来て、折りたたみの傘を買いました。たとえ晴れていても、いつ降り出すかまったくわかりません。どう考えても、傘の携帯は必須です。
今日は、そんな雨をついて、オズニー(Osney)にあるテムズ川の ロック(閘門)や、ビンゼイ(Binsey)という小さな農村を訪ねてきました。が、今日もまた…という感じになりますが、トップの写真は、そのいずれでもなく、オズニーからの帰りに、オックスフォードの鉄道の駅前を通る道で目にした光景です。右の男の子、まだ若いのに、いかにも傘の扱いに慣れている…という感じです。板についている…というのか…。さすがに地元の子ですね(^^;
この道をまっすぐ行くと、オックスフォードの中心街にでます。僕は、その中心街を抜け、ハイストリートを通って…テクテクと家まで歩いて戻りました。雨のなか、本当によく歩いた…という感じです。オックスフォード滞在も、もう残り1日…となりましたので…。

【場所】Park End Street, Oxford あたりです。

実は、今日、二週間ほど滞在したキングストン通りの家から、おなじオックスフォード市内ですが、ディビニティ通り(Divinity Road)の家に引っ越しをしました。引っ越し先は、オックスフォードの中心街から南東の方向になります。Google Earth では [51°44'47.57"N 1°13'49.31"W] の位置になります。
これまで滞在していたキングストン通りが、やや高級住宅街だったのに対し、今日から滞在するディビニティ通りあたりは、やはり住宅街ではあるものの、住人に学生や労働者が多い...という感じです。そして、町なかで、中近東の人の姿を多く目にします。近くにモスクがあり、レバノン料理の店が多い...というのもうなずけます。
キングストン通りあたりに比べると、やや治安が悪い感じがしますが、その分、気取ったところがなく、気楽に下町感覚を味わえる町...生活しやすい町...という感じです。
今日の写真は、そのディビニティ通りの家のすぐ近くを通っているカウリー通り(Cowley Road)を撮ったものです (写真奥の方向にオックスフォードの中心街があります)。この一角には、雑貨店や果物店、コーヒーショップや中近東系・アジア系の飲食店、スーパーなどが並んでいて、用を足すのにとても便利です。ここで1週間ほど過ごすと、帰国の日になります...。いや、なんのかんの言って、けっこう疲れてきてます(^^; 昨日・今日あたりは、もう真冬の寒さですし...。

【場所】Cowley Road, Oxford あたりです。

またも時間が空いてしまいましたが、元気にやっています。ひとりで居ると、なかなか雑用も多く、一日中歩きまわってばかり…というわけにもいきませんが、その後、やはり運河が気になり、その周辺を歩いたりしています。
が、今日の写真は、ご覧になったとたんにお分かりいただけるかと思いますが、ロンドンにある、バターシー発電所(Battersea Power Station)の写真です。
この発電所の煙突はもう取り壊された…と聞いていたのですが、先日、パリ行きの列車に乗っていたときに、車窓から、この有名な4本煙突が見えたのです。もう存在しないもの…と思い込んでいただけに、目に飛び込んできたときには「おお〜っ」とかなり興奮しましたね〜。で、「パリから戻ったら、是非ともコイツを写真に収めておかねば!」と思った次第です。

というわけで、26日に現地へ行ってきました。ロンドンのビクトリア駅から10分ほど歩くと、テムズ川沿いに出ます。そこから対岸にそそり立つ4本煙突を見ることができます。ま、言わば、単なる閉鎖された工場ではあるのですが、この4本煙突を目の前にしたときは、なんだか感無量でした。聖地巡礼(^^;という感じですね。
ネットでちょっと調べてみると、1930年頃から建設計画が始まり、1939年頃までにバターシーA(写真では手前の2本)が完成、1955年頃までにバターシーB(写真では奥の2本)が完成…とあります。したがって、バターシー発電所は、実際には、2つの発電施設で構成されていることになります。また、これはヨーロッパ最大の煉瓦建築である…という記述もありました。ご興味がおありの方はこちらのサイトをご覧になってみてください。
どうやら、再開発はかなり問題になっているようです。が、現地では、写真からもお分かりいただけるか?と思いますが、手前右の煙突に足場がかかっています。これはどう考えても取り壊しの準備なんでしょうね。この4本煙突の運命はまだ分かりませんが、やはり再開発の名のもとに消えてしまうのでしょうか…残念ながら。
しかし、テムズの対岸から4本煙突を撮っているときに、通りかかった高齢の英国人男の口から「あれはとんでもないクズ(mess)だよ」という言葉が発せられ、ちょっとびっくりしましたが、やはりいろんな感じ方や考え方がありますね。いったいいつまでこの姿を眺めることができるのでしょう…。もしや、保存を求める署名活動なども行われていますから、土壇場で、公園に衣替えをして保存される…なんてことがあるのでしょうか…。少なくとも、そう願いたくなる、圧倒的な存在感でした。

【場所】Battersea, Greater London あたりです。

パリ便り(2)

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パリでは、ミッシェル・ビゾ(Michel Bizot)駅の近くのアパートに投宿していました。新築のアパート(マンション)なども多く見られますが、パリ南東部郊外の閑静な住宅街…という感じの町でした。
パリでの二日目は、そこから出発し、サンジェルマン(St-German des-Pres)とシャトレ(Chatelet)あたりを中心に歩きました。サンジェルマンは、30年以上も前のことですが、2週間ほど滞在したことがあり、パリに居ると思うと、やたらと懐かしく感じられ、どうしても行ってみたくなった…というわけです。歩いてみると、「30年前とほとんど変わってないな〜」という感じです。お店こそ入れ替わりもありますが、当時のまま営業をつづけている店もあり、なんとも懐かしさでいっぱいの散策になりました。このあたりは、相変わらず、静かで洒落た街…という印象です。
つづいて行ったのが、シャトレという街です。ここは、東京の渋谷・原宿あたりに相当する街だ…ということをパリ出身の若者に聞いていたので、ぜひ行ってみようと、前日から決めていました。地下鉄の駅から地上にあがってみると、確かに居ます。カッコつけた若いのが…ごろごろと…。こんな感じですね。実際に、ちょっと過激ですが、めちゃんこ決まった連中がたむろしています。それを眺めているだけでも面白い街です。
が、今日の写真は、そんな街で…パリでは、あちこちで目にしましたが…物乞いする人の姿です。これは男女を問いません。子供と犬を連れてカフェの客に物乞いする婦人すら目にしました。写真の男性は、いわゆるアル中のようです。これは多く目にします。ま、多くの人は素通りですが、なかには、立ち止まり、コインを差し出す人もいます。そんな人が想像以上に多いのです。これには妙に感じ入るものがありました。きっと、ヨーロッパでは、物乞いをするに至る事情…というものが、日本の比ではないほどに、身近に感じられるのでは…と想像します。
物乞いと通行人…この二人が、親しげに会話する姿を見て、街の懐の深さ…のようなものを感じさせられました。

【場所】Chatelet, Paris あたりです。

パリ便り(1)

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実は、急に決まったことですが、いま、パリに居ます。日曜日(24日)にはオックスフォードに戻ります。コメントをいただいていますが、それまでお返事できません。申し訳ありません。
英国からはユーロスターという高速列車を使ってパリに入りました。ロンドンのウォータールー駅から約3時間程度でパリに到着してしまいます。パスポートの提示は必要ですが、なんともお手軽になったものです。
実は、パリでは、知人宅に宿泊させていただいているのですが、なんとパソコンの電源コードを忘れてきてしまったため、バッテリーが無くなるまでの運命ということになってしまったのです。なんともドジです(^^;
が、そのお知らせだけでは、あまりに素っ気ありません。ので…とりあえず、22日に、シャンゼリゼ近くで撮った、どんでもないデザインの建物の写真をアップします。ま、遠くからこの建物が見えたときには、我が目を疑いました。「パリはやっぱり凄すぎる!(^^;」と…。
で、雨のなか、近くまで行ってみると、これは建設中の建物を覆っているシートにプリントされたものでした。ま、人騒がせではあります(^^; しかし、このアイデア、よくも考えついたものだと思いません? やはりパリですね。

【場所】Champs Elysees, Paris あたりです。



今日の写真は、3枚ともに、オックスフォード運河で撮ったものです。この運河は、いま僕が滞在しているキングストン通りからは、歩いて数分のところにありました。
この日は上流(という言い方は変な感じもしますが(^^;)に向かって、運河沿いにつづく細道を歩きました。このあたりは住宅街で、そうでなくとも、静かでのんびりとした環境だと思っていましたが、運河のレベルに下りると、途端に、それに輪をかけて静かになります。場所によっては、ジャングルの奥のちょっと拓けた場所...という雰囲気さえします。
運河沿いには、家が建ち並んでいます。それらの家々は、玄関側は舗装された道に面していますが、裏庭は運河までつづいます。そして、ほとんどの家には、その裏庭から運河に漕ぎ出せるように、簡単なボートが係留されています。が、その風景は、優雅という表現は適当ではなく、より自然と親しみ触れ合う生活(実質)を大切にしている...という雰囲気を強く感じました。

左の写真は、ハウスボートが運河を下っているところです。これから塗装をやり直すため、工場に向かっているところだ...ということでした。
中央の写真は、運河にかかる橋のひとつを絡めて撮ったものです。運河沿いの細い道を、自転車で通勤しているらしき人が何人も通ります。道をあけると、必ず、サンキューとひと声かけて通り過ぎてゆくのが素敵です。
右の写真は、運河のかなり上流で撮ったものです。古いタイプの跳ね橋がありました。これを見て、お〜運河だな〜と、ひとり興奮していました。実は、水位の高さを解消するための、これぞ運河!という風景もあるのですが、それはまたいずれ紹介します。

【場所】Oxford Canal, Oxfordです。

19日に、ロンドンに行ってきました。オックスフォードからはバスが何便も出ていて、所要時間は約1時間。たいした距離ではありません。これなら気軽に「ちょっとロンドンまで買い物に...」という気になります。
ロンドンはなんと32年ぶり(^^; 前回訪れたときの記憶などほとんど残っていません。ま、前回は2泊しただけでしたし...。そんなわけで、実際には、初めて...という新鮮な気分でロンドンに入ることができました。
この日歩いた主な場所は、新旧のボンドストリートあたりです。古い重厚な建物だらけであることをのぞけば、ま、東京でいう銀座...といった感じです。どうも僕向きとは言えませんが、街行く人のシーンを切り取るには題材に事欠かないことは確かです。
いろいろアップしたいシーンはあるのですが、そのなかからトップの写真を選びました。これはセルフリッジという、ハロッズと並ぶ有名デパート近くの通りで撮ったものです。時間は午後8時半過ぎ...。デパートを出て、バス乗り場に向かって歩こうとしたところ、急に、かなり強い雨が降り始めました。傘をさしていたのですが、このシンプルで強い視覚効果の感じられるKatharine Hamnettポスターに惹かれ、やむなく(^^;カメラを取り出し、撮ったものです。

【場所】Bond Street, London あたりです。

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